仮面ライダーリバイスIF   作:BURNING

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大二を救え!カゲロウとの決戦

大二を助けるためにカゲロウと向き合う一輝はカゲロウのいる廃工場に到着すると彼の名を読んだ。

 

「待たせたな……カゲロウ」

 

「ほーう。ようやく俺の名前を呼んでくれたな。お兄様」

 

「色々考えるのは止めた。まずはお前を倒す!」

 

「覚悟しろよ、怒った一輝は悪魔よりも強いからな!」

 

一輝がリバイスドライバーを装着する中、カゲロウもツーサイドライバーを装着。そして笑みを浮かべる。

 

「そうかよ。なら早速やろうか」

 

「あぁ。湧いてきたぜ」

 

それから二人はスタンプを出してそれをベルトへと装填。ポーズを取る。

 

《バット!》

 

《レックス!》

 

《Confirmed!》

 

《Come on!レ・レ・レ・レックス!》

 

《Eeny, meeny, miny, moe…Eeny, meeny, miny, moe…》

 

「「変身」」

 

一輝はスタンプを倒すのと同時にカゲロウもエビルブレードを引き抜いてトリガーを引く。

 

《バディアップ!》

 

《バーサスアップ!》

 

《オーイング!ショーニング!ローリング!ゴーイング!仮面ライダー!リバイ!バイス!リバイス!》

 

《Madness!Hopeless!Darkness!バット!仮面ライダーエビル!》

 

リバイ、バイスのコンビとエビルが変身を完了すると早速バイスが飛び出そうとするが、それをリバイが止めた。

 

「よっしゃ、行くぜ……」

 

「待て。コイツは俺一人でやる……バイスはヒロミさんのカバーを頼む」

 

「えぇー。ま、一輝がそう言うなら引き受けてやるか。ヒロミっち、今行きまーす!」

 

それからバイスはブラキオデッドマンへと向かっていく。そんな中、エビルは一人で自分を相手しようとするリバイを見据えていた。

 

「おいおい、お前一人で勝てると思ってるのか?」

 

「負けるわけ無いだろ!」

 

それから二人は激突するとエビルはエビルブレードで容赦なくリバイを斬りつける。それに対してリバイは気合いでそれを耐え忍びながら拳をぶつけた。

 

「その戦法で前一度ダメだったのを覚えてないのかよ」

 

「あぁ。確かにそうだ。でも、今はあの時よりも俺はずっと強い!」

 

リバイはエビルからの突きを両腕で掴み受け止めるとそのまま上へと弾きつつ回し蹴りを叩き込む。

 

「ぐっ……なら、これでも喰らえ」

 

エビルはリバイへと接近するとそのまま跳び上がってリバイの背中に乗り、左腕でリバイの右腕を捕まえつつそのまま体重をかけた。

 

「ぐ……そんなぐらいで……負けるか!」

 

リバイは何とか背中を起こしつつエビルを投げるとエビルはすぐに立て直してエビルブレードを振るう。

 

《リバイスラッシャー!》

 

それに対してリバイはリバイスラッシャーでエビルブレードに対応。攻撃を止めつつ切り返した。

 

「チッ。なら俺のスピードについて来れるか?」

 

《ジャッカル!》

 

《バーサスアップ!》

 

《仮面ライダーエビル!ジャッカル!》

 

エビルはジャッカルゲノムにチェンジ。それに対してバイスを戻せないリバイはプテラバイスタンプを取り出すとそれを押印した。

 

《プテラ!》

 

するとエビルのスピードに若干及ばないが、リバイも超スピードで移動するとエビルと激しく斬り合う。

 

その頃ブラキオデッドマンと交戦するデモンズとバイス。二人は数の上で不利な三体を相手しながらも、有利に戦闘を進めていた。

 

「はあっ!」

 

デモンズがブラキオデッドマンの足元に蜘蛛糸を展開するとブラキオデッドマンは拘束されて動きが僅かに鈍る。そこを二人で一体ずつ攻撃し、怯ませた。

 

「これで一気に決めてやる」

 

《Add……!》

 

