仮面ライダーリバイスIF   作:BURNING

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リバイスIF版 結婚式のチュ〜しんで愛を叫ぶ編
一輝と彩夏の結婚 さくらの理想の結婚式


ヒロミの偽物が世間を騒がせたアリコーンの事件が終わってから半年の時が過ぎ去った。その間にも幸せ湯では変化が起きる。兼ねてより付き合いを進めていた一輝と彩夏の二人が結婚したのだ。式もつい最近挙げて二人は幸せ気分の真っ只中であった。

 

「一輝君、おはよ」

 

「ああ。おはよう。彩夏」

 

彩夏は一輝との結婚を期にアイドル活動を辞める事に。一輝は当初はその事を気にしていたのだが、彩夏本人がアイドルをやり続けて多くの人に偽物の愛を振り撒くよりもたった一人の愛する人に愛情を注いだ方が良いとの事だ。

 

「一輝が結婚して、俺は嬉しい……うっ、うっ……」

 

「もうパパさんったら、泣きすぎよ。まだ大二とさくらも控えてるんだから」

 

そう。大二もさくらも既に千春と光という相手がいる。大二の方はまだ多少かかるかもしれないが、さくらの方はお付き合い開始から一年が過ぎた。となると、光がいつ言い出してもおかしく無い。

 

「おはよー。何?私の話?」

 

するとさくらが私服で起きてくると家族の前に姿を現す。眠そうにしている彼女だが、それは学校の勉強に必死について行くために毎日勉強を頑張っているからだ。

 

「さくら。お前はまだ俺を置いてどこかには行かないよな?」

 

「……その感じだと結婚の事?……まだ現実的じゃないわよ。光さんが好きなのは変わらないけど、少なくとも私が専門学校を卒業して暫くするまでは待つって言われてるし」

 

光の方も多忙ではあるのだが、さくらの方は医学の勉強でもっと大変だと彼は考えていた。そのため光はさくらに気を使って結婚の言葉を後回しにしているのである。

 

「そ、そうか……ふぅ」

 

元太が安心したようにその場に崩れる中、いつもの調子の彼に一輝、彩夏、幸実の三人は苦笑い。そして、バイスの方はラブコフへと話しかけていた。

 

「なぁ、ラブコフ」

 

「ラブ?」

 

「結婚ってよ。なかなか良い物だぜ?元々全くの他人だった二人が愛を誓い合って一つの家族になる……。俺っち、それをやっと理解できた。お前も結婚する時が近づいているのかもな?」

 

「ラブ。光、さくら、ラブラブ〜!アタイ、光の悪魔を気に入ってるラブ!」

 

今回光の悪魔についての言及があったが一応ヒロミのように一度倒されてから生まれてないみたいな特殊な事例を除くが、その他の大勢の一般人もバイス達五十嵐家の家族のように悪魔達がギフやリリスの遺伝子で変異して具現化していないだけで存在自体はする。

 

ちなみに光の悪魔はリバイスIFにおいてそこまで話に深くは関わらないため存在だけすると言う事を言及しておこう。

 

「へぇ……。アイツの悪魔……具現化したらどうなるのかな〜?」

 

「ラブ!アタイみたいな姿!」

 

「いやいや、それはラブコフが蛇みたいな女だからそうなってるだけで俺っち達みたいな感じだと思うぞ?」

 

「コブ……」

 

バイスがラブコフの発言にマジレスするとラブコフは機嫌を悪くしたかのように両腕を一度下ろすとバイスへとある事を口にした。

 

「バイス」

 

「何?イカしたバイスちゃんがラブコフちゃんの悩みを……」

 

「ザコ!」

 

「雑魚〜!?ねぇ今聞いた?しれっと今雑魚って言ったよね?可愛いなりしてやっぱちゃんと悪魔だぞコイツ!?」

 

今の発言に関しては失礼な事を口にしたバイスの方が悪いのだが、ラブコフはプイとそっぽを向いてしまう。

 

「さくらちゃん。今すぐ結婚するしないは置いておいてになるけど、さくらちゃんはどんな結婚式にしたいとか要望はあるの?」

 

彩夏はさくらの願望を知りたいのか彼女へと聞いてみる。するとさくらは少し考え込んだ。

 

「うーん……。綺麗なドレスを着て、光さんと指輪交換して誓いのキスして……あれ?でもどんなって言われてもあんまりイメージが湧かないなぁ……」

 

さくらがそう言って上手くイメージできないとばかりに首を傾げる。まだ目の前が忙しい分、理想の結婚式のイメージには辿り着けていないようだ。

 

「まぁ、専門学校卒業まで光は待ってくれるみたいだし。今から無理に考える必要は無いのかもな」

 

「でも、折角なら良い結婚式をしたいのはそうなんだけどなぁ」

 

