仮面ライダーリバイスIF   作:BURNING

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謎のライダーの活躍 援軍の参戦

突如として現れたキツネの仮面を装着した戦士。その登場に一同はそのライダーの方を向く。

 

「何だ?あれは」

 

するとそのライダーは手に銃のリボルバー及びトリガーの付いたバックルを構えるとそれをベルトの右側に装着する。するとライダーの横にリボルバーの絵とMAGNUMの文字が出てきた。

 

《SET!》

 

謎のライダーはリボルバーを回転させてからトリガーを引くとそこから弾丸が飛び出して絵を撃ち抜くと上半身を覆う武装が展開。それがライダーの背中に展開された機械仕掛けの腕が掴むとライダーへと重ねる。

 

《MAGNUM!》

 

《READY FIGHT!》

 

その姿は白がメインで差し色は朱。首周りには黒い狐火のような模様が三つあり、両肩は三角形に似た形をしている。また、両腕には小銃が折り畳まれている装甲を纏い、全体的に白が目立つ。クラッシャー部分はまるでキツネが口を開けているかのような造形で、複眼は赤だ。これにより、マグナムフォームとなる。

 

「「キツネ!?」」

 

「面白そうだから化けて出てきてやったぜ」

 

謎のライダーがそう言うと手にハンドガン型の武器。マグナムシューター40Xを構える。するとそこにギフジュニアが襲いかかった。

 

「なーんてな!」

 

謎のライダーは銃撃でギフジュニアを撃ち抜くとそのままリバイス達からターゲットを変えてきたギフジュニアが雪崩を打って向かってくる。

 

「はあっ!」

 

謎のライダーは跳び上がって蹴りを加えると銃撃で走ってくるギフジュニアを銃撃。

 

更に近くの瓦礫を投げてそれを撃ち抜いて煙幕を張ったところにすかさず銃撃で蹴散らす。

 

「俺が来た以上、お前らの運勢は大凶だ」

 

謎のライダーはマグナムシューター40Xを回転させながら撃ちまくり、次々とギフジュニアを倒していく。更に左腕の小銃……アーマードガンを展開すると更に銃撃し、敵を撃ち抜いては撃退。

 

「行きな!こんな世界は忘れるに限る!」

 

それを聞いたリバイス達は頷くとバスの方にいる幸実達へと声を上げた。

 

「父ちゃん、母ちゃん、ここはこの人に任せて!」

 

「うん」

 

「ああ……ってか、ママさん運転できるの?」

 

「でも、やるしか無いでしょ!」

 

ひとまずリバイスは高速で動き、マンドリルデッドマンの所にいる希望を抱えるとバスへと乗せる。

 

「しっかり掴まっててね。皆でお家に帰るわよ!」

 

そして、彼が座ったタイミングでバスが発車。残された三人のライダーとベイルも撤退を開始。

 

「ラブちゃん!」

 

《ケツァルコアトルス!》

 

《リスタイル!リバディアップ!》

 

《プテラ!バディアップ!》

 

リバイスはプテラゲノムとなるとバイスに乗り込み、ジャンヌとベイルはエアバイクとなったラブコフへと乗り込む。そして、ライブは元々飛行可能なため空へと飛び上がり、撤収していった。

 

「貴様等、逃げられるとでも……」

 

「おっと。ここから先は通行止めだぜ?」

 

追撃しようとするマンドリルデッドマンの前に立ち塞がるのは謎のライダー。彼はこの短時間で雑魚敵であるギフジュニアやギフテリアンを殲滅したのだ。

 

「くっ……」

 

「いよいよコイツの出番だ」

 

すると謎の仮面ライダーは続けてバイクのハンドルを模したバックルを取り出すとそれにキスをする。そしてそれをベルトの左側にセットした。

 

《SET!》

 

今度はBOOSTという文字に加えてバイクのマフラーの絵が出てくる。そして、再度マグナム側を操作してからハンドルを捻った。

 

《DUAL ON!》

 

