仮面ライダーリバイスIF   作:BURNING

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二十五年の因縁 ベイルとの決着

元太がデストリームに変身する中、リバイス達もデッドマンズとの戦いを進めていく。

 

「はあっ!」

 

リバイスがローリングバイスタンプを手にしての近接戦でギフデモスとやり合う中、ギフデモスが両腕にエネルギーを高めると強力なエネルギー弾として放つ。

 

「喰らえ!」

 

しかし、リバイスはそれに真正面から突撃すると手にしたスタンプをローリングバイスタンプに読み込ませる。

 

《ブラキオ!》

 

《エナジー!》

 

《ペインティングフィニッシュ!》

 

リバイスから繰り出されたパンチはブラキオのパワーが上乗せされて敵のエネルギー弾を粉砕するとそのまま一撃を叩き込む。

 

「ぐうっ!?」

 

「ほらほら、どうした?前までの気迫がもう今は無いぜ!」

 

「おのれ、ギフ様の恵みを受けたからと言って調子に乗るなよ!」

 

ギフデモスが立ち上がるとリバイスへと紫の炎を放つ。しかし、リバイスはそれをローリングバイスタンプで水の絵を描くことで相殺してしまう。

 

リバイスはギフデモスを押しており、戦況は少しずつ有利になっていく。

 

「だあっ!」

 

「はあっ!」

 

ライブとウルフデッドマン、ダイオウイカデッドマンの方では空中から射撃を仕掛けるライブにダイオウイカデッドマンが触手を伸ばして捕まえようとする。

 

「させない!」

 

ライブは触手をある程度引きつけてから白い羽を舞い散らせながら瞬間移動。手にしたライブガンでダイオウイカデッドマンを撃ち抜く。更に接近したウルフデッドマンには翼部分で対応し、返り討ちにしていった。

 

「くっ。コイツ、いつの間にこんな強く……」

 

「まさか、二人がかりで押されるとは」

 

「これが今の俺達の力だ!」

 

ライブが更にスタンプをライブガンへと押印して弾丸の力を高め、そのまま射撃を放つ。

 

《ヘッジホッグ!》

 

するとハリネズミの棘を模したエネルギー弾が射出され、二人を圧倒していった。

 

ジャンヌの方はクイーンビーデッドマンとの一騎打ちだが、ジャンヌもスタンプを自らに押印して力を発揮した。

 

《ハシビロコウ!》

 

ジャンヌが手を翳すと紫の炎が放出。それがクイーンビーデッドマンに命中するとその体にダメージを与える。

 

「くっ……なかなかやるわね。でも!」

 

クイーンビーデッドマンは背中に翼を生やすとジャンヌの周囲を八の字に飛び回って次々と攻撃を仕掛けていく。

 

「うわっ!?」

 

ジャンヌはそのスピードに翻弄されるが、それならばと背中の刃を使って全方位に対応。するとクイーンビーデッドマンの動きが止まり、ジャンヌがそのまま掴んで投げ飛ばした。

 

「まだまだ!」

 

ジャンヌもクイーンビーデッドマン相手に一歩も引かずに立ち向かっていく。

 

〜挿入歌  My dream emi kurara Solo ver.〜

 

他の方面でリバイス達の戦闘が進む中、デストリームとベイルの攻防も熾烈を極めた。デストリームがスタンプを朱肉に押印してから液晶部へ再度押印。

 

《Next!》

 

《コモドドラゴン!》

 

《Dominate up!》

 

《コモドドラゴン!ネオバースト!》

 

すると近未来風のエネルギーフィールドが左腕に出てきてデストリームの左腕に銀と赤のカラーリングをした龍の頭部の武装を展開。龍の口から炎を射出してベイルを攻撃する。

 

「ぐうっ……」

 

ベイルはそれに多少怯むが、その炎を受けながらも突撃。そのままデストリームへと殴りかかる。

 

「うらっ!」

 