《バッタ!》

 

《Dominate up!》

 

《バッタ! ゲノミクス!》

 

デモンズは機動力の高いバッタゲノミクスを発動すると跳び上がり連続でキックを叩き込む。それと同時にバイスもバイスタンプを取り出して押印した。

 

「あ、じゃあ俺っちも!」

 

《カマキリ!》

 

するとバイスの両腕にエネルギーで生成された鎌が出現。デモンズの蹴りによって下がったブラキオデッドマンを次々と切り裂いていった。

 

「おぉ、これ面白れぇなぁ!」

 

「バイス、同時に決めるぞ!」

 

「あいよ!」

 

《バッタ!》

 

《Charge!》

 

《デモンズフィニッシュ!》

 

《メガロドン!》

 

デモンズが両足でのキックを放つと同時にバイスもメガロドンバイスタンプの力を体に押印して足にメガロドンの歯のエネルギーを高めると跳び上がり挟み蹴りを繰り出す。

 

この二つの技が三体にそれぞれ決まって三体のブラキオデッドマンは吹っ飛ばされると大ダメージを受けたのか体から火花を散らしていた。

 

「さっすがヒロミっち」

 

「誰に向かって言ってるんだ?まだまだ上げていくぞ!ついて来い!」

 

「ねぇ、ちょっと待って!」

 

このまま勢いに乗って一気に倒せる……かに思えた。だが、突如としてブラキオデッドマンは立ち上がるとその姿を重ねていき融合。チェーンソーのブラキオデッドマンを核として右腕にキャノン砲、左腕にドリルを武装したブラキオデッドマンTYPE-UNIONへと進化を遂げた。

 

「えぇー!?」

 

「な、何だと!?」

 

するとブラキオデッドマンはキャノン砲からの赤い砲撃、ドリルからの緑の旋風、チェーンソーからの黄色いビームを放ち二人をあっという間に吹き飛ばした。

 

「合体……だと!?」

 

「しかも前よりパワー上がってるんですけど!」

 

「バイス……マンモスのバイスタンプだ。お前はコングを使え。パワーで対抗するにはそれしか無い」

 

「これ?」

 

バイスがスタンプを渡すとデモンズはベルトを両側から押し込む。

 

《Add……!》

 

《マンモス!》

 

《Dominate up!》

 

《マンモス! ゲノミクス!》

 

するとデモンズの両足にマンモスの足を模した赤と銀色のカラーリングをしたアーマーが武装。それはバイスのマンモスゲノムの足部分に似てはいるが、それよりも太く強靭になっている。

 

《コング!》

 

そしてバイスもコングバイスタンプの効果で両腕のパワーを強化。それでブラキオデッドマンに対抗。しかし、ブラキオデッドマンのパワーの上昇値にはそれでは届かずに苦戦を強いられてしまう。

 

そして、リバイの方も善戦してはいたがとうとうエビルに追い詰められてしまっていた。

 

「お前ら兄弟には感謝するぜ!お節介なお前と弱い弟のおかげで俺は生まれた!」

 

「そんなに俺の事が憎いのか!」

 

「俺じゃなくて大二がな!」

 

二人は激しく斬り合ってこそいたが、だんだんとリバイの方の動きにキレが無くなっていき疲労していく。

 

「だとしても……俺は負けない!」

 

《イーグル!》

 

リバイはイーグルのバイスタンプを押印すると竜巻を発生させてエビルをその中に閉じ込めてからすぐにライオンバイスタンプをリバイスラッシャーに押印。

 

《ライオン!》

 

《スタンプバイ!》

 

刀身に炎が宿るとそのままエビルへと走っていく。エビルはすかさず防御の構えを取り、そこにリバイが必殺技を叩き込んだ。

 

「はぁああ!」

 

《リバイバイスラッシュ!》

 

リバイからの攻撃がエビルに命中するとジャッカルゲノムを解除させる事に成功。だが、リバイも限界なのかその場にへたり込んでしまう。

 

「はぁ……はぁ……」

 

「俺を倒すには僅かに足りなかったな。お兄様」

 

