注意
これはダンガンロンパシリーズの二次創作物です
残酷な描写を含みますのでご注意下さい
また、前作前々作とは繋がっておりません
それでも良い方はどうぞ
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CHAPTER2 優しい鷲さん手の鳴る方へ
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あれから数日。
あたしは探索の為に、竹林を歩いていました。
ザッザッ
「うーん、こちらに何か見えた気がしたんですが…」
ぼんやり光が見えたので、ここまで来たは良いのですが…今の所収穫は無し。
そろそろ戻ろうかなぁ、と思ったその時、開けた場所に出ました。
「これは…もしかして」
〜♪
「縁日ですか〜!?」
タタタタタタタタ…
────────────────────────
「皆さん!」
「お?」
「どうしたの?」
「竹林の奥に縁日を見つけました!皆で行きませんか!?」
「マジか、何でもあるなここ。」
「行く行くー!」
「浴衣もあればなぁ。」
シュンッ
「そんなアナタに朗報!浴衣出してあげるから行って来なさい!」
一同「やったー!」
「水着以外に浴衣もあるのか…」
「また各々のサイズがあったりして。」
「いやいや、まさか〜。」
「マジでありそうなのが何とも。」
「ていうかモノバク意外と優しくね?」
「それは思った。」
「さぁさぁ、着替えて行きますよー!」
一同「おー!」
一同「すっげー!!!」
「だから何で全員分のサイズの浴衣があるんですか。」
「怖いよあのバク。」
「恐ろしいな。」
本当に全員分のサイズの浴衣、ありました。
そろそろプライバシーで訴えますよ。
「流石皆さん、浴衣も似合いますねぇ。」
「ありがとなのーん!一誠ちゃも似合ってるよ〜!」
「おやおや、これは嬉しい。ありがとうございます。」
「わぁー、綿菓子やりんご飴とかいっぱいありますね!片っ端から行ってみましょう!」
「金とか考えろ……」
「まぁまぁ、たまには良いでしょ。」
「行っきますよー!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「ん〜、うまうま〜!」
「食べ過ぎると夕飯入ん無くなるよ。」
「分かってますよ。ん?あれは……」
「射的だね。やる?」
「やりたいです!」
「射的か…」
「おじさーん!1回やらせて下さい!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「んー、難しいですね〜…」
「大丈夫だぞ!元気があれば何でも出来る!そうだろう!地野立!」
「え、界人くん何時の間に!?え、あ、はい!そうですね!?」
「……貸せ。」
「え、海礼くん?出来るんですか?」
「……一応な。」
パァンッ
「ほら。」
「おおー!凄いです!ありがとうございます!」
「……別に。」
「それが欲しかったの?」
「はい!外に出たら弟にあげたいなーって……ん?おと、うと…?」
ザザッ
「姉ちゃ!」
「お待たせー!いやいや、遅くなってごめんなさい!さぁ、帰りましょう!×!」
「うん!」
ザザッ
ザザッ
「──────…殊!殊!?」
「────────────…はっ!」
「大丈夫?また何か思い出した?」
「……そうだ、あたしには年の離れた弟が、居たんでした。それで、あたし……」
「……ゆっくり、ゆっくりで良いよ。さ、行こ。」
「…はい。」
『……殊ちゃん』
『姉さん………私はもうそんな年じゃありませんよ。』
『でも、たまにお孫さんに貰うと喜んでるじゃありませんか。』
『うっ……そっ、それは否定出来ませんが…!』
『音くん可愛い趣味あるもんね〜。』
『うぅっ……!』
「ゴホッゴホッ…」
「おや、辻原さんお風邪でも召されましたか?」
