仮面ライダーリバイスIF 振り返り特別編
異次元での戦いがあった翌日。幸せ湯には一輝達五十嵐一家に狩崎、光が顔を揃えていた。その理由はただ一つ。
「番外編だー!」
「「「「「「イェーイ!」」」」」」
「待て待て待て!皆!?キャラ崩壊しているし本編での出来事を進めないの!?」
「ドントウォーリー!問題無しだ。何しろ今回に限っては自由にして良いと通達があったからね」
「それって誰から?」
「この小説の作者」
「メタイわ!」
何故今回一同がこうしてはっちゃけているのか。それは今回が150話記念の特別回だからである。
「さてと、何をする?」
「とは言っても僕達、何も準備してませんし」
「こうなったら俺の限界突破チャレンジスペシャルにするか?」
「途中で飽きるし却下」
元太の提案をさくらがバッサリと切り捨て、結局どうするかという話になった。
「じゃあさ、皆でこれまでの思い出を振り返りましょう」
「おっ。五十嵐のマミーは良い事を言うね!じゃあ今回の特別編は題して!」
「仮面ライダーリバイスIF、総復習スペシャルだ!」
それから狩崎がフェニックスから持ってきたこれまでの経過記録を編集した物をブルーレイに纏めたものを入れると一同はそれを見る事になった。
「物語の始まりは中南米で見つかったギフスタンプからだな」
それをフェニックスが所持し、五十嵐家の次男坊。五十嵐大二のフェニックスへの分隊長就任式より始まることとなる。
「この時お前がビビってヘマしなければ俺と大二がリバイスだったんだろーな」
「カゲロウ、もう良いだろ」
大二がカゲロウを制すと画面が切り替わり、一輝とバイスが仮面ライダーへと変身する。
「そして大二の代わりに俺っちと一輝が仮面ライダーに変身。で、この時に俺っちの名前がバイスになったんだよな」
「あー、そういえばそうだったな」
それからデッドマンズとの戦いの中に一輝とバイスは身を投じていく。その中で十種のゲノムチェンジのバイスタンプを集めていく事が最初の話であった。
「俺様もその戦いの中で生まれたんだよなぁ」
「思いっきり敵対したけどね?」
そう。元々カゲロウは弱かった大二の心につけ込んで覚醒。主導権を乗っ取るようになっていく。
「狩崎さん、大二のために制作したツーサイドライバーをカゲロウが使う事になって少し残念そうでしたけど」
カゲロウは狩崎から貰ったベルトを使って仮面ライダーエビルに変身。リバイやバイスと敵対する事になる。しかし、大二は成長した事によってカゲロウを打ち破り、仮面ライダーライブへと変身した。
「あ、そういえばバイスタンプを巡る戦いの中でヒロミさんも仮面ライダーに変身してたよね」
「ラブラブ、ヒロミ。変身!」
リバイ、バイスとエビルが敵対する中、ヒロミもカゲロウを止めるべくデモンズへと変身。彼も戦いの中に加わった。
「その後に自分が弱い事を思い知ったさくらさんは自分の弱さを受け入れて変身したんですよね」
「そうよ。その時に生まれたのが私の悪魔のラブちゃん」
「ラブラブ〜!」
兄二人が戦う中で自分は何もできないという悔しさを味わったさくら。彼女は最初は強がったために変身できなかったが、弱さを受け入れた事によりジャンヌへと変身を遂げたのだった。
「そこからデッドマンズとの戦いも激しさを増したんだよな」
カウン、ライヤ、そしてフェニックスの司令官であった天魔に化けたカメレオンデッドマン。更に野田とフリオやオルテカ、アギレラが変身するデッドマンズ幹部であるギフテクスに達するメンバーも多くなっていった。
「僕達はデッドマンズを壊滅させるためにデッドマンズベースを攻撃したんですけど……」
「ああ。ヒロミさんは俺達を庇って」
「あの時のヒロミさんは正に命懸けって感じだったもんな」
デッドマンズベースを潰した一輝達。しかしその代償は大きく、ヒロミが行方不明になってしまう。更に彼が付けていたデモンズドライバーも強奪されるとオルテカが新たなデモンズとして立ち塞がる事になる。
「アイツ、ベルトを付けて悪魔力マシマシだったもんな」
「そこから結構大変だったよね」
何しろまともに戦える戦力が一輝、大二、さくらぐらいで残りはデッドマンズ相手に太刀打ちできない有様だったため、ここから暫くの間、フェニックスの戦力不足感は否めなかった。更にデッドマンズの背後にいたウィークエンドもいよいよ動き出して物語は次なるフェーズへと移ることになる。
「私の傑作品も忘れてもらっては困るね」
狩崎も強くなっていくデッドマンズ、ウィークエンド連合に対抗するべくスタンプを開発。バリッドレックス、イーヴィルウィング、ホーリーウィング、ボルケーノとリバイ、バイス、ライブ、エビルを次々と強化していった。
「その過程の中で俺は一回消えかけたんだよな」
「カゲロウとの対決もあったよな……」
イーヴィルウィングバイスタンプを開発した際に狩崎は大二かカゲロウ。どちらかの犠牲の上でないとスタンプが使えないという欠陥を提示。その際に一度カゲロウは対決に敗れて消滅しかけるが大二との絆が芽生えて二人共が生き残った。その後、ひと頓着あったが無事に大二もパワーアップして二人共が進化を遂げることに。
「その後、俺の過去についても触れたんだっけな」
「パパさん、大変な思いをしてきたものね」
少し後に元太の悪魔、ベイルが完全に復活すると元太や五十嵐家の過去についても明かされることになった。また、一輝もバイスが幼い頃に既に生まれていたと知ることに。
