仮面ライダーリバイスIF   作:BURNING

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五十話目(最終回)
最終決戦 究極の力


二人が最後の変身をし、究極のリバイスへとその姿を変えた。外見としてはメタリックブルーを主軸としつつレックスゲノムよりも数段濃いピンクのラインに加えているためにこれまでのリバイスのどの形態よりも派手な色使いであった。

 

また、今までのリバイとバイスの形態は基本的にバラバラの姿だったのだが、今回は二人の外見がシルエットやカラーリングだけで無く細部に至るまで同一になっている事が挙げられる。

 

ただし、頭部及び胸部アーマーのキャノピーの色がリバイはクリアレッド、バイスがクリアブルーでキャノピーから透けて見えるレックスゲノムの素体。そしてバイスに生えている尻尾に当たるゲノテールのみとなっていた。

 

これにより、二人はアルティメットリバイ及びアルティメットバイスへの変身を遂げるのである。

 

「「はぁっ!」」

 

二人はギフへと突撃すると拳を繰り出す。その一撃はリバイスの時の比ではなくそれまで殆どダメージとして通らなかったギフへの有効打が入った。

 

「……ぐっ!!」

 

しかし、喜ぶ暇は無い。ギフの力は圧倒的。リバイとバイスは更に腕や脚にそれぞれ赤と青のエネルギーを纏わせるとそれを思い切りぶつける。それは磁力の力であり、ギフの体を無理矢理引き寄せるとその勢いも加算した上でダメージを与える。

 

加えて、この形態の特徴として二人の連携攻撃によってただでさえ強い破壊力が倍増されるというものがある。つまり、実質的に倍のパンチ力、キック力でギフと戦っていることになるのだ。

 

「ふへへ。この力ならギフに届くぜ!」

 

「調子に乗るな。あくまでお前達が使っているのは私の力の一部。それでは私には勝てない」

 

ギフが手を翳すと二人の周囲に大量の尖兵が現れる。ギフは圧倒的物量でリバイとバイスを仕留めようとした。

 

「そうは行くかよ!」

 

するとリバイとバイスはベルトからスタンプを取り外すとそれの押印面を二つ合わせるようにし、すかさず地面に押印していく。するとその瞬間、地面からリバイとバイスが次々と倍々式に分身するとリバイとバイスの大群が出現した。

 

「ッ……」

 

「凄い。これって……」

 

「俺っちがこんなに!まさかの倍バイスってやつだぜ!」

 

「良し、一気に行くぜ!」

 

そのまま二人は飛び出すと拳に磁力のエネルギーを高めたまま次々とギフジュニアやギフテリアン、ヘルギフテリアンを蹴散らしていく。

 

「こんな奴等、今の俺っち達には壁役にすらならないぜ!」

 

「ああ。俺達の力なら!」

 

二人は一方的にギフの尖兵を粉砕していくとまた元の二人へと戻る。ギフはこれ以上兵士を増やしてもすぐ倒されると踏んで召喚を止めると両腕の強力な爪で攻めにかかる。

 

「あまり図に乗るなよ」

 

ギフが接近して攻撃を叩きつけるとリバイとバイスもそれなりにダメージを受ける。ただ、一撃が致命傷になってしまう先程までとは違ってダメージこそ受けるが、その威力で僅かに仰け反る程度にまで抑えられていた。

 

「耐久面も上がってる」

 

「これなら行けるぜ!」

 

二人はお互いに手を合わせるように翳すと二人共が赤いオーラで包まれて磁力の力で反発。そのままギフを挟み込むように前に出るとすかさずバイスの方が青く変わり、引き合う力で加速。二人同時の攻撃を放つ。

 

「「はあっ!」」

 

「ぬん!」

 

ギフはそれを手を翳して作り出したエネルギーバリアで防ごうとするが、二人の威力はそれを上回り、バリアを打ち破るとギフを吹き飛ばす。

 

「一輝!これで!」

 

