仮面ライダーリバイスIF   作:BURNING

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ベイルの真価 ジャンヌ変身不能

バイスとベイルの戦闘が激化した頃、カウンが出現して街でギフテリアンを呼び出し暴れさせているという報告が入った。そこに向かったのは大二とデモンズトルーパーである。

 

「おやおや、五十嵐一輝じゃないのか。まぁ、お前でも良いや」

 

カウンが余裕そうにそういう中、プロトバイスタンプを取り出すとそれを自らへと押す。

 

《プラナリア!》

 

そして、それにより、プラナリアデッドマンへと変身したカウン。大二もベルトを取り出すとそれを装着し、スタンプを出す。

 

「白黒付けよう」

 

「ちょっと待ったぁ」

 

「……カゲロウ。今回は任せるぞ」

 

それと同時に大二はカゲロウと入れ変わる。そして、スタンプを押印し、エビルブレードを引き抜いた。

 

《バット!》

 

《Confirmed!》

 

《Eeny, meeny, miny, moe…Eeny, meeny, miny, moe…》

 

「変身」

 

《バーサスアップ!》

 

《Madness!Hopeless!Darkness!バット!仮面ライダーエビル!》

 

カゲロウはエビルへと変身するとデッドマンと戦闘を開始。それと同時にギフテリアンとデモンズトルーパーの戦いも始まる。

 

「おいおい。あんな雑魚にギフテリアンが止まるとでも?」

 

「ああ。前のデモンズトルーパーなら勝てなかっただろうな。だが!」

 

するとプラナリアデッドマンの予想とは裏腹にデモンズトルーパーはギフテリアンとも互角以上の戦いを展開。それを見たプラナリアデッドマンはその善戦ぶりに驚くが、まだ余裕な顔つきを崩さない。

 

「だが、今のお前に負けるような私じゃないんでな!」

 

するとプラナリアデッドマンは更にパワーを上げたかのように攻め続ける。こうなるとただのバットゲノムでは対応するのは難しい。そもそも相手は超再生能力で回復してくるのだ。このままではやられるのも時間の問題である。

 

「へっ。そんなに本気を出して欲しいなら見せてやるよ」

 

《イーヴィルウィング!》

 

《Confirmed!》

 

《Wing to fly!Wing to fly!》

 

《ウィングアップ!》

 

《イーヴィルアップ!》

 

《Wrath!Wicked!Warning!イーヴィル!イーヴィル!イーヴィル!イーヴィル!イーヴィルエビル!》

 

エビルはイーヴィルエビルへとパワーアップ。そのまま超スピードで接近しつつ斬撃を繰り出すとプラナリアデッドマンの超再生能力を上回る出力で次々と斬りつけていく。

 

「オラよ!」

 

更に斬撃によって相手への手数と打点を増やしてダメージを加速させていくと流石のフェーズ4になったプラナリアデッドマンさえも苦戦する。

 

「馬鹿な……こっちはフェーズ4だぞ!?」

 

「こちとら純粋な悪魔だからな。それに悪魔と人間が一体化している面ならある意味俺達は同じ条件。それなら俺達はお前には負けねーんだよ!」

 

「とは言っても油断はするなよカゲロウ」

 

「誰に向かって言ってんだよ!」

 

エビルはプラナリアデッドマンとの互角以上に渡り合う中、プラナリアデッドマンには焦りが出ていた。これまでの度重なる失態にフェーズ4さえも負けたとあれば自分の面子は丸潰れ。となればこのまま引き下がれるわけがない。

 

「ちくしょう……どうにかして逆転の手を打たなければ……」

 

「俺の前でそんな事させるわけねーだろ!」

 

エビルがそう言いつつ攻めの圧力を更にを強くしていく。その頃、バイスとベイルの戦いに一輝が合流。一輝は走りつつベルトを装着し、スタンプを出してスイッチを押す。

 

《レックス!》

 

「変身!」

 

《バディアップ!リバイ!バイス!リバイス!》

 

するとリバイの元にバイスが移動すると二人同時にパンチを叩き込む。そこからベイルとの戦闘が展開された。

 

「「だあっ!」」

 

