仮面ライダーリバイスIF   作:BURNING

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マラソンの終わり もう一人のデザ神

時間はデストリームがリタイアした少し前。英寿や一輝から争う必要が無いと言われたさくら、袮音、そして偶々その場に居合わせた桜井沙羅の元に移る。

 

「はーむっ!」

 

「「「うーん!美味しい〜!」」」

 

商店街のパフェのお店の外にある飲食スペースに三人が座って一息入れている所だった。

 

「あ、そういえばどうして袮音ちゃんは私の事を知ってるの?」

 

「ゆっきーのハッピーチャンネルをよく観てるからだね!」

 

「私も観てるよ〜!動画を観てるとゆっきーさんが毎日が幸せ〜って感じで私もその日の疲れを癒やされてる!」

 

「へぇー。でも沙羅さんはともかく、スーパーセレブの袮音ちゃんも観てるなんて意外だね」

 

「うん。ゆっきーさん家のアットホームな感じが好きで」

 

「あ、えっとデザイアグラ……」

 

「ちょっと待って!」

 

その瞬間、さくらがデザイアグランプリについて聞こうとするといきなり袮音に口を塞がれた。さくらが驚く中、沙羅がさくらへと問いかける。

 

「さくらちゃん?どうしたの?」

 

「沙羅さん、ちょっとだけ待っててね」

 

「……?」

 

それから袮音がさくらを連れ出すとさくらへとデザイアグランプリの話を沙羅の前でしたらダメだと話す。

 

「どうして?」

 

「えっと、デザイアグランプリを知ってるのは実際に参加している人だけなの。それ以外の人達は例え過去に参加経験があったとしても記憶を消されちゃう。あと、この事を参加者以外の一般の人に言ったら強制脱落するの。多分、さくらちゃんも記憶を消されちゃうから」

 

袮音からの説明にさくらは頷くと沙羅の前では絶対に言わないと約束。それから三人揃って話を再開しようとすると人々の悲鳴が聞こえてきた。

 

「えええっ!?あれ何!?というか、飲み込まれた人達皆消えてるし!?」

 

「あれって!」

 

「うん、エリアが縮小してる。沙羅さんは早く逃げて!」

 

「でも……」

 

「私達も後で絶対に追いつくから!」

 

袮音にそう言われて沙羅は恐怖に染まりながらも頷く。彼女がその場から走って逃げると人々が逃げる方向からまたもや兵器が現れた。それはベルトを装着し、バックルを手にする。

 

「やっぱり来たわね」

 

「うん。もうこうなったらやるしか無いよ」

 

《DEN-O BELT!SWORD FORM!READY FIGHT!》

 

兵器がベルトにバックルをセットして押し込むと赤い魂が兵器と融合しつつベルトから赤い長方形の物体が無数に飛び出す。それが体に纏われていくと周囲に四つの装甲が浮かび上がると赤い面を前にしてから体に合わさった。最後に頭部に赤い桃のようなパーツが上から線路の上を走るようにスライドされると割れて仮面へと変わる。仮面ライダー電王の登場だ。

 

「さぁ現れた四人目の刺客!イマジンと契約し、時をかける電車で時を守る戦士、仮面ライダー電王だ!」

 

「俺……参上」

 

兵器が機械的な音声でそう言いつつポーズを取るとその場には微妙な空気が流れた。

 

「えぇ……」

 

「とにかく行くわよ!変身!」

 

「あ、うん!へ〜んしん!」

 

《コブラ!リベラルアップ!蛇!蛇!蛇!ジャンヌ!ハシビロコウ!》

 

《SET!BEAT!READY FIGHT!》

 

ジャンヌとナーゴに二人が変身すると電王と交戦。電王が四つのパーツを剣の形に合体させた武器、デンガッシャーを振るうとジャンヌがそれを受け止めてすかさずナーゴがギター型の武器、ビートアックスを振るう。

 

しかし、電王はすかさずジャンヌを押し返してからナーゴの攻撃をしゃがんで回避。

 

「えっ!?」

 

「このっ!」

 

ジャンヌがすかさず大鎌を振り下ろすが電王はまたそれを横に跳んで避け、すかさず大鎌を上から踏みつけた。

 

「あ!?ちょっと!抜けない!」

 

「その足を離してよ!」

 

ナーゴがすかさずフォローするが振り下ろされるビートアックスを電王は剣を地面に刺して白刃取り。そのまま混乱するナーゴへと大鎌を踏みつけていた足で蹴りを入れ、ビートアックスを奪ってしまう。

 

「しまった!」

 

ジャンヌは電王が脚を退けた事で大鎌を横に振るうが、電王はそれを前に出ながらビートアックスで受け止める。

 

「このっ、独特なノリで戦うわねコイツ!」

 

すると電王はジャンヌを一瞥しつつ手に電王のパスを持つとそれをベルトに翳して読み込ませる。すると赤いエネルギーがビートアックスに高まった。すかさず電王はビートアックスの丸い部分を叩く。

