仮面ライダーリバイスIF   作:BURNING

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今回からオリジナルスピンオフ、アナザーデッドマンズ編へと入ります。それではどうぞ!


スピンオフ アナザーデッドマンズ編
荒廃した世界 裏切った悪魔達


ギフとの戦いが完全に終わり、平和な日常から送られていた。そんな中、五十嵐一輝は夢を見ていた。

 

「ここは……」

 

荒廃した街並み。街の至る所で戦闘音が鳴り響き、戦いが耐えていなかった。人々が戦っているのはギフジュニアであり、そんな彼等を率いていたのは三体の悪魔だった。

 

「ふへへ……」

 

「ははっ!」

 

「ラブラブ〜」

 

「……え?どうしてお前達が敵にいるんだよ……バイス、カゲロウ、ラブコフ」

 

「「「はあっ!」」」

 

三体の悪魔が手を翳すと圧倒的な力で周囲にある物を簡単に粉砕していく。そして、そこはまた一つ荒地として何も無い場所が広がるのみだった。

 

「やめろ!お前達、なんでこんな事をするんだ!」

 

しかし、バイス達が街の破壊を止める様子は無い。それどころか、悪魔達に指示を出しては街を壊させていく。

 

「止めろ……止めろ。止めろーっ!!」

 

 

その瞬間、一輝の意識は覚醒。目を覚ますと目を見開く。そして今のが夢だと思い知った。

 

「ッ……夢か」

 

翌日の朝。一輝はブルーバード本部にあるスカイベースの狩崎の元に行くことに。バイスが消えたあの日から一輝はどうにかしてバイスを復活させられないか狩崎にかねてより頼んでいる。

 

「狩崎さん。バイスの復元。まだ進捗はそこまで思わしく無いんですか?」

 

「……残念だけどね。まだまだ道半ばって所さ」

 

すると狩崎はふと思い出したようにある物を取り出す。それはヘルメットのような物で一輝の脳内にリンクしてバイスの居場所を探るための物であった。

 

「じゃあ、早速今回のチェックを始めようか」

 

狩崎の言葉に一輝は頷くとそれを被った状態で横になる。それから狩崎がデータを見始めると何かの違和感に気がつく。

 

「……ワッツ?これは……」

 

狩崎が気になる箇所を見るとそこには一輝の脳内にある前日に見たあの夢の話がバグのように存在していた。

 

「何だ?今までこんな物は無かったはず。これは一体……」

 

狩崎がそれを調べようとすると、突如としてそれがエラーのように変なデータへと変わっていくと一輝の姿がその場から消えてしまう。

 

「なっ!?」

 

狩崎は慌てると一輝が何故消えたのかを考えるが、今はそんな事を考えている場合では無い。一輝が行方不明になったのだ。その衝撃が狩崎の頭から抜けなかった。

 

「どういう事だ。私はこんな事になるように設定をした覚えは無いぞ。せいぜい夢を見させる程度なのに……」

 

ひとまず狩崎は慌てた様子でその場から消えた一輝の行方を探すことになる。

 

その頃、一輝はと言うと一人倒れていた。そして、目を覚ますとヘルメットのような装置を外す。

 

「……あれ?ここは……」

 

周りを見渡すとそこは荒廃した街並みである。それは前日に見た夢とそっくりだった。

 

「あれ?俺、さっきまでブルーバードの本部にいたのに。どうして……」

 

一輝が周りを見渡すものの、誰かの気配があるわけではない。更に言えば空を見上げてもブルーバードのスカイベースも無いのだ。

 

「どうなってるんだよ、これ」

 

その瞬間、爆発音と共に戦闘が開始されたような銃弾の音。そして人々の悲鳴が聞こえた。

 

「ッ!!なんで平和になったはずの世界がこんなになってるんだ。とにかく、行ってみよう!」

 

一輝が駆け出すとその音のする方角へと向かう。そこにあったのはギフが駆逐されてもう殆どいないはずのギフジュニアの大群が武装した一般人と交戦。人々を苦しめる姿があったのだ。

 

「嘘だろ……何だよこれ」

 

