仮面ライダーリバイスIF   作:BURNING

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燃え立つバディの大祭り 謎の計画進行

ライブ、エビルがチーターデッドマンを倒し、陽動をどうにかするとリバイとバイスはバリッドレックスの状態で氷を纏わせた連続攻撃を仕掛けていた。

 

「「はあっ!」」

 

リバイがリバイスラッシャー、バイスがバリッドシールドに氷の息をかける事で武器として機能拡張した刃を振るう。

 

ブラキオデッドマンのノコギリ個体が突進してくるも、二人の持つ武器の刃がそれを止めると押し返す。そこに大砲個体がエネルギー弾を放つ。

 

「させねぇよ!」

 

するとバイスがバリッドシールドを構えると自身の氷を盾に付与して一回り大きくした氷の盾として展開。大砲が命中してもその防御力で防いでしまう。

 

「更にこうだ!」

 

すかさずバイスがバリッドシールドに付与した氷を分離するとリバイが後ろから蹴り込む形で小さい破片にするとそれを射出して二体にダメージを与えた。

 

「ふへへっ、流石一輝!」

 

「当たり前だろ」

 

リバイがバイスの盾を小突く形でタッチすると前に出る。そのままバイスも後に続くとノコギリ個体に二人で同時にパンチをぶつけると氷によってノコギリの回転機構が凍りついてしまうと機能を停止。

 

「はあっ!」

 

すかさずバイスが地面を殴ると氷によって地面が凍結。二体纏めて足が止まった。

 

「があっ!」

 

大砲個体がどうにかエネルギー弾を放つ事で反撃しようとするが、リバイがそれを許さない。

 

《スタンプバイ!必殺承認!》

 

《Here We Go!Here We Go!》

 

《バリッドレックス!スタンピングストライク!》

 

リバイが構えたオーインバスターからの射撃は氷のレックスの頭部を模したエネルギーとなると大砲個体のブラキオデッドマンを貫いて爆散させる。

 

「が……ああっ!」

 

最後に残ったノコギリ個体のブラキオデッドマンが不利を悟るがもう遅い。リバイはスタンプをベルトに再装填すると二度倒す。

 

《バ!バ!バリ!バ!バリ!バーリバリバリ!》

 

「バリッと……決めるぜ!」

 

「おうよ!」

 

リバイとバイスがハイタッチをして背後にスタンプが浮かぶと二人同時に跳び上がる。すると体から放出された冷気が脚に纏われると体から放出される冷気によってブラキオデッドマンが完全に凍結。そのまま二人でのダブルライダーキックを放った。

 

《バリッドレックス!フィニフィニフィニッシュ!》

 

リバイとバイスによるそのキックが命中するとブラキオデッドマンが氷ごと砕かれると耐え切れずに爆散する。

 

「良し、次はさくらの方だ!」

 

その頃、コアラデッドマンがジャンヌへと拳を繰り出すと彼女はそれを受け止めてからカウンターの蹴りをぶつけて吹き飛ばす。

 

「そろそろサクッと倒すよ!」

 

するとそんな中、コアラデッドマンの様子がおかしくなるとその体に一気にエネルギーを高め始めた。

 

「ッ!?何コイツ……様子がおかしいんですけど!?とにかく、何かしでかす前に!」

 

《必殺承認!》

 

《超必殺!超必殺!超必殺!》

 

ジャンヌがベルトを起こして倒すとその背後に黄金のキングコブラを召喚。そのまま跳び上がるとライダーキックを放つ。

 

《キングコブラ!インビンシブルクラッシュ!》

 

ジャンヌが黄金のキングコブラを纏わせたライダーキックを放つとコアラデッドマンへとそれが命中。しかし、何故か先程まで楽勝ムードだったにも関わらず、それを受け止めるとジャンヌのキックのエネルギーをポケットに吸収し始めた。

 

「ッ!?何コイツ!私のパワーを吸収して……」

 

「があっ!」

 

コアラデッドマンはジャンヌを弾き飛ばすと地面を転がる。ジャンヌはあれだけ楽に勝てそうな状況だったのに何故か攻撃を止められて困惑する。

 

「もう、どういう事になってるの!?」

 

『あのデッドマンには敵の強力なエネルギーを吸収する能力があるようだね。敵の攻撃にあるエネルギーの吸収と自身のエネルギーを放出する事によるデッドマン生成。この表裏一体の能力こそが奴の強みという事だろう』

 

「感心してる場合?そんな奴にどうやって勝つのよ!」

 

『問題は無い……今こそ進化したボルケーノの出番だ』

 

「えっ?」

 

するとそこにリバイとバイスが到着するとベルトに装填されていたバリッドレックスバイスタンプを取り外すとバイスが霊体として吸収されていく。そして、その代わりにリバイが出したのはコロナレックスバイスタンプとボルケーノバイスタンプだ。

 

「一輝兄!」

 

「待たせたな……ここからは燃えて行くぜ!」

 

