仮面ライダーリバイスIF   作:BURNING

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仮面ライダー達の本気 倒れていく大罪悪魔達

〜挿入歌 Mirage Mirror〜

 

ライブ、エビル、ギガデモスの三人が対峙するレヴィアとの戦闘ではレヴィアが手にしたトライデントを振り回す中、ライブとエビルによる連携を主体にしてダメージを蓄積させていく。

 

「「はあっ!」」

 

「がっ!?」

 

ライブマーベラス、エビルマーベラスとなった二人はその能力として二人が一定範囲内で揃った場合、全てのスペックが強化されるというバフ効果が付与される。

 

「おのれ……私は愛が欲しいの……愛されて育ってきたアンタ達が憎いのよ!」

 

レヴィアがトライデントに激流を纏わせるとそれによる刺突を放つ。すると水の竜巻が二人を襲うが、それを二人は技で相殺する。

 

《スタンプバイ!》

 

《オーイングストライク!》

 

《リバイバイスラッシュ!》

 

二人はメガバットバイスタンプをオーインバスター、リバイスラッシャーに使うとライブが白いエネルギー弾。エビルが漆黒の斬撃波で水流波を粉砕してしまう。

 

「行くぞ、疾きこと風の如く」

 

その瞬間、ギガデモスが超加速するとレヴィアへと一瞬にして接近。裏拳をぶつける形で彼女を吹き飛ばす。

 

「このっ!」

 

するとレヴィアが地面に手を当てると近くにある川から吸い上げた水を自らに浴びるとエネルギーを補充。そのまま地面を水のフィールドにすると三人の足元の水場からランダムで噴き出す水柱のような攻撃を仕掛けた。

 

「「「……徐かなること林の如く」」」

 

しかし、今回はギガデモスのみならずライブやエビルもまるで動じる事なくゆっくりと歩きながら接近。どうやらこの攻撃の発生がランダムだと見抜いているらしい。だからこそ慌てずに静かに歩きながら前進する。

 

「ッ!?だったらこれでやられなさい!」

 

今度はレヴィアが背中に展開した水の触手のような物で三人へと次々に攻撃を命中させようと繰り出してくる。

 

「そんな物に当たるかよ!」

 

三人は水の触手を反射神経で回避するとエビルが一人接近。スタンプを起動してエビルブレードに装填する。

 

《バット!》

 

《必殺承認!》

 

そのままスライディングしながらレヴィアへとすれ違い様に漆黒の斬撃を命中させた。

 

《バット!ダークネスフィニッシュ!》

 

「があっ……この、調子に……乗るなぁあっ!」

 

レヴィアは液状化を発動させるとライブへと突っ込んでいく。しかし、ライブは平然としながらバイスタンプをライブガンへと装填した。

 

《バット!》

 

《必殺承認!》

 

《バット!ジャスティスフィニッシュ!》

 

ライブがライブガンのトリガーを引くと超音波が発生。それがレヴィアを捉えると液状化時の弱点を的確に見つけ出す。

 

「そこか。カゲロウ!」

 

「ああ!」

 

ライブが弱点を見つけたのを見計らってエビルがリバイスドライバーを一度外すとエビルブレードをバックルと合体させてツーサイドライバーにしつつ装着。

 

《パーフェクトウィング!》

 

《Confirmed!》

 

 

《FlyHigh!》

 

《パーフェクトアップ!》

 

《仮面ライダーエビリティライブ!アイムパーフェクト!》

 

そのままエビリティライブへと変身すると変身時の特性でライブはエビルへと吸い込まれる。そのため、レヴィアからの攻撃は不発に終わってしまった。

 

「何!?」

 

「赤石……」

 

「ああ、私にもしっかり見えた」

 

「何をわけのわからない事を!」

 

レヴィアが怒り狂った様子でまた液状化しつつ突っ込んでくるとそれを見てすかさずギガデモスは赤黒いドリルのようなエネルギーを、エビリティライブは至近距離からのライブガンによる一撃を繰り出す。

 

《エビルライブチャージ!》

 

《エビリティパーフェクトフィニッシュ!》

 

「「侵掠すること火の如く!」」

 

ライブガンによる光の弾丸とギガデモスからの赤黒いドリルの一撃がレヴィアの液状化の弱点を穿つと液状化は一瞬で解除。最早彼女は度重なるダメージでボロボロであった。

 

