仮面ライダーリバイスIF   作:BURNING

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スピノデッドマンの脅威 アジトへの突入

二号ライダー達が協力態勢を整えた日から数日。財団Xの面々による街の襲撃はまだ絶えない。そのため、大二達は常に警戒態勢を敷くことになる。そんな中、財団Xに新たな動きがあったとの事だ。

 

「フェニックスの研究所を襲う?」

 

「はい。彼らの目的は恐らくこの中にある狩崎さんが開発途中の新たなるドライバーです」

 

そこに書いてあったのは設計図及び大まかな外観が完成された新たなベルトだった。何でも、使えば二種類以上の生物の力を同時に引き出せるらしい。未だに使った際の副作用が激しいためにまだ実用には至ってないが。

 

「なるほど。確かにこれは狙われるかもしれませんね」

 

大二は倫太郎へと警戒態勢を敷くべきだと提案。ただ、他の面々はまだ街に出る敵を警戒する必要があるために参加できるのは大二と倫太郎だけだ。

 

「どうします?他の面々を集めますか?」

 

「いや、ここは俺達だけでどうにかしよう」

 

それから二人は配置について話し合うとその研究所へと移動するとデモンズトルーパーと共に守備に付いた。すると早速敵が襲撃に来たとの事だ。

 

「来た!」

 

すると財団Xの団員達は手にメモリを取り出すとそれを首に差していく。その姿は黒いスーツ姿に骨の仮面をつけたような姿。財団Xの集団戦闘員であるマスカレイドドーパントとなる。

 

「早速来ましたね」

 

「倫太郎さん。行きましょう」

 

「俺にもやらせろ大二」

 

「ああ。三人で行くぞ!」

 

《バット!》

 

《ライオン戦記!》

 

《Confirmed!》

 

「「「変身!」」」

 

《バーサスアップ!》

 

《流水抜刀!》

 

《仮面ライダーライブ!》

 

《仮面ライダーエビル!》

 

《ライオン戦記!》

 

三人が変身を完了させると早速マスカレイドドーパントは仕掛けてくる。

 

「「「はあっ!」」」

 

それから敵との交戦が始まるが、戦況はライブ達が圧倒していた。そもそもマスカレイドはメモリの中でも最弱クラス。普通にやり合ったら仮面ライダーが負ける事はほぼ無い。

 

「こんな雑魚を寄越して何のつもりだ?アイツらはよ」

 

「油断するな。カゲロウ。気を抜いたらやられるぞ」

 

「ひとまずはさっさと倒しましょう!」

 

《ライオン戦記!ふむふむ……》

 

《習得一閃!》

 

ブレイズが流水を振るうと水の斬撃がマスカレイドドーパントを斬り裂く。すると爆炎の奥から一体の怪物が姿を現す。

 

《スピノ!》

 

その姿は銀色のボディに下半身はスピノサウルスのような鱗に鋭い爪が生えている。また、体にはギフテクスのような白い羽織物があり、頭部にはユニコーンのようなツノが生えている。両腕にはこれまた鋭い爪が生えている。背中には神経棘が生えておりスピノサウルス感を出し、頭部にはワニのような頭部をしたスピノサウルスが噛みついたような形で人間の顔が見えていた。

 

「あれは……」

 

「ここに来てデッドマンか」

 

「恐らくフェーズ3。ギフテクスか!」

 

「だが、だとしたら俺達でも十分相手できるぜ」

 

エビルが飛び出すと手にしたエビルブレードを振るう。しかし、それを喰らってもほぼノーダメージなのかまるで効いていない。

 

「何だと?」

 

「があっ!」

 

すると尻の部分から生えた尻尾を叩きつけてしまう。更に背中の神経棘がノコギリのように回転するとそれがエネルギー弾としてライブへと射出される。

 

「くっ……やっぱり油断できなかった」

 

「大二さん!でしたらこれで!」

 

「野郎。俺を怒らせるなよ?」

 

