仮面ライダーリバイスIF   作:BURNING

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激化する戦闘 四大ライダー躍進

四人がベルトとスタンプを使用して変身するとライブ、エビル、デモンズ、オーバーデモンズの四人は並び立つ。

 

インペリアルデモンズの姿はアンダースーツ及び、それに起因する両腕、両脚の装甲は通常のデモンズ・スパイダーゲノムと変化点は無い。ただし、両肩、胸部、頭部に大きな変更が加わっていた。まず胸部と両肩は左右対称の造形に変わったのに加えて、元々右側から蜘蛛が巣を張ったような形になっていた所を今回は下側を中心にして胸部、肩部装甲全体に広がるように蜘蛛の巣としている。

 

ついでとばかりにそれは頭部にも広がり、額に巨大な蜘蛛……タランチュラを模した装飾がある。複眼は青で背中からは蜘蛛の巣を模したマントが垂れ下がっていた。

 

ライブマーベラスは基本的なシルエットはライブのバットゲノムから変更は無い。ただし、その容姿は元々のライブのバットゲノムの姿にリバイス由来のピンクのインクが上から被せられたようになっていふ。そのせいか、白のカラーリングの部分がごく僅かとなる程だ。また、右腕にはブレードのような装飾が存在し、右肩からはピンクのマントが垂れている。

 

エビルマーベラスはこちらも基本的にエビルのバットゲノムと同じシルエットだが、ライブ同様にピンクのインクが被せられたような見た目であり、ライブと対になるように左腕にブレードの装飾と左肩からのマントが目立つ。双方の共通点として胸部に紫の蝙蝠の絵が描かれている点と共通のアンダースーツにはどちらもピンクのカラーが入っていない点がある。

 

新たな姿となったライダー達を相手にムラマサ、ユキオ、マリコは四人へと突撃。それに合わせて後方に控えていたレベル1の集団も突っ込んできた。

 

「「「「はぁああっ!」」」」

 

ライブ達はそのまま交戦すると乱戦に突入。ただ、四人のライダーは多数の敵を相手に圧倒するとそれぞれ前に進んでいく。まずはデモンズの方だ。

 

「このっ!」

 

ムラマサが手にした大剣をデモンズへと振るうが、それをデモンズは片腕で受け止めると強烈な拳を叩き込む。その火力はタイタンフォームの力を付与されて固くなったムラマサの体を容易く吹き飛ばす。

 

「がっ!?」

 

するとそんなムラマサをカバーするようにレベル1の兵士が応戦するも、デモンズが手を翳して発生した衝撃波によって簡単に飛ばされる。

 

「このおっ!」

 

そこにムラマサが立て直すと剣に紫のエネルギーを増幅させ、デモンズへと振るうとそれはデモンズの腕を弾きながら左肩に命中。その体に火花を散らさせる……しかし、それ以上攻撃は通らなかった。

 

「!?馬鹿な……」

 

攻撃が直撃したにも関わらず、大きなダメージとして機能していない事実にムラマサは狼狽える。

 

「お前に……俺を倒す事はできない!」

 

そのままデモンズは片手でムラマサの剣を掴むと力を込めてそれを引き剥がし、すかさずもう片手でアッパーカットを繰り出す。

 

「ぐあああっ!……僕は究極の生命体、もうお前なんか必要無いはずなんだ!」

 

「……俺は命を懸けて戦ってきた。だが自分の限界を知って、命の尊さを知った。どこにいようと、どんなに小さな事でも……俺は俺なりに戦える!」

 

「煩い!僕の劣化版なくせに生意気なんだよ!」

 

《ジャイアントスパイダー!》

 

すると戦闘員達が向かってくる中、デモンズがスタンプを自らに押印してから地面に手を置くと周囲に蜘蛛の巣が展開。それが戦闘員の脚を止めさせるとすかさず背中から展開したタランチュラの脚が次々と戦闘員を貫いて爆散させる。

 

ムラマサが最後に剣を手に向かってくる中、デモンズはスタンプを取り出すとそれをベルトへと押印する。

 

《ジャイアントスパイダー!》

 

《Charge!》

 

デモンズが押印したスタンプを腰のホルダーに戻してからすかさずベルトを両側から押し込むと必殺のエネルギーが右手に集まり、それを翳すと手から赤いエネルギーを纏った糸が射出される。

