"ヒーロー"になればモテると聞いて   作:パステルチョコ

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なんか、なんかランキング上位にいない?
ナンデェ?

こんなもの見てる暇あるなら他の面白いもの見てなさいッ!(ありがとうございます)


デキル男は時間にゆとりを

 

 

 

パンを加えつつテレポートで飛んできました雄英高校。

危なかったぜ。昨日の夜、コスプレ衣装のメンテナンスに熱中しすぎて寝坊するとこだったんだぜ。

 

それにしても左見りゃ面のいい女、右見りゃナイスバディの美人。校舎の中を透視しりゃ大人の色香を放つプロヒーロー教師。

 

メイド・イン・ヘブンッ!!!

 

なんて、なんて素晴らしきかな新世界。

俺は今日からこの天国で暮らしていくのか。元気モリモリ、息子もビンビンだぜ。こんなことを考えてるとせっちゃんやいっちゃんにバレたら処刑なんだぜ。

 

さあ、俺の新たな英雄譚の最初の1歩を踏み締め、クラス表でも見に「やっと来たのねアンタ」この声は!

 

「我がアイドルせっちゃんじゃないか。おはよう、早いね」

「はいはい、いいからそういうの」

「わざわざ俺来るまで門の前で待ってたの?もしかして俺のこと好き?」

「あーはいはいそれでいいから行くわよ」

 

マジかよ、やったぜ。

いいですか?皆さん。せっちゃんは私のことが好きなんです!好きなのです!勝ちましたわこれ。

 

そんなことを考え、前を歩くせっちゃんの揺れるおしりを見ながらクラス表の前まで来た。

 

「あー……アタシBだ。アンタは?」

「俺は何気にCとかが好きだね」

「……好きな胸の大きさを聞いてるわけじゃないんだけど…!あとそろそろアタシのおしり見るのやめてくれる…!?」

 

その言葉と共に馬蹴りをしてくるせっちゃん。

テレポートで避けて彼女の横に並び立つ。ヒュー、危ねぇぜ。

 

「俺は……Aか。絶壁かよ」

「いつまで"そっち"の話に持ってくつもりよ」

 

せっちゃんとクラスは違うのか。なんてこった。だったらこれから誰のパイケツ見て過ごせばいいってんだい!

……ワンチャンいっちゃんA組に居ないかな?

 

「じゃ、アタシ行くから」

「おーう。……あ、今日の下着珍しく派手目だね。似合ってるぜ!」

 

 

「覗くなって言ってるでしょッ!」

 

 

おー、怖。真っ赤な顔で叫ぶせっちゃんは可愛いけど殴られる前に俺も教室行こー。

 

でも俺は知ってるぜ。こういう色の下着いいよなーとか話した次の日せっちゃんは必ずその色の下着をつけてるんだ。あれは絶対俺に見せてやろうとして履いてるね。俺にはわかる(興奮)

 

 

 

 

 

さて、我がクラスA組の教室前までやってきたわけだけど、

 

「あ、ワカメ」

「え?」

 

入試日、門の前でウニくんから怒鳴られてるワカメくんがいた。

 

「わ、ワカメ…?」

「もしかして一緒のクラス?自分、移厘瞬。世の女性全てを愛する男。よろね」

「え?あ、み、【緑谷出久】です。あの、その、よ、よろしくお願いします」

「おけ、イズくんね」

 

自己紹介も済んだことだし早速教室の戸を開ける。

ここで大事なのはみんなに覚えて貰えるような登場の仕方。みんなの脳裏に焼き付けてやるぜ。

後ろでイズくんがなんかあわあわしてるけどそれは無視。

 

 

 

「お邪魔ァァァァアッ!!!」バァンッ!!!

 

 

「「「「「っ!?」」」」」

 

 

元気いっぱい戸を開け、元気いっぱいの挨拶。

初めましては元気よく。爺ちゃんからの遺言さ。……まあ、今も生きてるけど。

 

「「「「「………っ」」」」」

「……?」

 

む?みんなこちらを見てくるぞ?何故だ?