二人からの同時の拳により、ベイルが少し下がるとそのまま二人がかりでの攻撃を仕掛ける。しかし、ベイルにはそれは通用しないのか軽くあしらわれると二対一の状況でもリバイとバイスを押していく。

 

「コイツ、強い……」

 

「当然だ。お前らとは強さの次元が違うからな」

 

「くぅ〜っ。なんかアイツムカつくなぁ!」

 

バイスが悔しそうにする中、リバイはそれならばとベルトからスタンプを外すとそれのスイッチを押す。

 

《レックス!》

 

リバイがスタンプを振るとバイスの尻尾が伸びてベイルへと叩きつける。

 

「む……」

 

「次はこれだ!」

 

更にスタンプを押印。両脚がレックスのような強靭な脚へと変化する。

 

「だあっ!」

 

そして、走っていくと連続でキックを叩き込む。ベイルはそれを暫く受けっぱなしだったが、次の瞬間。突如としてベイルの前にレックスのスタンプの印字が出てくるとそれがベイルへと重なり、ベイルの両脚がリバイ同様にレックスの脚へと変化した。

 

「なっ!?」

 

「ぬん!」

 

ベイルからのレックスの脚による連続蹴りはリバイやバイスへと決まると二人を吹き飛ばす。そのまま二人は地面を転がった。

 

「くうっ……」

 

「めちゃ強ぇえ……」

 

バイスが悔しそうにする中、リバイはベイルに対抗するためにスタンプを出すとスイッチを押す。

 

《メガロドン!》

 

《バディアップ!》

 

《潜るドンドン!ヨーイドン!ドボン!メガ・ロ・ド・ンー!通りすがりのハ・ハ・ハ・ハンター!》

 

リバイとバイスがメガロドンゲノムへと変わるとベイルからの蹴りに対してリバイが水の力を纏った斬撃を放ち吹き飛ばす。

 

「ぐうっ……」

 

「はあっ!」

 

更にバイスが口からメガロドンの歯の形をしたエネルギー弾を連射した。しかし、ベイルはそれを読んでいたかのようにメガロドンの印字を自らに纏うとバイスと全く同じ技で返した。

 

「うわっ!?」

 

続けてベイルは二人に接近しつつ両腕にメガロドンの刃型のエネルギーを纏うと両手脚から繰り出される斬撃を連続で喰らわせていき、二人はダメージをかなり受けた様子だ。

 

「だったら!」

 

《コング!バディアップ!》

 

《アーム!ストロング!戦いのゴング!鳴らせ!コング!ドラミングキター!》

 

リバイとバイスがコングゲノムに変わりつつ両腕に武装されたガントレットでベイルへと殴りかかる。

 

「なるほど、ならば……」

 

するとまたもやベイルはスタンプの能力をチェンジ。両腕にコングのガントレットを武装して二人からの攻撃を受け止める。

 

「「なっ!?」」

 

「今度はこちらの番だ!」

 

ベイルからの拳を喰らってリバイとバイスは吹き飛ばされてしまう。追撃とばかりにベイルはガントレットを射出して二人へと攻撃をぶつけた。

 

「「うわあっ!?」」

 

二人はかなりのダメージを負うが、それでもまだ闘志は失っていない。二人はまたゲノムチェンジを発動した。

 

《プテラ!バディアップ!》

 

《上昇気流!一流!翼竜!プテラ!Flying by!Complete!》

 

《リミックス!バディアップ!》

 

《必殺!撃ってな!見てな!プテラ!》

 

二人がプテラゲノムになるとすかさずリミックス。そのまま高速機動を展開するとベイルへと空中からの射撃を仕掛けつつ体当たり。ダメージを蓄積させた。

 

「ぐうっ……」

 

しかし、ベイルもすかさず対応。今度はプテラの翼を背中に展開し、空へと飛翔。そのままリバイやバイスと激突して大爆発を起こす。

 

それにより、リバイとバイスはリミックス解除してレックスゲノムへと戻ってしまう。そして、二人はバランスを崩しつつ着地した。

 

「ッ……」

 

「アイツ、俺っち達と同じ力を持ってやがる」

 

