仮面ライダーリバイスIF   作:BURNING

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打ち砕いた野望 ガールズ達の大団円

アギレラとブラックタックルは正面からぶつかり合うと格闘戦に入る。だが、流石はデッドマンの首領。アギレラは手慣れた様子でブラックタックルをあしらっていく。

 

「馬鹿な……この私が何故……」

 

「あなたに負けるほど私はヤワじゃないって事よ」

 

するとアギレラは背中の羽を展開して空に飛び上がるとベルトを一度起こしてスイッチを押す。

 

《必殺承認!》

 

その瞬間、手にしていたニードルクナイの数が増えるとアギレラの周囲に展開。すかさずベルトを倒す。

 

《クイーンビー!スタンピングデストロイ!》

 

すると展開していたニードルクナイがブラックタックルへと次々と飛んでいく。

 

「舐めるな!電波投げ!」

 

ブラックタックルはそう簡単にはやられまいと攻撃を弾くべく黄色いエネルギーで防ぐと共に投げ飛ばす。

 

「かかった」

 

しかし、電波投げを使ったためにすかさず接近して蹴りを繰り出したアギレラに対応できずに蹴りを喰らって吹き飛ばされる。

 

「ぐうっ……」

 

その瞬間、ジャンヌが吹き飛ばされるとバッファローバイスタンプが地面へと落下。アギレラはそれを見てすかさずスタンプを手にする。

 

「さくらちゃん、借りるわよ」

 

「え?」

 

《バッファロー!リスタイル!》

 

《リバティアップ!Yeah!バッファロー!Wow!Wow!Wow!Wow!》

 

その瞬間、ラブコフバッファローゲノムに似た乾坤拳が召喚。それが赤、黄、緑のエネルギーと共に投げられるとブラックタックルはダメージを喰らって吹き飛ばされた。

 

「ぐあああっ!?」

 

「そろそろ終わりね」

 

「くっ……私が負けるはずが……」

 

ブラックタックルがそう言うが、アギレラは余裕の笑みを浮かべる。そしてブラックタックルへと言葉を放つ。

 

「あなたでは私には勝てない……私の妹を良いように利用したあなたにはね!」

 

アギレラはその手に怒りを浮かべていた。それは、妹の涼を利用しようとうとした事に対する憤り。デッドマンズの女王である彼女にとって縁遠い存在ではあったが本当の家族に対する気持ちがあったと言うことだろう。

 

そしてアギレラはベルトを起こしてからすかさず倒し、必殺技を発動した。

 

《クイーンビー!スタンピングブレイク!》

 

アギレラは背中に羽を展開すると跳び上がり、ライダーキックの体勢へ。足先に蜂の針を模したエネルギーを纏ってのキックである。

 

「はぁああっ!」

 

それが命中するとブラックタックルは火花を散らす。そして、ブラックタックルの体にヒビが入り始めた。

 

「くそおぉおおっ!私が……あんな女にぃい!」

 

そのままブラックタックルは爆散。撃破される事になる。そして、それを見たミスタイタンは吐き捨てるように言った。

 

「チッ……役立たずが……」

 

「……はぁ?」

 

それを聞いたジャンヌは憤る。仲間がやられた事に対して悲しむどころか役立たずと罵ったからだ。

 

「アンタ、やっぱり最低ね」

 

「黙れ!目的をきちんと果たせない奴など我々には不要なのだ!それがわからないとは……まぁ良い。どのみち私に勝つなど不可能だからな!」

 

その瞬間、ミスタイタンは手を翳すと巨大な炎のエネルギー弾を生成。全方位に向けてそれを放つとライダー達は吹き飛ばされた。

 

「ふはははっ!やはりその程度。我々の目的、ブラックサタン様復活は止められない!」

 

ミスタイタンが勝ち誇る中、ジャンヌが立ち上がるとミスタイタンへと叫ぶ。

 

「……あんた、カリスマのカケラも無いし……無理だよ!」

 

「ラブ!さくら、ラブコフも戦う!」

 

するとジャンヌの持っているコブラバイスタンプが光と共にキングコブラバイスタンプへと変化。これによりジャンヌは強化変身が可能となる。

 

「行くよ、ラブちゃん!」

 

「ラブ!」

 