 

《ROCK FIRE!TACTICAL FIRE!》

 

電王はすかさずジャンヌへとパンチを入れ、更にビートアックスを取り返すために掴みかかってきたナーゴにもヤンキーのような蹴りで吹き飛ばすとビートアックスから炎を纏わせた赤いエネルギーの斬撃波を放ち、二人へ地面へと倒れさせた。

 

「「ああっ!?」」

 

そして、そのまま二人は迫ってきたジャマーエリアに飲み込まれる形で脱落する事になる。

 

「「きゃあっ!」」

 

《RETIRE!》

 

そして同時刻にデストリームもやられて残されたデザグラのライダーはギーツ、ハームの二人。リバイス側もリバイス、オーバーデモンズの二人となってしまうのだった。

 

この様子にデザイア神殿で見ていたツムリと狩崎はこの混沌とした展開を見て興奮した声を上げる。

 

「決まったぁ!電王風に名付けるなら“俺の必殺技、ビートバージョン”ってね!」

 

「ゴールまであと十キロ。残るはギーツ、ハームのみ」

 

その頃、その情報を見た英寿は目を見開く。そこには自身とハーム以外の三人の上に描かれたLOSEの文字。

 

「皆脱落……」

 

「って事はまさか、さくらや父ちゃんも……」

 

するとそこに空を飛んでハームと共にやってきたオーバーデモンズが降り立つ。

 

「一輝さん……すみません。この方を助けるので手一杯で……」

 

するとそこには変身解除して体中に傷を負った紬が苦しそうにしながら痛みに耐えていた。

 

「ハーム……また無茶をしたのか」

 

「すみません……英寿さん。私じゃ……私じゃ何も……守れませんでした。力を手にしてもこんな私じゃ……誰も助けられない」

 

紬がそう言ってか細く答える。それと同時にオーバーデモンズも変身解除した。今は紬の怪我の治療をするべき時だが、生憎今は救急箱など持ち合わせていない。今から治療するための道具を集めていてはゲームクリアできないだろう。

 

「英寿さん……私をここに置いて行ってください。このまま私のような役立たずを抱えていたら……あなたも脱落してしまいます」

 

このデザイアグランプリにおいて参加している仮面ライダーが全員脱落すればジャマーエリア内に存在する人間は消滅。更にその後のデザグラで新たなデザ神が願いを叶えてもその時に消えた人々は復活ができず。永遠に消えたままになる。

 

「……ハーム、それはお前が自分の願いを放棄するという事になるが、それでも良いのか?」

 

「………」

 

しかし、紬は押し黙ってしまう。彼女もわかっていた。このまま自分が投げ出して脱落すれば自分が望んでいた今生きている家族の幸せは手に入らない。

 

「紬ちゃん。俺から一言良いか?」

 

するとそこに一輝が願いを諦めかけている紬へと喝を入れるために前に出ると彼女へと呼びかけた。

 

「自分の願いを諦めるなんてそんな事……俺は許さない」

 

「……え?」

 

「英寿さんから全部聞いた。君がどんな思いで生きてきたのか。どうして自分を大切にしないのかをな」

 

実は一輝は先程元太へと連絡した際に彼から紬が先程元太を助けたという行動を聞いて疑問に思ったために彼女と面識があって過去を知っている英寿へと聞いたのだ。

 

「ッ……」

 

「俺には偉そうな事なんて言えない。でも、紬ちゃんは例え家族からの視線が冷たくなっても、家族の事を思って助けたいと思ったんだろ!だったら最後まで諦めるな!」

 

「そんなの……綺麗事です。現に私は誰も救えなかった。ライダーという誰かの助けになれるような力を持っていながら……何もできなかったんですよ……」

 

紬は瀕死間近の体で何とか絞り出すように言葉を発する。彼女の目には涙が伝っていた。弱った体で力無く拳を握る彼女の目には絶望が広がっていたのだ。

 

「……ハーム。お前が願いを諦めるのなら俺はそれを止めるつもりはない」

 

「英寿!?」

 

「ただ、これだけは覚えておけ。そうなったらお前は何の意味もない無駄な死を迎えるだけだ」

 

「え……」

 

「それもそうだろう。今まで人を助けるために頑張ってきた事……いや、姉を失ったその瞬間から始まったお前の時間全てが無駄な時間になる」

 

「ッ……」

 

英寿の言葉を聞いて紬はまた悔しそうに唇を弱々しく噛み締める。英寿はそれでも容赦なく彼女へと言った。

 

「お前の願いは、自分が消えてでも残された家族を……願いで蘇らせるつもりの姉を幸せにしたいという気持ちはたった一度人を一人救えなかっただけで折れてしまうほど弱い決意なのか!」

 

その言葉を聞いて紬は目を見開く。そして、英寿の言葉を聞いた一輝は耳を疑う。紬が自らを犠牲にして死んだ姉を蘇らせるという言葉に。

 