その瞬間、ベルトから炎が噴き出るとそれが絵を下半身の装甲へと変化させる。そのまま下半身側に展開した機械仕掛けの腕が左側に伸びて装甲を掴むと装着させた。

 

《GET READY FOR BOOST & MAGNUM!》

 

その姿は先程までのマグナムフォームに加えて、下半身に赤寄りの朱色を基調とし、銀の差し色が入った装甲が大腿横、膝部、足首に装備。足首のアーマーからは青、マゼンタ、黄色、銀のグラデーションが掛かったバイクのマフラーを模したパーツが伸びている。

 

《READY FIGHT!》

 

その名もマグナムブーストフォームだ。そして、謎のライダーは爪による斬撃を繰り出してきたマンドリルデッドマンを回し蹴りで返り討ちにするとブーストによる超火力で吹き飛ばす。

 

「さぁ、ハイライトだ!」

 

謎のライダーは続けてマグナム、ブーストの順で再度ベルトを操作。その際にハンドルを何回も捻るとブーストの真の力を解放する。

 

《BOOST TIME!》

 

すると両脚のバイクのマフラーが下を向いて一気にエネルギーを噴射。そのまま高く跳び上がるとどこからともなく赤を基調としたバイク……ブーストライカーが登場。それが変形するとキツネの姿へ。

 

「盛大に打ち上げと行くか!」

 

謎のライダーが再度ハンドルを捻るとブーストライカーの上に立ち、そのまま炎を纏って突撃。ブーストライカーから飛び降りつつエネルギーを纏ってライダーキックを放った。

 

《MAGNUM BOOST GRAND VICTORY!》

 

「はぁっ!」

 

その一撃はマンドリルデッドマンへと命中するとそのままオーバーダメージでマンドリルデッドマンは爆散。ただ、フェーズ3を分離する機能が無いライダーに倒されたためにそのまま宿主ごと消滅する事になる。

 

そして、謎のライダーが降り立つとアヅマはそのライダーへと問いかけた。

 

「お前は何者だ?」

 

「……仮面ライダーギーツ。その言葉をお前は信じるか?」

 

そう言って去っていくギーツ。それを外海達は追いかけようとするが突如としてブースト側のバックルがギーツのベルトから強制的に飛び出すと煙幕を張るように飛んでいき、それが晴れる頃にはギーツはどこかへと消えてしまっていた。

 

その日の夜。何とかバスで隠れられる場所にまで逃げた一輝達は一夜を過ごしていた。そこでは希望と元太が話している。

 

「よっ。さっきは勇敢だったな?」

 

「……数ヶ月前、僕の故郷は奴らの実験場に使われました。友達が実験の犠牲となり、僕の両親も巻き込まれて……」

 

希望はアヅマ達がどうしても許せなかった。だからこそこのチャンスを逃すことなく復讐に乗り出そうとしているのだ。

 

「……そうか。辛かったな。だがな、希望君。勇敢と無謀は違う」

 

「罪を犯したアイツも同じ裁きを受けるべきだ!」

 

「君の両親は、そんな事を望んでなんかいない」

 

そう言われて希望は黙り込む。それは彼自身、一番よくわかっていた事だからである。

 

「……わかってますよ。でも、じゃあ僕はどうすれば」

 

「……今、あのバスの中で新しい命が生まれそうになっている。それはもう、かけがえのない奇跡なんだ。……命は絶対に粗末にしてはいけないんだ」

 

「……」

 

希望はどうしても力が無い自分が許せなかった。誰かのために動きたいと願っても、今はその力が無いのである。

 

「後は俺達に任せろ。五十嵐家は最強だからな!」

 

「はい」

 

その頃、バスの中では妊婦と幸実が話していた。幸実は妊婦を安心させるかのように話しかける。

 

「きっと強い子が生まれるわよ。我が家は三人共強すぎて困っちゃうけど」

 

「……素敵な家族ですね」

 

「ええ。この幸せは何があっても手放さない。だから何があっても絶対にここから脱出するのよ……頑張りましょうね」

 

「……はい。ありがとうございます」

 

