仮面ライダーリバイスIF   作:BURNING

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復活のヒロミ 集められた力

デモンズへと変身したヒロミ。そんな彼はゆっくりと歩くとウルフデッドマンと組み合う。

 

「貴様っ!どういう事だ!」

 

「俺が何故ここにいるか。説明してやる」

 

それからデモンズが蹴りをぶつけてから自身の脳内に眠る記憶を話すことにした。

 

〜回想〜

 

前日、スカイベース内の司令室にて。デモンズこと、ヒロミは二人へとベルトを渡すように頼み込んでいた。

 

「確かに君の体はほぼ全回復。体にあった傷ついた細胞はほとんど消えている」

 

ヒロミの体はデッドマンとして復活した際にギフの手によって回復させられた。その後、ヒロミは光のライダーキックに助けられて記憶が戻ったのだ。そして、ようやくリハビリも終わって戦線復帰したという事だ。

 

「俺が我が命を懸けてフリオを止めてみせる」

 

「……ダメだ。今のお前には許可できない」

 

「どうしてですか?」

 

「門田。お前は一つわかってない事がある。それは、お前が無理をする度に心配する人間がいるという事だ」

 

それを聞いてヒロミは俯く。今まで彼は命を懸けて戦い続けてきた。だがそれは確かに周りから心配される原因を作り、その人達を苦しませていたことになる。

 

「もう二度と、命を懸けるという言葉を使わない。それがお前をもう一度仮面ライダーにする条件だ」

 

「素直じゃないねぇ。総司令官も」

 

〜現在〜

 

ウルフデッドマンはデモンズの言葉を聞いて苛立ちを募らせる。それと同時に彼へと忠告した。

 

「お前、確かに命を懸けなくなったようだが……命懸けじゃないと俺は止められない!」

 

「かもしれないな。だが!」

 

デモンズがそう言う中、デストリームもその隣に並ぶと二人揃って叫ぶ。

 

「「俺達二人なら!」」

 

そのまま二人は走り出すとウルフデッドマンと交戦をしていく。そんな中、ヘルギフテリアンと戦う三人はヘルギフテリアンを圧倒していった。

 

「「「はあっ!」」」

 

リバイスはリバイスラッシャーによる斬撃。ライブはライブガンによる銃撃。ジャンヌは拳の連打。それによって相手を倒しにかかる。そのまま三人によってヘルギフテリアンが吹き飛ばされるとそのまま三人は必殺技を使う。

 

《エビルライブチャージ!FlyHigh!》

 

《必殺承認!》

 

「サクッと!」

 

「大事に!」

 

「一気に行くぜ!」

 

三人が跳び上がるとそのまま三兄妹によるトリプルライダーキックを放つ。

 

《爆爆!リバイストライク!》

 

《エビリティパーフェクトフィナーレ!》

 

《キングコブラ!インビンシブルクラッシュ!》

 

三人から次々と放たれるライダーキックがヘルギフテリアンを次々と貫くとそのまま三体は爆散。三人は自分の相手を倒す事になる。

 

場面は戻り、デモンズとデストリームだ。ウルフデッドマンが持ち前のスピードで二人纏めて倒そうとする中、デモンズが地面に手を置くといきなり周囲に幾つもの小さな蜘蛛の巣のようなエフェクトが展開。それがウルフデッドマンの動きを制限。スピードを封じ込める。

 

「チッ!」

 

更にデストリームがスタンプを使ってゲノミクスを発動。自身を強化する事になった。

 

《Next!》

 

《クロサイ!》

 

《Dominate up!》

 

《クロサイ!ネオバースト!》

 

するとデストリームの右腕にサイの頭部を模したガントレットを展開。それでウルフデッドマンの爪に対抗。刺突を叩きつけて吹き飛ばす。

 

「うぐあっ!?」

 

「まだまだ行くぞ!」

 

続けてデモンズが吹き飛んだ先に蜘蛛の巣を展開。ウルフデッドマンをそれに拘束して封じる。

 

「なっ!?馬鹿な……」

 