 

《インペリアルフィニッシュ!》

 

その糸がムラマサを捕まえようとする中、ムラマサはそれを喰らうまいと断ち切ろうとする。

 

「させるか!」

 

しかし、最初の一発こそ上手く断ち切ったものの、今度は両手から射出された糸がムラマサの両腕を拘束し、そのままデモンズはその腕ごと体も拘束してから振り回して近くの柱に二度激突させる。

 

「だあっ!」

 

そのままムラマサは投げられて地面を転がり、苛立つかのように手で地面を殴った。

 

「クソがあっ!僕の方が強いのに……。お前なんかより完璧なのに!」

 

「俺はこの命をもう無駄にはしない。命があるからこそ、俺は悪と戦える真のヒーローになれる!」

 

デモンズがベルトを押し込んでからスタンプを押印し、ゲノミクスを発動。

 

《Add…!》

 

《クロコダイル!》

 

《Dominate up!》

 

《クロコダイル! ゲノミクス!》

 

《Add…!》

 

《コモドドラゴン!》

 

《Dominate up!》

 

《コモドドラゴン! ゲノミクス!》

 

デモンズはかつての自分には出来なかった二つのバイスタンプによるゲノミクスを発動。それからデモンズは武装を展開せずにすぐに必殺技を使用する。

 

《More!》

 

《クロコダイル!コモドドラゴン!インペリアルレクイエム!》

 

そのタイミングでようやくデモンズが武装を展開。右腕にクロコダイル由来のドリル、左腕にコモドドラゴン由来のガントレットを装着するとムラマサに向かっていく。ムラマサはそれを受けてどうにか対抗するために剣に紫のエネルギーを纏わせて突撃。

 

「だあああっ!」

 

デモンズがガントレットから放出した炎を浴びせるとムラマサはそれに耐えながら突っ込んでくる。しかし、すかさずデモンズがドリルによる打撃を二度ぶつけてからドリルの貫通力を活かした突きを放つ。すると、ムラマサの頑丈な体が抉られるようにヒビと共にダメージが入る。

 

「があああっ!?」

 

ムラマサはヤケクソとばかりに剣による突きを放つが、それを見越したデモンズからの炎を喰らうと剣は耐久値を超えるダメージを受けて焼き消えてしまう。

 

「ああ……」

 

デモンズはゲノミクスを解除するとムラマサは今しかないとばかりに手刀によるエネルギー弾を放つが、デモンズは冷静に蜘蛛の巣を展開すると攻撃を防御。そのまま彼はベルトを両側から二度押し込んだ。

 

《More!》

 

「俺は確かにお前みたいに強くない。……むしろ一人では弱いんだ。だが、弱さを知ってるからこそ俺は誰かのために戦えるんだ!」

 

「ふざけるな!……お前なんか、お前の存在なんか僕の前では無意味なんだ!」

 

デモンズがベルトをもう一回押し込むと彼の背後に巨大な赤いタランチュラ型のエネルギーが出現。それが凄まじい衝撃波を発生させるとムラマサを有無を言わさずに糸で拘束。すかさずデモンズが跳び上がるとタランチュラは消え、それと同時にデモンズの背中から八本のタランチュラの脚が展開。右脚に集約するように集まるとライダーキックを放つ。

 

《インペリアルレクイエム!》

 

その一撃がムラマサへと命中するとムラマサの体へと赤いエネルギーと共にダメージが入っていく。そんな彼はデモンズにやられる事が未だに受け入れられなかった。

 

「僕は究極……なのに……どうして負ける?」

 

そのままムラマサは耐えられる許容ダメージを超えたのか、爆発と共に消え去るのであった。

 

「ぐああああっ!」

 

デモンズはそんなムラマサを背後に降り立つとそのまま研究所の方へと戻っていく。

 

同時刻。別の場所ではオーバーデモンズが迫り来る戦闘員、そしてユキオとマリコのコンビを相手に圧倒していた。

 

「どうした?お前らの力はそんな物か!」

 

「ガキが、調子に乗るな!」

 

マリコが手にしたボウガンを真上に構えると戦闘員諸共にオーバーデモンズを矢の雨に晒そうとする。

 

