仮面ライダーリバイスIF   作:BURNING

147 / 300
完璧なる翼 光と闇の融合

大二とカゲロウの前に出現した新たなバイスタンプ、パーフェクトウィングバイスタンプ。それをカゲロウは手に取ると大二と二人で揃って叫ぶ。

 

「「さぁ、白黒付けようぜ」」

 

《パーフェクトウィング!》

 

カゲロウがスタンプのスイッチを押すとそれをそのままベルトへと押印する。

 

《Confirmed!》

 

するとツーサイドライバーの押印箇所にあるライブとエビルが背中合わせになったライダーズクレストの内、今まではどちらか片方の発光だったが今回はライブ側は白く、エビル側は黒く、それぞれ発光した。

 

《Wings for the Future!Wings for the Future!》

 

それから二人がそれぞれ変身のポーズを取ると自らを変えるための言葉を叫ぶ。

 

「「変身!」」

 

そして、大二がエビルブレードをライブガンへチェンジ。そのままライブガンをバックルから引き抜くと撃鉄を押して翼を倒す。

 

《FlyHigh!》

 

更にトリガーを引くとカゲロウの姿が蝙蝠と共にエビルへとチェンジ。そして、大二の背中からは二枚の白い翼が生える。

 

《パーフェクトアップ!》

 

そしてエビルの変身音のように笑い声が流れるとエビルの姿が漆黒に染まった羽へと分解。それが大二の左側の翼に移動すると左側の翼が黒く染まる。更に鼓動のような白いリングのエフェクトが出現しながら大二がホーリーライブへチェンジ。その後、黒とターコイズのカラーの竜巻のような物に包まれると二枚の翼が覆い被さり姿を更に変化。その後、翼がまた展開してから畳まれて変身を完了した。

 

《仮面ライダーエビリティライブ!アイムパーフェクト!》

 

その姿はアンダースーツはエビル、ライブと全く同じ黒にターコイズのラインが入った物になっており、二人の変身が強調されている。また、胸部、肩、頭部、両足の装甲はホーリーライブと全く同じ形をしていた。唯一、腕だけはまた別の装甲が付与されている。カラーリングは元々白一色だった装甲の一部に黒いラインが入り、ここでも大二とカゲロウの融合した姿だと一目でわかるようだ。背中にはホーリーライブの時の翼に加えて白いマントが下がっている。

 

彼の名は仮面ライダーエビリティライブ。今まではどちらかを選択した上での変身だったライブとエビルの力を同時に扱う事が可能になった完璧なる戦士の誕生であった。

 

「大ちゃん……カゲロウ。やったじゃん!」

 

「ラブラブ〜、大二、カゲロウ、完璧〜!」

 

「遅いんだよ、二人共!」

 

「ここからは反撃だ!」

 

「おうよ!」

 

リバイス達が勢いづく中、ライブはオーバーデモンズと交代するように前に出る。

 

「光、ここからは俺に任せてくれないか?」

 

「……おう。頼むぞ。大二、カゲロウ」

 

「光と闇を束ねて進化したか。だが結局、お前ではあの女は救えない。そして、それがお前らを敗北に誘う」

 

「「それはどうかな?俺達の力、見せてやるぜ」」

 

〜挿入歌 Mirage Mirror〜

 

「はぁあっ!」

 

ライブが飛び出すと朱美のギフデモスが剣を振るう。それをライブはライブガンの翼部分で受け止めるとそのままライブガンを連射。その威力は今までの比ではなく、ギフデモスは後ろに下がった。

 

「!?」

 

「カゲロウ、任せるぞ!」

 

《ブレード!》

 

ライブがライブガンをエビルブレードにチェンジするとその時、背中に付いた二つの翼とマントが黒く染まる。これにより、主導権が大二からカゲロウに変わった事を示していた。

 

「オラァッ!」

 