「英寿、それはどういう事だよ」

 

「……ハームは元々デザグラに勝ってデザ神になったとしても自分が生き残る選択肢を最初から選んでいないんだ。何しろハームの願いである【家族の幸せ】。これはハームを含めた家族全員が笑って幸せになるという物じゃない。隠された真の意図……それは【小林紬が最初から存在せず、小林雅が事故で亡くならなかった世界】なんだ」

 

その言葉を聞いた一輝、そしてその場にいたバイス、光は息を飲む。紬の他人のために自己犠牲を厭わない気持ちはそこまで深く根付いてしまっているようなのだ。

 

「ハーム、お前がデザ神になってどんな世界を叶えようがそれはお前の自由だ。デザ神以外は記憶も消えるし、残されたお前の友人達や家族もお前の記憶を全て忘れて幸せになる。だがな、どれだけ理想を高く持っていようが、最後まで諦めない気持ちが無い人間に幸せになる権利なんて無い」

 

英寿の言葉に紬はゆっくりと手を顔に持ってくると涙でぐちゃぐちゃになった顔を拭って唇をキュッと引き締める。

 

「……すみません、英寿さん。私、全てを諦める所でした。一輝さんも。家族の幸せという私が叶えたい世界があるのに……一度の失敗で臆病になって……。私、もう絶対に折れません。最後まで諦めずに戦い抜きます」

 

その言葉を聞いた英寿はニッと笑みを浮かべる。すると英寿が持っていたリュックの中に存在するリリスが光を放つと何かの波動を飛ばした。それが紬の中に吸い込まれていくと瀕死の傷を負っていた彼女の体がどんどん回復していく。

 

「えっ……」

 

「リリスが紬ちゃんを助けた?」

 

するとリリスは紬の傷がほぼ全回復したのを見てもう自分が出る必要は無いと言わんばかりにリュックの中で大人しくする。

 

「嘘ぉおん。今までずっと大人しかったはずなのに何でだよ、ママさんの悪魔さ〜ん!」

 

するとリリスがバイスへとテレパシーで何かの伝言を送ると彼から一輝へとそれが伝えられていく。

 

「えっと、母ちゃんの悪魔のリリスからの伝言。“私の運命は大切な家族達を信じる事。例え自分が囚われてもきっと私の家族なら救ってくれる。だから私が無理に暴れる必要は無い。もし身の危険を感じたらそれに対する抵抗はする。だから自分達の力を信じて戦いなさい”だって」

 

要するに今までリリスが大人しかったのは自分がわざわざ力を使わなくても一輝達なら自分を救ってくれるという絶対の信頼があったからだ。つまり、リリス自身が命の危険を感じなければ殆ど不干渉を貫くという事になるだろう。紬を回復させたのは彼女が絶望の淵から這い上がってまた戦う意志を示したのだからそれに応え、絶望と戦えるだけの力を与えただけだそうだ。

 

「英寿、お前と紬ちゃん。そしてリリスをゴールに届ければ良いんだよな?」

 

「ああ。そうすれば消えたこの街の人々も、そしてこの悪魔の宿主のお前の母さんも救える可能性がある」

 

「だったら、俺達も協力する」

 

「僕も……バッファってライダーのお陰で自分は先に進んで彼女を助ける事ができました。だから僕も戦います」

 

「俺っちもな。完全復活早々に一輝共々に消えたく無いし!」

 

英寿は三人のその言葉に頷く。尚、バイスは未だに実体化してないので英寿からは見えないが。

 

「行くぞ、ゴールまで」

 

「ああ」

 

するとそこにイザンギの出した兵器の中の最後の一体が登場する。それを見て一同は構えた。

 

「こっちの方が人数は多いですが、奴は油断できないです」

 

《GAMER DRIVER!ガッチャーン!レベルアップ!マイティジャンプ!マイティキック!マイティマイティアクション!X!READY FIGHT!》

 

すると兵器がバックルを使ってその姿を変化。ゲンムと同じようにキャラの絵が描かれたパネルを選択すると仮面ライダーゲンムとシルエットは同じに、ピンクをメインカラーに緑の差し色が入った仮面の戦士、仮面ライダーエグゼイドが姿を現す。するとその横に仮面ライダーゲンムも現れた。

 

「これが五人目、最後の刺客!人々の運命を変える天才ゲーマーにしてバグスターと戦うドクター!仮面ライダーエグゼイド!ノーコンテニューでクリアしてみせろ!」

 

そして、それと同時に一輝達と光はスタンプを。英寿と紬はバックルを構える。

 

《SET!SET!FEVER!》

 

《レックス!》

 

《SET!SET!FEVER!》

 

《クワガタ!》

 

「「「「変身!」」」」

 

《MAGNUM!MONSTER!HIT!MONSTER!》

 

《仮面ライダー!リバイ!バイス!リバイス!》

 

