ハイスクールD×D~スペードの切り札~   作:保志白金

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アーシアとの出会いやデートはイッセー視点になるので、とばすか、少なめになります。要望が多かったら書きますが


俺の「仕事」

結局、俺のモヤモヤが晴れないまま数日が経った。正直姫島先輩本人に聞くかどうか悩んでいる。しかし、自然に聞き出せそうなタイミングが見つからないし……………よし、もうこのことは一回忘れよう。いずれわかるかもしれないし、このままだと日常生活に支障をきたしかねない。

 

「よっ、ハジメ……最近のお前の顔酷いぞ」

 

俺、そんなやつれてるのか?

 

「そ、そう見えるか?気のせいだ、気のせい……」

 

「お、おう」

 

「ところで、悪魔の仕事とやらの調子はどうなんだ?」

 

「うまくいったり、いかなかったりの半々だな」

 

イッセーの話によると、悪魔とは契約を結び、相手の願いを叶える。その代償として、それ相応の代価をいただく。そういうシステムだそうだ。そうして、活躍が認められると、爵位をもらえるかもしれないらしく、イッセーも張り切っている。

 

それとは別の話になるが、イッセーも神器を持っていたらしい。それで堕天使に命を狙われたそうだ。

 

「俺、今日はバイト休みだし部室に寄ろうと思ってたから、行こうぜイッセー」

 

「お前、家帰った方がいいんじゃないか?別に強制参加じゃないんだろ?」

 

「だから、大丈夫だよ」

 

ちなみに、俺は人間であるし、バイトも入っているので、空いてる日に顔を出せばいいことになっている。………俺がいる意味ってあるのだろうか?

 

 

 

 

 

◼◼◼

 

 

 

 

 

「入ります」  「失礼します」

 

「今日は来れたのねハジメ」

 

「今日はフリーだったので、顔出しに来ました。ところで俺のすることってなんなんですか?」

 

「はぐれ悪魔の討伐に協力してもらうわ、もちろん他にもあるけど」

 

「はぐれ悪魔?」

 

なるほどね。……イッセーはまだ理解していないようだが。

 

「そうだったんですね、そういうことなら喜んで」

 

「お話は済みました?」

 

「「わっ!」」

 

いつの間にか俺達の背後に姫島先輩が立っていた。心臓に悪い。

 

「何かしら、朱乃?」

 

「部長、討伐の依頼が届きました」

 

言ってるそばから早速仕事か。

 

「場所はどこですか?」

 

「場所は町はずれにある廃屋です」

 

「じゃあ俺、今から向かいます」

 

「ちょっと待ちなさい。まだ全員揃ってないわ」

 

「しかし、一秒でも早く行った方が犠牲者の出る可能性は少なくなる!だから、俺は行きます」

 

「それでも、一人は危険よ!」

 

「なら、私がハジメ君の付き添いをします。二人なら問題ありませんよね?」

 

「朱乃………了解したわ。ただし、二人共無理はしないこと。いいわね?」

 

「「はい!」」

 

 

 

 

 

ブルースペイダーを旧校舎前に呼び出し、飛び乗った。

 

「姫島先輩、後ろに乗ってください!」

 

と言って、ヘルメットを差し出す。

 

「え?」

 

先輩はキョトンとしている。まぁ、バイクが自走してきたら、誰だってびっくりするか。

 

「急いでるんですから、早く!」

 

こうして、先輩と二人乗りをして、その廃屋へと向かったのだが……。

 

『こうなるって、考えられなかったんですか?バカなんですか?』

 

やや怒りっぽい口調で霧が言う。

 

(し、仕方ないだろ?その緊急なんだし)

 

先輩の胸が当たって、落ち着いていられなかった。

 

 

 

 

 

◼◼◼

 

 

 

 

 

 

「ここですね。はぐれ悪魔がいるのは。行きましょうか姫島先輩」

 

俺はバイクから降りて、廃屋に入ろうとする。

 

「ねぇ、ハジメ君?」

 

姫島先輩が突然話かけてきた。その表情はいつもとは違い、スッキリしない表情をしていた。

 

「なんです、姫島先輩?」

 

「私のことは『朱乃』と呼んで下さらない?」

 

「………は?」

 

「苗字で呼ばれるのは、あまり好きではありませんの」

 

俺の思考が一瞬止まりかけた。俺は悩んだ結果……。

 

「さすがに呼び捨てはちょっと気が引けるので、……これからは朱乃さんって呼ぶので、これでいいですか?」

 

「えぇ!構いませんわ」

 

すると表情が一変し、急にいつもの笑顔に戻った。俺はその仕草にドキッとしてしまった。

 

「は、早めに片付けちゃいましょう」

 

「あらあら、そうでしたわね、行きましょうか」

 

俺と朱乃さんは廃屋の中へと入って行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんだか、血生臭いですね」

 

屋内は俺でも感じ取れるくらいの殺気が満ちていた。

 

「これは珍しいエサがかかったな。片方は悪魔で、もう一方はただの人間だけど、イケメンのようね。嫌いじゃないわ!」

 

「はぐれ悪魔バイサー。あなたをなぶり殺しに来ましたわ、うふふふふ」

 

バイサーっていう名前なのか、ってか朱乃さんとんでもないこと口走ってませんか?

 

こいつの姿は形容しにくいほどの完全な化け物。上半身は女性だが、下半身は足が4本で、それぞれが太い。さらに尻尾まで生えている

 

「こざかしいぃぃぃぃぃ!二人まとめて喰ってあげるわぁぁぁ!」

 

「さて、早めに終わらせるか。変身!!」

 

〈TURN UP〉

 

「なっ?その姿は一体なんだ?」

 

「仮面ライダーだ。はぁぁぁ!」

 

ブレイラウザーを抜き、そのまま突進。そして、右腕を斬りつけると、いとも簡単に切断できてしまった

 

「案外柔いな」

 

『ふん。そもそも、こいつが雑魚なだけだ』

 

麟のドヤ顔してる様子が目に浮かぶよ。

 

俺は終始圧倒し続けた。途中、朱乃さんが……

 

「そろそろ、交代して下さらない?」

 

と言ってきたので、バトンタッチしたのだが、それはもう弱い者いじめの度合いを越えていた。それに「あはは、うふふ」と笑いながら、いろんな攻撃をしてくるのだから、さすがにあの化け物に同情した。

 

「………じゃあ、そろそろとどめをさしますので」

 

「あらあら、まだ足りない気もしますけど、お願いしますわ」

 

……朱乃さんその笑顔が怖いです。

 

〈キック〉〈サンダー〉〈マッハ〉

 

〈ライトニングソニック〉

 

「ウェェェェェェェイ!」

 

電撃を纏った飛び蹴りをくらわせると、異形のものは爆散した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それじゃあ、帰りますか?」

 

変身を解除しながら話す。

 

「私は部長に報告しなければいけないので、ここで失礼させてもらいますわ」

 

そう言って、どこかへ消えてしまった。

 

そういえば、朱乃さんは俺の変身にあまり驚いた様子を見せていなかった気が………。

 

やはり……いや、でも下手に聞いて怒らせたら……俺がどうなるか想像できない。これは自力で思い出すしかないか。

 

そんな考えを巡らせて帰路につくのだった。




そういえば、ロイヤルストレートフラッシュって魔王級の一撃ですかね?

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