「むぅ、そうかもしれん。熱、計ってみるか…」
ピピッ
「37.6℃……今日は寝ておった方が良いかもな。」
「最近冷えますから、身体が冷えてしまったのかもしれませんね。」
「モノバクさんから、あったかいパジャマ貰って来ましたぁ〜。こちらに着替えて寝てて下さい〜。」
「む、かたじけな……これは、大の男が着るにはちょっと可愛らし過ぎでは無いか?」
「ひよこさん柄なのん。」
「あらぁ〜、すみませぇん。これしか貰って来ませんでしたぁ〜。我慢出来ませんかぁ〜?」
「むぅ…まぁ、仕方ないか。今日は部屋でゆっくり休むである。うつすと悪いからな、あまり近寄らん方が良いと思うぞ。」
「分かったなのん。遊ぶのはまた今度なの。」
「私が時々様子見に行きますねぇ〜。ご飯とか、お薬とかありますし〜。」
「それもそうだな、頼む。」
「分かりましたぁ〜。」
ザザッ
ザザザッ
『皆さん遅いですね。』
『どうしちゃったんだろ〜、何時もならもっと早いはずだよね。』
『今日に限って寄り道しまくってるんじゃない?困った人達ね。』
『ま、まぁまぁ、そういう日もあるでしょ。』
『あれ?あっちから誰か来ない?』
『皆かも!運転手さーん、扉開けてー!』
『はいはい、分かりましたよ。』
『皆ー!お帰り……』
『手を挙げろ!このバスは我々が乗っ取った!言う事を聞かないと全員皆殺しだぞ!』
ザザッ
ガバッ
……
………
…………
「……この間から何なんですか、この夢は。」
ゴソゴソ…
ぺたぺた…
「殊〜…?どうしたの…?」
「あ、ち、ちょっとお水を飲んで来ます〜。」
「分かったけど、遅くならないようにね。」
「は、はーい。」
ぺたぺたぺたぺた…
ガチャッ
バタンッ
「──────…はぁ。」
××日目、朝─────────
コンコンコン
「界人ちゃ〜!ご飯持って来たのーん!入るよぉー!」
「みくるちゃん、朝だからあんまり大きな声出しちゃ駄目ですよ〜。」
「むむ、ごめんなさいなのん。……あれぇ?界人ちゃ、寝てるのん?おーい、界人ちゃ〜?」
「あれ〜…?返答がありませんねぇ〜…?」
「どうしたの?」
「あ、紫音ちゃ!えーっとねぇ、界人ちゃのご飯持って来たんだけど〜……界人ちゃ起きないのん。」
「……え?ちょっと待って……失礼するよ。」
……
ピタッ……
「……脈が、無い…!?」
「え…?」
「嘘、」
「……ちょっとしつれーい。」
「六羽根……」
「蔀ちゃ………」
ひたっ
じーっ……
「……身体も冷たいし、これは……死んじゃってるかも。」
「嘘、でしょ……」
「そんな……」
「やだ、やだ!界人ちゃ、お願い、返事をして……!」
「…シマエナガちゃん、鷲ちゃんは……」
「蔀ちゃ、お願い!嘘だってゆって!やだ、やだよ!まだ遊ぶ約束も、肩車の約束も、果たしてない!お願い界人ちゃ、目を開けてよ!ねぇ…!あ、あぁ、」
「うぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!」
────────────────────────
ピーンポーンパーンポーン
『死体が発見されました。生存している方は死体発見場所にお集まり下さい。場所はホテル内客室第206号室です。繰り返します、死体が発見されました。生存している方は──────』
「206号室って……」
「まさか、」
「辻原の所じゃないか?」
「嘘、でしょう」
「辻原、」
「……」
「………嘘だと、言ってくれ。」
「信じたくない…」
「……彼も、逝ってしまったんだね。もっと、話したかったな。」
────────────────────────
能ある鷹は爪を隠す、とは良く言うけれど。
じゃあ、能ある鷲は何て言うの?
能ある鷲は病魔と毒牙に苛まれ、
そのまま静かに眠りに落ちる。
あんなに眩しかった光が、見えなくなった。
どうして─────────どうして。
優しい、優しい鷲を死に追いつめたのは、ダアレ?