そして、五十嵐三兄妹及びベイルも翌日に備えての作戦会議をしていた。

 

「さっきはありがとう。ベイル」

 

「アンタも偶には良いことするじゃん」

 

「偶にはは余計だ。……俺は元太に救われた借りを返しただけ。それに、この体では次の戦闘までは保たない」

 

「となると、俺達三人と父さん。そして、悪魔達でどうにかしないとな」

 

大二がそう言う中、一つ大きな問題に直面する。それはこのエリア666を覆うバリアの存在だ。

 

「問題はバリアをどう突破するかだね」

 

「バリアの発生源のギフの瞳を無効化する必要がある」

 

「あのパーフェクトボーリーの持ってるドライバーの事?」

 

「ああ……」

 

しかし、今の現状ではどうする事もできないのも事実だ。どうするか頭を悩ませる中、一輝が名乗り出た。

 

「……アイツは、俺に任せてくれないか?」

 

「ええ!?放っておけよ。ギフの遺伝子無しなら勝手に朽ち果てるのによ」

 

「いや。それでも、俺がこの手で倒さないといけない気がする」

 

それを聞いて二人は頷く。そして、バイスも一輝の行動に一度溜息を吐くと乗った。

 

「はぁ。まーた、一輝のお節介が出たよ。しょーがねーな」

 

「……話は纏ったな。なら、俺はここで一眠りさせてもらうぞ。今度は助けないからな」

 

そう言ってベイルは赤黒い球体状の物に変わると元太の元へと帰っていく。

 

「……ああ。お前の作ってくれたこのチャンス。無駄にはしない」

 

同時刻、アヅマは自分の体を見て一人悩んでいた。それは本当に五十嵐家がジャッジを下すべき相手かどうかについてである。

 

「……五十嵐一輝」

 

「もう、完全に遺伝子すっからかんじゃん!ギフの方は力が弱くなってると言ってもリリス強すぎでしょ!……まぁでも、アイツらは所詮籠の中の鳥。明日にはここに逆戻りさ」

 

「……あの兄妹はそんなにデンジャラスなのか?」

 

「当たり前でしょ?ギフの末裔なんだから」

 

外海がそう言う中、それでもアヅマの中には迷いの気持ちが残る。どうしても心につかえが出るのだ。

 

「……私は生まれて初めて力を持ちつつも、ジャッジすべきで無い人間を見たかもしれない」

 

「……」

 

そんなアヅマの迷いに外海は怪訝な顔を浮かべる事になる。そして翌日。運命の時は来た。

 

正面から突破しようとする幸実が運転するバス。その隣にはバイクに乗ったライブ・バットゲノム。更に空にはプテラゲノムとなったバイスにその上に乗ったバリッドレックスゲノムのリバイ。そしてバスの中にはさくらや元太、希望等の乗客もいる。

 

バスの向かう正面にアヅマやその配下の四人の兵士。更に外海、ギフジュニアの群れがいた。

 

「良い?一気に突破するわよ!」

 

バスやリバイ達は一気に加速。それを見たアヅマ達も戦闘態勢を整える。

 

「Game On。五十嵐一輝」

 

《オクトパス!》

 

《クロサイ!》

 

《オオムカデ!》

 

《ヘッジホッグ!》

 

四人がデッドマンに変身するとギフジュニアが向かっていく。そんな中、それらがバスに群がる前にバスはカーブを曲がって逃走する。

 

《トライキメラ!》

 

《オク!サイ!ムカ! Come on! キメラ!キメラ!キメラ!》

 

「変身!」

 

《スクランブル!オクトパス!クロサイ!オオムカデ!仮面ライダーダイモン!ダイモン!ダイモン!》

 

アヅマがダイモンに変身するとリバイへと飛びかかると同時に彼を無理矢理バイスから下ろそうとする。

 

そして、地上ではライブが銃撃でギフジュニアを攻撃して蹴散らす中。外海がエネルギー弾を投げる。

 

「逃がさないよ〜!」

 

「貴様!覚悟しろ!」

 