「ああっ!」

 

レヴィアが咆哮を上げるとトライデントで薙ぎ払いながらの水の斬撃波を放つ。それがライブとギガデモスに命中すると爆炎が上がった。

 

《仮面ライダーライブ・エビルマーベラス!》

 

「「「動かざること山の如し!」」」

 

ライブは攻撃が直撃する寸前にメガバットバイスタンプを使ってまたライブマーベラス、エビルマーベラスへと変身。その無敵時間を使うとギガデモスも守る形で姿を変化。三人はレヴィアと向かい合う。

 

「ッ……」

 

「ギフ様の力を不当に利用し、人類の未来に害を与える者達よ。終わりの時だ」

 

ギガデモスは目を赤黒く発光させるとレヴィアへと一瞬にして接近。レヴィアがそれを見てヤケクソ気味にトライデントを振るうが、ギガデモスは冷静にそれを払い除けると赤黒いエネルギーを纏った拳をレヴィアへと深々と命中させた。

 

「が……ああっ」

 

彼女がゆっくり後退る中でギガデモスが二人へと促し、ライブとエビルはハイタッチをしつつお決まりの台詞を叫ぶ。

 

「聖なる男よ。終止符を打て」

 

「ああ」

 

「「白黒ハッキリ……させようか!」」

 

二人がスタンプを二度倒すとその影から白と黒の蝙蝠が飛び出して飛来。二人が跳び上がるとその蝙蝠がそれぞれの右脚に集約するとそれぞれ白と黒の巨大な蝙蝠のようなエネルギーを纏う。

 

《マーベラスジャスティスフィニッシュ!》

 

《マーベラスダークネスフィニッシュ!》

 

「「はぁああっ!」」

 

二人のライダーキックがレヴィアへと命中するとそのまま彼女を突き抜ける形で二人揃って着地する。

 

「幸せが欲しい……ぐあああっ!」

 

レヴィアはメガバットの紋章を浮かばせながら爆散するとライブ、エビル、ギガデモスは勝利を収めるのだった。

 

〜挿入歌 Riot in bloom〜

 

ジャンヌ、クイーンビーデッドマン、アギレラ(仮面ライダー)の三人がアスと戦闘を進めていく。

 

アスが氷の大鎌を振り抜く中、森の木々を活かした狭い所での機動戦術で大鎌という狭い場所ではあまり真価を発揮できない武器を封じていく。

 

「ほらほら、どうしたの?そんなのじゃ当たらないわ!」

 

「ッ……本当に邪魔な木々ですわね。でしたら!」

 

するとアスは地面へと軽く足踏みをすると地面が凍結。そのまま周りの木々も凍りつくとそのまま彼女は目を光らせる。

 

「はあっ!」

 

アスがそのタイミングで大鎌を振り抜く。これにより一瞬にして周囲の木々は氷のカケラとして粉砕した。

 

「凍らされたら一瞬で切り裂かれますね、これ」

 

「でも、私達は負けられない!」

 

ジャンヌが飛び出すとアスへと背中から展開した刃による連続攻撃を仕掛ける。

 

「ッ、鬱陶しい!」

 

アスは苛立ったかのようにジャンヌからの攻撃を弾くとそのまま地面から発生させた氷の礫を連射。そのタイミングですかさずアギレラがバイスタンプを使う事で武器を変化させる。

 

「させません!」

 

《プラナリア!》

 

《リスタイル!リバディアップ!》

 

《Yeah!プラナリア!Wow!Wow!Wow!Wow!》

 

アギレラがプラナリアバイスタンプを使う事で武器が紫の鞭へと変化する。それを振るう事で氷の礫を全て粉砕した。

 

「次はこれよ!」

 

そのタイミングで出てきたクイーンビーデッドマンによる蜂のエネルギー弾の連射によってアスの意識を自分にも向けさせる。

 

「鬱陶しいわ!」

 

アスはまた大鎌を振ろうと振りかぶる。そのタイミングでジャンヌが一気に接近してきた。

 

「ッ!?」

 

「注意力が散漫すぎるよ!」

 

