ベイルに対抗するために一輝、大二、さくらが現場に駆けつけるとそれぞれがスタンプを構える。
《サンダーゲイル!》
《パーフェクトウィング!》
《キングコブラ!》
《Confirmed!》
「「「変身!」」」
《FlyHigh!パーフェクトアップ!》
《ハイパーリベラルアップ!》
《仮面ライダーリバイス!》
《仮面ライダーエビリティライブ!アイムパーフェクト!》
《仮面ライダー!インビンシブル!蛇!蛇!蛇!蛇!蛇!蛇!ジャンヌ!》
三人はそれぞれリバイス、エビリティライブ、インビンシブルジャンヌへと変身した。そんな中、ベイルは笑みを浮かべると手に構えたローリングバイスタンプのような物を見せる。
「ッ!それは……」
「俺っちのローリングバイスタンプそっくりじゃねーか!」
「いや、でも色が違う」
「そうだ。これはお前らの使うスタンプと同形状だが、性能は天と地ほどの差がある」
ベイルはそのスタンプのトリガーを引くと目のような物が禍々しく発光。
《ブラックアウト!》
「この力でお前らを根絶やしにしてくれる」
ベイルが手をローラー部分に当てるとそのまま腕を滑らせるようにローラーを回転。すると漆黒の霧のような禍々しいエネルギーが周囲に発生するとベイルを包み込んでいく。そしてその中でベイルの左半身に棘のようなエフェクトが出ていった。
「ぬん!」
《クリムゾンアップ!》
そのままベイルは自らにスタンプを押印。その瞬間ベイルの前に複眼のような物が出てくるとそれがベイルの目に重なるように装着され、漆黒の霧が晴れるとベイルはクリムゾンベイルとして姿を現すのだった。
《クリムゾンベイル!》
その姿はベイルのイメージカラーである赤をメインに染まったジャックリバイスであり、胸には肋骨のような赤いマークが描かれている。また、ジャックリバイス同様に左半身には棘が生えており、それが装甲として形成されていた。複眼は紫である。
「力が漲る……確かに真澄の奴が作るだけの物だ。使えるな」
ベイルはこの進化に満足している様子だった。そして、三人を見据えるとクリムゾンベイルバイスタンプを手にして近づく。
「アイツ、明らかにこれまでのベイルとは違う」
「兄ちゃん、さくら、三人で行こう!」
「オッケー。流石にその方が良さそうだし」
するとその瞬間、いきなりヘルギフテリアンが出てくるとリバイスとライブへと襲いかかる。そのまま二人は戦闘へと入ってしまった。
「なっ!?」
「ここで向こうにも増援かよ!」
「一輝兄!大ちゃん!」
「まずはお前からだ」
「私の事を舐めているなら後悔するわよ!」
ベイルの最初のターゲットはジャンヌのようだ。ベイルは手にしたクリムゾンバイスタンプをナックルの代わりにしてジャンヌと殴り合う。
「ッ!?こいつ、前の時よりも格段に強い!」
ジャンヌは僅か数発殴り合っただけだが、ベイルの力が更に増幅している事を実感。ただ、以前のようにバイスタンプの力を使った攻撃をしてこない辺り、バトルスタイルからバイスタンプの能力を組み合わせる多様さは失われたのだと察した。
「お前も察している通りこの姿の時はスタンプの力による生物の能力は使えない。だが、その分パワーは前を遥かに凌ぐぞ!」
ベイルがそう言う中、ジャンヌも負けていない。背中の刃をラブコフが操作すると手数を増やしてベイルの負担を増幅させる。
「舐めとんのかぁ!」
「やあっ!」
ジャンヌは更に背中の刃を使ってベイルを拘束。そのまま投げ飛ばそうとする。
「ふん。そんなものか」
するとベイルは力づくで逆にジャンヌを投げ飛ばしてしまう。そのままジャンヌは近くの壁に叩きつけられた。
「うぐっ……」
「どうした?威勢がいいのは最初だけか?」
ベイルは倒れ込んだジャンヌを掴むと立たせてから手にしたクリムゾンベイルバイスタンプで殴りつける。
「うあっ!?」
ジャンヌは何とか立ち上がるとベイルに何かの違和感を感じた。それは、時間制限がいつもより長い事である。
「ちょっとアンタ、今回は随分と長い間戦えるのね」
「ああ。短期決戦を期待しているのなら悪いな。このスタンプの力で失われやすい俺の細胞を長時間維持している」
ベイルは口から衝撃波を放つとジャンヌは防御する。しかし、その余波でジャンヌは後ろに下がった。
「強い、いや、強すぎる……」
ベイルはダメ押しとばかりにローラー部分を三回回転。そのまま赤黒いエネルギーを高めるとトリガーを引いて技を使う。ジャンヌは何とか対抗するためにベルトのスタンプを起こしてから倒す。
《ベイルアップ!》
《キングコブラ!スタンピングクラッシュ!》
《クリムゾンインパクト!》
ベイルが走っていくとジャンヌへと拳を放ち、ジャンヌもそれに対応するようにキングコブラの幻影を纏わせたパンチを放った。二つの一撃がぶつかると拮抗する。しかし、ベイルの力はジャンヌの予想を上回り、ジャンヌのみが吹き飛ばされてしまった。
「うわぁああっ!」
「ふははっ!力が溢れ出る。これを持ってしてお前らを始末してやる」
ベイルがジャンヌ相手に圧倒的な力を見せる中、リバイスとライブはジャンヌを助けに行くためにヘルギフテリアンと交戦を続ける。
「邪魔をするな!」
「一輝、さっさと倒そうぜ!」
リバイスがローリングバイスタンプを手にすると次々とヘルギフテリアンを攻撃。ダメージを蓄積させていく。