《ピーターファンタジスタ!》

 

《ジャッカル!》

 

それからブレイズがベルトに新しく本を装填して再度剣を抜刀。エビルもゲノムチェンジする。

 

《流水抜刀!》

 

《バーサスアップ!》

 

《輝くライオンファンタジスタ!》

 

《仮面ライダーエビル!ジャッカル!》

 

すると本からティンカーベルが飛び出すとそれがブレイズの左半身へと吸い込まれ、ライオン戦記の装甲の左隣に新しく装甲が追加。左腕にフック、背中には翼のような物が付与される。これによりブレイズはライオンファンタジスタへ。エビルはジャッカルゲノムとなる。

 

「オラよ!」

 

エビルが超スピードでスピノデッドマンを攻め立てると同時にブレイズが左腕のフックを鎖付きで伸ばすと拘束。振り回して叩きつけさせた。

 

「があっ!?」

 

「一気に終わりにします!」

 

するとその時だった。スピノデッドマンの目が光るといきなり三人の動きが鈍くなる。これは、ドライブの敵であるロイミュードの能力、重加速だ。

 

「ッ!?いきなりスピードが……」

 

「舐めるな!」

 

エビルはジャッカルゲノムになっているおかげでスピードを補填。通常スピードは確保しているのでまともに戦闘を進める。

 

「喰らえや!」

 

《必殺承認!ジャッカル!ダークネスフィニッシュ!》

 

エビルが連続斬撃を決めるとそのままスピノデッドマンはダメージを受けて下がり、重加速が解除される。

 

「戻った……」

 

すると今度は鎧武の敵、オーバーロードの能力であるヘルヘイムの植物を使った死角からの攻撃を仕掛けた。

 

「「「うわあっ!?」」」

 

三人共ダメージで転がるとライブはスタンプを取り出す。ひとまずはこの流れを変えないといけない。そのためそのスタンプを使った。

 

《オクトパス!》

 

《バーサスアップ!》

 

《仮面ライダーライブ!オクトパス!》

 

するとライブの頭部が短めのタコ脚が後ろへと広がったのような独特の形へと変化。胸より下はジャッカルゲノムと同じ装甲で違いは体に入ったラインとマークが赤いタコのような形である事だろう。

 

「はあっ!」

 

するとライブの体からタコの脚が伸びるとヘルヘイムの植物へと対応。何とか打ち消す。

 

「だあっ!」

 

更にライブガンを放つとそれをスピノデッドマンは喰らう。その瞬間、弾丸が爆発してタコの墨がスピノデッドマンの視界を奪った。

 

「良し!今度こそ!」

 

その瞬間、またスピノデッドマンの体が光ると体からメダルが分離。それが包帯を巻いたゾンビのような戦士、屑ヤミーとなった。

 

「また新手……」

 

流石にスピノデッドマンは相手が悪いと踏んだのか撤退を選択。ライブ達は追いかけようとするが、屑ヤミーが邪魔をする。そしてそれらを倒すとその頃には既に逃走されてしまった。

 

「あの野郎……逃げやがったな」

 

「ひとまずベルトが守れて良かったです」

 

「………」

 

エビルとブレイズが安心する中、ライブは何か引っかかる様子だった。何故敵はここまでアッサリと諦めたのか。その理由がわからなかった。

 

「どうしてここまで簡単に諦めた?普通ベルトは喉から手が出るほど欲しいはず……」

 

すると突如としてフェニックスの隊員から連絡が入った。それを聞いたライブは驚く。

 

「何だと!?」

 

それから話を聞くと悔しそうに拳を握りしめた。敵の本当の狙いはベルトでは無かった。それは……。

 

「どうしました?」

 

「敵にこれまで戦ってきたデッドマンのデータを奪われました」

 

「あん?デッドマンのデータだと?」

 

それは先程のスピノデッドマンの力を引き出すには最適な物だった。何故なら先程戦ったデッドマンは他の敵の力を引き出していた。つまり、データさえあれば無限に強くなる可能性を秘めている。