《MONSTER!BEAT!HIT!BEAT!》

 

《仮面ライダーオーバーデモンズ!》

 

《READY FIGHT!》

 

四人はライダーへと変身するとギーツはスロットでモンスターを当てたためにモンスターマグナムフォーム、ハームはスロットでビートを当てたためにビートモンスターフォームへと変身する事になる。

 

「はあっ!」

 

そのまま仮面ライダー五人はエグゼイド、ゲンムのコンビと交戦を開始。リバイとギーツの二人がエグゼイドを。ハームとオーバーデモンズのコンビがゲンムを相手する。ちなみに余ったバイスはと言うと……。

 

「ってちょっとぉ!何で俺っちがリリスの預かり役な訳!?」

 

「文句言うな!母ちゃんの悪魔を頼んだぞ!」

 

するとエグゼイドは赤いガシャットを使ってレベルアップ。左腕に赤く大きめなガントレットを武装する。バイスは四人が交戦する中、近くにスシローを見つけて中に入ろうとした。

 

「ふへへ。せっかく蘇ったんだし、寿司食べよっと……あばばばばっ!?」

 

その瞬間、いきなりバイスの体に電流が走るとその場に倒れる。どうやらリリスが変な事をしようとしたバイスを戒めたらしい。戒め方が割と強引だが、こうでもしないとバイスは問答を繰り返すのでリリスとしては手っ取り早い戒め方のようだ。

 

「光さん!」

 

《METAL THUNDER!TACTICAL THUNDER!》

 

ハームがビートアックスで電撃を発生させるとそれを地面にぶつける事で雷を落とし、ゲンムへと電撃のダメージを蓄積させる。

 

「はい!」

 

更にそこにオーバーデモンズが拳をぶつけて吹き飛ばした。するとハームはゲンムが吹き飛ばされた先に縮むジャマーエリアを見つけた。

 

「あそこにゲンムを飛ばせば……倒せる!」

 

ハームがそう考えるとスロットのレバーを倒して必殺技を発動。その瞬間、ゲンムも黄緑のガシャットを腰のスロットに装填して二回押し込むと手に高速回転した車輪のエネルギーを高める。

 

《GOLDEN FEVER VICTORY!》

 

ゲンムがハームが技を使う前に車輪を投げるとハームへとそれは飛んでいく。それを見たハームはすかさずベルトの右側にあるロックを押し込んで解除するとそのまま半回転。リボルブオンを発動させた。

 

《REVOLVE ON!》

 

これはベルトに付属するバックルを左右逆にする事で纏う装甲を瞬時に上下で入れ替える事ができる。ただしその方法は自身の体をリングの中に閉じ込めてから半回転しつつ頭部を体に収納し、両腕が両脚に。両脚が両腕に変わるという人体の構造をガン無視するシステムだ。

 

リボルブオンによって攻撃を無力化したハーム。ただ、オーバーデモンズはその無理矢理な変化に困惑した。

 

「えぇ……」

 

「これで決めます!」

 

そして、そのままハームは先に発動させた必殺技を使用。下半身に移動したスピーカーから超音波を発し、ゲンムを不協和音で動けなくした所にモンスターの力で巨大化したエネルギーの拳をぶつけた。

 

「やあっ!」

 

ゲンムはそれをまともに喰らうと吹き飛ばされてすぐそばにまで迫っていたジャマーエリアがそのままゲンムを飲み込むと彼のライフゲージが僅かに残っているのもお構い無しに消滅させる。

 

《GAME OVER!》

 

「やった!」

 

だが、ゲンムはまだ倒されない。一応ジャマーエリアに飲まれてリタイア……消滅扱いにはなるが、彼にはまだライフポイントがあったためにライフ一つを犠牲にして復活。残りライフは1となった。

 

「くっ……コイツ、しぶとい」

 

「でもあと一つで倒し切れます!」

 

そしてエグゼイドと対するギーツ、リバイは二対一という事もあって有利に戦況を進めていた。

 

《コング!》

 

リバイがコングバイスタンプを使って腕力を強化するとガントレットのパワーに対抗。ギーツも上半身がモンスターなので一気にエグゼイドを殴り飛ばす。

 

するとエグゼイドは赤いガシャットをスロットに装填して技を使った。エネルギーが高まる左腕のガントレット。それを見たギーツとリバイは頷くとギーツは右側のフィーバースロットバックルを外してからベルトを半回転。すかさずマグナムバックルのシリンダーを回してトリガーを引く。

 

《REVOLVE ON!》

 

「これで!」

 

《ジャッカル!》

 

《スタンプバイ!》

 

その間にリバイはジャッカルバイスタンプをリバイスラッシャーに押印。そのまま地面を滑るように接近する。

 

エグゼイドはリバイが接近する前にガントレットを飛ばそうとするとギーツがすかさず妨害する。

 

《MAGNUM STRIKE!》

 