────────────────────────
CHAPTER2
優しい鷲さん手の鳴る方へ
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────────────────────────
バタバタバタバタバタバタバタバタバタ…
死体発見アナウンスを聞いた瞬間、皆あの場所に走り出していました。
生きていて欲しかった彼の、遺体の場所まで。
そして─────────
「ひっく、みんなぁ……」
「界人くん……!何で……」
「何で……あんたが狙われたんだよ……狙われるような事なんて、して無いでしょ……」
「……クソッ……」
「……検死、しなくては。」
「……、」
キョロキョロ
「どうしたの、殊……?」
「……『居ない』!?何処に……!?」
「……殊?」
「地野立……『探しに行く』のは後回しにしろ。今は検死が先だ。」
「……分かりました。」
「殊ちゃ…?」
何時もならすぐ側に居るはずの『被害者』が居ない。
とりあえず『探しに行く』のは後にして、あたし達は捜査に乗り出しました。
辛くても、悲しくても、それが最善策だから。
コトダマ一覧
《被害者》
超高校級の刺青師 辻原界人。
ベッドに横になって寝たまま発見された。
死因は毒殺と見られる。
また、首元に薄らと絞められた形跡がある。
《現場の状況》
枕元の棚の上には、『水』と『薬』が置いてあった。
薬の方は普通の風邪薬のようだが、水の方には何か、毒物が入れられたようだ。
おそらくそれで殺害されたと思われる。
《死亡推定時刻》
死後硬直等の状況から、おそらく昨日の夜9時頃と思われる。
昨日の夜8時頃に、駒森六歌が食事等を持って入室していた所を東谷みくるが目撃している。
そこで殺害されたかは分かっていない。
「ひとまず、こんなものですかね…」
「うん…」
「じゃあ、行くんだろ?」
「はい、行って来ます!」
タタタタタタ…
「殊ちゃ、どうしたのん…?」
「何か、探しに行くみたいだけど…」
「辻原……お前、何処に『行った』んだ?まだ『向こう』に行くには早いだろ。」
タタタタタタタタタタ…
タタタタタタタタタタタタタタ…
「ここにも居ない…!一体何処に…!?」
亜紀くんやユウリくんも探してくれていますが、未だ彼の魂は見つからず。
まだ『向こう』に行くには早いですって!お願い、まだ『この場所』に居て下さい!
すると、山の麓辺りに何か、光が─────────
「……そこに、居るんですね?動かないで下さいよ、界人くん!」
タタタタタタタタタタ…
────────────────────────
タタタタタタタタ…
ピタッ
「ここですね……これは、洞窟?」
光の先に着いたのは、小さな洞窟でした。
もしかしたら、ここに彼の魂が──────
あたしは、躊躇わずに入りました。
「何処に……お願いです、そこに居て下さい…!」
ピチョンッ
ピチョンッ
「………界人くん……!」
ピチョンッ
ピチョンッ
ピチョンッ
『地野立!』
ガバッ
「……居た……!」
『すまぬな、ここまで探させてしまって。俺も気付いたらここに居たんだ。』
「……彼処に居ないから、びっくりしましたよ。もう、黙って居なくならないで……」
ポタッ
「あれ…?何で、涙が、止まらない、です」
『地野立。』
フワァッ
「界人、くん」
『俺にはもう、見てる事しか出来ぬがな。俺は、ずっと貴殿らを見ているぞ!学級裁判、頑張るのだぞ!』
「……っ、ありがとう、ございます!ずびっ、行ってきます!」
『おう!行って来い!』
相変わらずの眩しい笑顔に見送られながら。
あたしは裁判場へと、走り出しました。
────── 学級裁判 開廷 ──────
2度目の裁判が始まりました。
真実を見つける為──────彼の無念を晴らす為に、あたしはコトダマを構えます。
「昨日、辻原さんの部屋に入った人は何人居るのでしょうか?まずはそこから絞りましょう。」
「私はご飯とお薬を毎食運びに向かいましたぁ〜。基本的には私しか入っていないはずです〜。」
「私はお見舞いの花を届けたくらいだよ。まだあの部屋にあったはず。」
「んー、そうなるとやっぱり毎食運びに行ってた駒鳥ちゃんじゃない?だって、昨日の夜も見かけてたんでしょ。死亡推定時刻からしてそうとしか考えられないよ。」
「それはアタシも思ったよ。基本的に駒森しか入ってないならそれしか無いしねぇ。」
「東谷さん、昨日駒森さんを見かけた時に、ご飯の他に何か持っていませんでしたか?」
「んむ……確か、お水?とお薬も乗ってたのん。」
「では……あの空のコップと薬はやはり……」
「駒鳥ちゃんが用意したんじゃない?」
「それに賛成です!」
