白鳥論破〜飛び立てぬ白鳥と15人の小鳥達〜   作:魚ノ芽朔

7 / 9
5章です
まぁまぁ短いですがよろしくお願いします


CHAPTER5 そして烏はいなくなった

注意

 

これはダンガンロンパシリーズの二次創作物です

残酷な描写を含みますのでご注意下さい

 

また、前作前々作とは繋がっておりません

 

それでも良い方はどうぞ

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

reload…

 

CHAPTER5 そして烏はいなくなった

 

 

START?

▶YES

NO

 

ザザッ

 

ザザッ

 

ピピーッ

 

ザザッ

 

reload…

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

「純浦!純浦!しっかりして!」

 

「クソっ、何なんだ彼奴らは…!?いきなり俺様達を襲って来て…!」

 

「界人ちゃ!海礼ちゃを保健室に!」

 

「おう!待ってろよ純浦、今助けるからな!」

 

「先生!何とかならないんですか!?」

 

「今警備員の方々が応戦しています!ですから、皆さんは安全な場所に避難して下さい!」

 

「安全な場所って…純浦はどうなんのさ!?」

 

「純浦君は私達がどうにかしてでも助けます!ですから早く避難を」

 

ザザーッ

 

ザザッ

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

『その名前で呼ぶな!!』

 

『……やっぱり、アンタは桜ノ宮の人間な訳ね。』

 

『何で、何で知ってんのよ!私達桜ノ宮家は、絶対本名と正体を知られたら駄目なのに!』

 

『偽名を使ってまで姿を隠さなければいけない、理由でも?』

 

『理由って、決まってるじゃない!だって私達桜ノ宮家は────────────』

 

 

『──────罪を犯して国を追われた、皇族の生き残りなんだから!』

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

『姉さん……大丈夫、大丈夫です』

 

『私達は絶対負けない』

 

『何故なら────────────』

 

 

『『超高校級の奇跡』という才能を受け継いだ、私…桜ノ宮白埜が居るんですから。』

 

カタカタカタ…

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

「………」

「ど、どうしたの?殊。何か怖いよ?」

「……白鳥ちゃん、俺っち達を睨んでも何もしないよ。」

「おやおや…」

「…嘘臭いです」

「うーん、疑われてる。」

「あぁ、そうだ。外、雪積もってるんですよね。皆さんで雪遊びでもしませんか?気分転換にでも。」

「…雪遊び?」

「えぇ、雪だるまやかまくらを作ったり、スキーなどしたりしては如何でしょう?」

「……」

「良いね、やりたい。」

「やりたいのーん!」

「良いじゃん、やろやろ。」

「…まぁ、たまには良いか。」

「上着とかあるのか?」

 

シュオンッ

 

「お困りですかね!上着とかマフラーとか一式出すから行っておいでなさい!」

 

一同「わーい!!」

 

「じゃあ行こー!」

「私、ウィンタースポーツ初めてだな。」

「おや、では指導して差し上げましょうか?」

「え?良いの?やった!」

「なーなー、でっかいかまくら作ろうぜ!全員入れるくらいの!」

「それ日が暮れないか……」

 

ガヤガヤ…

 

「ねぇ、白鳥ちゃん。これでも行かないつもり?」

 

「……分かりましたよ。行けば良いんでしょ。」

 

カツカツカツカツ…

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

一同「遊ぶぞ〜!」

 

「スキーウェアとかもあるんだね、此処。」

「本当に何でもあるな…」

「……そうですね」

 

何でもあると言うか何と言うか……

もう何も考えないようにしましょう。今は雪遊びを満喫しなければ。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

シャーーーッ

 

「うわぁ〜!藍人ちゃ凄いのーん!スキー上手だねぇ〜!」

「あっちにスノーボード?もあったよ。ソリもあるし東谷、一緒にやらない?」

「良いのー!?やりたいのん!」

 

「楽しそうですねぇ。」

「貴様はやらんのか。」

「うーん、私はどちらかと言えば見てる方が好きですので…」

「やれば良いでは無いか。ほら行くぞ。」

「え、ちょっと引っ張らないで下さい〜!!」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

シャーーーッ

ピタッ

 

