イカれた小説家   作:消毒

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基本1人称視点、偶に3人称視点。
今回は3人称視点。



帰ってきた変人

 

 

『久々に戻ってきたなぁ、』

 

杜王駅前に立ち止まる女は笑顔でそう呟く。

その笑みには懐かしさを含む笑みだった。

彼女は歩きだす。ある人物に会いにいくために。

 

彼女の名前は椎名 樂。

ペンネームは鬼蜘蛛 雅。

 

高校生の頃に出した小説が大ヒットし、今では天才小説家と言われるほどの名の知れた小説家だ。

彼女は小説のためなら何でもするという命をかけるほどに小説が好きであり、取材で命を落としかけ、入院していたこともあるほどイカれている。

その分、彼女の小説は面白く、今まで合ったことなどすべてが積み込んであるため、おどろおどろしかったり、恋に落ちたり落ちた人物が近くにいると恋愛に変わることからジャンルもよくわからないということに惹かれる読者も多い。

 

彼女の風貌は派手で、はたから見ると変人だ。

臙脂色の髪色でウルフカット、薄緑色の瞳。服装は紫と黄色のド派手なハイネックに黒のスキニーパンツ。その時点でも派手だというのに、大きなキャリーケースを引きずって歩いている。変わった風貌に通行人は見入っていた。

 

 

 

彼女があるき続けてついたのは、ある家。

 

『へぇ、いいとこ住んでんじゃん。』

 

彼女は家主と顔見知りのような言い方をしてチャイムを鳴らした。

家主は出てくる様子はなく、留守のようだった。

しかし、彼女はそんなこと気にせずチャイムを押す。

留守なら何回押しても変わらないというのに。

 

何回も何回も押してずっと呼び続ける。

そうするとドアが開いた。

 

「うるさいなぁ!!!」

 

家主は怒ったように飛び出してきた。

居留守を使っていたようだった。

その人物は、漫画家の岸辺露伴。売れっ子の漫画家で代表作はピンクダークの少年。

彼女との関係は中学校時代からの同級生。

友人という訳では無いが、他人というわけでもない。

不思議な関係の2人だ。

 

彼女は怒って出てきた目の前の人物に申し訳無さそうな顔をするでもなく、ケラケラと笑いながら言葉を口から出す。

 

『うわー!!!変わんないねぇ、露伴は。』

 

その言葉と顔は久しぶりに友人に会って嬉しいといったような顔だった。

その目の前の相手は驚いた顔をしつつもめんどくさそうな顔をした。

 

「なんで君がいる?今はロンドンにいるはずだろう。」

 

ここにいるはずのない私に疑問が浮かんだのだろう。

相手はそれを聞いてきた。

 

『ロンドンいたけど飽きたし帰ってきた!杜王町に露伴がいるーっていうからんじゃあたしも行こーってなってきたの。』

 

この女はロンドンに行ってみたい!と言う理由でほぼ全財産を使い、ロンドンに住んでいたというのに飽きたからという理由で杜王町に帰ってきたのだ。

気分で動く気分屋な女だから。

 

目の前の人物はその言葉に呆れた顔をし、ため息をついた。

 

「君は相変わらず気分屋すぎないかい?僕になんの用だい?」

 

ため息をつき、呆れた顔で彼女の顔を見てこういった。

 

「おまえは世間話する気ないのかよー、とりあえず入れてよ!話長くなるからさ!!」

 

彼女はけらけらと笑いながら手を合わせてねだった。

露伴は深くため息をつき、断る気力もなかったのか家にいれた。

 

 

 

 





口調迷子ですが、とりあえずかけました。
主人公の設定は後でしっかり書くのでお待ちを。

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