すると戦闘員の中の一人が一輝の姿を見つけると慌てて声を張り上げる。

 

「君!何をしてる!ここは危険だ!すぐに逃げろ!」

 

するとギフジュニアの中の何体かは一輝の姿を見つけると襲いかかってきた。

 

「ッ!」

 

それを受けて一輝は後ろへと跳ぶとそのまま攻撃を躱しつつベルトを出す。

 

「今は考えている余裕は無いか……。湧いてきたぜ!」

 

《リバイスドライバー!》

 

一輝はリバイスドライバーを取り出すとスタンプを構える。そして、それに息を吹きかけてからベルトに押印した。

 

《レックス!》

 

「はぁ……」

 

《Come on!レ・レ・レ・レックス!》

 

すると待機音が鳴る中、バイスがいないために一輝の真上に空のスタンプが生成されると一輝の動きに合わせて着いていく。

 

「変身!」

 

《バディアップ!》

 

そのままスタンプが自動で一輝の元に落ちると液体で満たされていき、その姿を変化。一輝は仮面ライダーリバイへと変身する。

 

《オーイング!ショーニング!ローリング!ゴーイング!仮面ライダー!リバイ!バイス!リバイス!》

 

勿論バイスは消えていないために隣には現れない。リバイはその事にやはり違和感を覚えつつもそのまま手にオーインバスターを構えると走っていく。

 

「はあっ!」

 

リバイがギフジュニアと交戦すると人々から驚きの声が上がる。そして、それと同時に彼らは奮起した。

 

「仮面ライダー!?まだ他にもいたんだな」

 

「でも、これならこの戦いに勝てる!」

 

「皆、頑張るんだ!」

 

「おう!」

 

リバイはオーインバスターで次々と敵を斬り裂く中、ベルトのスタンプを外すとオーインバスターに押印する。

 

《スタンプバイ!》

 

《オーイングスラッシュ!》

 

リバイから放たれたエネルギー斬が敵を蹴散らすと吹き飛ばす。更に跳び上がってガンモードにしたオーインバスターで狙い撃ち、敵を撃破した。

 

「次はこれだ!」

 

《メガロドン!》

 

《バディアップ!》

 

《潜るドンドン!ヨーイドン!ドボン!メガ・ロ・ド・ンー!通りすがりのハ・ハ・ハ・ハンター!》

 

リバイはメガロドンゲノムとなると両腕のブレードを駆使して近接戦で敵を圧倒。更に水を纏うと地面の上を泳ぐように突撃。直線上にいる敵を粉砕した。

 

「これで決める!」

 

そのままリバイはスタンプを二回倒すと必殺技を発動。そのまま跳び上がりつつライダーキックを放つ。

 

《メガロドン!スタンピングフィニッシュ!》

 

その一撃が敵を貫くとそのまま爆散させて撃退。リバイはレックスゲノムへと戻ると一気に残ってる敵を倒して勝負を決めようとする。

 

「良し、このまま残りも……」

 

その瞬間だった。突如として空中から何かが落ちてきたのは。リバイはそれを躱すとその煙の中を見る、そこには既視感のある光景が映った。

 

「ふへへ……人間、食ってやる」

 

「最高の気分だぜ」

 

「人々の悲鳴は最高の音楽ラブ」

 

そこにいたのは目が赤く変化したバイス、仮面ライダーエビル・バットゲノムとなったカゲロウ、蛇女と化したラブコフがいた。

 

「なっ!?バイス、カゲロウ、ラブコフ!?どうして……」

 

「……あん?何であそこにリバイがいるんだ?一輝は確かに俺様が食ったはず」

 

「俺を、食った……?バイス、何を言って」

 

「ああ。食ってやったぜ。最高に美味かった。お前の大事な家族もな」

 

「嘘だ……嘘だと言ってくれ。バイス!」

 

一輝はバイスが自分や家族を食べてしまったとは思えずに気持ちが乱れる。それだけでは無い。エビルやラブコフと衝撃的な事実を告げた、

 

「そういや、あのアホも俺に無様にやられていたなぁ」

 

「まさか、カゲロウ。大二の事を」

 