「く……」

 

《必殺承認!》

 

「呪うなら大二のお前への負の感情の高さを呪え。妬みや憎しみは悪魔の餌。大二の弱さが俺を強くしたんだ!」

 

エビルはエビルブレードをバックルに合体させつつ必殺技を発動すると跳び上がりリバイへとライダーキックを放つ。

 

《バット!ダークネスフィニッシュ!》

 

エビルから青緑色の稲妻を纏っての飛び回し蹴りがリバイに決まるとリバイは吹き飛ばされて変身解除。それと同時にバイスも消えてしまう。

 

「あああ!ヒロミっち後はよろしく〜!」

 

「おい!」

 

ようやく二人がかりで抑えられていたブラキオデッドマンもデモンズ一人ではどうする事もできない。更にゲノミクスも時間切れで終わってしまい、デモンズは絶体絶命の危機を迎えた。

 

そしてそれは一輝も同じだ。エビルがリバイにトドメを刺そうと歩み寄る。

 

「今度こそ終わりだな、五十嵐一輝」

 

「………」

 

一輝はフラフラになりながらも立ち上がるとある事を思い出した。そしてそれをエビルに言い放つ。

 

「さっきお前は大二を弱いと言ったな……」

 

「そうだな。だがそれは事実だろ」

 

エビルは当たり前なことを確認されて僅かに動揺する。しかし一輝はそれを否定した。

 

「カゲロウ、何か勘違いしてないか?」

 

「……あ?」

 

「大二は、俺の弟は俺よりもずっと強いんだ!」

 

かつて大二がかくれんぼをして行方不明になった際、家族と警察で大二を捜索した。そんな時大二は古びた小屋の中にいた大二は泣くこともせずにただひたすらに外に音が聞こえるように音の出る物を叩いていたのだ。

 

そして、一輝がそれに気がついて見つけた際、大二はこう言ったのだ。

 

“兄ちゃんなら必ず来てくれると信じてた”

 

……と。そして一輝はカゲロウの中にいる大二へと届くように言葉を続けていく。

 

「こんなお節介な俺が兄でごめん……でも大二、お前ならきっとカゲロウを乗り越えられるって信じてる!」

 

「何を言っても無駄だ。大二はもういないと言って……」

 

その瞬間だった。突如としてエビルは頭を抑えるとダメージを受け始める。

 

「うぐぁああ!」

 

その時、エビルの頭の中では大二が立ち上がっており、何度も自分を取り囲む闇の壁を殴り続けた。そして、その壁にヒビや亀裂が入る度にエビルは激しい痛みに襲われていく。

 

「馬鹿な……大二、お前はとっくに消え去ったんじゃ無かったのか!?」

 

大二は徐々に闇の壁を破壊。そしてとうとうその壁に大穴を開けるとそれに連れて壁は完全に崩壊。するとエビルから闇のエネルギーが露散。エビルのパワーが低下するのと同時にエビルが持っていたブラキオのプロトバイスタンプが落下する。

 

「うおぉお、ナイス大二!これは一世一代の大チャンス!」

 

「ああ……一気に……行くぜ!」

 

《レックス!》

 

《バディアップ!》

 

《仮面ライダー!リバイ!バイス!リバイス!》

 

一輝はすぐに変身するとバイスタンプへと滑り込みつつそれを手に取った。そしてそのスタンプを起動する。

 

《ブラキオ!》

 

「はぁ……」

 

すぐにブラキオプロトバイスタンプをベルトに押印。するとバイスがピンクの液体で満たされたスタンプを手にする。

 

《Come on!ブ・ブ・ブラキオ!》

 

《バディアップ!》

 

「とうっ!」

 

《最大!最長!最古で最強!ブラキオー!祝え!長き王の誕生を!》

 

リバイへとそのスタンプが下されると液体で装甲が形成。そして、バイスも新たな装甲を身に纏い登場する。

 

「バイスタイム!」

 

今二人が変身した姿こそが十種のバイスタンプの中の最後の一つ、ブラキオゲノムであった。




また次回もお楽しみに。
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