エビルブレードを振るうライブ。今までなら見た事無かった光景だが、それはライブの機構がライブガンを使いやすくするためにチューニングされているからだ。勿論全く使えないわけではないがあまり得意では無いために逆に出力を落としかねなかった。しかし、今は違う。ライブとエビル。二つのシステムを同時出力する事で更なる力を発揮しているのだ。

 

「があっ!」

 

するとギフデモスが反撃のために斬撃を繰り出す。ライブはそれが直撃する瞬間、影の中に潜るとそのまま背後から斬撃を命中させる。これはイーヴィルエビルとしての能力が引き継がれているという事だろう。

 

そのまま連続で斬撃を放つライブ。ギフデモスは吹き飛ばされると地面を転がった。

 

「へっ。今までやられっぱなしだった分スッキリするぜ」

 

「油断するなよ、カゲロウ」

 

「だったらお前に返してやるよ」

 

《ガン!》

 

すると再び翼とマントが白く染まり、大二へと主導権が返される。それを受けて大二は銃を連射した。

 

「全く、人使いの荒い悪魔だ」

 

ライブからの連射でギフデモスは吹き飛ばされる。今までなら絶対に勝てなかったギフデモスを圧倒。その力の向上度が伺えるだろう。

 

そして、それを見たジャンヌやオーバーデモンズも負けてられないとギフジュニア、ギフテリアンを圧倒していく。

 

《クジャク!》

 

《リスタイル!リバディアップ!》

 

《クジャク!ダダダダーン!》

 

ジャンヌがスタンプを起こすとすぐに倒し、跳び上がってライダーキックを放つ。

 

《クジャク!スタンピングスマッシュ!》

 

そしてオーバーデモンズの方も一気に決めるべくスタンプを取り出した。

 

《クワガタ!》

 

《Charge!》

 

《デモンズフィニッシュ!》

 

オーバーデモンズが背中から巨大なクワガタの顎を展開すると敵を纏めて挟み込んで殲滅する。更にリバイスもスタンプを取り出すとリバイスラッシャーに押印。

 

《クロサイ!》

 

《スタンプバイ!》

 

《リバイバイスラッシュ!》

 

するとクロサイのツノのようなエネルギーが刀身に宿るとリバイスはそのままリバイスラッシャーを突き出す。赤石のギフデモスはそれを喰らって大きなダメージとなった。

 

「ぐうっ!?馬鹿な……」

 

「これが俺達の力だ!」

 

場面は戻り、ライブの方へ。朱美のギフデモスが斬撃を繰り出す中、ライブは白い羽となって露散すると距離を取ってから銃撃。ギフデモスもだいぶ弱った様子だった。

 

「おい大二。どうする?このままやってもあの女の命にトドメを刺すことになるぞ?」

 

カゲロウからの言葉に大二は少し迷う。だが、もう彼には迷いを振り切るだけの力がある。

 

「いや、俺達ならきっと救える。信じるんだ、カゲロウ」

 

「信じろ……か。まぁ悪くは無いな。やるぞ、相棒」

 

ライブがライブガンのスイッチを押すと必殺のエネルギーが高められた。

 

《エビルライブチャージ!》

 

《エビリティパーフェクトフィニッシュ!》

 

そのまま放ったエネルギー弾がギフデモスに命中するとその体がエネルギーフィールドの中に拘束。すると朱美の意識が戻ったのか、はたまたギフの細胞が弱まったのか朱美の顔が出てきた。

 

「大二君……お願い。コイツを……」

 

「朱美さん……絶対にあなたを助けます!」

 

それからライブはライブガンをバックルに装着。それから翼の部分を畳む。

 

《エビルライブチャージ!》

 

すかさず撃鉄を引いて翼部分を展開。そのまま背中に翼を展開すると飛び上がる。その時に生えた翼はホーリーライブの時のような白い翼だった。ただし、こちらは黒いラインが入っているためエビルの力も上乗せされている。

 

《FlyHigh!》

 

《Wings for the Future!》

 