《キングコブラ!》

 

《Come with me!Go with me!》

 

《ハイパーリベラルアップ!》

 

「オラオラオラ!やったるで!」

 

《We are!We are!仮面ライダー!インビンシブル!蛇!蛇!蛇!蛇!蛇!蛇!ジャンヌ!ハァー!ハーッ!》

 

ラブコフが黄金のキングコブラに変化するとそれがジャンヌの周りでとぐろを巻き、ジャンヌへと追加装甲が纏われてインビンシブルジャンヌへとパワーアップした。

 

「えぇっ!?さくらちゃんあんな変身もできるの!?私、聞いてない!!」

 

「へぇ、話には聞いてたけどラブコフとの融合での強化変身。やっぱりさくらちゃんは面白いわ」

 

アギレラはジャンヌの隣に並ぶとスタンプを返しつつ共闘の姿勢を見せる。

 

「今回だけ一緒に戦ってあげるわ」

 

「足だけは引っ張らないでよね!」

 

ジャンヌとアギレラはミスタイタンに向かうとジャンヌは手にした刃を振るう。

 

「くっ!?な、何だこの力は……」

 

流石のミスタイタンでもインビンシブルジャンヌまでは想定外だったのか対応が間に合ってない様子だった。

 

「私達も」

 

「負けてられない!」

 

そこにサーベラ達も加わって六人がかりでミスタイタンへと挑む。ミスタイタンはそれでも両手に纏わせた炎で応戦するが圧倒的な手数を前に次々と被弾していく。

 

「うぐあっ!?」

 

「はあっ!」

 

ジャンヌが跳び上がると背中から伸びた刃が次々と襲いかかりミスタイタンを怯ませる。そこにゼロツーが超スピードでの連撃を加え、ツクヨミとポッピーが拳を叩き込む。更にサーベラとアギレラが狼煙とクナイでの斬撃で吹き飛ばした。

 

その頃、イクサとメイジによる残敵掃討も終わりが近づいていく。イクサはイクサカリバーを手にするとフエッスルをベルトに装填してナックルを押し込み、技を発動する。

 

「その命、神に返しなさい!」

 

《イクサカリバーライズアップ!》

 

するとイクサは太陽をバックに刀身に炎が纏われると戦闘員を薙ぎ払うように斬撃を放つ。その一撃で敵は両断されて粉砕。

 

メイジの方も回し蹴りで戦闘員を吹き飛ばしてから手に新たなリングを付けてベルトを操作。そして手を翳す。

 

《イエス!スペシャル!アンダスタンド!》

 

するとメイジの前に現れた魔法陣から炎が飛び出して戦闘員を焼き尽くす。これにより、戦闘員は壊滅し、残されたのはミスタイタンのみである。

 

〜挿入歌 Cherry-ish!〜

 

「はあっ!」

 

そのミスタイタンもインビンシブルジャンヌが展開した背中の刃に絡め取られるとそのまま振り回されてから地面に叩きつけられてかなりのダメージを負った様子であった。

 

「お、おのれ……こんな程度でやられるわけには……」

 

「はぁ……あんた諦め悪すぎ」

 

「良いわ。すぐに楽にしてあげるから」

 

「粛清します」

 

「あなたを止められるのは私達です!」

 

「終わりにします」

 

「ゲームオーバーだよ!」

 

六人はそれぞれ言うとジャンヌ以外の五人がそれぞれベルトを操作して必殺技を発動させていく。

 

アギレラがベルトを起こしてから倒し、サーベラが狼煙のスイッチを長押しする。ゼロツーがキーを押し込み、ツクヨミがウォッチのスイッチを押してからベルトを回転。ポッピーがBボタンを二回押す。

 

《クイーンビー!》

 

《超狼煙霧虫!》

 

《フィニッシュタイム!》

 

《キメワザ!》

 

そして、五人が跳び上がると次々とライダーキックを繰り出していく。

 

《スタンピングブレイク!》

 

《昆虫煙舞一閃!》

 

《ゼロツービックバン!》

 

《タイムジャック!》

 

《クリティカルクルセイド!》

 