「目撃証言からして、あの空のコップと薬は六歌ちゃんが用意したもので間違いないでしょう。それなら、犯人は六歌ちゃんという事で間違いないと思います。」
「で、でも〜、使用した毒薬はどうなるんですかぁ〜?場所が分かる人なんてそうそう居ないし、何の毒薬が使われたかも分かりませんし〜…」
「そうですね……確か、毒薬の場所に関しては海礼くんが調べていましたよね。ね、海礼くん。」
「…あぁ。」
「俺が補助に入ろう。」
「毒薬や毒矢、武器などの貯蔵庫は1階の倉庫にあったぞ。そして、そこを調べた所……これが半分くらい減っていた。」
「それは……」
「拷問致死薬、ですよね?」
「あぁ、そうだ。これは一定の量ですぐ死に追い詰めるのでは無く、じわじわと死に至らしめる毒薬だ。そしてこれが半分くらい減っているという事は……分かるな?」
「そう、この拷問致死薬が犯行に使われたという証拠になるんですよ。」
「つまり、辻原は……」
「即死だった訳では無く、じわじわと殺されたと……」
「そういう事です。……何か、異議などはありますか?六歌ちゃん。」
「………はぁ。」
「それだけの証拠で、私を追い詰められるとお思いですかぁ?」
「昨日の夜に私が部屋に入るのを見た?拷問致死薬が半分減っているからそれが使われた?それだけで私が界人くんを殺したという証拠にはなるんですかぁ?」
「……まだ、認めるつもりは無いんですね。」
「それだけの証拠で私を犯人にしたいのなら、」
「正々堂々と、私とここで踊りましょう?」
反論ショーダウン 開始──────
「大体、愛咲ちゃんも部屋に入っているのでしょう?彼女はどうなるんですかぁ?」
「私と界人くんはかなりの体格差があるんですよ?どうやって飲ませたんですかぁ?」
「彼が自分の意思で飲むと思います?ただの水ならともかく、毒薬が入った水なんて飲まないでしょう?」
「それともアレでしょうか、私が水だと勘違いさせて飲ませたとでも?」
「その言葉、断ち切ります!」
スパァンッ
Break!!
「貴女はおそらく水だと言って渡したんでしょう。でも、おそらく界人くんなら分かっていたと思います。貴女が、自分を殺そうとしているって。」
「……」
「それでも、界人くんは優しい人です。とても、とっても。貴女を傷付けたくないから、貴女を護りたいから。だから飲んだんだと……私は思うのです。」
「………」
「ねぇ、何故貴女は界人くんを狙ったんですか?界人くんは……貴女に何もしていないでしょう。何故……」
「……うっふふ、」
「あっははは!」
一同「!?!?!?」
「何で、笑って…!」
「何故って、ここまで探っておいてまだ分からないんですかぁ?」
「何をだ!」
「動機ですよ。私が界人くんを殺した理由!それは、あの子が、界人くんがあまりにも良い子なので私のものにしたかったんです!あんなにあんなにあんなにあんなにあんなにあんなにあんなにあんなにあんなにあんなにあんなにあんなにあんなにあんなにあんなにあんなにあんなにあんなにあんなにあんなにあんなにあんなにあんなにあんなにあんなにあんなにあんなにあんなにあんなにあんなにあんなにあんなにあんなに優しくてお人好しで良い子な界人くん!今まであんなに良い子は出逢えなかった!だから私のものにしたかったんです!」
「く、狂ってる…!」
「そんな理由で、人を殺して良いと思ってんのか!」
「えぇ、だって私『分からない』んです。大人の気持ちも感情も、規律も制御も何もかも!だから私は大人が大っ嫌い!でも、ここに居る子達は違う!みんな、みんなみんなみんなみんなみんなみんなみんなみんなみんなみんなみんなみんな可愛い私の赤ちゃん!あぁ、今からでも私のものにしたいくらい!あぁ、でも…」
「……でも?」
「殊ちゃん、貴女だけは何だか分からないのです。確かに人間の形をしているのに、時々モザイクがかかるんです。貴女は何者?本当に人間の子?それとも……」
「……ひっ、」
パァンッ
「…?」
「つ、ぼみく」
「冗談も良い加減にしろよ、クソ女。」
「…六羽根」
「蔀くん?私に向かってその言い方はいけませんねぇ。悪い子……」
「だからその語り口調をやめろつってんだよ。俺っち達は何も出来ない赤ん坊じゃねーんだよ。俺っち達は普通の、ちょっと特別なだけの高校生なんだよ。テメェみたいな頭おかしい妄想癖の女に付き合ってらんないの。分かんないかな。」
「……」
「俺っちってさぁ、冗談が通じない人も嫌いだけど……腐っても医学者なもんでね、人の命を軽く見てる奴が1番大っっっっっっ嫌いなんだよね。……あんたみたいなのがな。」
「………」
「……そろそろ、投票に移っても良いかナ?」
「…モノバク」
「…お願い、します。」
投票タイムに移行します。
誰に投票しますか?