《コローナレックス!》

 

《ボルケーノ!》

 

リバイがボルケーノバイスタンプをベルトに押印してから二つのスタンプを合体。加熱のためのノブを回転させる。

 

《コンバイン!》

 

《Burning fire!Come on!ボルケーノ!》

 

待機音が鳴り響く中、バイスが空中を飛び回る。それと同時にリバイの足元に灼熱のマグマが流れ込み始めた。

 

「熱々極熱のマグマの力、味わってみるぅ?」

 

《バーストアップ!》

 

リバイがスタンプを倒すと装甲として装着されていたバリッドレックスの装甲が一度分解するとそれが再度卵として全身を覆うように装着。それと同時に卵が加熱されると内部でリバイの素体の上に装甲が再生成されていく。

 

《オニアツーイ!バリヤバーイ!ゴンスゴーイ!パネェツヨイ!リバイス!We are!リバイス!》

 

すると熱に温められて限界に達した殻が弾け飛ぶと内部からリバイ・ボルケーノゲノムが出てくる。それに合わせてバイスも具現化すると弾け飛んだ殻が装着されてバリッドレックスゲノムへ。ただ、それと同時に地面に存在するマグマが吹き上がるとバイスがそれに包まれて内部から打ち破るとバイスが新たな姿となって出てくる。

 

「俺っちのハートがメラメラ燃えてやがるぜ!」

 

その姿はバイスの基本カラーである黒はそのままに体に装着された卵の殻の装甲の素体の色が紫に変色。更に肩や胸の卵の殻の装甲の先端が黄色いクリアパーツで炎のような形に変形している。更に言えば装甲の中に炎の絵が描かれるなどリバイのボルケーノレックスに準じた姿となっていた。

 

頭部はバリッドレックスゲノムと似た形状でカラーが紫色となった被り物を付け、その頭の上側が黄色い炎が燃え立つような物になっている。これによりバイスもボルケーノレックスゲノムへと変化するのだった。

 

「行くぞ、バイス!」

 

「おう!」

 

リバイとバイスがハイタッチを交わすと二人の後ろにボルケーノレックスのスタンプ面が浮かぶ。

 

〜挿入歌 VOLCANO〜

 

そのまま二人がコアラデッドマンへと走り込むと手に炎を纏わせた攻撃を仕掛ける中、コアラデッドマンはその爆発的なエネルギーを吸収していった。

 

「「はあっ!」」

 

二人が拳による連続攻撃を放つと一方的にダメージを蓄積させていった。ちなみにバイスはバリッドレックスの時に持っていたバリッドシールドは所持していない。

 

「があっ!」

 

するとコアラデッドマンがエネルギーを衝撃波として放つと二人はその威力に押し戻されるが負けじと前に出て次々と炎に燃え立つ拳を、蹴りを、叩きつけていった。

 

「ちょっと狩さん、一輝兄達の攻撃も吸われちゃってるよ!」

 

リバイとバイスからの拳による物理ダメージは負っていても二人からの炎やマグマのエネルギーは追撃として機能していないのだ。このままではまた倒せないと感じてしまう。

 

『いや、これで良い。相手をよく見てみなよ』

 

するとコアラデッドマンの体にエネルギーが高まる一方で増幅されたそのエネルギーが制御できていないのか、動きが鈍り始めた。

 

「どういう事?」

 

『二人共がボルケーノになった事で高出力のエネルギーを相手の装甲を無視して直接流し込めるようになった。つまり、攻撃力に能力の天秤を傾けさせたんだ。今の二人なら単純な火力だけに絞るとサンダーゲイルを超えるよ』

 

流石に総合力で言えばサンダーゲイルが上なのだが、このダブルボルケーノの力はアルティメットリバイ、アルティメットバイスに搭載されている同時攻撃での火力増幅機能を同時攻撃せずとも常時発動できるようにしている。これにより総合スペック的にはサンダーゲイルより下だが、サンダーゲイル以上の火力を叩き出せるようにしている。

 

『コンセプトは火力のボルケーノ、防御のバリッドって形だね』

 

「喰らえやオラァッ!」

 

バイスが地面に手を置くと地面が灼熱の炎に包まれると同時に地面から噴き出した火柱がコアラデッドマンを上に弾き飛ばす。

 

「これで終わらせる!」

 

リバイがスタンプを一度倒すと待機音が鳴り響く。するとバイスが炎にした地面からマグマが噴き出すとリバイとバイスを噴出の勢いで上に飛ばす。

 

《ボ・ボ・ボル!ボ・ボル!ボ・ボルケーノ!》

 

そのまま二人がライダーキックの体勢に入るとそのままキックを繰り出した。

 

《ボルケーノフェスティバル!》

 

「「はぁああっ!」」

 

二人の右脚にはマグマのエネルギーが高まり、二人を包むようにレックスの頭部が出てくるとコアラデッドマンにキックが炸裂。それと同時にレックスがコアラデッドマンを噛み砕くとその中に高密度のエネルギーを流し込む。