「ああ。俺がアイツにトドメを刺した。大二の絶望する顔は見ものだったぜ」

 

「そんな。大二も……」

 

「それだけじゃないわよ。アタイが弱いからって油断したあの子もね」

 

「さくらもなのか!?」

 

どうやらこの様子だと三人の悪魔は宿主を喰らってしまったらしい。悪魔の本性が剥き出しになっている所を見ると何者かに操られている可能性もあるが、どちらにしてもこちらの方では五十嵐家は全滅していると見て良いだらう。

 

「ふざけるな。ふざけるなよ、バイス、カゲロウ、ラブコフ。お前達は俺達の事を信じているんじゃなかったのかよ!」

 

「あん?信じてなかったのはお前達の方だろ。俺はお前に殺されそうになったから反旗を翻しただけだ」

 

「え?」

 

「確か……お前と俺が一つになった時か。俺が信じて攻撃を辞めたにも関わらず、お前は俺を信じなかった。だから裏切って食ってやったんだよ」

 

「大二もアホだったなぁ。真剣勝負の最中で俺を助けようとするから。俺に裏切られて消されたアイツは無様だったぜ。あははっ」

 

「ラブラブ〜。さくら、アタイが脱皮して成長しているのにさくらは私に戦うなって言ったラブ。だからアタイはさくらを超えるぐらいに強くなって逆に弱いさくらを食ったラブ〜」

 

それを聞いたリバイは何となくだが状況を理解する。大二はクロウバイスタンプを巡ったカゲロウとの真剣勝負の時、さくらはラブコフが初めて脱皮をして成長した時、そして一輝は大二やさくらを相棒の悪魔に裏切られて失ったためにバイスを信じきれずにジャックリバイスからリバイスへの進化の時に。それぞれ食われてしまったのだろう。

 

「まぁ、とは言ってもお前が何者かはこの際どうでも良い」

 

「さっさとこの世界をギフ様の支配する悪魔の世界に変えてやる」

 

「人間の恐怖を味わうチャンスを逃すつもりは無いラブ〜」

 

そのまま三人の悪魔はリバイを敵とみなして襲いかかってくる。リバイは何とかリバイスラッシャーを構えるとそれを迎え撃つが、出力の差は明白だった。そもそも今のリバイは自分の中の悪魔であるバイスがいないために戦力が半減してしまっている。そのため、前のように連携も使えない上にスペックも落ちているのだ。

 

「オラオラどうしたぁ。お兄様よぉ!」

 

「ラブラブ〜。雑魚〜」

 

「お前なんかギッタギタにしてやるぜ〜」

 

三人による連続攻撃を前にリバイはダメージを負っていく。エビル、ラブコフが前衛で戦い、バイスが手を翳しての爆発でリバイを吹き飛ばす。

 

「ぐあっ!?」

 

「これで終わりだぜ」

 

《必殺承認!》

 

バイスは両腕に赤黒いエネルギーを、エビルはブレードに漆黒のエネルギーを、ラブコフは両脚に青黒いエネルギーを高めるとバイスはエネルギー弾。エビルは斬撃波。ラブコフ回し蹴りを同時に放つとリバイはそれをまともに喰らって大ダメージを負ってしまうと変身解除した。

 

「くっ……うぐっ…」

 

「無様だなぁ。一輝」

 

「雑魚〜、クズ〜」

 

「安心しろ。もう一回俺がお前を食ってやるからよ」

 

そして、三人が倒れてボロボロの一輝にトドメを刺そうとした瞬間。三体の悪魔へと銃弾が命中すると三体は僅かに下がる。

 

「チッ……またアイツらか」

 

そこに現れたのは一輝にとって驚きの面々だった。それはそれぞれ赤、緑、紫の衣装に身を包んだ三人組がいたからである。

 

「どうして……お前らがここに」

 

そこにいたのは敵であるはずの三人組。アギレラ、オルテカ、フリオの姿であった、

 

「「「グラシアス!デッドマンズ!」」」

 

三人がそう言うと邪悪に染まった悪魔達と向き合う事になるのであった。




また次回もお楽しみに。
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