ギーツが両腕に格納されていた武器、アーマードガンに高められたエネルギーを放つとそれがリバイの横をすり抜けてエグゼイドへと命中。エグゼイドは何とかロケットパンチの要領でガントレットを飛ばすが、それは全く別の方向へと飛んでいく。

 

《リバイバイスラッシュ!》

 

更にダメ押しとばかりに斬撃が決まってエグゼイドは地面を転がると赤いガシャットが抜けて元のピンクの姿に戻る。

 

「良し。このまま一気に……」

 

するとそんな時、先程エグゼイドが飛ばしたガントレットが建物の看板に命中。それが落下すると不運にも建物から逃げるために出てきた子連れの母親の上に降り注ぐ。

 

「やばい!」

 

「ここは任せろ!」

 

《SET FEVER!》

 

《HIT!NINJA!》

 

ギーツはすかさずベルトの左側に付けたスロットを回すとNINJAの文字が浮かぶ。その瞬間、ギーツの下半身にタイクーンが使っていた黄緑の装甲を纏うと彼は高速で動いて二人を救い出す。

 

「危ぶねぇ!」

 

するとまたハームの時と同様にシークレットミッションがクリアされた通知が鳴る。

 

《SECRET MISSION CLEAR!》

 

今回の条件は“戦いの巻き添えを受けそうになった一般人を同時に二人救う”である。その報酬として出てきた二つのミッションボックス。そこにあったのは黒と銀をベースにオレンジの差し色が入ったコマンドツインバックルだった。ただ、ツインと言う割には一つしかバックルは無いが。もう一個はハズレ武器と思わしき小型のバックルことプロペラレイズバックルである。

 

「追加アイテムか。ひとまず持っておこう」

 

ギーツがそのバックルを手に取るとリバイスとエグゼイドが剣をそれぞれ構えて牽制する。そんな中、いきなり炎が飛んでくると二人の間に割って入った。

 

「ッ!」

 

その炎を放ったのは王蛇と同じような素体に漆黒の装甲を纏った騎士のような戦士で腰には黒い龍のバックル。左腕には龍の頭のような形をしたガントレットが武装されていた。彼の名は仮面ライダーリュウガである。

 

「……俺が全てを滅ぼす」

 

そう言ってリュウガはリバイとエグゼイドの間に入ると二人をそれぞれ斬りつける。

 

「ぐうっ……」

 

「一輝さん、もう退かないとジャマーエリアが!」

 

オーバーデモンズの言葉にその場にいたエグゼイドとゲンムはその場から離脱。既にリリスを抱えているバイスとハームは離れており、オーバーデモンズも退こうとしている。そのためにこの場に残されたギーツ、リバイとリュウガ。

 

「リバイ、コイツは後だ。早く行くぞ」

 

「ここから逃げる事は許さない」

 

《アドベント!》

 

リュウガは左腕のガントレットにカードを入れると漆黒の龍、ドラグブラッカーを召喚。二人の前に立場はだかる。

 

「くっ……」

 

「このままじゃ、一輝さん達が逃げられない。だったら……僕が時間を稼ぐ!」

 

《Add…!》

 

《クジラ!》

 

《Dominate up!》

 

《クジラ! ゲノミクス!》

 

オーバーデモンズはクジラと仮面ライダーJのレリーフが入ったバイスタンプ、クジラバイスタンプの力を発動。右腕にクジラの体を模したようなガントレットを装着するとそこから大量の海水を噴出。それはドラグブラッカーを押し流せる程でそれを見たギーツはすかさず飛行可能な形態にチェンジする。

 

《SET!》

 

《MAGNUM!ARMED PROPELLER!》

 

ギーツは小型バックルであるアームドプロペラを下半身に装備。この場合は左の膝と腿をカバーする装甲が付与されるのみとなるが、ギーツが欲しいのはそれよりもハームが先程使っていたプロペラである。ギーツがそれを掴んで飛行するとリバイの手を掴んでその場から離脱。オーバーデモンズは二人が離脱したのを見てからもそのまま海水を放出し続けた。このままリュウガをエリアの外に押し出してから退避するつもりである。

 

「ふん。その程度で俺がやられると思うな!」

 

その瞬間、ドラグブラッカーが体を回転させると漆黒の竜巻が発生。オーバーデモンズからの海水を押し留める。

 

そのままリュウガはドラグブラッカーの体を足場にして跳び上がり、オーバーデモンズの後ろを取ってしまった。

 

「なっ!?」

 

「消えろ」

 

《ファイナルベント!》

 

リュウガは自身の周囲に飛んできたドラグブラッカーをバックに浮遊するとそのままドラグブラッカーからの黒い炎を纏ってのドラゴンライダーキックを放つ。オーバーデモンズへとそのキックは命中し、そのまま彼を吹き飛ばさせるとエリアオーバーさせてしまった。

 

「皆さん……後は頼みます!」

 

《RETIRE!》

 