「朱美さんがスパイとして潜入したのもこの頃だったよな」
「あの時は本当に裏切ったのかと思ったよ」
この頃でもフェニックス側はデモンズドライバーの奪還や朱美の裏切り……という名の潜入もあって何かと忙しかった。
「この辺だったよね?私もラブちゃんとの絆でパワーアップできたの」
「そうそう!ラブ〜!」
さくらは兄ばかりが強化されるという事態に苛立ち、ラブコフと喧嘩もした。だが、それを乗り越えてジャンヌはラブコフと融合した姿。仮面ライダーインビンシブルジャンヌとなって更なる高みへと上った。
「ラブ、そういえばあたいはバイスやカゲロウと比べて出番少なめ!どうしてコブ!」
ラブコフが文句を言う中、今回限り発生する天の声こと作者が事情を伝える。
「ラブコフは途中まで基本的にラブとかコブぐらいしか言わないからあんまり会話に絡ませられないのとただ単純に作者がラブコフを忘れている場面もあったのでなかなか出せなかったというわけです」
「ラブ!作者、クズ!」
そのままラブコフは拗ねてしまう。それをさくらが宥める中、話の続きを始める。
この頃にはウィークエンドが記憶喪失のヒロミを回収してカブトデッドマンとして一輝達の前に立ちはだかるようになっていく。また、仮面ライダー三人に対して敵の戦力は増大し、ライダー一人に対して怪人が多数という事態も増えていった。
「その状況を打開するために光がライダーになるためのトレーニングをするようになったんだよね」
「はい!皆さんの役に立てるようにトレーニングを進めていました」
「それと同時並行してウィークエンドにいる私のダディが新たなバイスタンプ、ローリングバイスタンプを開発して一輝に送っていたんだ」
そのため、一輝はジャックリバイスへとパワーアップできたのだがその代償としてバイスと一輝が入れ替わる事態になってしまう。
「それから紆余曲折あって入れ替わりは戻ったけど今度はくっついちゃってな……」
暫く一輝とバイスは二人の人格が出たり入ったりという状態になってしまうのだった。そして、フェニックスはウィークエンド拠点を攻撃するが、朱美も赤石の手によって怪人化。更に赤石さえも仮面ライダーとなったために絶対絶命の危機に陥ってしまう。
「そこで僕がとうとう仮面ライダーオーバーデモンズとして戦線に参加するようになったんですよね!」
今までサポート役に回っていた光も戦闘に積極的に参加するようになり、ようやく負担は軽減される事になった。また、一輝とバイスも再度絆を深めあう事で更なる進化、仮面ライダーリバイスへと至ることになる。
「そのタイミングでようやく俺っち達も元に戻ったんだぜ!」
「一方、ダディからの連絡が入って五十嵐幸実の悪魔がギフに対抗するためのブレーキであるリリスだと発覚。物語は一気に激化するんだよね」
「ママ、どうしてあんなに冷静なの?だってママの悪魔って相当強力なんでしょ?」
「勿論最初は戸惑ったけど、私は私のまま変わらないってわかったから不思議と受け入れられたわ」
「俺と大二の事も忘れんなよ?俺達も二人の力を束ねた姿にパワーアップしたんだしよ」
それは仮面ライダーエビリティライブ。ライブとエビルが融合した最強の姿である。
「これで俺達三兄妹が悪魔との合体フォームになれるようになったんだよな」
「そしてリリスの力が上乗せされた俺達のキックで朱美さんを救い出して今に至るって感じだ」
尚、ここでは省いたが剣士達やセンチュリーとの共闘、アナザーライダーとの決戦、女性ライダー達との話に異次元での戦いと多くのイベントを経て今一輝達はここにいる事になる。
「それにしても随分と長く戦ったような感じだよな」
「でも、まだギフとの戦いは終わってない」
「これからも気が抜けないね!」
「俺っち達の大活躍はまだまだ続く!」
「見逃すなよ!」
「ラブ!見る〜!」
そして、映像が終わると一同は再び幸せ湯の受付の前に集まった。そして、感想を言うことになる。
「そういえば、さくらさんや一輝さんはメインのオリジナルストーリーがあったんですよね?」
「あー、確かにそうだけど」
「うん。あ、もしかして光さんも欲しかったり……」
「僕も仮面ライダーになりましたし、あったら嬉しいなと思うのですが」
「おいおい。そんな事言ったら俺達もだぞ?なぁ、大二」
すると天から何かが降ってくるとそれは作者からのカンペだった。そこに書いてあった内容を一輝が読み上げる。
「えっと、“次回からは仮面ライダーライブ、仮面ライダーエビルのスピンオフ、二号ライダーアッセンブルになるから一輝達は少しだけ出番無しになる”……って」
「「「「「「ええっ!?」」」」」」
「これは嬉しい誤算だぜ。大二、俺達が主役だってよ」
「というわけなので次回からは少しだけ本編をお留守にしてオリジナルスピンオフになります!」
「でも、まだ本編は10話分あるから楽しみにしてくれよな!」
「それじゃあこれからも」
「「「「「「よろしくお願いします!」」」」」」
こうして、一輝達は挨拶を終えると記念に合わせた風呂に入るために各自行動を開始するのであった。
今回で記念すべき150話目を投稿する事になりました。今までこの小説を読んでいただきありがとうございます。これからも話は続くのでまたよろしくお願いします。次回からは本編にあった通り、スピンオフ編です。また次回も楽しみにしてください。