 

「「だあっ!」」

 

そのままコアラデッドマンを吹き飛ばすとそのエネルギーが膨張を続け、コアラデッドマンは耐えきれなくなり、爆散するのだった。

 

「ふへへ……やっと終わったぜ」

 

「ああ」

 

そんな中、コアラデッドマンが爆散した際にボルケーノに搭載されているフェーズ3のデッドマン分離能力のおかげで外傷無く助け出された男。

 

「あ……ぐぅ……」

 

するとそこにブルーバードの隊員が来ると男の身柄を拘束。落ちていたスタンプを回収しようとする。だが、その瞬間スタンプがバラバラに砕け散ると消滅してしまった。

 

「なっ!?」

 

ボルケーノのオーバーパワーによって耐えられる限界を超えたのだろうか。何にせよ、スタンプは回収する事ができなかったのだ。

 

「くっ、離せ!離せよ!俺なんかを捕まえるよりも俺の前で幸せな様を見せつけるあのクズ野郎共を……」

 

するとそんな男の前にさくらが現れると怒りを込めた拳が彼の顔面にヒット。男はあえなく気絶してしまった。

 

「あ……ううっ」

 

「クズ野郎は、アンタの方よ」

 

そう冷たくさくらが言い放つと事件は男は気絶したまま連れて行かれ、終結を迎える事に。それから数日後、ニュースで改めて犯人の確保が報道されると彼の拠点の捜索なども行われた。そんな中、幸せ湯のロビーでニュースを見ていたさくらは一輝へと話しかける。

 

「ねぇ、一輝兄」

 

「どうした?」

 

「……私、絶対幸せな結婚式を迎えるから。そのためにも今は目の前の事に集中する」

 

「ああ……さくらの花嫁姿。父ちゃんも母ちゃんも、俺や大二。新しく家族になった皆でお祝いする」

 

こうして、結婚式襲撃事件(未遂)は完全に終わった。ただ、これは新たなる戦いの片鱗に過ぎない事を知る者はまだ少ない。

 

同時刻、ブルーバード本部では今回の事件に別件を調べるために関われなかったヒロミや光も交えて大二と狩崎がモニターを見ていた。

 

「……なるほどねぇ」

 

「ここ最近、世界各地で大掛かりな計画が動き出しています」

 

「全人類悪魔撤廃計画……か」

 

それは全世界の各国の首脳達による全人類の体内に存在する悪魔をバイスタンプ押印によって取り除くという物である。ここ、日本では治安がある程度保たれているものの世界各地に目を向ければ紛争などの争いが絶えない地域も存在するのも事実であった。

 

それを阻止するための計画として争いの元となる元凶と皆した人々の悪意を取り除くべく、人々が宿している悪魔を専用のバイスタンプに取り込む事で撤廃するというものだ。

 

「でも、悪人はどれだけ悪魔を取り除いてもまた生み出されるんじゃ……」

 

「逆にそれで良いんだ。それだけで善人と悪人の区別が付けられるのだからな」

 

悪魔はヒロミのように一度倒されてから復活しないパターンもある。ただし、余程の善人に限られるが。

 

「それにしても随分と大掛かりなプロジェクトを進めるものだ。だが、そうなると五十嵐家の悪魔達は……」

 

このプロジェクトに則るならバイス達も撤廃しなければならなくなってしまう。今の所、日本はこのプロジェクトに不参加であるために特に問題は無い。だが、世界の世論が変われば日本もやる必要が出てくるだろう。

 

「狩崎、どうした?」

 

すると狩崎が手を顎に当てると何かを考えているような顔つきだった。この大量の悪魔を集めるという行為に疑問を抱いているのである。

 

「ただ、一つ気になる事があってね。それだけの大量の悪魔を集めたとて、集めた悪魔を何に使うのかなと」

 

「確かに、仮に全ての悪魔を処分するとしても我々のような仮面ライダーという手段が無い他国はどうやって集まった無数の悪魔を処理するのでしょうか」

 

「それだけじゃ無い。この計画には穴があり過ぎる。人々から悪魔を巻き上げたとして、全ての人間が同意するわけじゃ無い。まだこの制度は義務化されてないからね」

 

「となると、実質的にこの計画は不可能なんじゃ……」

 

「これは、何か裏がありそうだねぇ」

 

それからブルーバードはこの計画が進む様子を見つつ、それが世界にもたらす影響に注意を向ける事になるのだった。




今回で結婚式のチュ〜しんで愛を叫ぶ編は終了となります。完全完結まであと二章分。ラストスパートに入ったこの小説ですが、まだまだお付き合いいただけると幸いです。次回からは過去の章……仮面ライダーリバイスにとって序章とも呼べるリバイスレガシー編に入ります。

感想、評価、お気に入りをしてもらえると執筆の励みになります。また次回もお楽しみに。
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