白鳥論破〜飛び立てぬ白鳥と15人の小鳥達〜   作:魚ノ芽朔

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これにて白鳥論破、終わりになります
ありがとうございました


epilogue 死した彼らへの寂しきレクイエム

注意

 

これはダンガンロンパシリーズの二次創作物です

残酷な描写を含みますのでご注意下さい

 

また、前作前々作とは繋がっておりません

 

それでも良い方はどうぞ

 

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epilogue 死した彼らへの寂しきレクイエム

 

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「……おはようございます、皆さん。御気分は如何ですか?」

「……大丈夫、です」

「半年、だったか……随分寝たな。」

「ホントにね。」

「純浦、大丈夫?」

「……あー、」

 

「まだ、違和感あるな。」

 

 

「海礼ちゃ、眼帯似合ってるよ〜!」

「どうも。」

「で、問題の右目はどうするの?」

「そうだな……もういっそ、髪切るか。後ろも前も。」

「え?バッサリ?」

「あぁ。」

「良いじゃん海礼、スッキリさせたげよっか?」

「お前が切るのかよ……まぁ良いけども。」

「だってあんた、普通の美容院行けないじゃん。」

「お兄、頭の中読めるから、行きたくない。」

「五月蝿い。」

「図星だな?」

「やかましい。」

「図星だなこれは……」

「先生が切って差し上げましょうか?」

「え?」

「私、こう見えて元超高校級の美容師なんです。御安心下さいね。」

「……お願いします。」

「海礼癖毛だから、割と難航しますよセンセー。」

「大丈夫、美容師免許もありますから!」

「柊南子、心配。でも、安心。」

「どっちだ……」

 

 

「スッキリさせて貰えて良かったね。」

「あぁ。」

「おっ、やっぱイケメンは似合うねー!」

「似合ってる、すごい。」

「……どうも。」

「あ、そうだ!私達、来る前に実家に寄ったんだけどさー!遠い親戚の家のチアキくんが1人になっちゃったんだって!だから、引き取れないかなーって!」

「チアキ?何処のだ。」

「えっとね、確かあの辺の…」

 

「純浦、吹っ切れたみたいだね。」

「お兄、元気。柊南子達、安心。」

「そうですね。さて、これから私達は学園を再建しなければなりませんから忙しくなりますよ。」

「柊南子、頑張る。みんな、助ける。」

「ふふ、ありがとう。」

「どう、いたしまして。」

 

「チアキくんまだ6歳だからさー!1人にする訳にいかないでしょ!?」

「まぁ、それはそうだが……誰が引き取るんだ。」

「あんたと叔母さんで引き取れない?」

「は?うちだって──────」

 

ベラベラベラベラ…

 

 

「という訳で!チアキくん、うちに来ない?」

「……」

「あれ、緊張してる?」

「そりゃそうだろう。ほぼ初対面だぞ俺達。というか引き取るのはうちだ。」

「あ、そうだったね。ごめんごめーん。」

「ハァ……」

「……あの」

「ん?」

「何何?何でも言って!」

「おれ、ホントにあなたのおうちに行っていいの?」

「あー……さっき海礼、ため息ついたからー。」

「五月蝿い。……良いんだ。俺も、うちの母親も、お前を歓迎する。安心しろ。」

「……ふつつかものですが、どうぞよろしく……」

「あら、その歳で難しい言葉良く知ってるわね〜」

「やかましい。あぁ、よろしくな。」

 

 

「純浦くん、少々こちらに来て頂けますか?」

「……何ですか?」

「こちらを見て頂きたくて……」

 

ヴォンッ

 

『────────────…お久しぶりですね、海礼くん。覚えていらっしゃいますか?』

 

「……ッ!?地野立、」

「…えぇ、実は壊れたデータをかき集めてかき集めて、色々調整した後復旧させたんですよ。…もう、あの殊ちゃんは居ませんが、以前の記憶は引き継いでいるみたいですね。」

「……ッ、良かった……」

『海礼くん。私、まだ知らない事が沢山あるんです。これからも、教えてくれますか?』

「……あぁ、何でも、何度でも教えてやるさ。」

 

 

「…純浦?それって……バイオリン?」

「あぁ、久々に弾こうと思ってな。」

「弾けるのん?」

「……昔、習ってたんだよ。」

「なるほど、腕前が大変気になりますね。」

「言っておくが、大して上手くないぞ。」

「聞きたい聞きたい!」

「ねぇ、私もピアノで乗っていい?」

「……あぁ、分かった。」

「楽しみであるな!」

「えぇ、本当に。」

 

「じゃあ、行くぞ。」

「うん。」

 

〜〜〜〜〜♪

 

 

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これは、亡くなった者らへのレクイエム。

 

確かにそこに在った人達へのレクイエム。

 

貴方は今、何処で何をしていますか?

 

そこで、幸せに生きていますか?

 

もうあの時のように、泣いていませんか?

 

返事は返って来ないけれど、確かにそこには幸せがあったのです。

 

だから、生きていたくないなんて言わないで。

 

死にたいなんて言わないで。

 

確かにそこにミライがあるならば。

 

ずっとそこで、待っていて欲しい。

 

僕達がきっと、探しに行くから。

 

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10年後──────

 

「ほらほら、早く早く!入学式始まるよ!学園長!」

 

「だからあれ程早く起きろと言っただろう!」

 

「目覚まし時計が鳴らなかったんだ、仕方ないだろう…」

 

「目覚まし時計のせいにするな!」

 

ポコンッ

 

「いてっ」

 

「ほらほら、何時もの夫婦喧嘩しないで。」

 

「「夫婦喧嘩じゃ無い!」」

 

「やれやれ、2人は普段通りですね。」

 

「じゃあ、そろそろ行きましょうか。」

 

バァンッ

 

『えー、諸君。おはようございます。酔郷学園学園長、純浦──────』

 

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