アカギ シオン
アズマヤ ミクル
カゴモリ イッセイ
カツラギ クズハ
コナミ アズサ
▶コマモリ リッカ◀
スガイ アイト
スガヤ セイカ
スズミ アキ
スミウラ ミライ
チノダテ コト
ツジハラ カイト
テンゴウ カイリ
マツバラ ユウリ
マトモリ カナ
ロクバネ ツボミ
コマモリサンに投票しますか?
▶はい◀︎
いいえ
コマモリサンに投票が完了致しました。
見事クロを見つけ出すことが出来ました。おめでとうございます。
────── 学級裁判 閉廷 ──────
「はーい、という事で!辻原界人クンを殺したのは、駒森六歌サンでした〜!」
「……六歌ちゃん。」
「……」
「………駒森。」
「…私は、どうすれば良かったんですかねぇ。」
「それは誰にも分かりません。…そう、誰にも。」
「みんな、後はお願いしますね。くれぐれも…こちら側に来たりしないで。」
「……」
「オシオキ、スタァート!」
GAME OVER
コマモリサンがクロに決まりました。
オシオキを開始します。
ウィーーン…
カラン、コロン
カラン、コロン
『最期の子守唄
超高校級のベビーシッター 駒森 六歌 処刑』
あぶぅ!
ふぇ、ふぇぇ…
「あらあら、可愛い赤ちゃん。泣かないで〜」
ガラガラガラガラ…
不意に巨大な赤ちゃんが現れ、そして泣き出しました。
六歌ちゃんは、あやす為にガラガラを振っています。
それでも、中々泣き止みません。
ガラガラガラガラ…
「うーん、困りましたねぇ……泣き止んで下さい〜」
ガラガラガラガラガラガラ…
その場に、ガラガラの音と泣き声だけが響き渡ります。
すると、不意に─────────赤ちゃんが、六歌ちゃんを掴みました。
「え?」
キャッキャッ
グワシッ
ブシャッ
「あっ」
そして六歌ちゃんは、握り潰されて──────
キャッキャッ
ビタンビタンッ
床に、何度も叩きつけられていました。
その赤ちゃんは、とても楽しそうで──────残酷な笑みを浮かべていました。
あぶぅ〜…
そして、飽きたのか赤ちゃんは何処かへ行ってしまいました。
そして、残ったのは。
「……」
原型を留めない、六歌ちゃんだったものの肉片でした。
「……フゥー!爽快爽快!」
「……擁護出来ないとはいえ、これはね………」
「まだ、まだまだ続くんですよね。これが。」
「そうだよ〜。ま、せいぜい頑張るんだな!それじゃ!」
シュンッ
「鷲ちゃん……アンタのやり残した事、俺っち達がちゃんとやるから。傍で見ててよね。」
「えぇ……きっと、傍で見てくれていますよ。」
「あ、プリン残っちゃったのん。」
「えー、じゃあ食べたい人ー!」
一同「はーい!」
「いや、みんなかい。どうしよっか……」
「ええい、まどろっこしい!暴力で決めましょう!」
「素直にじゃんけんで決めようとか言えないんですか貴方は!?じゃんけんで良いでしょうじゃんけんで!」
「烏ちゃんって、意外と脳筋?」
「そうかもしれません。」
「どっちだよ。」
「あはは…」
その後、じゃんけんを制したのは葛葉ちゃんでしたとさ。
────────────────────────
「白鳥ちゃん、大丈夫?」
「え?何がですか?」
「ほら、駒鳥ちゃんに色々詰め寄られたじゃん。怪我とか何かしてないかなーって。」
「え、いや大丈夫ですよ!ほら、何も跡も着いてないですし、ピンピンです!」
「そう?なら良いけど。」
「はい!」
「あぁ、あと。」
「何ですか?」
「あんまり1人で突っ走らない方が良いよ。周りが何も見えなくなるから。」
「……分かりました。」
「そ、なら良いよ。駒鳥ちゃんが言ってた事、気にしなくて良いと思うから。ね。」
「そう、ですね。気にしないでおきます。」
「それで良し!じゃねー!」
「は、はい!また!」
『いや、大分今回のオシオキどぎつくないか。』
『残ったのが肉片とか大分アレですね…』
『不二宮、割とホラゲー好きだからな…』
『絶対影響受けてるでしょコレ。』
『うひゃー、やべー笑』
『さ、流石にアレでしたかね…やり過ぎたのです。ごめんなさい……』
CHAPTER2
優しい鷲さん手の鳴る方へ
END
残り生存者数
12名
2章これにて終わりです
お次はもう少しお待ち下さい