「どうやら二人目の乱入者だぁ!その名も仮面ライダーリュウガ!仮面ライダー龍騎の世界、ミラーワールドからやってきた破滅の戦士!」

 

「残りあと僅か。ラストスパートだよ〜!」

 

ギーツと共に離脱したリバイは光がやられた事を薄々察したが、そんな事は気にしていられない。

 

そして、四人は変身解除するとゴールの前でそれぞれキックボードやらスケボー、自転車を漕いでいた。ちなみに迫り来るジャマーエリアはもう四人の真後ろにまで来ている。

 

「ひーっ!お、追いつかれますよ!」

 

「あと少し!ゴールが見えてきたぞ!」

 

「ってか何でこんなのに乗ってるんだよ!軽くシュールだぞ!」

 

「そんな事言わずに漕げよバイス!」

 

そんなやり取りをしながらもようやく見えたゴールの手前。だが、やはり壁が動く方が早い。

 

「これさ、走った方が速くねーか?」

 

「俺は乗り心地良かったけどな!」

 

「ハーム、降りて走るぞ!」

 

「は、はいぃ!」

 

四人はここにきて乗ってきた乗り物を捨てると急いで走る。そんな中、紬が焦って走ったために脚をもつれさせてしまうと転びかけた。

 

「きゃあっ!?」

 

「うおっと、お嬢ちゃん危ない!」

 

咄嗟に近かったバイスが紬を抱えると急いで走る。ギリギリの所で四人はゴールする事になるのだった。

 

「ゴール!」

 

これにより英寿と紬の二人。そしてリバイスライダーの中だと一輝とバイスが悪魔マラソンゲームを制する事になった。

 

「ミッションコンプリート!」

 

「ふぅ……」

 

「何とかゴールできた」

 

「あ、お嬢ちゃん。降ろすぜ」

 

「えっ!?あっ!すみません、ありがとうございます!」

 

バイスが紬を降ろすとゴール地点でプレイヤー達を出迎えたツムリが歩いてくる。

 

「お疲れ様。悪魔をこっちに」

 

ツムリがそう言うと英寿は一輝の顔を見る。一輝はリリスを助けるためには一度返すしか無いと頷くと英寿がツムリへとリュックを渡した。するとそこに赤い仮面を被った男……コラスがやってくる。彼は拍手しながら英寿達を褒め称えた。

 

「流石不敗のデザ神ギーツ。それは予想通りだったが、ハームとか言う小娘も来たのは意外だった。まぁ、運が良かったんだろうなぁ」

 

「ッ!」

 

その言葉を聞いた一輝は紬が自分の願いを叶えるためにどれだけ必死だったかを知ってるために怒ろうとする。しかし、それを紬が一輝の手を引っ張って止めた。

 

「やめてください。良いんです……」

 

「……わかった」

 

紬としても英寿や一輝、更に言えば、元太や光がいなければ脱落していた身だったのだ。何も間違ってないという事だろう。

 

「とは言え、意外な君の勝ち抜けのおかげで予想外の盛り上がりを見せている。デザ神になった事の無い君が番狂せをしてくれるかもという期待の声もあるぐらいだ。せいぜい足掻いてくれたまえ!」

 

一輝とバイスはそんな風に紬を小馬鹿にしたような態度を取るコラスを見据えると呟く。

 

「アイツが……母ちゃんの悪魔を横取りしたんだ……」

 

「そういえば、仮面ライダーリバイだったか?君もあのイザンギとか言う奴等も良い動きをしてくれた。私が根回しして作った空間の裂け目。アレを起点に上手く働いてくれた」

 

「何!?」

 

一輝達の街の上空に現れた空間の裂け目。アレはコラスが作った物だったらしい。彼は今回のゲームを開始するために予め人々から数多くの悪魔を集めておいた。そのエネルギーを利用して裂け目を作り、注意をそちらに引っ張ったらしい。

 

「お前は何者だ?」

 

「ふふっ。今回のゲームマスターさ。いかがだったかな?ハラハラドキドキの予選は」

 

「……予選だと?」

 

そう言ってコラスは赤い仮面を外すとその顔を露わにする。そして、彼は笑みを浮かべた。

 

「ここからがハイライトだ……ギーツ。血が湧き肉が踊るショーの……始まりってやつだ」

 

そう言って黒いシルクハットを被ったコラス。彼の言葉に一輝はコラスへと問いかける。

 

「どういう事だ!消えた皆を元に戻せ!」

 

「それは無理な相談だな。私のゲームにエントリーしていない部外者には願いを叶える権利は無い。……ギーツ、そしてハーム。君達がエントリーしていたのはデザイアグランプリでは無い」

 

それは世界改変の前に遡る。デザイア神殿に侵入したコラスはツムリを人質として取るとギロリからゲームマスターとしての権限……ヴィジョンドライバーと呼ばれるベルトを奪うとその機能を行使してツムリ、そして狩崎をハッキング。二人をこのゲームの進行と解説役として据えたのだ。