「ふぅ、楽しいものですね。おや?あれは……」

 

「よっこいせっと…」

ぺたぺた…

「これは…かまくらを作ってらっしゃるんですか?」

「あぁ、全員入れるくらいのデッカイのをな!」

「それ1人だと時間かかりますよ。手伝いましょうか?」

「ん、頼んだ。」

「了解しました。」

 

ぺたぺたぺたぺた…

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

「寒いので皆さん、この辺にしておきましょうね。」

 

一同「はーい」

 

「風邪を引かないように、暖かい所に移動しましょう。ホットチョコレートでも作りましょうか。」

「みくる、手伝うのん?」

「みくるちゃん、大丈夫ですよ。貴女は暖まって下さいね。」

「はーい。」

「白鳥ちゃん作れるの?」

「……えぇ、まぁ作った事はありますから。」

「そうですか。なら安心ですね。」

「…何の安心なんですかね。」

「ふふ、秘密です。」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

ザザッ

ザザッ

ザザッ

 

「姉ちゃ……」

「私が……私が着いて行っていれば、お嬢様やご学友の方々は……っ!」

「ごめんなさい、ごめんなさい……私達が、もっと早く戻っていれば……」

「俺達が来た時は、既に手遅れだったんです……」

「地野立だけはまだ意識はあったけど、その後……」

「大変申し訳御座いません……」

「アタシ達、とんでもない事しちまって……許して貰える訳無いよね。」

「いいえ……いいえ、とんでもありません。貴方様方だけでも生き残って下さり、ありがとうございました。私共ももう少し早く申請して居れば、貴方様方を助けられたのです。こちらこそお詫びをしなければなりません。」

「そんな、俺達の方が悪いのに……」

「良いのです……運転手の方も、隙を見て通報して下さりありがとうございました。本当に……ありがとう、ございました。」

「いいえ……彼らを救えなくて大変申し訳御座いません。」

「葬儀は、こちらで用意致しましょう。御家族の方にも連絡しなければいけませんね。」

「うん……」

 

「お嬢様……良く、頑張られましたね。お疲れ様でした。」

 

ザザッ

ジジッ

ピピーッ

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

ガバッ

 

……

 

………

 

…………

 

 

「……謝りたかったのは、こちらの方ですよ。」

 

ぺたぺた…

 

ガチャッ

 

バタンッ

 

「……置いて逝って、ごめんなさい。」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

××日目────────────

 

「さーて、かまくら作り再開するぞ!」

「寒い中元気だね、天剛。」

「まぁな、子供は風の子って言うだろ?」

「私達、子供って年齢かな…?」

「さぁな。……あれ?あれ籠盛じゃね?」

「…あ、ホントだ。何してるんだろ。」

「んー、何か窓拭いてるように見えるけ、ど」

 

ヒュウウウウウウ……

 

ドサッ

 

 

「落ちたぁ!?ちょっ、大丈夫かよ!?」

「は、早く行こう!」

 

ザクザクザクザク……

 

「おい、籠盛!返事をしろ!おい!」

「ちょ、誰か、誰か来て!お願い!」

 

 

「………」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

ピーンポーンパーンポーン

 

「死体が発見されました。生存している方は死体発見場所にお集まり下さい。場所はスキー場内保管庫前です。繰り返します、死体が────────────」

 

「……」

「…え?」

「は?」

「何で…?」

「………またか」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

烏はなぜ鳴くの?

それはね、野山に可愛い我が子が居るからだよ。

可愛い、可愛いと鳴いているんだよ。

 

じゃあ、撃ち落とされた烏はどうなるの?

それはね──────────────────

 

可愛い可愛い七つの子。

雀はとうに冷えて固まった。

 

何故烏はあの場所から落ちて来たのでしょう。

何故右腕に矢が刺さっていたのでしょう。

 

そもそも、死んでいる確証なんて無いんだよ?

 

真実を見つけろ。

現実から目を離すな。

 

────────────……桜の季節など、まだ程遠いと言うのに。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

CHAPTER5

 

そして烏はいなくなった

 

START?