ベイルの一撃は武装を破壊し、ゲノミクスが終わってしまう。そのため、デストリームはすかさず別のスタンプを使った。

 

《Next!》

 

《クロコダイル!》

 

《Dominate up!》

 

《クロコダイル!ネオバースト!》

 

今度は右腕に黒と赤のカラーリングをしてデモンズのモグラゲノミクスと同形状のドリル型の武装を展開。それと同時に背中にあるヘラクレスの脚の武器を伸ばして中距離から牽制していく。

 

「はあっ!」

 

「小癪な!」

 

ベイルはそれを回避しようとした所、脚がベイルの体に巻きついて動きを封殺。それから自分の方へと引き寄せるように飛ばし、自分も前に出てドリルを使い突進。ベイルの体を抉るようにダメージを加える。

 

しかし、それもベイルは見切るとクリムゾンベイルバイスタンプでドリルへと攻撃。ドリルを破壊して事なきを得た。

 

「くうっ……」

 

ベイルが着実にダメージを受ける一方でやはりデストリームもダメージが蓄積しているせいかお互いに動きが鈍っていく。それでも互いの意地のために立ち上がるとデストリームはスタンプを使い、ベイルはナックルで攻撃する。

 

「ならば!」

 

《Next!》

 

《コング!》

 

《Dominate up!》

 

《コング!ネオバースト!》

 

デストリームが両腕にバイス、コングゲノムの時に装備しているガントレットを装着。一回り大きくなった拳で殴り合う。ベイルはローラー部分を三回回転させると必殺技を発動。デストリームも渾身の一撃を放つ。

 

《ベイルアップ!》

 

《クリムゾンインパクト!》

 

二つの一撃がぶつかると爆発してお互いが地面を転がり、ゲノミクスが解除。デストリームはまだやれるとばかりにスタンプを更に使う。

 

《Next!》

 

《ネオバッタ!》

 

《Dominate up!》

 

《ネオバッタ!ネオバースト!》

 

今度はデモンズのバッタゲノミクスを黄色や黒をメインにしたカラーリングに変えたバッタの両脚へと変化。跳び上がると次々にキックを叩きつけていく。ベイルはそれに翻弄されると数歩下がった。そして、跳び上がってのドロップキックをデストリームが放つ。それをベイルは受け止めると投げ飛ばしてデストリームを地面へとぶつけさせてゲノミクスを無理矢理終わらせる。

 

「「はぁ……はぁ……」」

 

二人の殴り合いは十八年前、まるで炎で燃え盛る幸せ湯でできなかった元相棒との殴り合いの様相を呈しており、お互いに満身創痍の体へとなっていく。

 

「だあっ!」

 

「うぉおっ!」

 

二人は立っているのもやっとなぐらいにダメージを与え合う。それもそうだろう。相手が弱れば命を共有する自らを弱めるのと同じ。そんな捨て身の殴り合いだったが、少しずつデストリームが、元太が押していく。

 

「ま、まさか。何がお前をここまで……」

 

「わからないか?俺は守るべき者を得た。帰るべき場所を得た!そこに戻るために絶対に勝ってみせる!」

 

「チッ……だが俺もお前への復讐という信念がある!俺がお前を殺してやる!」

 

「「うぉおおっ!」」

 

二人から拳が繰り出されるとお互いの体にクロスカウンター。二人共もうボロボロだったが、何とか最後の一撃を繰り出すための動作をする。

 

「これが最後だ……ベイル!」

 

《ヘラクレス!》

 

デストリームがスタンプのスイッチを押すとそれをベルトの液晶部へと押印。それと同時にベイルがクリムゾンベイルバイスタンプを三回回転させる。

 

《Charge!》

 

《ベイルアップ!》

 

するとお互いに右腕にエネルギーが高まり、そのままストレートパンチを繰り出す。

 

「「だああっ!」」

 