 

その後、コラスはゲームマスターとして一つの願いを叶えた。それは【デザイアグランプリが存在しない世界】であった。

 

「デザイアグランプリが存在しない世界……か」

 

「私や道長さんが蘇ったのはそのせい……」

 

だが、デザイアグランプリが無くてもコラス達はここにいる。そのデザイアグランプリが存在しない世界の中にはデザイアグランプリの代わりとして別の何かが入っていた。

 

「君達が参加していたのは理想の世界を叶えるために仮面ライダー同士が戦い合うゲーム。……デザイアロワイヤル。略してデザロワだ」

 

「勝ち残ったのはギーツ、ハーム、そして我々が作り出した運営ライダー五人。更に予選での活躍を鑑みてこの二人も招待する」

 

コラスが指を鳴らすとそこに王蛇、リュウガの二人もやってきた。これにより、予選を勝ち抜けた参加者は九人となる。

 

「少々人数が多いがその方が戦いは混乱を極め、面白くなるだろう。おっと、忘れていた。あと一人。シードで参加する者もいる」

 

そう言ってコラスが手をやるとそこに一台のリムジンが到着する。その中から出てきたのは一人の青年。先程屋敷で映像を見ていた轟戒真である。

 

「彼の名前は轟戒真。仮面ライダーシーカーだ」

 

「おめでとう。今日からあなたは仮面ライダーよ」

 

そう言って大きな黒いケースを持ってくるツムリ。彼女が差し出したケースを戒真が指紋認証で開けると中にあるデザイアドライバーとIDコアを取り出す。

 

《DESIRE DRIVER!》

 

戒真がベルトを装着するとすかさず手にしていた自らのコアをベルトに嵌める。それはシカの頭部を模したライダーズクレストだった。

 

《ENTRY!》

 

「ふははははっ!彼こそが最強のデザ神。かつて私が取り仕切っていた頃のデザグラで連勝を続けた男だ!」

 

そして戒真はそんな間にも両手にそれぞれバックルを手にする。右手には建設重機のような黄色いバックルで履帯跡のような模様もあった。左手には黄色いバックルに三つの武器のような装飾が付いた小型バックルが収納されるコンテナのようなバックルだ。

 

そして、戒真はそのまま右側にパワードビルダーバックルを、左側にギガントコンテナバックルを装着すると音声が鳴り響き、危険を示すような待機音が流れた。

 

《SET!WARNING!》

 

すると彼の右横にPOWERED BUILDERが、左横にGIGANT CONTAINERの文字が現れる。

 

「デザ神……」

 

「変身!」

 

《WOULD YOU LIKE A CUSTOM SELECTION!》

 

戒真が黄色いバックルのレバー部分を展開すると黄色いアームのようなパーツがIDコアを挟み込むように展開される。それと同時に戒真の背後に工事現場のような黄色と黒の警告色の鉄骨が生えるとその背後に建物のような物が生成。ご丁寧も変身者の前にはSAFETY-FIRSTという赤い文字が展開されている。その後、ロボットアームが上下の装甲を生成すると空から降りてきた頭部と共にそれが戒真の体へと装着された。

 

その姿は黄色を基調としていて、胸と左腕に二つの巨大なアームが畳まれている。右肩には黄色と黒の警告色の肩部装甲。左肩には腕のアームに続いている黄色一色のパーツが合体している。背中には二つのコンテナが装備され、左脚にもコンテナが一つ付いていた。右腕や左膝にも黄色い装甲を持つ。

 

頭部は黄色い角を持つ黒い鹿の頭骨を被ったような形状をしていた。クラッシャーはアームが閉じたような形となっており、これこそが仮面ライダーシーカー・パワードビルダーフォームである。

 

「デザ神対デザ神!果たしてデザイアロワイヤルを制するのはどちらかな?」

 

コラスが面白そうにそう言う中、ツムリはリリスの入ったリュックを持ってくるとそれを開ける。そこにシーカーが手を翳すとリリスを取り込もうとした。

 

「さぁ、この俺に最強の力を……」

 

「リリス!」

 

しかし、その瞬間。突如として電流を放出すると近くにいたコラスやシーカー、ツムリを牽制。リリスはそのままリュックの中に戻ってしまった。

 

「ッ……この悪魔。この俺を相手に抵抗するか……」

 

「……仕方あるまい。シーカーよ、デザ神となればこの力も思いのままだ。代わりに数多くの人々から集めた悪魔の力を授けよう。存分に暴れると良い」

 

素直に言うことを聞かないリリス。そのためコラス及びシーカーこと戒真は急遽予定を変更。コラスが空間の裂け目を作る際に集めた悪魔のエネルギーをシーカーへと投入し、彼を強化。その後、デザ神となった暁に邪魔者がいない状態にした上で取り込む事にした。

 

「リリスが抵抗してくれてる……俺達が絶対に助け出す!」

 

《ボルケーノ!コンバイン!》

 

