仮面ライダーリバイスIF   作:BURNING

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大二の反省 カゲロウとの和解

リバイスとライブがそれぞれの敵であるヘルギフテリアン、そしてギフデモスとの戦闘を開始。リバイスは電撃のようなスピードでヘルギフテリアンを翻弄する。

 

「俺っち達のスピードに着いて来れるかぁ?」

 

リバイスはまるでヘルギフテリアンを相手にもならないとばかりに次々とリバイスラッシャーで切り裂き、ダメージを与えていく。元々初期の強化型ヘルギフテリアンを圧倒したリバイスによる攻撃である。量産型で再生能力の薄いタイプのヘルギフテリアンに止められるはずもなかった。

 

「があっ!」

 

それでもどうにか対抗するためにヘルギフテリアンはタイミングを合わせて拳を繰り出すがその瞬間、リバイスは別のスタンプを取り出す。

 

《カマキリ!》

 

《バディアップ!》

 

《カマキリ!俺たちオンステージ!》

 

リバイスがリバイとバイスへと分離するとヘルギフテリアンの攻撃を透かさせる。そのまま両側から必殺技を使った。

 

《カマキリ!スタンピングフィニッシュ!》

 

リバイがカマキリックアローから放たれる無数の矢、バイスが手にカマキリの鎌を模したエネルギーを高めてからの斬撃波を出すとヘルギフテリアンを両側から狙い撃ち。

 

「次はこれだ!」

 

《カンガルー!》

 

《バディアップ!》

 

《カンガルー!勝利のパンチが決まった!》

 

そのままリバイとバイスがカンガルーゲノムへ。変幻自在のジャンプによる動きで撹乱し、パンチを次々と叩き込む。勿論これだけではあまり有効打にならないのでリバイは更にチェンジする。

 

「バイス、お前に任せるぞ!」

 

「おうよ!」

 

《俺っち!スイッチ!ワンパンチ!》

 

《バイスアップ!》

 

《仮面ライダーリバイス!バイス!バイス!バイス!》

 

リバイとバイスはジャックリバイスとなるとバイス主導の戦い方である近接によるパワー戦を仕掛ける。

 

「があっ!」

 

ヘルギフテリアンもパワーには自信があるのかそれを受けて立つと正面から組み合って力を比べた。

 

「がああ……」

 

「へん。そんなものかよ!」

 

だが、量産用にパワーダウンしているヘルギフテリアンではジャックリバイスの力には及ばない。

 

「はいドーン!」

 

それからリバイスがドロップキックをぶつけてからヘルギフテリアンを掴むと無理矢理立たせて殴りつける。

 

「俺っち達を相手にした事、後悔させてやるよ!」

 

リバイスは真上にヘルギフテリアンを蹴り上げるとそのままスタンプを二回倒す。そのまま跳び上がってライダーキックを放った。

 

《ローリングスタンピングフィニッシュ!》

 

「うらあっ!」

 

それはヘルギフテリアンを貫くと爆散させて倒す。そしてリバイス……いや、バイスはいつも通りに調子に乗った。

 

「ハッシュタグ……ナイス、リバイス!」

 

「こら、調子に乗るなって」

 

するとその瞬間、突如としてエネルギー弾が飛んでくる。リバイスはそれを紙一重で躱すとその先には赤石が変身したギフデモスが立っていた。

 

「私が相手しよう」

 

「バイス」

 

「ああ。ここはサンダーゲイルだな」

 

《サンダーゲイル!》

 

《仮面ライダーリバイス!》

 

ジャックリバイスはその装甲を打ち破ってリバイスへとパワーアップ。手にローリングバイスタンプを持つとそのまま赤石のギフデモスと交戦する事になった。

 

同時刻、朱美のギフデモスと戦うライブはライブガンを連射して牽制するものの、ギフデモスはまるで効かないとばかりに手に武装された剣でライブを容赦なく斬りつける。

 

「うぐうっ!?あがっ!!」

 

ライブが倒れる中、ギフデモスはその体を踏みつけて容赦なく連続で斬撃を浴びせた。

 

「うわあっ!?」

 

ライブはそれを何発か喰らってから何とか蹴りでギフデモスを離させると立ち上がり、必殺技を発動させる。

 

