仮面ライダーリバイスIF   作:BURNING

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スピンオフ 二号ライダーアッセンブル編
新たなる敵 財団Xの猛威


昼の街中。そこに現れたギフジュニアの群れ。その対処のために五十嵐大二が現場に到着する。

 

「またデッドマンズの襲撃……俺が止める!」

 

《バット!》

 

《Confirmed!》

 

大二がスタンプをライブガンを装填したベルトに押印すると白い蝙蝠が飛び出し、ベルトにスタンプをセットする。

 

《Eeny, meeny, miny, moe!Eeny, meeny, miny, moe!》

 

「変身!」

 

《バーサスアップ!》

 

《Precious!Trust us!Justis!バット!仮面ライダーライブ!》

 

大二の姿が仮面ライダーライブとなるとライブガンを連射。ギフジュニアの群れを次々と蹴散らしていく。

 

「はあっ!」

 

ギフジュニアが次々と爆散する中、ライブの中にいるカゲロウが声を上げる。

 

「おいおい。お前だけ楽しむなんてズルイじゃねーか。俺にもやらせろ」

 

「カゲロウ!?ちょっ、待っ……」

 

《Eeny, meeny, miny, moe…Eeny, meeny, miny, moe…》

 

ライブから無理矢理主導権を取ったカゲロウはライブガンをエビルブレードに変えて変身する。

 

《バーサスアップ!》

 

《Madness!Hopeless!Darkness!バット!仮面ライダーエビル!》

 

「オラァ!」

 

そこからエビルが戦闘を引き継ぐと次々とエビルブレードで敵を斬り裂いて倒していく。

 

「おいおい。準備運動にもならねぇなぁ」

 

するとそんな時だった。ギフジュニアの群れがやられたその背後から数人の集団が近づいていたのは。

 

「ここにギフジュニアをけしかければ仮面ライダーの連中が来ると思ったぜ」

 

その人々は男女様々。ただし姿は白いスーツで統一されており、その手にはケースを持っていた。そして、そのケースを開けると幾つものバイスタンプのような物が見られる。

 

「あん?お前は何だ?」

 

「我々は財団X。化学研究団って奴らだ」

 

「ッ、その名前!」

 

「大二、知ってるのか?」

 

「ああ。お前が生まれる前の話だ。俺が若林総司令官や狩崎さんが話している単語の中に出ていた。何でも、強力な兵士を使って様々な組織とかに援助をする闇の組織だと」

 

「よく知ってるねぇ。でも今回の目的はこれの実験だ。お前ら、少しは役に立ってみろよ?」

 

《ズオス!》

 

そのままスタンプを自らに押印するとその姿が変化。白や青を基調としつつ両腕に二本の蛮刀を構え、屈強な体格をした怪人。ズオスへと変貌を遂げる。

 

「なっ!?デッドマンじゃない!?」

 

「いや。君達の言うデッドマンで大丈夫だ。この姿は確かにデッドマンとは違うが原理としては自らの悪魔を他のライダー達が戦った敵の姿として組み替えて具現化している。つまり、君達の悪魔を操るのと同じって事だ」

 

「おいおい。かなりヤバそうだな。だが、あまり俺を侮るなよ?」

 

エビルとズオスが交戦を開始するとエビルが高い機動力と手数でズオスを攻め立てた。

 

「どうしたぁ?こっちは準備運動にすらならないぞ!」

 

そのままエビルは跳び上がるとエビルブレードを振り下ろす。その瞬間だった。

 

「……そんなもんか?」

 

ズオスは笑みを浮かべるとエビルからの渾身の一撃を見事に受け止めてしまっていたのだ。

 

「ッ!?」

 

「確かにお前の力は強い。それは認めてやる。だが、こちらも体に慣れてしまえばどうという事は無いんだよ!」

 

そのままズオスが手にした蛮刀で次々にエビルを斬りつけると吹き飛ばして変身解除させてしまう。

 

「ぐあっ!?」

 