▶YES

NO

 

Now Loading…

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

ザッザッザッザッザッ…

 

「来たか!」

「何で……あんたが……」

「──────…一誠くん」

「私達がね、かまくら作りを再開しようとしてたら…彼処から、落ちて来たの。」

「随分高い所からだな……」

「…そういえば、蔀ちゃは……?」

「分かんねぇ……見掛けてない。」

「そうですか……一先ず、捜査と検死をしましょう。…愛咲ちゃん、行けそうですか?」

「……(パァンッ)…大丈夫、行ける。」

「……無理しないで下さいね。」

「うん……」

 

とりあえず、手掛かりを探しましょう。

消えた蔀くんも気になりますが、まずはそこからです。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

コトダマ一覧

 

【被害者】

超高校級の警察官 籠盛 一誠。

スキー場内倉庫の2階の窓から落下する所を発見された。

頭を強く打ったのか、血溜まりが出来ている。

また、右の手首に矢が刺さっている。

その他の外傷は特に無い。

 

【凶器?】

おそらく右の手首に刺さっている矢だと思われる。

ホテル内倉庫を確認した所、ボウガンと矢が1組持ち去られていた。

おそらく無くなった矢はこれだろう。

 

【六羽根 蔀の行方】

朝食後から、六羽根 蔀が行方不明となっている。

ここまで来る途中でも誰ともすれ違って居ない事から、ホテル内やスキー場内には居ないと思われる。

現在も行方は分かっていない。

 

【謎】

倉庫内を探索した所、別に荒らされた形跡は無く綺麗だったという。

また、良く見ると落ちた辺りの窓の所にある観葉植物が、少し移動していた。

意図は不明。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

「さて、こんなものですかね。」

「そろそろ学級裁判だね、早く行こう。」

「六羽根は結局見つからなかったが……まぁ、そのうち出て来るだろう。」

 

『ミナサーン!そろそろ学級裁判を開始しますので、学級裁判場にお越し下さい!』

 

「噂をすればなんとやら、か。」

「行こう。」

「皆で、犯人を見つけるのん。」

「あぁ。」

「すみません、あたしはちょっと遅れるとモノバクに言っておいて下さい。」

「え?どうしたの?」

「ちょっと気になる事がありまして……すみません」

「良いけど、寒いから風邪引くなよ。」

「はい。ではまた後で。」

「またね!」

 

 

……

 

………

 

…………

 

 

「────────────…さて、そろそろ出て来て良いんじゃないですか?何をしたいかは知りませんが、私の目は誤魔化せませんよ。」

 

「………やっぱりバレてたか。」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

かーごめかごめ

 

かーごのなーかのとーりーは

 

いーついーつでーやーう

 

よーあけのばーんに

 

つーるとかーめとすーべった

 

うしろのしょうめんだぁれ?

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

────── 学級裁判 開廷 ──────

 

「おい、地野立はまだなのか。始まったぞ。」

「確かに遅いよね…どうしたのかな」

「……そろそろ、来る」

「え?」

「…足音がする。もうそろそろ来るだろう」

「……あ、ほんとだ。結構近い…?」

「あんた達耳良いね…私全然聞こえないよ。」

「みくるもなのん。」

「俺も。」

 

バァンッ

 

「……お待たせしました。」

「何処行ってたの?」

「少し用事がありまして……」

「六羽根は見なかったのか。」

「……それは、内緒です。」

「は?」

「ま、まぁまぁ、まずは話し合おうよ。まず籠盛の遺体についてだけど……」

 

ガタンッ

 

「……モノバク?何してんの?」

 

「遺体が……消えてる?」

 

「は?」

「遺体が消えてるって、どうして…」

「しかも、封鎖しているはずの地下室も開いてるんですヨ…」

「…地下室が?」

「ちょっと待って、情報に追いついて行けないんだけど…」

「あぁ……そうでしょうね。だって、」

 

「あの二人、生きてますもの。」

 

一同「は?(え?)」

 

