"ヒーロー"になればモテると聞いて   作:パステルチョコ

7 / 16
深夜テンションのノリと勢いで書いたから適当になったかも…?


掛け声は1番大事

 

 

 

「「「「個性把握テストォォオ!?」」」」

 

 

グラウンドに来た我々A組一同。

今からやることの説明をセンセーから聞いた彼らはそんな素っ頓狂な声を上げていた。

 

「入学式は!?ガイダンスは!?」

「ヒーローになるならそんな悠長な行事出る時間ないよ」

 

「クソっ、美少女ヒーロー卵とキャッキャウフフはお預けなのか…!?」

「黙ってろ移厘」

 

センセーの当たりが強い件について。

教育委員に訴えてやるぅ!

 

「雄英は自由な校風が売り文句。そしてそれは先生側もまた然り」

「「「「…………?」」」」

「ソフトボール投げ、立ち幅跳び、50メートル走、持久走、握力、反復横跳び、上体起こし、長座体前屈、中学の頃からやってるだろ?"個性禁止"の体力テスト。……国は未だ画一的な記録を取って平均を作り続けている。合理的じゃない。まぁ文部科学省の怠慢だよ」

 

そこまで言うとセンセーと視線が合った。

目と目が合う瞬間、好きだと気づいた?

マジかよ、俺はノーマルだぜ、センセー……。

 

「……まあいいか。おい移厘、お前中学の時ソフトボール投げ何mだった」

「え?0721?」

 

 

「……除籍にするぞ」

 

「78mでありますぜ!アニキィ!」

 

 

ふぅ、まさか俺の青春ヒーローラブコメを人質にするとはな。センセー、アンタはヴィランの方が天職だぜ?

 

「……じゃあ個性を使ってやってみろ。円からでなきゃ何してもいい。早よ」

 

そう言ってこちらに放られたソフトボール。

……いや、これソフトボールなの?なんかハイテクなボールなんだけど。

 

どっかスイッチ押したらブルブル震えたりしない?そういう健康器具?……いやでけえな。もしこれがそうならこれ使うやつどんだけガバガバなんだよ。

 

 

 

さて、まあ投げろと言われたのならやりますか。

と言ってもどうしようか。

 

実技試験の時みたいにテレポートで飛ばすか?

……ちなみに、手元のものを任意の場所に飛ばす瞬間移動のことを"アスポート"と言うよ!これ豆ね!

 

つってもなぁ……実はこれ、というより俺の個性には距離制限がある。

それが俺を中心に100m。これ以上の場所に飛ばすことは不可能。いや、特訓してキャパを上げれば行けるかもだけど。

 

となれば高速移動(クイック)でぶっ飛ばすか。何かを殴るわけじゃないから大丈夫だろう。

 

円の中に立ち、肩を回す。そして俺の能力を発動ッ!

 

女性のたわわなメロンを掴むように優しく、そして、SMのムチを振るうが如く激しく腕を振る。そして最後に気合いの入った一言を添えて、

 

 

 

「孕めオラァァァァァアッ!!!!!!」

 

 

 

そんな掛け声とともにソニックブームと轟音を発生させながら青空を走るボール。しかし、そんなことを気にすることなくその場にいたものたちは心を一致させていた。

 

 

(((((は、ハラメ……?)))))

 

 

良い掛け声だ。これは地球を1周して俺のとこに帰ってくる可能性すらあるね。

 

「まず自分の『最大限』を知る。それがヒーローの素地を形成する合理的手段」

 

そう言って手にしていた端末をこちらに見せてきたセンセー。そこに映されていた数字は…、

 

 

 

 

 

1072.1m

 

 

 

 

 

っしゃァアッ!来たぜキメたぜ求めてた数字だこれがァッ!

お次は1桁増やしてやろうかぁッ!?

 

「……あと、移厘。次さっきみたいな掛け声を出したら除籍な」

「え?」

 

「なんだこれ!?すげー面白そう(▪▪▪▪)!!」

「千……1キロ越えってマジかよ!?」

「個性思いっきり使えるんだ!流石ヒーロー科!!」

 

みんな口々に興奮したように感想を述べていく。

目の前の結果に興奮するものや個性を使えることにテンションが上がるもの。

だからこそ気が付かなかった。相澤の纏う雰囲気の変化に。

 

 

「……面白そう、か。ヒーローになるための三年間、そんな腹積もりで過ごす気でいるのか?

 

「「「「!?」」」」

 

「よし、トータル成績最下位の者は見込みなしと判断し、除籍処分としよう

 

 

「「「「はあぁぁぁぁあッ!!??」」」」

 

 

うわぁお、ガチィ?

流石にイケイケ過ぎない?見た目によらずヤンチャね、センセー。

 

 

 

「生徒の如何は先生おれたちの自由。ようこそこれが雄英高校ヒーロー科だ」

 

 

 

除籍かぁ……なんか俺だけずっとその言葉で脅しかけられてたから、今更あんまり……アレだよね。

 

「移厘、お前は真面目にやらなかったら除籍な」

「俺はいつだって真面目だぜ、センセー」

「………」

 

なんか頭を押さえて溜息吐いてる。……センセー、頭大丈夫?

