デート・ア・ライブ 士道ifルート   作:ほっとひといき

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既に精神が瀕死だ。
俺に慈悲はッ!


DATE…1 よくある朝の風景

~琴里side~

キッチンから流れてくる美味しそうな香り。

兄が料理を始めたのだろう。嗅いでいるだけでお腹が減ってくる。しかも香りに負けず味は商品として通用するレベル。

女としてのプライドが砕かれたのはいい思い出だ。

 

ーーー五河士道ーーー

容姿は身内から見ても平凡。何処にでもいそうで会ったとしても記憶には残らないだろう。まあ女装でもさせれば美女と称されるだろう。

しかし彼の能力は非凡どころか規格外、チートと言ってもいい。

 

学業は模試で全国一位。この前先生から留学を進められていた。

スポーツをすれば必ずトップ。百メートル0.003秒とか何処の改造人間だ。精霊の力を使ったとしても勝てる気がしない。

おまけに家事万能。砕かれた女のプライドは数えきれないほど。

トドメとばかりに広い人脈。オタクからアイドル、果ては政治家まで。彼の人脈は止まることを知らない。ケータイの連絡先の数は私の通っている学校の全校生徒の十倍は軽く越している。

そのせいか士道は異常にモテる。告白は月に十回は当たり前。酷いときは自宅までストーキングしてくる女子もいるほど。

そのため男子からは嫉妬されることも多いが友人のほうが多い。

 

本当に規格外である。どう育ったらこんなふうになるのか教えて欲しい。彼の部屋を調べても何も出てこないし、監視カメラや盗聴機を置こうにも妙な電波が流れていて常にジャミングされている。……住んでいる人が規格外だと部屋も規格外になっていくのだろうか。

 

………しかしいくら彼が規格外でも私達が行おうとしていることの前では普通の人間だろう。そう考えると申し訳なくなる。指一本でこちらを殺せるようなのと交渉させようとしているのだから。これで心を痛めないやつは人としてどうかしている。

そして、それが始まる日も近い。テレビでは空間震について流れている。

「予定よりちょっと早いかな…?」

そう呟いた瞬間士道の雰囲気が一瞬だけ変わった気がした。

 

~琴里sideout~

 

~士道side~

琴里へお灸をすえた後(O★HA☆NA★SI☆した後)俺はキッチンで朝食を作っていた。

今の両親は家をあけることが多いため料理は得意になった。

(今日も美味しそうですね)

(そうだね、今日もシドウ兄さんの作るご飯は美味しそう)

(…そうだね…)

(主の作るご飯は絶品ですから)

雫、花音、春華、零奈の順ってあれ?

(朱美はどうした?)

(まだ寝ているようです。)

(そうか。雫、花音オーバーキルでもいいから起こして来てくれ。)

(承知しました。)(わかりました!)

二人がそういって念話を切る。

 

…っていうか今、実体を持ってないのに睡眠とか必要なんだろうか?本当に不思議である。

後、お前ら実体無いのにバトルのやめろ。

 

そう思いつつ俺は食パン一斤を頭上に放り投げ、それが空中にあるうちに

 

 

ーーー切るーーー

 

落ちてきた時には一枚一枚均等に切られていた。

(……いつ見てもすごいです……。)

(さすがは主です!!)(…朝ごはん…で…すか…?)

零奈感動しすぎ。朱美はまずそのケガを直せ。

まあいろいろあったがこれで守護騎士が全員そろったわけだ。

 

さて、そろそろ琴里を呼びにーーー「予定よりちょっと早いかな?」・・・・

 

(主……)

(ああ、おそらく精霊が絡んでいるな)

琴里は俺を一般人だと思っているようだが過去とある事件によって俺は精霊のことを知っている。そして空間震のことも知っている。だがあえて聞かない。いずれ話してくれると思っているからだ。

 

それに精霊ぐらいで俺達が負けるわけがない。

(当然です。)(絶対負けません!)(とりあえずケガ治してくれません?)(…大丈夫です。朱美はこれぐらいじゃ死にません。)(主の障害となるものは排除します。)

 

雫、花音ありがとう。朱美それは自分でやれ。春華少しは心配してあげて。零奈、やりすぎないようにな。

 

守護騎士たちは皆やる気になったな。これで大丈夫だろう。

 

 

さて、琴里。兄ちゃん前にも言ったよね。ご飯の前には飴をなめちゃいけないって。

どうしたの?顔が真っ青だよ。後ろに下がる必要はないよ。

大丈夫だから。少し兄ちゃんとO☆HA★NA☆SI★しよ 

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