「さっきの言葉をお返しする。まだこっちは準備運動だぜ?」

 

「くっ……」

 

するとカゲロウから大二に変わると立ち上がる。そして再度変身するためにスタンプを構えた時だった。

 

「そこまでです!」

 

やってきたのは腰に聖剣ソードライバーを装着し、手に水勢剣流水を構えた剣士。新堂倫太郎だった。

 

「あなたは!」

 

「お久しぶりです。大二さん。どうしてズオスがここにいるかは分かりませんが……僕は水勢剣流水に誓う!必ずあなたを倒すと!」

 

《ライオン戦記!》

 

倫太郎が剣を納刀してからワンダーライドブックを開くとその本に書かれている文字が読み上げられていく。

 

《この蒼き鬣が新たに記す、気高き王者の戦いの歴史…》

 

そして、ベルトの中央部に本を装填すると剣を抜刀し、背中に降りてきた本が展開する。

 

《流水抜刀!》

 

「変身!」

 

《ライオン戦記!》

 

《流水一冊!百獣の王と水勢剣流水が交わる時、紺碧の剣が牙を剥く!》

 

すると青い獅子が飛び出して倫太郎の周りを走るとその姿を変化。仮面ライダーブレイズへと変身するのだった。

 

「はあっ!」

 

「俺も!」

 

《バット!》

 

「変身!」

 

《仮面ライダーライブ!》

 

二人の戦士はズオスへと向かうと手にしたライブガンと流水を使って交戦。流石にズオスの力に慣れたとは言っても二人相手は厳しいのか、ズオスに変身した団員は押され始める。

 

「チッ。まさかコイツらで手を組むとはな。しかも片方は俺の力を知ってる感じだし」

 

と言うのもズオスは元々ブレイズと何かと因縁深い敵なのでブレイズは特に戦い方を熟知している。そのため、団員は苦戦を強いられた。

 

「チッ……コイツらしかも妙に連携力高いな」

 

「「だあっ!」」

 

二人同時に蹴りを叩き込むとライブとブレイズはそれぞれベルトに武器を合体。そのまま技を使う。

 

《必殺承認!バット!》

 

《必殺読破!ライオン!》

 

「レオ・カスケード!」

 

《ジャスティスフィニッシュ!》

 

《一冊撃!ウォーター!》

 

 

二人のライダーキックがズオスに命中するとズオスを吹き飛ばして強制的にその姿を財団員へと戻させる。

 

「ここはひとまず退却か。だが、こちらの実験はできた。後は残りを完成させるだけだ」

 

そのまま団員達は撤退。ちなみに、傍観していた面々はデータ収集に集中していたのか手を全く出してこなかった。そして、残された二人が変身を解くと一旦話をするために幸せ湯へと向かうことになる。

 

「お邪魔します」

 

「ただいま」

 

それから二人は一旦話をするために客間に入って座ると倫太郎から話を始めた。

 

「さっきの敵についてですが、大二さんもご存知の通り財団Xが主導で動いています」

 

「あの、どうして財団Xは俺達の組織であるフェニックスやウィークエンド、デッドマンズのようにバイスタンプを所持していたんですか?」

 

「財団Xはこれまでにガイアメモリを始めとして数多くの仮面ライダーに敵対するアイテムを制作しています。そのため、我々の技術に関して取得していても不思議ではありません」

 

「なるほど……。だとしたら俺と倫太郎さんだけで対抗するのは……」

 

「ええ。限界があります。ですので、私の方でこちらに集まれる仮面ライダーを呼び集めました」

 

それから倫太郎が時計を見るとそろそろ集合の時間になるという事で一度外に出てからもう一度中に入ってくる。

 

「倫太郎さん?」

 

「今ちょうど全員揃いました」

 