 

 

 

→←→←→←→←→←

 

 

 

【50m走】

 

一緒に走るのは、なんかほっぺがモチモチしてそうな女の子。ハムハムしたいです。

どうやら名前は【麗日お茶子】ちゃんらしい。おちゃちゃ、と呼ぶことにしよう。

とりあえずちゃんと記録出さなきゃ除籍らしいからちゃんとやろ。

 

「よろしくね」

「あ、うん、よろしく!」

 

『……STARTッ!』

 

「センセー、これ俺何秒なるー?」

 

「「「「!?」」」」

 

「……あぁ、お前"0秒"でいいよ」

 

「「「「!?!?!?」」」」

 

やったぜ!

 

 

記録/0秒

 

 

 

 

 

【握力】

 

「4、3、2、1、0、0、ゼロ、ゼロォォォオッ!」

 

 

記録/77kg

 

 

ま、妥当だな。

 

「540キロってアンタゴリラかよ!……いや、タコか?」

「………」

 

タコに負けた…!?

……?タコに負けたって……なんかエロいね。

 

 

 

 

 

【立ち幅跳び】

 

「………」

 

100m地点にテレポート、さらに直ぐにテレポートを使い100m先へ、それを続けて……

 

「センセー、俺どこまで行けばいい?」

 

「「「「………」」」」

 

「……もうお前"無限"でいいよ」

 

「「「「!?!?!?!?!?!?」」」」

 

やったぜ!

 

 

記録/無限

 

 

 

 

 

【反復横跳び】

 

テレポートで何度も往復……しようと思ったけど、流石にそこまで細かに連続じゃ行けないから普通に。

 

 

記録/88回

 

 

普通に好成績…!やったぜ!

目の前に女子がいる状態でやったからやる気が違ったんだぜ!

おケツがプリプリ、俺のヤル気がブリブリ。

 

 

 

 

 

【ボール投げ】

 

「移厘は見学な」

「了アンド解」

「……」

 

あらヤダ、反応が薄くなってきてるわこのセンセー。

そんなことより暇になっちまった。さて、どうしようか。

 

「お前さっきからすげえな!頭がおかしいやつと思ってたけど凄いやつだったんだな!あ、俺【切島鋭児郎】!よろしくな!」

「おう、よろしくえっくん」

「えっく……ああ、俺のことか!まあ、好きに呼んでくれ!」

 

あらヤダ真っ直ぐでいい男。体つきもいい。

内なるオネエが出てきちまいそうだぜ。

 

「な、なぁ。おまえおっぱい好きか?」

「ん?」

 

声の聞こえてきた方をむくとそこには"ぶどう"が居た。

ぶどうが喋った……キェァァァァェェェエッ、シャベッタァァァアアッ!!!

 

「あのなぶどう君」

「ミネタだ、【峰田実】」

「ミノルくん。いいか?……好きじゃないやつは男じゃない」

「……我が同志」

「フッ、どうやら俺たちは、親友のようだな」

 

熱く互いの手を握る。

目尻から感動の涙が溢れてくる。

 

仲間が……、いるよ……ッ!!!

 

「……お前ら今日はじめましてじゃねぇのか?」

 

えっくん黙らっしゃい!

これは男だからこそわかる魂レベルの仲間なんだよ!

 

「おーい、俺も混ぜてくれよ!俺【上鳴電気】、よろしく!」

「おっけ、でんでんな」

「でん……まあなんでもいいか」

「ちなみにパイケツはお好き?」

「……フッ、当たり前よ」

 

またまたソウルメイトが増えちまったぜ。

ここからだ。ここから始まるミノルくんとでんでんとのピンクい青い春。楽しくなりそうだぜ。

 

さて、そんなことをしていた時だった。

 

 

 

「SMASHッ!!!」

 

 

 

おお、イズくんがボールをぶっ飛ばした。すげぇな。パワー型か。正確に似合わずって感じ。それにしても、

 

「……先生、まだ、うごけます…!」

 

指がへし折れ曲がってら。

 

体に馴染んでない?自分の個性っぽくないってかなんて言うか、発現したて?いやそんなわけはないか。個性はもれなく4歳までにみんな発現するからこんな時期に個性出ましたーテレレッテレーなんて有り得ないし。

 

うーん、俺の透視が練度上がれば分かりそうだけど……ま、いっか!

 

 

「どーいうことだ!ワケを言えデクてめぇッ!」

 

「うわぁあ!」

 

 

おっとこれはまずい。テレポートして、

 

「ハイシドウドウ、ハイドウドウ。ハイシドウドウ、ハイドウドウ」

「ぐえっ!なんだこらてめぇッ!」

 

ウニくんの背中にダイブ。さーさー落ち着きなさいなアーチン君。

 

「よく止めた移厘。とにかく時間が勿体無い。次、準備しろ」

「……っ」

 

よしよし、落ち着いた様子。

さ、えっくん達のとこに戻るか。

 

「ただま」

「おおう…、お前の個性すごいな。テレポート?」

「そんな感じ。さ、みんなもボールを投げてきな」

 

 

 

 

 

この後、長座体前屈や上体起こし、持久走をやったがまあ普通に平均以上の記録を叩き出せた。

 

ちなみに持久走はやろうとしたらセンセーから『お前は0秒でいいよ』と言われたので見学。

 

とりあえず先頭を走ってた原付の子のおっぱいを見てた。

 

 

 

ありゃあダメだぁ。男特攻の殺人兵器だぜ。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。