ライブは外海へと突撃する中、外海は突如としてその姿を変化させると狩崎の悪魔。シックの姿へと変わる。そのままライブを蹴り飛ばすとライブは落下。そこにオクトパス、クロサイ、オオムカデのデッドマンが三人がかりでライブに襲いかかる。

 

「お前、悪魔だったのか!?」

 

「大人しくギフの遺伝子を渡せ!」

 

そこにシックも加わって四人相手となってしまう。ライブは仕方ないとスタンプを自らに押印した。

 

《バット!》

 

「おいおい。もう俺の出番かぁ?」

 

《バーサスアップ!》

 

《仮面ライダーエビル!》

 

ライブはカゲロウが変身したエビルと共に四人の悪魔を相手に立ち向かうのであった。

 

そして、リバイとバイスの方ではリバイが地上に叩き落とされるとバイスもレックスゲノムとして降り立つ。そのままダイモンとの戦闘に入るが、バリッドレックスでも太刀打ちできない。

 

「お前には人類を守る覚悟があると言うのか?」

 

「……当たり前だ!だから乗客も家族も誰一人として死なせない!」

 

「それが人類にとって何の意味がある!」

 

「そんな事もわからない奴に負けるわけには行かない!バイス!」

 

「燃えてきちゃったねぇ!」

 

《ボルケーノ!》

 

《コンバイン!》

 

《バーストアップ!》

 

《パネェツヨイ!リバイス!We are!リバイス!》

 

リバイとバイスはそれぞれボルケーノとバリッドの力を発動させるとダイモンへと向かっていく。

 

「レッツゴー!」

 

そのタイミングでバスの方にもギフジュニアが攻め込んできてしまう。

 

《コブラ!》

 

「変身!」

 

《蛇!蛇!蛇!ジャンヌ!》

 

さくらはジャンヌとなり、ギフジュニアとバス内で戦闘。更に元太も何とか応戦する。

 

「来るな!今新しい命が誕生しそうになってるんだ!」

 

しかし、無情にもヘッジホッグデッドマンからの針の連射によってバスは追い詰められて止まってしまう。何とかジャンヌも外に出てこれ以上の侵入を防ごうとするが、やはり数には勝てずにギフジュニアからの同時攻撃で変身解除してしまった。

 

「数が多すぎるってば!」

 

リバイ、バイス、ライブ、エビルも追い詰められて絶体絶命となったその瞬間だった。突如としてエリア666を覆うバリアが解除されたのは。

 

「なっ!?バリアが解除された!?」

 

「何!?」

 

ダイモン達が困惑する中、さくらを囲むギフジュニアが弓矢によって倒される。そこに現れたのは二人の男だった。

 

「さくらさん、皆さん!お待たせしました!」

 

「助っ人参上、フォウ!」

 

「狩崎さん!?」

 

「光さんも!」

 

リバイ達はようやくの救援に安心する中、エビルが疑問を口にする。

 

「おいおい。バリアはどうやって破ったんだよ」

 

するとそこに一人の男がやってきた。それはキメラドライバーを巻いた安藤である。

 

「お前は!?」

 

「え?えーっと」

 

「安藤だ。お前らは嫌いだが狩崎の奴に利用されてね。仕方なくここに来た」

 

そして、安藤はバリアを突破するために利用された事を口にした。カラクリとしてはベルトを付けた安藤が上空からダイビングをしてギフの瞳を埋め込んだ二つ目のキメラドライバーを使ってバリアを突破したのだ。フェーズ3になったことのある安藤だからこそ、変身無しとは言えキメラドライバーの力に耐えられたのである。

 

「狩崎、わかってるよな?」

 

「ああ。約束通り掛け合ってはみるよ」

 

狩崎は安藤からベルトを回収するとそのまま安藤は他のフェニックスの隊員に連れられてその場を後にする事になる。

 

「僕の誇りにかけて、五十嵐家を守る!」

 

こうして、五十嵐家の。リバイ達の反撃の狼煙は上がるのであった。




また次回もお楽しみに。
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