 

「これはかなり不味いかもですね。あなた方の戦ったデッドマンの中には厄介な敵もいたんですよね?」

 

「あー。プラナリアとか持ってこられたら不味いな。あとスピードのあるウルフやサーベルタイガーも面倒だ」

 

「擬態できるカメレオンもな」

 

もうデッドマンの力を使えるのは確定事項と思った方が良いと大二達は割り切る。

 

するとそのタイミングでフェニックスから招集がかかった。一緒に諌、ゲイツ、龍我、飛彩も来ているため、内容が如何に重要なのだろうと読める。案の定、その内容は敵のアジトがわかったとの事だ。

 

「これは……」

 

「敵のアジトの位置だ」

 

「ッ!?あれは古城?」

 

それは古風の城のような場所であった。しかも割と目立っている場所のために誰もがこんな所に拠点など作らないと思っていた。しかし、そんな予想に反して財団Xは拠点を作っていたのだ。

 

「だが、周りには凄い人数の敵がいそうだな」

 

一応今現在小型のドローンが偵察をしているが、敵が数多く存在しているために迂闊に手が出せない。しかも周囲にはセンサーもあるため下手に突っ込めば侵入は即バレてしまう。

 

「どうする?」

 

「やっぱ強行突破だな」

 

「下手に突っ込んで突破できなかったらどうする?」

 

「……だが、逆にこのメンバーなら突っ込むのも良いかもな」

 

何しろここに揃っているメンバーの内、突撃に適した面々が諌と龍我。ゲイツも頑丈な方なので突っ込むでも問題は無い。飛彩、倫太郎がブレーキ役になればどうにかはなりそうだった。

 

「……倫太郎さん。俺も突撃には賛成です」

 

「罠があるかもしれませんよ?」

 

「確かにそのリスクはありますがわざわざ気にしていたら先には進めません」

 

「……わかりました。僕も覚悟は決めましょう」

 

それを聞いて一同は頷くと早速突撃のための準備にかかる。それぞれが通信手段を用意し、連携できるようにすると早速六人揃って敷地へと飛び出す。その瞬間、侵入者を告げる警報が鳴り響いた。

 

「やっぱり鳴り始めましたよ!」

 

するとマスカレイドドーパント、ギフジュニアと言った雑魚の敵が出現する。

 

「まずはコイツらか」

 

「肩慣らしには丁度良いぜ」

 

まずは作戦通り諌と龍我が突撃。接近して格闘戦で圧倒していく。更にゲイツも柔道で鍛えた技を使って軽く倒していった。

 

「俺に切れない物はない」

 

「ふん。一応武器を使ってるしな」

 

飛彩は潜入のメンバーの中で唯一格闘戦には向かないのでガシャットを使ってガシャコンソードを召喚。それで戦っている。そして大二はライブガンを、カゲロウはエビルブレード、倫太郎は流水を振るっている。

 

「さっさとこんな雑魚を倒して先に行くぞ」

 

それから次々と出てくる雑魚を倒していくと一同はようやく入り口に到達。それを諌が開けようとするがロックがかかっているせいで開かなかった。

 

「開かねぇ!?」

 

「ひとまずロックを解除する装置はあります。これで……」

 

「いや、ぶっ壊す!」

 

「え!?」

 

すると万丈が手にドラゴンフルボトルを手にするとそれをシャカシャカと振る。

 

「おいおい、まさか力技で!?」

 

「うおらあっ!」

 

そのまま拳を叩き込むと彼自身のハザードレベルの高さも相まってたった一撃で扉を粉砕してしまう。

 

「嘘だろ!?」

 

「化け物かよこの馬鹿は」

 

「だから筋肉付けろって」

 

「行きましょう!」

 

 

それから七人は城の中へと突入するとそのまま先を目指す。目標は当然ここにいるボスである。七人は雑魚を倒しながら先へ先へと進むのであった。




また次回もお楽しみに。
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