「え、でも、確かに死体発見アナウンスは鳴って」

「あれ、誤発信ですよ。」

「で、でも、確かに脈は無かったよ?」

「認識阻害装置付けてました。」

「……何で、お前がそんな事知ってるんだ。」

「何故、と。私、皆と別れた後に、少し待ってみたんです。そしたら案の定、蔀くんが出て来まして。そして一誠くんも動き出しましたよ。今頃、地下道を通ってここに向かって来てるはずです。」

「何で、そんな当然のように、言ってるの?」

「……蔀くん達二人にはバレてますし、言ってしまいましょうか。だって、私────────────」

 

「このコロシアイの、黒幕なんです。」

 

「え」

「は?」

「えっ」

「…え?」

「……は?」

「……はっ?」

 

「嘘、でしょ、何で、殊が」

「嘘ではありません。真実です。」

「……その証拠はあるのか?」

「ありますよ。ねぇ、モノバク?」

「え、あ、はいはい!……(ゴソゴソ)ここに、黒幕役の所に確かに地野立サンの名前があります!」

「ほら、証拠。あるでしょう?」

「……殊ちゃ、」

「何で、」

「……良い加減、正体も現さなければいけませんね。じゃあ、もう一度名乗りましょう。」

 

「私は地野立……いえ、桜ノ宮真雪。酔郷学園第37期生、元超高校級の漢方養生指導士です。」

 

「さくらのみや…」

「ましろ……」

「……てか、37期生ってめちゃくちゃ先輩じゃね?俺達96期生だし……地野立、めっちゃ若いけど?それこそ俺達くらいの…」

「あぁ、その理由も言わなければですね。」

 

「私、死んでるんです。」

 

「……は?」

「でも、確かにここに、居るのに」

「……その理由については、私も良く分かっていないんです。気付いたらこの身体に居たんですから。」

「気付いたら…?」

「えぇ、元々この身体の持ち主……貴方達がこの間まで一緒に居た私は、私を模した人工知能なんです。それが理由は分かりませんが、本人の私がこの身体に吸い寄せられるように取り憑いたんですよ。」

「……そもそも、お前の死因は何だ。」

「あぁ、それも説明が要りますか……まずは」

 

「××年前に起こった、酔郷学園第37期生殺人事件の事は知ってらっしゃいますか?」

 

「酔郷学園第37期生殺人事件…?」

「…あ、私分かる。確か、買い物に出掛けてた6人と運転手を除いた全員が全滅した事件だって…」

「そう、それです。その事件で私は死にました。そして…紆余曲折有り、今に至るんです。」

「……お前は」

「…別に、同情なんて求めていません。さて、ここまで来たら分かるでしょう?海礼くん。モノバクの操作者が誰なのか。」

「……あぁ、お前の説明で見当がついたさ。モノバクの操作者は──────」

 

 

「────────────あの酔郷学園第37期生殺人事件の生き残り、『プログラマー 不二宮 杏ふじみや あんず』『大工 鶴邦 将也(つるくに まさや)』『陸上選手 土御門 疾風(つちみかど はやて)』『考古学者 土野瀬 萃香(つちのせ すいか)』『メカニック 国見 和葉(くにみ かずは)』『睡眠学者 夢里 音舞里(ゆめざと ねむり)』、そして……お前の弟、『奇跡 地野立 音(ちのだて おと)』しか居ない。」

 

「……どうなんだ?モノバク。」

「……ハァー、」

 

「バレてしまっては、仕方ありませんね。」

 

その瞬間、一面に霧が立ち込める。

 

『ここまで辿り着いた貴方達。』

 

『おめでとうございます。でも…』

 

『まだ、謎が残ってんだよねー。』

 

『お主らは、その謎を解けるかのう。』

 

『アタシらはまだ、負けは認めちゃ居ないよ。』

 

『だってな────────────』

 

 

「キミ達の今の状況を、知らないだろう?」

 

「……!」

「先輩方……」

 

「──────…久しぶりですね、みんな。」

 

「……お久しぶり、殊ちゃん。」

 

to be continued…

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

CHAPTER5

 

そして烏はいなくなった

 

END

 

残り生存者数

 

9名…?

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。