"ヒーロー"になればモテると聞いて 作:パステルチョコ
下ネタまみれのお下劣なやつだよ?大丈夫?無理に読まなくていいのよ?
「──んじゃまあ、パパッと結果発表」
そう言って端末を操作するセンセー。
空中にホログラムが展開され、そこにランキングが表示された。
すげーな現代、便利やなー。
お?俺1位じゃね?よっしゃ!
「ちなみに除籍はウソな」
「「「「!?」」」」
「君らの最大限を引き出す合理的虚偽」
「「「「はあぁぁぁぁぁあッ!!!」」」」
なんてこったい。この嘘つきさんME☆
「あんなの噓に決まってるじゃない……ちょっと考えれば分かりますわ…」
「マジかよ、分かってたのか。凄いな、いやほんとこれは凄い」
「……あの、どこを見てますの?」
いやー、凄いわ。これほどのものは初めて見る。
ハリも柔らかさも、そして重量も。見ただけでわかる。最高級品ですよこれは。
まあ、何がとは言いません。ナニがとは。
そんなこんなで入学早々、心臓に悪い授業が終了した。
「移厘!教室戻ろうぜ!」
「おーう」
えっくんからのお誘い。
俺も教室に向け足を踏み出したその時、
『──相澤君の嘘つき』
「………」
この声はオールマイトか?
話しているのは相澤センセーのよう。
聞こえてきた方向に目を向け瞼を開ける。校舎裏、そこに2人はいるようだ。
俺の聴覚舐めてもらっちゃ困るぜよ。
「合理的虚偽て!エイプリルフールは一週間前に終わってるぜ。君は去年の一年生、"一クラス全員除籍処分"にしている」
ほう、つまり
……え?俺危なくない?
「見込み無しと判断すれば迷わず切り捨てる。そんな男が前言撤回ッ!それってさ!君もあの子に可能性を感じたからだろう!?」
「"君も"?」
あの子って誰ー!気になるー!超・絶!気になるー!
確か最下位って……イズくんか。もしかして彼?確かにオールマイトに匹敵するレベルの増強系個性ぽかったし、可能性の塊だよな。
「随分と肩入れしてるんですね?先生としてどうなんですかそれは…… ゼロ”ではなかった、それだけです。見込みがないものは即座に切り捨てます。半端に夢を追わせることほど残酷なものはない」
……ふぅむ。なるほど。
優しいのか厳しいのか、分からんセンセーだな。
労いの意味を込めて後で俺の行きつけのコンカフェに連れてってやろ!(強制)
「おーい!移厘ー!何してんだー!」
「お待たせ、待った?」
「うぉお!?……お、おお、ビビるなこれは」
ビビっているえっくんの横を通り過ぎそのまま教室に向かって歩き出す。
いやぁ、当たりの担任さんぽくて良かった良かった。
→←→←→←→←→←
さて、下校時間になった。
外は夕暮れ、窓から見る景色を見ると大人の時間へとなっていくことを実感する。
さ、帰ろうかとリュックに手をかけ立ち上がろうと、
「移厘、一緒に帰ろうぜ!」
「ええよ!」
例に漏れずえっくんからのお誘い。
もしかしてだけどえっくん、俺のこと好き?
「……帰りカラオケとか寄ってかね?」
「オイラも行きたい!」
「あ、コンビニ寄っていい?買いたいものあるんだ」
「おうそうか。んじゃコンビニ寄ってカラオケか?」
「……ちなみに何買うの?」
「え?週間爆乳天国」
ちなみに言うがここは教室のど真ん中である。
移厘の言葉に固まる切島。
しかし、ここで歩み寄ってきたのはあの男だった。
「移厘……お前もあの雑誌を…!?」
「ミノルくん、君もか…!?」
「ああ、いいよな、爆乳…!」
「ああ、共に買いに行こう、ブラザー」
そんな会話を繰り広げる変態男子2人組。
そんな二人を見て女子陣は冷ややかな目を向けていた。
ちなみにこの後上鳴は移厘に後で見してくれと耳打ちしたとかしてないとか。
「ちなみに移厘の"推し"は…?」
「ホルスタインビキニのウッシーちゃん」
「いいセンスだ……!」
もう誰かこの2人の口を縫い付けてやって欲しい。教室にいる女子は全員そう思った。
しかし、ここに勇者が現れた。
「ちょっとそこまでにしておきなよ。教室で猥談とか最低だから」
「ほう、その声は………えーと、み、耳たぶ…!」
「……名前知らないよりも失礼だからねそれ。……【耳郎響香】。よろしく」
きょうちゃんか。
男の世界に踏み込んでくるとは、会話に参加したかったのだろうか。
「よし、それじゃあ、まずは君の性癖を教えてくれるかな?」
「なんでだよ。無いわ、そんなの」
「なに?……人はエロスの中に生きてると言うのに、それを隠すとは。……このムッツリさんめ」
「そろそろ黙ろっか」
プスリとお目目へ刺さるきょうちゃんの耳たぶの先っぽ。
うぎゃあ!目が!目がぁ!
「クソゥ…、先っぽだけっていうのは男の特権じゃないのか…!」
「ほんっっっっとブレないねアンタ…!」
俺はブレない!ここでブレてしまえば俺が創る俺が消えてしまう!
「くっ、ひとまずはダメージを受けた目を回復させるためにおっぱいを視界に納めねば…!」
「………」
「………」
「………」
「………」
「くっ、どこかにおっぱい「オイ、なんで今アタシから目を逸らした?」………フッ、勘違いしちゃいけねぇ。今俺はたわわなおっぱいを欲してるだけで別にちっぱいが嫌いなわ──」
「フンッ!!!」
「ゴフッ!」
腹パン。
それはそれは綺麗に鳩尾にクリーンヒットし、めり込んだ耳郎の拳は移厘の意識を借りとるには十分な威力を秘めていた。
こうして巨悪は倒された。
その後、巨悪は忠実なる