そこに入ってきたのはスーツ姿でA.I.M.Sに所属し、暴走する人工知能を相手に戦う戦士、不破諌。制服姿で時の王者である仮面ライダージオウこと常盤ソウゴの友達、明光院ゲイツ。龍の模様が入った上着を着て茶髪の髪をし、天才物理学者である桐生戦兎とベストマッチな相棒、万丈龍我。CRのドクターで外科手術やバグスターへの医療をこなす天才外科医、鏡飛彩。

 

彼ら四人が今回倫太郎の呼びかけに応えて集まる事ができた面々である。

 

「こうして見ると凄い顔ぶれですね」

 

「それで、これからどうする?」

 

「さっさと行ってぶっ潰そうぜ」

 

龍我が意気軒高と言うべき調子でそう言うが、とは言ってもまだ敵の拠点さえ見つかっていないのである。

 

「万丈、お前。馬鹿か?まだ何も情報共有してないだろ」

 

「んだと?馬鹿って言うな。筋肉を付けろ筋肉を」

 

「論点がおかしいだろ。万丈」

 

早速龍我がゲイツや飛彩に思いっきりツッコミを決められる中、諫が話の流れを変えるために声を上げる。

 

「俺達も仮面ライダーとして前線を戦ってきた面々だ。小細工なんて無しで行こうぜ」

 

「あ、いえ。まずはちゃんと作戦を練るべきです。無策に戦っても勝てるとは思えませんよ」

 

諌の言葉に倫太郎が反論。諌は倫太郎へと詰め寄ると作戦なんて要らないと言い張ってしまう。

 

「取り敢えず皆さん落ち着きましょう。まずは情報共有です」

 

大二が何とか一同を収めるとそれぞれの持っている情報を共有する事に。それらから幾つかの事実が浮き彫りになった。

 

敵はバイスタンプを使い自らの悪魔を介して様々な怪人に変身できる事。その際にギフの承認が無くともフェーズ3へと変身できる事。データを集めるために時折街をゲリラのように襲撃。仮面ライダーと交戦している事だ。

 

「我々以外の仮面ライダーの面々からも情報を共有します。少しでも早くこの事件を止めましょう」

 

「ああ。このままじゃ被害が広がる一方だしな」

 

「俺達フェニックスの方で敵のアジトについては探ります」

 

「俺達A.I.M.Sもやる。俺の手で財団Xをぶっ潰してやる」

 

「穏やかではないが確かに財団Xの存在はノーサンキューだ」

 

「俺達なら負ける気しねぇよ」

 

それから一同が解散し、また情報収集をする事が決められると大二はフェニックスへと移動。若林にこの事を報告した。

 

「なるほど、確かにそれは由々しき事態だな。わかった。こちらでも情報は集めておく」

 

「ありがとうございます」

 

「それと狩崎からだ」

 

それから出されたのはホーリーウィングバイスタンプ及びイーヴィルウィングバイスタンプだ。

 

「これって……」

 

「君達が今までそのスタンプで戦ってきた事で再現のためのデータは十分に集まったそうだ。これで君達はエビリティライブにならずともバラバラでそれなりの力は確保できる」

 

「おいおい。でも確かそのスタンプを使う時はどっちかが制御に回らないとダメだろ?」

 

「問題は無い。君達がエビリティライブの領域まで達した事で二人がそれぞれの姿に変身しても大丈夫なまでに成長していると狩崎は見ている」

 

それはつまり、今までできなかったホーリーライブとイーヴィルエビルの並び立ちが可能になるという事だ。

 

「この事件の解決のためにも君達に力を尽くしてもらいたい」

 

「はい!」

 

「おうよ」

 

それから二人はスタンプを手にして移動する事になる。その頃、財団X側の拠点では新たなるスタンプを開発していた。そのスタンプの絵柄にはスピノサウルスのような意匠が盛り込まれている。

 

「完成しました。これがスピノプロトバイスタンプです」

 

「これよりこのスタンプに様々な怪人のデータを入れます」

 

そのままプロトバイスタンプの中にデータが入っていくとスタンプは禍々しく光るのであった。




また次回もお楽しみに。
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