その前にお返しの挨拶もないのか?

 

「イズくんよ。みんなからの返事も何も無いんだけど、なんでだと思う?」

「え、えーー……、いや、今までの行動振り返ってみて、としか……」

 

なに?俺は何かしたか?クソデカボイスでクソデカ物音を立てながら教室に入っただけだ。

………ココロアタリハナイナァ。

 

そんな中だった。1人の眼鏡をかけた委員長くんがこちらに歩み寄ってきていた。

 

「俺は私立聡明中学出身、【飯田天哉】だ!」

「おう、俺は移厘瞬。ドスケベ条例を信条に生きてる青藍島出身の紳士でピチピチなチェリーボーイだ。最近の座右の銘は『急いては事を我慢汁』。よろしくな」

「ああ!名前以外の部分はよく分からなかったがよろしく頼む!」

 

そうして俺たちは熱い握手を交わした。

そういえばこの子、試験説明の時の質問メガネ君じゃないか。久しぶりだね。

 

それにしてもこのクラス、カワユスな子が多すぎない?何ここ天国?

せっちゃんいないし、いっちゃんも居ないっぽいけど……俺、ここで生きて行くよ…!

 

そんな時だった。

 

「プレゼント・マイクが言ってた通り受かったんだね!そりゃそうだ!パンチ凄かったもんね!」

「いや!あの…!本っ当あなたの直談判のおかげで、ぼくは、その…」

 

イズくんが女の子と話していた。

 

なんてこったい。

途端に泣き崩れる俺。

 

スタートダッシュでイズくんに差をつけられてしまったのか…!?俺は…!

 

「移厘くん、どうしたんだい…!?」

「大丈夫だ、安心してくれテンさん。俺はこの試練…!乗り越えてみせる…!」

「な、なんのことかはよく分からないが大丈夫なのであればよかった」

 

なんて優しさ。俺が女の子だったらお股ビチョビチョだったぜ。

 

はてさて、そんな新しき学び舎でテンションが上がる高校生たち。そんな中に聞こえてきた一つの声。

 

 

「お友達ごっこしたいなら他所へ行け。ここは……ヒーロー科だぞ」

 

(((な、なんかいるー!?)))

 

 

そこに居たのは寝袋に寝そべり携帯ゼリー食を食べる男がいた。

まさに不審者、みんなが動揺する中この男だけは動き出していた。

 

 

「寝袋に身を包むのタイプの性癖?分かるよ。俺もそういう狭い場所で美女とにゃんにゃんしたい」

 

「お前と一緒にするな」

 

 

ナニィ!?美女と狭い場所でにゃんにゃん、いいダルォ?(巻舌)

 

 

「はい、静かになるまで8秒かかりました。時間は有限、君達は合理性に欠くね」

 

(((せ、先生…?)))

 

「担任の相澤消太だ。よろしくね」

 

(((担任…!?)))

 

 

まさかの先生、まさかの担任。

無精髭を生やしたパッと見不衛生な不審者は自分たちのクラスを受け持つ教師さんだったのだ。

そんな事実に少なからずみんなが動揺する中。

 

「担任さんか……よし、まずは性癖を教えてくれるかな?」

「……移厘、今すぐその口を閉じないと除籍にするぞ」

 

この男は相変わらずだった。

 

「早速だが、これを着てグラウンドに出ろ」

 

そう言ってセンセーが出てきたのは体操着。

へいへい、当然女の子はブルマなんだろうな?じゃなければ俺が用意してやってもいいZE☆

 

と、そんなことを考えている間にセンセーは教室を出ていってしまった。

5分前行動か……いいねぇ、もてる男はゆとりある行動を取るものさ。

 

こうなったら俺も負けていられねぇ!

これが俺の早着替えだーッ!

 

 

「よし、オッケ」

 

(((え?もう着替えてる…!?)))

 

「行くか」ヒュンッ

 

(((き、消えた…!?)))

 

 

取り残された他のクラスメイトたちはしばし呆然としていた。

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