《必殺承認!ホーリージャスティスフィニッシュ!》

 

ライブはエネルギーを高めた弾丸を連射。しかし、ギフデモスはそれを簡単に切り裂いて止めてしまう。

 

「やっぱり強い……」

 

するとギフデモスは高速で移動するとライブの懐で腕の剣を使って斬りつける。

 

「ぐああっ!?」

 

「はあっ!」

 

そのままギフデモスが手を翳すと赤黒いエネルギービームが発射。そのままライブを吹き飛ばして変身解除させてしまう。

 

「大二!?」

 

「余所見している場合か?お節介の偽善者が」

 

赤石のギフデモスからの猛攻にリバイスは対応するので手一杯。そこにようやくさくらと光が別方向から合流する。

 

「光さん!」

 

「はい、大二を助けましょう!」

 

《コブラ!》

 

《クワガタ!》

 

《Deal……》

 

「「変身!」」

 

《リベラルアップ!》

 

《Delete up!》

 

《仮面ライダー!蛇!蛇!蛇!ジャンヌ!トリケラ!ダダダダーン!》

 

《仮面ライダーオーバーデモンズ!》

 

二人が変身すると周囲にギフテリアンやギフジュニアが雑魚として出現し、オーバーデモンズが朱美のギフデモスを。そしてジャンヌが雑魚の群れを相手にする。

 

そんな中、大二はここまで自分がピンチになったのに一向に交代を言ってこないカゲロウに呼びかけていた。

 

「カゲロウ……どうして俺と入れ替わらない?いつもあれだけ言ってるのに……何で今回は……」

 

しかし、カゲロウからの返事は無い。やはりカゲロウは今の大二が気に入らない様子なのか何とも言おうとしないのだ。

 

すると朱美のギフデモスから火花が散ると朱美の心がどんどん侵食されていくのが見えた。

 

「私を……倒して。私の生死なんてどうでも良いから……」

 

朱美の言葉に大二は助けるのを諦めたくないのかスタンプを出す。しかし、そこで止まってしまう。今自分が仮に変身して立ち向かっても恐らく結果は変わらない。またやられるのがオチだ。

 

「どうすれば良い。考えろ……俺に何ができる?焦っても何もできない。こんな時……カゲロウが力を貸してくれたら……」

 

だがどれだけ願ってもカゲロウはまるで大二を手伝おうとしない。そして大二はその原因が自分にあると思い至る。

 

「そういえば、この前……」

 

思い出されるのはカゲロウが朱美をどうにかするために戦っていた所、自分が無理矢理交代。そのまま朱美を救うために焦ったまま戦ってしまっていた。

 

「……何だよ。悪いのは俺の方じゃねーか」

 

大二はようやく過ちに気がついた。カゲロウはいつだって自分のために動いてくれている。その事実を大二は忘れてしまっていたのだ。思えば前にクロウバイスタンプを賭けた決闘をした時もカゲロウは大二の成長のために自らを犠牲にした。その時は結果的に二人で乗り越えたが、それはカゲロウが自分と共に戦う決意をしてくれたからだ。

 

「いつだってお前は俺のために戦ってくれてたのに。俺は、俺は……」

 

カゲロウの気持ちを踏み躙った。これではカゲロウが怒るのも仕方ない事である。

 

「……カゲロウ。済まなかった。お前は俺のためにずっと戦ってくれていた。過ちを犯そうとしたとき。いつもお前は俺を止めてくれた。それなのに、お前の頑張りを俺は無駄にしようとしてしまった」

 

大二は心の空間とも呼べる精神世界で未だに姿を現さないカゲロウへと呼びかけた。

 

「俺は大馬鹿野郎だ。カゲロウ。お前は朱美さんを救うために、俺がやりたいことのために最善を尽くそうとしたのに俺は焦りからお前の頑張りを見ようともしなかった」

 

大二はカゲロウへと自分の悪い部分をしっかりと話し、頭を下げると彼へと謝罪する。

 

「カゲロウ、お前を信じてやれなくて本当にごめん……」

 

大二は改めて知った。自分という片翼だけでは飛べる距離に限界があると。自分一人では何もできないと。だからこそ彼は自らの悪魔に呼びかける。

 