「変身!」

 

《バーストアップ!》

 

「ハーム、俺達も行くが無茶はするなよ。変身!」

 

《SET!》

 

「はい!変身!」

 

《SET!SET!FEVER!》

 

最初に一輝が飛び出し、それに伴ってバイスも変身。英寿と紬もそれに従って変身した。

 

《パネェツヨイ!リバイス!We are!リバイス!》

 

《MAGNUM!》

 

《HIT!FEVER MONSTER!》

 

一輝とバイスはそれぞれボルケーノレックスとバリッドレックスへ。英寿は上半身にマグナムを武装したマグナムフォームへ。ハームは上下にモンスターを武装したフィーバーモンスターフォームとなる。

 

リバイとバイスが最初に炎と氷の拳をぶつけるが、それをシーカーは正面から受け止めると蹴りで纏めて押し返す。更にギーツが放った弾丸をシーカーは容易く防ぐと彼も軽くあしらった。

 

「はあっ!」

 

更にギーツに対応した直後にハームが拳をぶつけるが、シーカーはそれを片手で受け止めるとそのまま彼女を上へと引っ張る。

 

「きゃっ!?」

 

成人男性と学生のハームの身長差によって彼女の脚が地面から浮いてしまうとガラ空きとなった腹に逆の腕での拳がぶつけられて彼女は地面を転がる。そのタイミングでリバイがカバーするが、顔面を殴られてしまう。

 

「コイツ、強い!」

 

「ふん」

 

するとシーカーは左側に装着していたコンテナバックルから青色のハンマーが描かれたバックルを外すとそれを右側のビルダーバックルの中央にある装填箇所にセット。それから一度レバーを戻してから再度展開した。

 

《GIGANT HAMMER!GIGANT HAMMER!》

 

するとベルトから素材のような物が飛び出して合体していくと青い巨大なハンマーとして完成する。

 

「うらあっ!」

 

するとシーカーがハンマーを地面に叩きつける。その瞬間、地面の一部が資材として組み変わると四人の前に巨大な壁として立ち塞がった。

 

「うわっ!?何これぇ!?」

 

「くっ!」

 

「私がやります!」

 

《GOLDEN FEVER VICTORY!》

 

ハームがスロットを回すと必殺技を発動。拳にエネルギーを高めた連続パンチを壁に叩き込んでそれに穴を開けた。

 

「英寿さん!」

 

「任せろ!」

 

《REVOLVE ON!SET!FEVER!》

 

《HIT!FEVER MAGNUM!》

 

ギーツはハームが作った大穴を見て即座に上下を反転させつつフィーバースロットを空いた右側にセットして抽選。見事にマグナムを引き当てると上下にマグナムを武装し、金色のマフラーをしたフィーバーマグナムフォームへと変わる。

 

すぐにギーツはスロットを操作。更に手にしたマグナムシューター40Xにマグナムレイズバックルを装填。

 

《GOLDEN FEVER VICTORY!》

 

《RIFLE!MAGNUM!MAGNUM TACTICAL BLAST!》

 

必殺技の同時発動で火力を底上げした状態でエネルギー弾を放つ。しかし、シーカーもこの間に別の武器を装填していた。

 

《GIGANT BLASTER!GIGANT BLASTER!》

 

すると今度はその手に銀色の巨大なブラスターを装備。更にベルトをもう一度操作して対抗する。

 

《GIGANT STRIKE!》

 

二つの巨大なエネルギー弾が激突するとその火力は拮抗するが、少しずつギーツが押し負けるとギーツとハームへと攻撃が直撃。二人共吹き飛ばされてしまう。

 

「うわっ!?」

 

「ああっ!?」

 

だが、同時に壁も衝撃で完全粉砕されたのでリバイとバイスがすかさずダブルライダーキックを放つ。

 

《ボルケーノフェスティバル!》

 

「「はあっ!」」

 

ボルケーノなら直撃した対象が取り込んだ悪魔を分離可能と踏んで最大火力で放ったのだ。だが、シーカーはこれにも対応。赤い剣のバックルを装填する。

 

《GIGANT SWORD!GIGANT SWORD!》

 

シーカーが生成した巨大な赤い大剣を盾に攻撃を凌ぐとリバイ達は何とか着地する。それを見てコラスは手を叩いて褒めた。

 

「仮面ライダーリバイ、仮面ライダーバイス。中々やるじゃないか。良いだろう。君達二人も最終戦に招待だ。その方が盛り上がる!」

 

するとコラスが二枚の招待状を投げるとリバイとバイスはそれを掴んだ。

 

「デザイアロワイヤルの最終戦でまた会おう。あはははっ!」

 

そう言ってコラスはシーカーが開いた転移の門を使ってシーカー共々去っていく。

 

「待て!」

 

リバイは追おうとするが、彼がその場に到達する頃には門は閉じ、二人は消えてしまうのであった。




また次回もお楽しみに。
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