その一撃が交差するとすかさずデストリームがベルトを両側から押し込み、ベイルがスタンプを右脚に押印すると二人同時に回し蹴りを繰り出す。

 

《デストリームフィニッシュ!》

 

《クリムゾンフィニッシュ!》

 

その一撃はデストリームがヘラクレスの六本の脚のエフェクトが重なり、ベイルは赤黒い血のようなエネルギーが高まっている。そして、お互いの攻撃が相手に命中すると押し切る。するとデストリームの体にオーバーダメージによるヒビが入っていく。それと同時にベイルの体にもヒビが入っていき、ベイルが先に力尽きると爆散。

 

「ぐうっ!?ぐああっ!」

 

するとベイルがバイスのような赤黒い粒子の霊体の状態となって浮かび上がる。しかし、全力を出し切ったせいでもう体を維持するためのエネルギーが無い。そしてそれはデストリームの元太の死を意味する。そのためかデストリームも強制変身解除。元太として倒れ込む。

 

「今だ!元太!」

 

叫んだのは意外にも真澄だった。そして、狩崎も頷く。そう、狩崎親子の描いたベイルを倒しつつ元太を生き残らせる方法。それは今この瞬間しか実行できなかった。

 

「うぉおおおおっ!」

 

元太が地面に落ちているクリムゾンベイルバイスタンプを手にするとそのまま消えかけているベイルの元へ。そしてスタンプを押し当てるとそのままベイルが光となってその中に入っていく。

 

「これで……全てが終わる」

 

元太がそのスタンプを自らに押印するとベイルと思わしき赤黒い粒子が彼へと吸い込まれる。

 

「うぉおおお!」

 

そして、元太とベイルは炎が全て消え、焼け跡となった幸せ湯の空間で対話をした。

 

「……もう良いだろ、ベイル。俺の中で大人しくしていろ」

 

「憎んでいるんじゃ無かったのか?」

 

「俺はお前を許すよ」

 

「……そうか」

 

ベイルはそう言うと背中合わせだった二人が振り返って向き合い、話す。

 

「貴様は俺が復讐しようとした男では無いのか」

 

「ああ。俺は純平じゃ無い。五十嵐元太だ」

 

「五十嵐……元太。ふん……俺は貴様を許さないぞ……永遠にな」

 

そして、ベイルは光となって本来いるべき場所。五十嵐元太の中へと戻る。これにより、ベイルは消滅せず。元太も生存することに成功する事になるのだった。

 

「はぁ……はぁ……終わったな」

 

すると真澄が一人息子である狩崎の元に行く。そして、彼へと話しかけた。

 

「素晴らしいドライバーだった。そして、よくぞ私の意図を理解してくれた。お前はもう、とっくに私を超えているよ。グッジョブ、ジョージ」

 

「ダディ……」

 

「私の戦いも、そして……ウィークエンドにいる必要も無くなった。これからは……」

 

その瞬間だった。真澄に向かって何かの赤黒いエネルギー光線が放たれたのは。

 

「ッ!」

 

それに気がついたライブが影の中を移動してすかさずカバーするとその一撃を喰らい、大ダメージを受けて膝をつく。

 

「ぐああっ!?」

 

「大二!」

 

リバイスとジャンヌも一旦戦闘を中断して狩崎と真澄、そしてフラフラの元太をカバーするために集まった。すると三人の視線の先にいたのはデッドマンズ、ウィークエンドの首領であるギフであった。

 

「……もう良い。人類の争いを鎮めるには人類そのものを滅ぼすしか無い。赤石よ、最早これ以上は待てない」

 

ギフはそう言って手を翳すと大量のギフジュニアとギフテリアンを召喚。更にギフデモスや三人のフェーズ4のデッドマン。リバイス、ライブ、ジャンヌのみでこの大群に立ち向かうことになるのであった。

 

バイスタンプラリー

 

四十二話目 ヘラクレスバイスタンプ




また次回もお楽しみに。
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