「ウィークエンドが持っていたプロトバイスタンプのデータが俺の体には染み込んでいる。つまり、お前らの持つバイスタンプの力は大体全部持っているというわけだ」

 

ベイルの説明にリバイは仮面の下の顔を僅かに歪める。しかし、だからと言って打つ手が無いわけではない、

 

「だったら……これだ!」

 

《バリッドレックス!ボルケーノ!コンバイン!》

 

《Burning fire!Come on!ボルケーノ!》

 

《バーストアップ!パネェツヨイ!リバイス!We are!リバイス!》

 

これにより、二人はボルケーノレックス、バリッドレックスに変身する。何故バリッドレックスを単体で使わないのかと言うと、その強みであるリボーンによるリミックス形態召喚は通常バイスタンプを使うために相性が悪いと踏んだからである。

 

「ほう。来い」

 

ベイルが挑発する中、リバイとバイスはそれぞれリバイスラッシャーとバリッドシールドを手に突っ込んでいく。そこからは形勢が逆転。二人による連携により、ベイルを押し込んでいく。

 

「なるほど、強化フォームのバイスタンプならデータが無いと考えたか」

 

「はあっ!」

 

するとベイルはリバイとバイスの攻撃を受け止めつつリバイへと話しかける。

 

「坊主よ、お前に注告しておく。俺の相棒、純平と俺は一心同体。俺を倒せば純平も死に至る。そして俺は純平が出てくるまで家族を狙い続けるからな」

 

「ッ……そんな事、させるわけ無いだろ!俺達は……最強家族だ!」

 

そして、リバイはスタンプを二度倒すと必殺技を発動して跳び上がる。そのまま二人同時のキックを放った。

 

《ボ・ボ・ボル!ボ・ボル!ボ・ボルケーノ!》

 

《ボルケーノフェスティバル!》

 

「「はぁああっ!」」

 

二人同時のキックがベイルに命中するとベイルは後ろに後退する。しかし、それでも致命傷には至らない。それを見たベイルは笑みを浮かべる。

 

「ほう。まだまだ楽しめそうだな。ならば、お前は後に取っておいてやる。ふはははっ!」

 

そのまま彼は赤黒い粒子となって消えていき、その場から撤退していくのであった。

 

同時刻、プラナリアデッドマンはエビルによって少しずつ追い込まれていく。

 

「はあっ!」

 

プラナリアデッドマンはエビルからの連続斬撃によりかなりダメージを受けており、とうとう追い込まれた。

 

「おいおい。フェーズ4つってもその程度かよ。おい大二、さっさとコイツをオーバーダメージで人間の姿にしてスタンプ取り上げるぞ」

 

「ああ。決めてくれ」

 

するとそこにさくらが走ってくる。そして、到着してスタンプを構えた。

 

「お待たせ!私も戦うよ!」

 

「遅せぇよさくら。まぁ、味方は多い方が良い。頼むぜ」

 

「勿論。サクッと倒すよ!」

 

《コブラ!》

 

さくらがスタンプを押すとベルトに装着。そして、ポーズを取るがいつも流れるはずの待機音が流れない。さくらはそれに僅かに違和感を感じるが、構う事なくスタンプを倒した。

 

「変身!」

 

しかし、スタンプを倒しても何も変化が起こらない。そのためにさくらはおかしいと思うともう一度スタンプを起こす。

 

「変身!」

 

しかし、二度目も同じで全く変化は起きない。それから何度か倒してみるが何も起きない。そして、次の瞬間にはベルトから火花が散るとそのままスタンプが吹き飛んでしまう。

 

「きゃっ!?」

 

そのまま地面を転がるさくら。そんなさくらを見たプラナリアデッドマンはチャンスと見てエビルへと攻めかかる。

 

「チッ……何をしてる!早く変身しろ!」

 

「……どうして……変身できない」

 

さくらは慌ててスタンプを拾い、また変身するために装填しようとする。しかし今度はベルトが拒絶を起こしているのかスタンプそのものが装填されない。

 

「嘘……何で……」

 

さくらはこの土壇場で変身する事ができなくなってしまった。果たして、彼女の運命は如何に。

 

バイスタンプラリー

 

二十九話目……バッファローバイスタンプ




また次回もお楽しみに。
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