所長にチートオリ主サーヴァントを召喚させたかっただけ   作:がばがば小説マン

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正直転生特典を使ってどうこうする小説ではないです
なので戦闘描写は少ないかも知れません



プロローグ

大いなる力には大いなる責任が伴う……と誰かが言っていた。

 

それは、多分自分以外にも居るであろう『転生者』にとって、一部を除いて呪いのような言葉なのであろう。

 

なにしろ、転生者の多くはその大いなる力を与えられて創作の世界に転生させられるのだから

 

勿論僕も、その大いなる力を受け取った者の一人だ。

 

でも……

 

「クッソまたドラゴンかよぉぉ!!!てかこいつミラボか!?ええい!!ドラゴンキラーだって絶対に壊れない訳じゃないんだよ!ふぁっきん!!」

 

 

まさかfate世界に転生した上に自分が根源に穴を開けるとは思わないじゃん?

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

根源……まぁぶっちゃけ言うとこの世の真理であり全ての始まりである。

何人であってもこの世に生を受けた時点でこいつからは逃れられない。

大体の魔術師がこの根源を目指しているのは、その世界の真理を知りたいという好奇心なんだろうな。

 

そんな根源に穴を開けた奴がいるらしいっすよー最低っすねー(遠い目)

 

僕です(迫真)

 

……まずどういうメカニズムで僕が根源に穴をぶち開けたのか説明しよう。えーと、まず前提としてこの僕という存在は転生者、まぁ根源から外れた存在だということ。

 

この世界の法則やら真理やらを一切合切無視して唐突に産まれ落ちた存在なのだ。

 

しかもこの世界の法則から大きく外れた『転生特典』を持って……

 

そう、僕という存在は根源の『確実性』を大きく否定してしまった。言わば僕という存在自体が『根源の穴』になってしまった。迷惑過ぎんだろ僕……

 

そして空いた穴には『可能性』が生まれる。

決して存在し得なかった『可能性』が。

 

例えば、ドラゴンクエストの武器であるドラゴンキラーがこの世に存在することでドラクエ世界のドラゴンが生まれる可能性を生んでしまい、下手したら大魔王バーンが居る世界線も生んでしまう。

 

不幸な事に僕は色んな世界の武器や魔法を特典として授与されていた。

ミラザーゲスパノン、覇闘将龍剣ガイオウバーン、ウロボロスの杖etc……

 

一歩間違えたら世界がヤバそうな武器とか多すぎて笑えてくる(涙目)

 

そんな訳で、根源外から滴るようにやってくる『Fate/』にいてはいけない怪物達を世界の外側に押し返すのが僕のお仕事です。

 

「よそ者はお帰りやがれぇぇぇ!!!」

 

手にはめたドラゴンキラーがミラボレアスの皮膚を貫く。ここら辺で討伐完了の筈だ。

 

『ガァァァァァァァ!!!!』

 

耳が破裂してしまう程の咆哮とともに、巨体が地に墜ちる。やがてその体は光の粒子となり、僕の体に吸い込まれていく。僕の体を通して根源の外、つまり世界の外側に廃棄したのだ。

 

こうして、僕はまた世界を救った。いや言葉にすると恥ずかしいけど、実際そうなんだから仕方ない。黒龍ミラボレアスは龍の中でも最高位の化け物。型月世界において龍は幻想種の中の頂点だから放っておくと世界は滅亡する。

 

もう世界の危機を何回救ったのか。

 

昔は抑止力が働いて敵意を持って使者が僕を殺そうとした事もあったが……最近ではうんともすんとも言わなくなった。僕の存在が人類の継続に有益だと判断したのだろう。それはそれで多分契約を持ちかけてくるんだろうなぁって(死んだ目)

マーリン曰く限度の無い高利貸しとか奇跡を詐称した御遣いとか……

あの個を犠牲にしてハッピーエンドを取るマーリンがここまで言うのか……

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

抑止力は考えていた。

 

どうすれば、彼は抑止の輪に入ってくれるのか。

 

そもそも彼の力はあまりに強大で、この世界の理から外れている。できれば管理下に置きたい。

 

彼は英雄と呼ばれるに値する大偉業を何十回、何百回と行っているので英霊になれる。だから後は契約するだけだ。

 

今は何も言わずとも彼は自発的に世界の外側からの存在を追い返してくれているが、もし万が一があり彼が追い返せない、あるいは追い返さないという状況に陥ったら、間違いなく人類は疎か世界すら滅亡しかねない。

 

なんとかして彼に対して優位に立ちたい。

 

だから、彼と取り引きをする事にした。

 

彼は何を欲しているのだろうか。

 

……いつも通り彼が根源外からやってきた怪物を追い返している。

 

『……帰りたい』

 

……?

 

『家族や友達ともう二度と会えないのに何で転生なんかしちゃったんだろう……ハーレムを築ける訳でもナシ…熱い冒険が出来る訳でもナシ……ただひたすらに自分の尻拭いを続ける生活……チートは過剰なくらい貰ったけど、それだけ。あぁ……前世のおうちに帰りたいよぉ……』

 

 

……ようやく願いの片鱗を見せたな

 

 

『……セイヴァーよ……』

 

 

『げっ!?抑止力来たのかよ!!僕は死後を買われ続けるのは絶対いやだからな!?あと僕セイヴァーじゃない!!宗教の開祖と同列にするのはやめてもろて』

 

 

『……前世とは……どのような世界であったのだ……?』

 

『最初の言葉は無視かよ……聞いてどうすんだよ』

 

『……答えよ』

 

『……はーー……ま、ええわ、話すよ』

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

『……成る程、まさか貴方が本当はただの高校生だったとは……一般人の、しかも未熟な精神でよく耐えてくれた。』

 

『そんな事これっぽっちも思ってない癖に……で、それ聞いてどうすんだよ』

 

ああムカつく、まるで神様みたいな顔して脳内に語りかけてくるこいつがマジでムカつく。

本当は僕の弱みを握ってニコニコの癖に。本当に気持ち悪い。

どうせ僕を前世に戻してやるーとか都合の良いこと言って僕を永遠にこき使うつもりなんだろ?そんな事できたらもうとっくににやってるんだよなぁ

 

『……この世界は、作りモノだった訳か』

 

『……はっ!?なっ、てめぇ!!勝手に記憶を読みやがったな!?』

 

こいつ……!!人の話を聞いてる振りして記憶を……!!

 

 

『そこで、取り引きをしよう』

 

『……なんだよ』

 

『勿論、私としては君に抑止の輪に入ってもらいたい。』

 

『……』

 

『そして、貴方には人理修復にもサーヴァントとして参加してもらう。無事修復できたら君に高校生として今一度生活できるよう君の体を受肉する機会をあげよう。そうして寿命を迎えたら抑止の輪にはいってもらう』

 

『なっーーー』

 

こいつっ……

 

『さぁ契約を受理したまえ。悪い条件ではない筈だ。貴方が居ない間は貴方の転生直後の側面を切り出して根源の穴をカバーしてもらう。』

 

『っ……』

 

……自分という存在の死後を全て明け渡す事の愚かさは分かっているんだ……

 

その受肉もそれに釣り合う条件ではないのかも知れない。

 

 

分かっているけど……っ!!でも……っ!!

 

 

また……高校で友達と駄弁って、部活に入って、それで……それで……っ!!

 

 

もう諦めていた筈だった前世への未練が一気に襲ってくる。

 

『……わかった。ただ、人理が焼却されなかったら2005年に受肉させてもらう……赤ん坊からな』

 

 

 

 

 

 






次回所長に召喚させます
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