「許されなくて当たり前だとわかってる。こんな事を言うのは間違ってると思う。それでももし俺を信じてくれるなら……もう一度一緒に戦って欲しい」

 

大二がそうカゲロウに頼んだ時だった。外の世界から自分の相棒と同じ声が聞こえたのは。大二が現実世界に戻るとそこには自分の相棒である悪魔、カゲロウが漆黒の羽を舞い散らせながら姿を現していた。

 

「カゲロウ……」

 

「やれやれ。世話の焼ける相棒だな。大二」

 

「……カゲロウ。俺はお前の相棒としてお前の事をちゃんと理解できていなかった。俺ができない事をお前はやってくれようとしていたのに俺はその邪魔をしてしまった」

 

「やっと俺の事をちゃんと見る気になったか、大二。ああ、お前は俺。俺はお前だ。お前のやりたい事は俺のやりたい事。あの時お前は外野は黙ってろなんて言葉を使ったが、実際俺がいなくなってわかったろ?お前には俺が必要だって」

 

「ああ、そうだな。あ、でもさ。お前も言ってたよな?その外野は黙ってろって」

 

「………まぁとにかく、俺達は二人が揃ってようやく一人の戦士なんだ。今回はそれに気づけただけで十分だったがな」

 

大二はカゲロウが誤魔化したと思ったが、今はそんな事で揉めている場合では無いと敢えて無視することになる。そして、二人は向かい合うと大二から口を開いた。

 

「カゲロウ。またこれからも一緒に戦ってくれるか?」

 

「ふん。お前がだらしなかったらいつでも乗っ取ってやるだから覚悟しておけよ」

 

二人がそんなやり取りをする中、ジャンヌは雑魚敵を粉砕し続けるが、あまりにも多いその数に苦戦する。

 

「ちょっと!多すぎでしょ今回!」

 

《必殺承認!トリケラ!リベラルスマッシュ!》

 

ジャンヌが両腕の銃を撃ちまくり次々と敵を粉砕。するとそこにオーバーデモンズが朱美のギフデモスから斬撃を受けて下がってきた。

 

「光さん!」

 

「やっぱり朱美さんが相手だとやりにくいですね。どうすれば……」

 

そして、リバイスの方も赤石のギフデモス相手に互角にやり合ってこそいたが、逆に言えば他の事にまで気を回せる程余裕は無い。

 

「仮面ライダーベイルの時よりも強い。これがギフが降臨した依代としての本来の強さなのか……」

 

「それでも俺っち達は負けないもんね!」

 

「ふん。だがお前らにこの状況を打開する手は無い。さっさとお前達を纏めて始末して……」

 

するとその時、二人の足音がしたために一同がその方向を向く。そこにはツーサイドライバーを巻いてホーリーウィングバイスタンプを手にした大二とその隣でイーヴィルウィングバイスタンプを手にしたカゲロウがいた。

 

「誰かと思えばお前達ではその女は救えないぞ?」

 

「確かにそうだ。俺達がバラバラならそれは叶わない。だが!」

 

「俺達は一人の戦士としての覚悟を決めた。今の俺達は片翼の翼じゃない!」

 

その瞬間、大二の持つホーリーウィングバイスタンプとカゲロウの持つイーヴィルウィングバイスタンプが光と共に飛び出すとリリスが纏わせたオーラと共にその姿を重ねる。するとそれは進化する前のクロウバイスタンプのような物に変化。黒とターコイズのカラーリングをしたスタンプに白いカラスの意匠が入っていた。ただし、顔の部分と翼の部分に黒い模様が入っていたが。また、クロウバイスタンプは上に伸びている翼部分が一部黒いのに対してこちらは全て白い色という差異がある。そのスタンプの名は……。

 

《パーフェクトウィング!》

 

聖なる翼と漆黒の翼は一つになり、完璧な翼……パーフェクトウィングバイスタンプへと変貌するのであった。




この度、ikkunさんの小説であるゼインのヒーローアカデミアとのコラボが決定しました。コラボ編は40話が終わってから投稿します。この作品についてはURLを貼っておくので見てもらえると幸いです。

https://syosetu.org/novel/343046/

モチベーションが上がるので感想、評価、お気に入りをしてもらえるとありがたいです。また次回も楽しみにしてください。
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