すかさずデストリームが近づいて次々と追撃を決めていった。ただし、ウルフデッドマンもずっとやられっぱなしではない。何とか拘束を破壊すると両腕の銃口から射撃を放つ。それをデモンズがエネルギーの蜘蛛の巣で防いだ。

 

「チッ。連携されると厄介極まりないな!」

 

デストリームはゲノミクスが消えたために次のスタンプによるゲノミクスを発動。今度は背中から二枚に別れたマントのようにムカデの体が垂れ下がる。

 

《Next!》

 

《オオムカデ!》

 

《Dominate up!》

 

《オオムカデ!ネオバースト!》

 

そのオオムカデをデストリームが操ると第三、第四の腕として次々と連撃を決めていった。

 

「何だと……ここに来て見たことのない攻撃ばかり……。しかもデモンズはサポートに徹してくるからやりづらい」

 

「はあっ!」

 

更にデモンズが接近すると拳を命中させて吹き飛ばす。デモンズことヒロミはギフの力で肉体年齢が年相応に戻っている。そのため、カブトデッドマンの時の経験も踏まえるとそれなりに熟練度は高かった。

 

同時刻。ベイルとギフデモスの戦いはやはりベイルが有利に進めており、このまま行けば勝利は間違い無いだろう。

 

「さぁ、長官よ。終わりにしてやる」

 

ベイルがナックルとして使っていたスタンプをベルトに装着。そのまま二回倒すと跳び上がる。

 

《ベイリングスタンピングフィニッシュ!》

 

ベイルが跳び上がるとギフデモスも巨大エネルギーボールで対抗。二つのエネルギーがぶつかりあって拮抗するが、やはりパワーではベイルに軍配が上がる。

 

「はあっ!」

 

その一撃がギフデモスに命中するとそのまま彼は爆散。人間の姿として倒れ込む。

 

「勝負あったな」

 

赤石は何とか立とうとするが、体の石化がかなり進行しており、このままでは変身すらできないという事態に陥ってしまう。

 

「まだだ……貴様らを倒すまで、私がこのまま朽ち果てるわけには……いかない」

 

「往生際が悪いぞ。大人しくこのまま……」

 

その時だった、突如として赤石の持っている新たなスタンプから赤黒いエネルギーが出てくるとそれがギフの幻影を模していた。

 

「何?」

 

「ギフ様……」

 

その瞬間、赤石にエネルギーが注がれるとその体の傷が癒えると共に赤石の脳裏にギフからのお告げが刻まれた。

 

「ギフ様……承知致しました」

 

「何だ?今のは……」

 

「ギフ様からのお告げだよ。最早私が永遠の命を持っても仕方ないと、私から不老不死の体を召し上げた」

 

それはつまり、次に倒せば確実に赤石への勝利を意味する。しかし、それと同時にまたある事実も突きつけられた。

 

「どうやらギフに見放されたようだな」

 

「……私がただそれだけの理由で生かされたとでも?」

 

その瞬間、赤石の体にエネルギーが纏われるとその姿を変貌させていく。それはギフデモスと姿は同じだが、色が赤黒く変わっており、更に強大な力を手にしてしまった。所謂ギガデモスの誕生である。

 

「む……その力は」

 

「貴様等を潰すための力だ。最早貴様等を潰す事など訳はない」

 

「甘く見るなよ?」

 

そのまま二人は再度激突。しかし今度はギガデモスの方が優勢だった。その力を前にしてベイルは圧倒されていく。

 

再度場面が戻り、デモンズ達の方では戦いが佳境へと差し掛かっていく。

 

《ヘラクレス!》

 

《スパイダー!》

 

《Charge!》

 

《デストリームフィニッシュ!》

 

《デモンズフィニッシュ!》

 

二人から繰り出されたライダーパンチがそれぞれ同時にウルフデッドマンに命中すると彼にかなりのダメージを与えさせた。そして、ウルフデッドマンはその場に座り込むと怒りを更に増幅させようとする。

 

「まだだぁ!こんなので俺が終わって溜まるかぁあ!」

 

その時だった。二人がウルフデッドマンと向き合い、その肩に手を置いたのは。

 