アギレラが蜂の針を模したキック、サーベラが背中から展開した蜘蛛の脚を脚先に集約させてのキック、ゼロツーが赤と黄の光のエネルギーを纏わせてのキック、ツクヨミが月をバックに輝きを纏ったキック、ポッピーがハートマークのエネルギーを纏わせたキック。五人のキックが次々と決まっていき、ポッピーの一撃が決まった際にPERFECTの文字が浮かぶ。

 

「くぅうっ……まだまだ……まだ終わらぬわ!!」

 

ミスタイタンが往生際悪く足掻こうとする。しかし、ジャンヌはそれを許さないとばかりに声を上げた。

 

「いいえ、アンタはもう終わりよ!サクッと……倒す!」

 

そして、トリを飾るのは勿論ジャンヌだ。ジャンヌはベルトを起こすとスイッチを押して倒す。

 

《必殺承認!》

 

《超必殺!超必殺!》

 

「はぁああっ!」

 

《キングコブラ!インビンシブルクラッシュ!》

 

ジャンヌが黄金のキングコブラを纏わせた状態で繰り出すライダーキックを放つとミスタイタンは満身創痍ながら受け止めようとする。しかし、ジャンヌはそれさえも超えるかのように一撃を叩き込むと先にライダーキックを当てて着地していた面々の横に降り立つ。

 

「ブラックサタン様……申し訳……ありません……ぐああっ!」

 

そして、ミスタイタンが断末魔を上げると爆散し、ガールズリミックスは見事な勝利を飾るのであった。

 

全員が変身を解くとアギレラはさくらへとベルトとスタンプを差し出す。

 

「え?」

 

「……私用に作ってもらったベルトだけど……やっぱり私に仮面ライダーは向かないわ」

 

そう言ってベルトを返したアギレラの目は満足したようであり、さくらはそれを受け取る。そして、アギレラは涼の前に立つ。

 

「お姉ちゃん……」

 

そして、アギレラは涼を抱きしめると一筋の涙を流してから涼へと言葉を告げた。

 

「涼、あなたに寂しい思いをさせてごめんなさい。でも私の今の居場所はデッドマンズ。もうあなたと会うことは無いわ。だから、強く生きなさい」

 

そして、アギレラは涼を離すとそのままどこかへと飛び去っていく。そんな中、涼は一人泣いていた。

 

「お姉ちゃん……ありがとう」

 

そんな涼を見てさくら達は涼の気持ちを考えてその場から去っていこうとする。

 

「さくらさん!」

 

それを聞いて一同は立ち止まると振り向く。涼の目はまだ涙で濡れていたがその目には覚悟が宿っていた。

 

「私を……私を鍛えてください!……いつかこの手でお姉ちゃんを取り戻します。だから!」

 

さくらはそんな涼の覚悟を聞いて微笑むと涼へとある場所を提案する事に。

 

「じゃあ、強くなるために良い場所があります」

 

さくらが案内したのは彼女が通う空手の道場だ。彼女はここで体を鍛える所からゆっくりと進める事になる。

 

後日。とあるビルではガールズリミックスの面々が揃っていた。それは、今を生きる強い女性を題材にした雑誌の表紙を飾るための撮影所である。

 

「と、言うわけで我々ガールズリミックスが特集される事になりました!」

 

「イェーイ!」

 

「いきなり表紙だなんて本当に凄いわね!」

 

「あの……私も混ざって良かったの?私、本当に最初しか登場してないのに……」

 

「私もだ」

 

そう言うのは大門凛子と刃唯阿だ。実はあの後、霧子と共に後処理をしていたのだが結局彼女達は目立った活躍はしていない。それでもガールズリミックスの一員という事でここに来ている。

 

「まぁまぁ、終わり良ければ全て良しって事で!」

 

「これからも私達ガールズリミックスは世界を守るために戦って行くよ!」

 

「「「「「「おー!」」」」」」

 

「ラブ!落着落着!」

 

こうして、ガールズリミックスによってミスタイタンらによる野望は打ち砕かれて一つの戦いが終わった。しかし、まだまだ彼女達の戦いは終わらない。それでもどんな困難が立ちはだかっても乗り越えて行く。そのために彼女達は今を頑張ることを決意するのだった。




今回でガールズリミックス編が終わり、次回からは本編に戻ります。それではまた次回もお楽しみに。
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