「無駄です!」

 

《Add…!》

 

《クラゲ!》

 

《Dominate up!》

 

《クラゲ!ゲノミクス!》

 

するとオーバーデモンズがバイオライダーのバイスタンプであるクラゲバイスタンプを使うとゲノミクスを発動。右肩の羽部分が変化すると青に赤の差し色が入ったクラゲの触手のようなマントとして展開する。

 

「死ね!」

 

マリコから放たれたエネルギーの矢が降り注ぐ中、いきなりオーバーデモンズはその体を液状化させるとその攻撃は全てすり抜けてしまう。

 

「ッ!?」

 

そして、マリコの矢は味方であるはずの戦闘員だけを射抜くと戦闘員はダメージを負う。すかさずオーバーデモンズはベルトを操作して技を発動させた。

 

《Overcharge!》

 

《オーバーデモンズフィニッシュ!》

 

すると液状化が戻ると同時に右肩のクラゲの触手を模したマントから水のエネルギーと共に触手が伸びて地面に突き刺さるとそれによって発生した電撃が次々と戦闘員を貫いて爆散させた。

 

「マジ?そんなのダルいんだけど!」

 

そこにユキオからの棒による打撃が迫る中、オーバーデモンズはゲノミクスを解除するとそれを防御するが、ダメージを受けて少し下がる。

 

「やはり僕の防御力を突破してきますか。でしたらこれで!」

 

《Add…!》

 

《アルマジロ!》

 

《Dominate up!》

 

《アルマジロ !ゲノミクス!》

 

すると今度は右肩の羽部分がまたオミットされ、再びそこからマントパーツが展開。今度は黒に黄色の差し色が入ったものである。

 

オーバーデモンズはロボライダーのバイスタンプであるアルマジロバイスタンプによるアルマジロゲノミクスを発動。するとユキオからの攻撃がまるで通用しなくなってしまう。

 

「……は?」

 

「だあっ!」

 

いきなり効かなくなった自分の攻撃に困惑するユキオ。そんな彼を相手にマリコがまたボウガンによる射撃を撃ち込むが、まるでダメージが無い。

 

「ふざけるな。お前如きに!」

 

マリコがボウガンを撃ちまくる中、オーバーデモンズはその間にスタンプをベルトに押印。すかさず両側からベルトを押し込む。

 

《Overcharge!》

 

《オーバーデモンズフィニッシュ!》

 

その瞬間、オーバーデモンズの体がエネルギーの球体に包まれるとそのまま転がりながら周りにいる戦闘員諸共に轢き潰していく。これはアルマジロが丸まった際のボール形態として突進していると思えばわかりやすいだろう。

 

そしてその攻撃が次々と戦闘員を倒すと残すはユキオ、マリコのみとなる。

 

「クソが。調子に乗るなよ!」

 

ユキオが手にした棒で殴りかかる。オーバーデモンズはゲノミクスが消えて防御力は元に戻るものの、ユキオからの攻撃をオーバーデモンズは左脇で受け止めるとそのまま振り回して投げ飛ばす。そのままユキオはマリコに激突して二人揃って倒れ込んだ。

 

「……あなた方はやり過ぎた。僕達を世間を騙し、無実なヒロミさんを悪役に仕立て上げた。絶対に許さない!」

 

オーバーデモンズはベルトを二度押し込むと待機音と共に構えを取る。

 

《Overmore!》

 

それから跳び上がりながら突撃すると両脚にギラファの大顎が展開。両脚でユキオ、マリコ双方を挟み込むようにして挟み蹴りを繰り出すとそのまま自身の体を回転させて投げ飛ばす。

 

《オーバーデモンズレクイエム!》

 

「「がああああっ!」」

 

そのままオーバーデモンズによって投げ飛ばされた二人は近くの壁に激突。それと同時に自身にとってオーバーダメージとなったのか爆散するのであった。

 

「留美ちゃん……」

 

オーバーデモンズも目の前にいる敵を倒したために先へと進む。最後はライブとエビルの方である。

 

「はあっ!」

 

ライブはツーサイドライバーでは無くリバイスドライバーによる変身のためか、その手にオーインバスターを構えておりそれで銃撃を仕掛けていた。

 

「おいおい、この程度かよ!」

 