更にバイスはベルトに装着されているスタンプを一度外すとリバイへとそれを渡す。リバイはスタンプの上部に当たるパーツを開けるとそこにバイスのスタンプを直列で連結。そのまま上から押し込んだ。

 

《ファイナルリミックス!》

 

すかさずスタンプを倒すとリミックスを発動。バイスがボール状に変化するとそれをリバイがオーバーヘッドキックでシュートした。

 

《アルティメットアップ!》

 

《超必殺!バリ!ボル!ローリング!サンダーゲイル!ギファードレックス!ファイナルスタンピング!》

 

その一撃はバイスの体に氷・炎・黒いインク状の液体・稲妻と旋風というこれまでのリバイスのパワーアップの軌跡を辿るようなエネルギーを纏いつつ高速回転しながら突撃。ギフへと命中すると大きく吹き飛ばす。

 

「貴様等……まさかここまでの力を得るとはな」

 

「ああ。俺だけじゃここまで来ることはできなかった。俺の大切な相棒や俺の家族。皆の絆の結晶なんだ!」

 

「理解できない。そこまでして人類を守ってどうする。人類は過ちを何度でも繰り返す。争いは絶えず、平和な世界など訪れない」

 

ギフはそう言ってリバイとバイスへと己の主張を伝える。それでもリバイの考えは変わらない。

 

「ああ。時にはぶつかって争う時もある。それでも、俺達は前に前に進まないといけないんだ。自分の中に悪魔がいない人間なんていない。だからこそ、俺達は自分の悪魔と向き合って成長できるんだ!」

 

「無理だな。人間は反省などしてもいつかはそれを忘れて間違える。それを繰り返して……悪循環へと陥るんだ」

 

ギフはやはり納得が行かない様子でそう返す。するとギフが手を翳し、先程以上のエネルギーを高めたボールを放つとリバイとバイスにそれは命中。二人纏めて吹き飛ばす。

 

「「ぐあっ!?」」

 

「お前達がどれだけ足掻いても、お前達がどれだけ正そうとしても、結局は何も変わらない。人類は悪魔に負けて悪い方へと進む」

 

「それが人間だ!愚かで、弱くて、誰でも必ず間違いを犯す!だからこそ愛おしいんだ!」

 

リバイとバイスはすぐに立ち上がるとギフへと攻撃を叩きつける。そのまま三人は殴り合いつつ激闘を繰り広げた。

 

その頃、ライブ達も迫り来る大群を相手に戦闘を続けている。ライブがライブガンを放って敵を牽制。怯んだ所にすかさず技を使う。

 

《エビルライブチャージ!》

 

《エビリティパーフェクトフィニッシュ!》

 

ライブの銃口から放たれるその弾丸は敵を粉砕すると撃破していく。それを潜り抜けてきた敵には翼部分で斬りつけた。

 

「おい大二。バテる前に代わってやろうか?」

 

「まだ俺に余力がある事知ってて言ってるだろそれ!力を借りたい時は俺から言うから黙ってろ!」

 

「はっ……だったらお前の底力見せてやれよ」

 

「当たり前だ!」

 

ジャンヌの方では背中の刃をラブコフが担当し、ジャンヌ自身は正面にいる敵をただひたすらに空手で鍛えられた技で次々と倒していく。

 

 

「ラブちゃん。まだ行けるよね?」

 

「勿論でぇ!アタイの力はまだまだこんなものじゃねぇんだい!」

 

「ふふっ。元々私の弱さの象徴だったラブちゃんが頼もしくなったわね!」

 

「ラブラブ〜。さくらを守るためならアタイは幾らでも限界を超えるで!」

 

ジャンヌはスタンプを起こすとすかさず倒して必殺技を発動。するとジャンヌの元にエネルギーのキングコブラが現れるとそれがとぐろを巻く。

 

《キングコブラ!スタンピングクラッシュ!》

 

そのまま周囲を薙ぎ払うようにキングコブラが尻尾を振り回すとそのまま敵を吹き飛ばして撃退。

 