「はあっ!」
更にスピードを上げると空中に絵を描きつつその属性を纏ってヘルギフテリアンに反撃の隙を全く与えない。
「一気に行くぜ!」
《サンダーゲイル!》
《スタンプバイ!必殺承認!》
リバイスがローリングバイスタンプの代わりにアックスモードのオーインバスターを手にするとサンダーゲイルバイスタンプを押印。そのままスタンプを装填してスイッチを押す。
《Here We Go!Here We Go!》
《サンダーゲイル!スタンピングスラッシュ!》
リバイスが超スピードで接近しつつ電撃と竜巻を纏わせた一撃を決めるとヘルギフテリアンはダメージを受けてその体から火花を散らす。
「次だ!」
更にリバイスはスタンプを再度ベルトに装填。一度スタンプを倒してからすかさずスイッチを押し込む。
《ビリビリミックス!》
《リバイスアップ!》
《必殺!爆風!爆雷!スタンピング!フィニッシュ!》
その瞬間、リバイスの体に電流が纏われるとそのまま突撃。連続でヘルギフテリアンの体を貫くとヘルギフテリアンは耐えきれずに爆散。そして、ライブの方もヘルギフテリアンを圧倒する。
「はあっ!」
ライブが手にしたライブガンの翼部分でヘルギフテリアンを斬りつけつつ更に後ろに飛んで射撃を命中させていく。
「喰らえ!」
《バット!》
するとライブがバットバイスタンプを自らに押印。手を翳すと超音波を発生させて攻撃。それを喰らってヘルギフテリアンは動きを止めざるを得なかった。
《ジャッカル!》
今度はスタンプの力をライブガンに高めると高速で動き回る。そのままヘルギフテリアンが対応できない間に周囲から銃撃を次々に放って命中させていった。
「おい大二。俺にもやらせろ」
「わかった」
《ブレード!》
すると背中のマントが黒く染まり、カゲロウへと主導権が移行。エビルブレードによる近接戦でダメージを蓄積させていく。
「もっと楽しませろよ。それとも俺達が強くなりすぎたか?」
ライブがヘルギフテリアンを捕まえると立たせてから次々と斬撃を命中させた。ついでとばかりに斬撃波も命中してヘルギフテリアンへの攻撃を補助する。
「がっ!?」
ヘルギフテリアンも流石にやられっぱなしでは無い。彼は反撃のために口からエネルギー波を放つ。しかしそれはライブが黒い羽として分解すると躱してしまう。
「おいおい。そんな物かよ」
ライブがそう言う中、少しだけ距離を取った状態で元の姿に戻るとすかさずエビルブレードをバックルに合体させて翼部分を畳む。
《エビルライブチャージ!》
音声と共にライブが高速で移動すると脚に必殺のエネルギーが集約される。
《FlyHigh!》
ライブが撃鉄を押して翼部分を再度展開。そしてトリガーを引いて必殺技を発動させる。
《エビリティパーフェクトフィナーレ!》
ライブがヘルギフテリアンの死角に回り込むとすかさず上段蹴りの要領でライダーキックを放つ。その一撃を喰らったヘルギフテリアンはたまらずに爆散。倒れることになった。
「こんなものかぁ」
ライブがそう言う中、カゲロウは満足とばかりにライブガンへと戻すとマントが白く変化。これはつまり、主導権が大二に戻った事を示す。
《ガン!》
「大二、早くさくらの元に……」
その瞬間、ジャンヌが吹き飛ばされてくると地面を転がる。彼女の元にリバイスとライブが駆け寄った。
「さくら!」
「大丈夫か?」
「アイツ、私一人じゃ多分勝てない……」
ベイルはまだまだ余裕なために三人纏めて相手にしようとする。そんな時だった。空中から何かが落ちてきたのは。
「はあっ!」
《Delete up!》
《仮面ライダー!オーバーデモンズ!》
そこにようやく光の変身したオーバーデモンズが到着。リバイス達へと合流する事になった。
「ベイル……新たに力を手に入れて随分とご機嫌だな。ここからは俺も相手だ」
流石にこれを見たベイルは舌打ちする。四人が相手……しかも五十嵐家意外の面々も相手となると自身の不利を悟る。するとこの状況を見かねたのか赤石のギフデモスが登場。四人へと巨大なエネルギー弾を放つ。
「うらっ!」
「危ない!」
《Dominate up!》
《スパイダー!ゲノミクス!》
その一撃をオーバーデモンズが背中から展開した八本の蜘蛛の脚で防御すると防ぎ切る。
「赤石……」
「ベイルよ。今日はここまでだ」
「む……何故だ?後少しでコイツらを倒せるんだぞ?」
「だが見てみろ。四人を相手に例え勝ってもその後は君の力が保たないだろう。ここは出直すべきだ」
赤石にそう言われてはベイルも黙るしか無い。実際その通りだからだ。今四人を相手に勝てたとしてもかなり力を使ってしまう。そうなればベイルは余力の無い状態で元太と戦わざるを得なくなる。元太が生身ならほぼ勝てるだろうが、もしベイルドライバーを使われて仮面ライダーベイルとなれば逆に返り討ちに遭うだろう。
「仕方ないな。お前ら、赤石に感謝しろ。ここは退いてやる。……純平よ、いつまでも俺から逃げているようならお前の持っている大切な家族を全て失う事になるぞ」
ベイルが吐き捨てるようにそう言うと赤石のギフデモスと共に撤退。姿を消すことになった。
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