さくらがそう話していると一輝の手にしていたガンデフォンが鳴り響く。ここ最近は新婚の二人を邪魔しないようにするのと、ブルーバードの方で戦力的に事足りていたために無かったガンデフォンからの連絡だった。ただ、それでも鳴ったという事はそれなりにヤバい敵が来たという事かもしれないと一輝はガンデフォンの通話に出る。

 

『新婚生活中にソーリー。……どうしても仮面ライダーリバイスの力が必要な事態になってしまった』

 

「狩崎さん、何があったんですか?」

 

『詳しい説明は後でする。まずはこの地点に向かってくれ。デッドマンの襲撃があったんだ』

 

「わかりました。すぐに向かいます!」

 

「え?じゃあ私も……」

 

狩崎からの言葉を聞いたさくらは自分も行こうとするが、それは狩崎に止められてしまう。

 

『ストップ、空手ガール。君の勉強も邪魔するわけには行かない。君はいつも通りに過ごしたまえ』

 

「でも……」

 

「ふへへ〜。俺っち達最強だし?さっさと終わらせて帰ってきてやるからよ!」

 

それから一輝が一人出て行ったためにさくらは置いてきぼりを喰らってしまうのだった。

 

「一輝、行ってらっしゃい!」

 

「ああ。すぐに戻ってくるから!待ってろよ、彩夏!」

 

「ふへへっ。いつかの時みたくラブパワー炸裂だぜ!」

 

それから二人が移動する中、デッドマンが目撃された地点では二体のフェーズ1のデッドマンが唸り声を上げながら歩いていた。

 

片方はメガロドンデッドマンに似たシルエットながら頭部はシュモクザメのような形をした赤い折り紙の上半身に昆虫型の下半身をしたシャークデッドマンである。

 

もう片方はマンモスデッドマンに似たシルエットながら肩アーマーとして存在していた装甲が背中に大きな翼ように象の耳として展開する形に変わり、更に上半身のカラーリングが青の折り紙に下半身は爬虫類型になっているエレファントデッドマンであった。

 

「あり?なんかだいぶ前に戦った奴とそんなに変わらなさそうだなぁ?」

 

「相手が誰だろうと関係無い。一気に行くぜ!」

 

《レックス!》

 

《Come on!レ・レ・レ・レックス!》

 

「変身!」

 

《バディアップ!》

 

《オーイング!ショーニング!ローリング!ゴーイング!仮面ライダー!リバイ!バイス!リバイス!》

 

バイスがスタンプを振り下ろすと二人の姿が仮面ライダーへと変化。バイスは久々の変身に喜んでいた。

 

「はっはー!久しぶりに暴れさせてもらうぜ!」

 

「行くぞ!」

 

それからリバイがオーインバスター、バイスがオストデルハンマーを出すと突撃。シャークデッドマン、エレファントデッドマンとの二対二となる。

 

「はあっ!」

 

シャークデッドマンはメガロドンデッドマンと似ているとだけあって特徴も割とそっくりである。

 

「があっ!」

 

シャークデッドマンが口に生えている歯をエネルギー弾として射出。それをリバイは何とか防御体勢で受け切ると今度は自分の番とばかりにオーインバスターをガンモードで構えると射撃をしながら接近。

 

「はあっ!」

 

更に接近した所をヒレによる斬撃で倒そうとするが、それはリバイには通用しない。オーインバスターで受け止められてから今度は連続斬撃を喰らって地面を転がった。

 

「があっ!」

 

バイスの方は完全にエレファントデッドマンをオストデルハンマーでおちょくっている状態だ。

 

「ほら、さっさと来いよ!」

 

エレファントデッドマンが自慢のパワーで突進してくるも、バイスは直前まで接近させてから回避して壁に激突させるとエレファントデッドマンは目を回す。

 

「さぁて、コイツは目を回したみたいだしよ。そぉれ!」

 

そんな隙だらけのエレファントデッドマンを相手にバイスは容赦無くガラ空きの尻をオストデルハンマーでバットを振るように何度も殴りつける。

 

「がああっ!!」

 

「ほら!ほら!」

 

そのハンマーによる連続攻撃を前にエレファントデッドマンは悲鳴を上げる。どれだけ突進が強くても流石にこうなると無力らしい。

 

「それ!それ!お尻がガラ空きだっての!」

 

そんな中、シャークデッドマンはリバイに吹き飛ばされると地面を転がってくる。

 

《メガロドン!》

 

《オーイングスラッシュ!》

 

「そらよ!」

 

《マンモス!》

 

《オストデルクラッシュ!》

 

バイスの方も巨大な赤いマンモスの脚のエネルギーを飛ばすとそれがエレファントデッドマンを蹴り飛ばしてダメージを与える。

 

「「がああ……」」

 

「良し、バイス。これで行くぞ!」

 

「何が来るかな?何が来るかな?」

 

《バッファロー!》

 

《Come on!バ・バ・バッファロー!バディアップ!》

 