エビルの方もリバイスラッシャーを武器として使用し、戦闘員達を倒していく。二人の戦闘力の前には戦闘員程度の力では勝ち目は無い。ライブとエビルはそれぞれスタンプを取り出すと武器に押印した。

 

《ホーリーウィング!》

 

《イーヴィルウィング!》

 

《スタンプバイ!》

 

《Here We Go!Here We Go!》

 

《Here We Go!Let's Go!Here We Go!Let's Go!》

 

待機音が鳴り響く中、ライブの方は銃口に白い羽が大量に集約され、エビルの方は影から発生した漆黒のエネルギーが刀身に纏われる。

 

《リバイバイスラッシュ!》

 

《オーイングストライク!》

 

二人による連続攻撃が戦闘員を蹴散らすと壊滅させる。するとその奥から染井が一人歩いてきた。

 

「……染井」

 

「ふん。貴様等が倒したのは所詮レベル1如き。次の相手はこの私だ」

 

染井がチョーカーを押すと赤いオーラに包まれると同時に一瞬レベル2の姿になるが、更にそのオーラに電撃が纏われると更なる姿へと進化する。

 

それは胸部や肩部の装甲がレベル2と比べて強力となり、更に頭部には赤い装甲が付与された顔面となっている。加えて全身の装甲は赤く染まっており、右脚にのみ金の足甲が追加されていた。

 

「トランザムザレベル3。あんな雑魚よりも俺は更に上だ」

 

「染井、お前らクローンにだって感情や意思はあるんだろ!だったらこんな事は止めろ」

 

「……温い考え方だな。我々は神に選ばれたガーディアン。それに、軟弱なお前達人間とは違い、この世界を救う使命がある」

 

染井はライブからの勧告を受けるが、まるで言うことを聞かない。するとエビルがそんな染井へと言葉を返した。

 

「軟弱な人間……か。でも、人間は脆くて良いんだよ。コイツみたいになぁ」

 

「認めるのか?滑稽だな」

 

「俺が脆いから悪魔のカゲロウが生まれた。でも、お互いが信じ合い……補い合うからこそ力は何倍にもなる!」

 

大二もカゲロウもそうやって今まで何度も成長してきた。人間と悪魔。二人で一人の仮面ライダー。二人がリバイスドライバーで変身した今、真の意味で狩崎が目指した本来の姿になったのだ。

 

「ほざけ!」

 

染井は体に電撃を激らせるとライブ、エビルへと突撃。ライブがオーインバスターを撃つもそれを弾きながら染井が二人に接近。

 

「うらっ!」

 

「はあっ!」

 

そのまま二対一の構図となるが、染井は持ち前のパワーで二人からの攻撃を耐えるとそのまま高速ですれ違い様にラリアットを叩き込む。

 

「消えろ、雑魚共が!」

 

すると染井が脚に電撃を集約。そのまま跳び上がりながらの回し蹴りで二人の体は爆炎に包まれる。

 

「ふははっ!どれだけ強くなった所で所詮はこの程度……ッ!?」

 

だが、二人はダメージこそ負ったもののそこまで大きな物では無く平然としていた。

 

「なっ!?」

 

そのタイミングで二人はスタンプを倒すと待機音が鳴り響く中、リバイスのようにハイタッチをする。

 

「「さぁ、白黒ハッキリ……させようか!」」

 

《マーベラスリミックス!》

 

二人が同時にマーベラスリミックスを発動させると二人に白と黒の波動が高まると共鳴。同時にスタンプを倒す。

 

《マーベラスアップ!》

 

その瞬間、ライブとエビルの肩にあるマントが展開。それが二人の姿を包み込むと巨大な白黒の蝙蝠へと変化。それが空へと浮かぶと同時に超音波を発生させて染井の動きを止めさせる。

 

《マーベラスツーサイドエンド!》

 

「「はぁああっ!」」

 

「馬鹿な、アリコーンのリーダーの俺が……世界のガーディアンがぁああっ!」

 

蝙蝠から元に戻った二人は同時に染井へとライダーパンチを放つとその一撃が彼を貫き、オーバーダメージを受けた染井はメガバットバイスタンプの印を浮かばせながら爆散するのだった。




また次回もお楽しみに。
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