ジャンヌはこのタイミングでインビンシブルジャンヌの奥の手であるインビンシブルリッターを解放。元々高い純粋な能力に更に上乗せする形で力を入れるとアスへと肉薄。しかし彼女も簡単にやらせるつもりは無いのか、大鎌のターゲットをジャンヌに変更すると彼女の頭目掛けて振るう。

 

そのままジャンヌの攻撃が当たる前に大鎌は彼女の頭に命中。アギレラはジャンヌが頭へとダメージを受けたことに動揺してしまう。

 

「さくらさん!?そんな……」

 

「ふふっ、随分と呆気なかったですわね」

 

すると突如として氷が割れるような音が鳴るとジャンヌの頭部に命中していた氷の大鎌にヒビが入っていき、粉砕された。

 

「……流石に頭への攻撃は効くわね」

 

「アタイも少しクラクラしたコブ」

 

《パキケファロ!》

 

ジャンヌの頭部の一部が硬化したようなエフェクトとして灰色に染まっていた。これはパキケファロバイスタンプによる頭部の硬質化の力である。

 

「流石さくらちゃん。ナイス石頭」

 

「誰が馬鹿だって!?」

 

ジャンヌがアスを殴り飛ばしてから自分を揶揄ったクイーンビーデッドマンへと詰め寄っていき、文句を口にした。

 

「……あのねぇ!昔は確かに馬鹿だったかもしれないけど、今はもう医者やってるの!馬鹿だって言われるのは心外なんですけど!」

 

「ぷっ……さくらちゃんが……医者、ふふっ……」

 

「何がおかしいのよ!」

 

クイーンビーデッドマンのイメージ的にはジャンヌことさくらはあまり頭が良く無いという物だったために彼女は思わず笑ってしまったのだ。また、怖い物を見たら物理的に殴るというイメージもあったので医者になった事を信じられなかったのである。

 

「お姉ちゃん、その辺にして……」

 

「ふふっ、わかってるわ。……じゃあ私達でアイツらは倒さないとね」

 

「当たり前よ!」

 

ジャンヌ、クイーンビーデッドマン、アギレラの三人は再度向き合うとアスが手を翳して凍てつく吹雪による攻撃を繰り出す。それを三人は受けながらもジャンヌの背中の刃をラブコフが操る事で反撃。

 

「アタイもいるで!舐めんなコブ!」

 

アスは刃を弾くものの、そのせいで吹雪の発生を止めてしまう。すかさずクイーンビーデッドマンとアギレラが飛び出すとアスは対抗するために氷の礫を飛ばす。

 

「甘いわ!」

 

「はあっ!」

 

二人が体からエネルギーの働き蜂を大量に生み出すとそれにより礫を数の暴力で粉砕。すかさずジャンヌが踏み込むと背中の刃による攻撃でアスを滅多切りにする。

 

「ぐうっ!?」

 

アスは怯むものの、反撃をするために大鎌を構える。そのタイミングでクイーンビーデッドマンが手を翳すと手から針を連射。それを防御してしまったがためにある程度アスの動きは止まってしまう。

 

「涼!」

 

「うん!」

 

アギレラは背中の翼を展開すると跳び上がりつつスタンプを起こして倒す。すると手にしていたクナイがエネルギー体として彼女の背後に現れつつ分身した。

 

《クイーンビー!スタンピングデストロイ!》

 

「はあっ!」

 

アギレラが攻撃のポーズを取るとエネルギー弾が次々とアスへと降り注ぐ。彼女はどうにか全弾回避を狙うが、やはり完全には躱し切る事はできない。しかも回避したクナイはホーミングし、そのまま彼女の片腕を木に突き刺して固定してしまう。

 

加えて、もう片方の腕に待っていた大鎌がクナイで弾かれるとそれが大鎌の柄ごとクナイで右腕に突き刺さり、大鎌の先端が近くの木に引っかかって彼女の逃げ道を封じ込めた。

 

「ッ!?」

 

《必殺承認!》

 

「「サクッと倒すよ(コブ!)」」

 

《超必殺!超必殺!》

 

ジャンヌはこのチャンスを逃さずに跳び上がり、ライダーキックの体勢に入る。更に彼女の背後には黄金のキングコブラが現れ、インビンシブルリッターを解放した事による黄色と青のオーラや粉のようなエフェクトも展開していた。

 

《キングコブラ!インビンシブルクラッシュ!》

 