《突撃野郎!衝撃備えろ!バッファロー!明日のガッツがあればいいネェ〜!》

 

バイスが緑の液体の入ったスタンプを振り下ろすと液体によってリバイの姿が変わるとそれに連動してバイスも姿が変化。これによりバッファローゲノムへと二人は変身した。

 

リバイの方は胸のハートマークも含めて体に大きなサークルが描かれており、それが三分割されると一番上にバッファローの正面からの顔、中央の左側にはバッファローのスタンプの押印面があり、右側には左に向かって突撃しているエフェクトとばかりに線が描かれている。

 

下側はバッファローが主に生息する乾燥地帯の草原の絵が描かれていた。両脚は造形が僅かに変化してオーズのバッタレッグのような造形となり、両腕もトラクローを模したような武装を装着。両肩にはバッファローの角パーツが突き出す形で存在。頭部はオーズのタカヘッドをバッファローに似た形へと変化させたマスクであった。

 

バイスの方は胸のサークルは無く、通常通り黒い素体で左胸に押印面があるのみだ。ただし両腕両脚の武装はリバイよりもスタンプの素体となったオーズに近く、両脚には緑の装甲、両腕には黄色い爪の武装が展開していた。

 

また、爪が展開しっぱなしなのは畳む場所にバッファローの顔面の下半分のパーツが半分ずつ装着されているために畳みたくても畳めないのだ。頭部は赤いバッファローのようなマスクで尻尾の造形は牛らしい物になっている。

 

「バッファローちゃんかぁ。人と悪魔は助け合いっしょ!」

 

「行くぞ!」

 

リバイとバイスは先程まで使っていた武装無しで徒手空拳で目の前にいる敵に挑む。二人の突進によって吹き飛ばされる二体のデッドマン。どうやら、単純な突進力なら他のパワー系のゲノムより上らしい。ただし、パンチやキック力はやや低めで走力が向上している形だ。要するに……。

 

「それ!これ楽しいぜ!」

 

バイスは再度突進すると二体のデッドマンを吹っ飛ばして地面を転がらせる。

 

「ほらもういっちょ!」

 

「おいバイス!調子に乗るなって!」

 

すると流石に何度も直線的な突進ばかりしてたら慣れられたのか、バイスの突進は回避されるとそのまま今度は自分が壁にめり込む程に激突する羽目に。

 

「あ、あり!?前が、前が見えねぇ!」

 

「があっ!」

 

そんな中、シャークデッドマンがガラ空きのバイスの背中を斬りつける。それをリバイは救うためにこちらも走って行くとエレファントデッドマンに組み付く。

 

「うおりゃ!」

 

リバイはバイス同様にやるとまた回避されると考えて地面を殴るとそれによって地面が揺れる形で波が発生。怯んだ隙に突進を命中させるとバイスの尻尾を掴んで引っ張り出した。

 

「この馬鹿悪魔。何やってんだ」

 

「ほ、ほへぇ……助かったぁ。俺っちにガッツがあって良かったぜ」

 

「決めるぞ!」

 

そんな中、リバイがスタンプを二度倒すと今度は二人揃って地面を揺らすとシャークデッドマンはそれを喰らうまいと横に跳んで回避。しかし重量の関係か、反応が間に合わなかったエレファントデッドマンの動きが止まってしまうと二人の前に三つのリングが浮かぶ。リバイの方はピンク、水色、紫でバイスは赤、黄、緑だ。

 

「「はぁああっ……セイヤー!」」

 

《バッファロー!スタンピングフィニッシュ!》

 

リバイとバイスが放った突進を受けたエレファントデッドマンは爆散。そんな中、シャークデッドマンは慌ててその場から退散するために地面の中を海に見立ててそこに潜るように潜航する。

 

「逃すか!」

 

「お前もしっかり倒させてもらうぜ」

 

そんな中、突如として近くから何かの鐘の音が聞こえる。リバイはその音が気になった。

 

「……あれ?この鐘の音、どこかで……」

 

するとシャークデッドマンは鐘の鳴る方向へと向かっていた。同時にリバイは敵の狙いに気がつく。

 

「まさか、コイツの狙いは結婚式か!」

 

「ふぇ!?だったら早く行かないと!」

 

「ああ、絶対に止める!」

 

リバイはシャークデッドマンに対抗するためのスタンプを取り出すとスイッチを押すのであった。




今回から新章である結婚式のチュ〜しんで愛を叫ぶ編となります。察しの通り、一応結婚式の内容を回収するということでハイパーバトルビデオの内容を多少汲みながら色々と変えた物になります。と言うより、私自身はそのビデオを持ってないので内容の再現に関してはあまり期待しないでください。

あくまでハイパーバトルビデオのお題である結婚式を別の形で回収するという物……って感覚で見てもらえると助かります。尚、もう一つの“二号ライダー初めました”に関しては予め言いますがやりません。よろしくお願いします。それではまた次回もお楽しみに。
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