そのままライブがライブガンのトリガーを引くとその体にライブとエビルの幻影を出現させてライダーキックを放つ。

 

「大事に……決めようか!」

 

そして、その一撃がギフデモスへと命中するとその体から何かのエネルギーが発生。それがギフデモスの体を少しずつ分解していくと赤黒い粒子として露散させていく。

 

「はぁあああっ!」

 

《エビリティパーフェクトフィナーレ!》

 

その瞬間、朱美の体がギフデモスから分離。ライブはギフデモス……と言うよりはギフの遺伝子の塊だけを押し出すとそのまま貫いて粉砕して着地する。

 

「があああっ!」

 

ギフデモスはライブの一撃を受けて爆散。勝利する事になった。そして、倒れ込んだ朱美の元に駆け寄る。

 

「朱美さん!」

 

「……あれ?私、生きてる……どうして」

 

朱美はあの時、死を覚悟した。そして、残っている赤石のギフデモスが驚きを隠せずにいる。

 

「馬鹿な……どうしてあの女が生きて……まさか!?お前、その力は……」

 

そう。今のライブ……と言うより、パーフェクトウィングバイスタンプが誕生したのはリリスの力によってホーリーウィング、イーヴィルウィングのバイスタンプが束ねられたから。リリスの能力はギフの細胞を鎮静化させた上で分解する事。あの時、ライブのライダーキックはそれを発動させた。つまり、朱美の中に深く根付いたギフの細胞を綺麗さっぱり取り除いた上でギフデモスの力だけを分離。打ち砕いた。これにより、朱美を救出する事に成功したのである。

 

「まさか、リリスの力がここまで厄介だとは……私もせいぜい気をつけるとしよう」

 

そのままギフデモスは赤黒いエネルギーと共に撤退。一同が変身解除すると一輝とさくらが大二の元に行った。

 

「大ちゃん、やったね!」

 

「大二……お前はやっぱり凄い奴だ」

 

「……いや、こうなったのは俺だけの力じゃない。カゲロウ、お前との力だ」

 

「何当たり前の事を言ってやがる。あと、腹が減ったからカレー食わせろ」

 

それを聞いて一同は笑い合う。こうして、朱美を無事に救出した大二はまた一つ、大きな成長をする事になった。

 

その日の夜、ウィークエンド拠点ではギフが赤石を読んで彼へと苛立ちを募らせている様子だ。

 

「赤石よ。何故リリスの力を過小評価した?」

 

「……申し訳ございません。ギフ様」

 

「赤石。我の望む世界に近づくどころか遠のく一方だ。このままではお前は……」

 

「それは重々承知しております。……次の策は既に準備しておりますので……」

 

「ふん。ならば我を納得させる結果を出してみよ」

 

それから赤石は部屋を出るととある場所に向かう。そこにいたのは真澄だった。

 

「博士よ。例の物はできたか?」

 

「ああ。これの事だろう?」

 

そう言って真澄が見せたのはローリングバイスタンプに似た形状をしたバイスタンプだった。ただし、カラーリングは紅を基調としており、スタンプには悪魔の顔のような絵が入っている。

 

「ベイル!」

 

赤石の言葉と共に赤黒い粒子体のベイルが姿を現すと具現化。しかしその顔はかなり苦しそうだった。

 

「何だ長官。俺呼び出して」

 

「ベイルよ、君にはこれを使ってもらう。今のお前の弱まった力を高め、更に長時間維持できる力だ」

 

「……なるほど。ならばそれで俺は今度こそ純平を、五十嵐家を殲滅してくれる」

 

「期待しているぞ、ベイル」

 

そして、ベイルはそのスタンプを手に掴むとその体にスタンプを押印。するとベイルの体に赤黒いエネルギーが高まり、力が漲るのであった。

 

バイスタンプラリー

 

四十話目……パーフェクトウィングバイスタンプ




次回から少しだけコラボ編を投稿します。よろしくお願いします。また次回もお楽しみに。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。