デモンズとオーバーデモンズは二人で互いの背中を守りつつ敵を迎撃。その際にデモンズはオーバーデモンズの成長ぶりに笑みを浮かべた。

 

「光、俺が戦線離脱している間に随分と立派になったんだな」

 

「はい。ヒロミさんに追いつくために必死で努力しましたから。だからこうして隣で戦えるんです!」

 

オーバーデモンズは変身者の光の体のダメージがまだ完全に抜けきってないためにそこまで無茶はできないが、それでもヒロミは光が強くなっている事を誇りに思っていたのだ。

 

「お前みたいな立派な後輩と共に戦える事……俺は嬉しいぞ」

 

「ヒロミさん……ありがとうございます!」

 

《スパイダー!》

 

《クワガタ!》

 

《Charge!》

 

《デモンズフィニッシュ!》

 

デモンズが手を翳すと空中に巨大な蜘蛛の巣が生成。それが振り下ろされると大量の敵がそこに捕まり、動きを封じられる。そこにオーバーデモンズが背中から展開したクワガタの大顎で両側から挟み込むと捕えられた敵は全て潰される事になる。

 

そして、四人は最後の一押しとばかりに必殺技を発動させて跳び上がる。

 

《エビルライブチャージ!FlyHigh!》

 

《必殺承認!》

 

《More!》

 

そのまま四人はライダーキックの体勢に入ると残りの敵へとライダーキックを放つ。

 

《エビリティパーフェクトフィナーレ!》

 

《キングコブラ!インビンシブルクラッシュ!》

 

《デモンズレクイエム!》

 

その一撃で街中にいた敵はほぼ全滅。後は掃討戦となり残されたごく僅かの敵を倒すのみだ。

 

そして、場面はリバイとバイスに戻るとギフは更に尖兵を送り込もうとする。しかし、リバイとバイスはそれをさせまいと立ちはだかった。

 

「私の支配の元ならお前達を争わせずに、道を踏み外させずに管理できる。その世界を認めれば全てが収まったと言うのに」

 

「俺達はそんな自由の無い平和な世界なんて望まない。それに、例え道を踏み外したって変われる人間だっているのも確かなんだ!」

 

「そんな人間が大好きな悪魔だってここにいるぜ!俺っちやカゲロウ。ラブコフみたいにな!」

 

「ふん。そんなもの、私の遺伝子を持っているからに過ぎないし、貴様等以外の人間では悪魔を制御できない。そう遠く無い未来で人類を待つのは自滅だ!」

 

「だとしても!俺達はそんな人類を救うために戦い続けるんだ!」

 

リバイはリバイスラッシャーを手にするとバイスタンプを外して押印。磁力のエネルギーを刀身に纏わせるとそれを繰り出す。

 

《スタンプバイ!》

 

《リバイバイスラッシュ!》

 

その斬撃がギフへと命中するとギフは後ろに下がる。その瞬間、目を発光させるとリバイとバイスへと衝撃波を放ち吹き飛ばす。

 

「「ぐうっ……」」

 

「これ以上私の望みを邪魔させるわけにはいかない。お前達がどれだけ抗ったとしても勝ち目はない。それに、バイス。お前にはもう時間なんて存在しないのだ」

 

するとバイスの体が変身状態でも少しずつ透け始める。戦いの中で徐々に失われる思い出。そのせいでリバイとバイスの戦闘継続可能時間はどんどん減っているのだ。

 

「バイス……」

 

「まだまだ俺っちは行けるぜ!……一輝。俺達は最強のコンビなんだろ?」

 

「……ああ!俺とお前なら絶対にギフを倒せるぜ!」

 

二人はその場でいつものハイタッチを交わすとその瞬間、バイスとの思い出の数々が外に映像として溢れ出ていく。

 

「その絆の力で私に勝てると思うな!」

 

「行くぞバイス!」

 

「ああ。これが本当のクライマックスだぜ!」

 

そのまま二人はギフへと向かっていくと最後の力を振り絞るのであった。




また次回もお楽しみに。
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