「!?」

 

「フリオ!俺達を恨むのなら恨めば良い。許せないのなら許すな。だがな」

 

「復讐に囚われてばかりじゃ何も得られないんだぞ」

 

二人からの言葉を聞いてウルフデッドマンは一時的に動きが止まる。彼自身も本当はわかっていた。アギレラは、奥田はもうどうやっても戻って来ない。復讐などしても虚しいだけだと。

 

「でも俺は……もう引き返せないんだよ!」

 

「まだだ。お前はまだ誰も殺していない」

 

「悪事を働いてはいても、人としての一線は超えてないんだ」

 

「「それならまだやり直せる!」」

 

二人からの説得にウルフデッドマンは、フリオの心は揺れていく。そして、彼はその攻撃の手を止めると二人へと頼みを言った。

 

「お前達に頼みがある……このまま俺を倒してくれ」

 

「それは……」

 

「俺の中にはギフの本体の遺伝子がある。今戦意を喪失したとしてもいつか必ず暴れ出す。だから頼む……俺を……」

 

その瞬間、またギフの遺伝子が無理矢理にでもウルフデッドマンを暴走させようとする。

 

「ぐああっ!?早く……早く俺にトドメを刺せ……これ以上、俺が罪を重ねる前に!!」

 

二人はそれがフリオにとって最善の最期だと頷く。そしてデストリームはゲノミクスを、デモンズは蜘蛛の糸を使ってウルフデッドマンを完全拘束する。

 

《Next!》

 

《オクトパス!》

 

《Dominate up!》

 

《オクトパス!ネオバースト!》

 

すかさずデストリームはベルトを三回押し込むとそのまま走り込む。そして、脚にタコの脚のエネルギーを纏わせるとキックを放った。

 

《More!オクトパス!デストリームノヴァ!》

 

その一撃がウルフデッドマンへと叩き込まれると彼の体にヒビが入っていく。そして、そのまま爆散。フリオとして倒れ込んだ。そんな彼をリバイスが支える。

 

「フリオ……」

 

彼の体は消失を初めており、粒子となって消えていく。恐らく向かう先は赤石の持つスタンプの中だろう。

 

「もう終わりか……俺、何でこんなに周りに八つ当たりしてたんだろ」

 

「フリオ、約束を守れなくてごめん」

 

「良いんだ。俺は今までずっと悪事をやってきたんだ。そのツケが回ってきただけ」

 

そして、フリオは手を目の前に向かって伸ばすと彼の目には走馬灯としてアギレラと奥田の姿が映っていた。

 

「アギレラ様……陽介。待たせてごめん。俺も今そっちに行くぞ」

 

その言葉を最後にフリオは消滅。その場には彼の持っていたウルフとクイーンビーのプロトバイスタンプが残されるのみだった。

 

「フリオ……」

 

そのタイミングだった。ギガデモスによってベイルが吹き飛ばされてその変身が解除したのは。

 

「ぐああっ!?」

 

「何!?」

 

五人のライダーがその方を向くとギガデモスから赤石の姿に戻り、満面の笑みを浮かべた長官である。

 

「ふはははっ!こうも容易くアギレラ達を操れるとは滑稽だな。おかげで私の目的は達成された」

 

その手にはエネルギーが最大まで高まったギフの遺伝子及び、フェーズ5の力が上乗せされたスタンプだ。

 

「赤石……」

 

「済まない元太。一旦戻るぞ」

 

ベイルは何とかデストリームの中に入る事で事なきを得るとその間に赤石はスタンプを構えていた。

 

「さぁて、これでギフ様は蘇る!前よりも更に強くなってなぁ!」

 

そして、赤石はスタンプを高く掲げるとその場の地面に押印しようと振り上げる。

 

一同はそれに虚を突かれてしまうと赤石がスタンプを地面へとスタンプを押印。その瞬間、地面にギフの印字が出現するとエネルギーが放出されようとするのであった。

 

バイスタンプラリー

 

四十七話目……ウルフプロトバイスタンプ




また次回もお楽しみに。
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