「はぁあっ!」

 

ジャンヌからのライダーキックがアスへと命中。そのまま彼女は貫かれると断末魔を上げる。

 

「この私の美貌で……世界を操れるはずだったのに……うぁああっ!?」

 

その直後、アスが爆散すると彼女の人間態としての顔が砕かれ、醜い女の顔が浮かび上がってから消え去った。どうやら彼女の美貌は素の物ではなく、悪魔との契約で新たに作り直した物だったらしい。

 

〜挿入歌 Come Alive〜

 

場面は変わり、デモンズとウルフデッドマンの共闘によるベルドとの戦闘だ。ベルドは先程から攻撃が命中した際にその能力の働きを停止させる能力を使っていたが、二人には通用していなかった。

 

「馬鹿な、何故この私の能力が効かない!?」

 

「どうやら、お前の力は精神を強く持てば簡単に打ち破れる物らしいな」

 

「チッ……そっちの真面目野郎はわかるが、何故お前も……」

 

「知りたいか?俺には笑顔にしたい人がいる。かつて、俺はその人に助けられた。その人に笑顔が大切だと教わったんだ。……だから、俺は俺を必要としてくれる誰かを笑顔にする。その信念があるなら……こんな洗脳に負ける理由は無い!」

 

ウルフデッドマンの目は鋭く、自分の信念を強く持っていた。そのため、ベルドからの能力に負けなかったのである。

 

「だったら、お前らの信念ごと打ち砕いてあげましょう」

 

ベルドが指を鳴らすとリング状の風の刃が出現。それが二人を穿とうと飛んでくる。

 

「お前達の作る見せかけの幸せは終わりだ!フォーッ!」

 

ウルフデッドマンが銃を連射すると風の刃は破壊されてしまう。そのタイミングですかさずデモンズはゲノミクスを使った。

 

《Add…!》

 

《モグラ!》

 

《Dominate up!》

 

《モグラ!ゲノミクス!》

 

その瞬間、デモンズは右腕に緑色のドリルを生成するとそれを使って地中へと潜る。ベルドはデモンズの動きを察知しようとするが、そうはさせまいとウルフデッドマンが接近しつつ回し蹴り。その際に両脚に展開した爪がベルドを引き裂くように命中してダメージを与えた。

 

「ぐあっ!?」

 

「うらあっ!」

 

更にベルドの反撃に合わせる形でウルフデッドマンは後ろに跳びつつ銃で射撃。これによってベルドは追加のダメージを貰ってしまう。

 

「うぐあっ!!おのれ……」

 

ベルドがまた体勢を立て直そうとするものの、そのタイミングでデモンズがベルドの足元の地面から飛び出すと同時に背中に緑の翼を展開。それは地中に潜っていた際に追加で武装していたゲノミクスだった。

 

《Add…!》

 

《ハヤブサ!》

 

《Dominate up!》

 

《ハヤブサ!ゲノミクス!》

 

デモンズは空中を高速で飛行するとそのままハヤブサの能力による凄まじいスピードで急降下しながら右腕のドリルによる一撃を叩き込む。

 

《More!》

 

《モグラ!ハヤブサ!インペリアルレクイエム!》

 

「だあっ!」

 

デモンズによる急降下ライダーパンチに対抗するためにベルドが竜巻で迎え撃つも、デモンズはその竜巻を全て押し返す形でベルドを貫いて彼を工場の壁に激突させてしまう。

 

「ぐあ……この私が世界を統べるんだ……お前らなんぞに好き放題させて……たまるかぁああっ!」

 

ベルドが怒り狂ったように暴風を発生させると二人はその圧力に身動きが取れなくなってしまう。

 

「この私に平伏せ、そして……この私を崇め、奉るんだぁあっ!」

 

そんな風に半狂乱になりつつあるベルド。しかし、そんな彼の都合を二人が受け入れるわけがない。

 

「冷静キャラが壊れてるな。どうやらそれがお前の本性か」

 

「お前達にこの世界を好きにさせるわけにはいかない!」

 

デモンズが手から蜘蛛の糸を射出するとそれはベルドの後ろにある工場の柱に巻き付く形で固定される。そのままデモンズは糸を辿る形でベルドの背後に一気に立つとベルドはデモンズに対抗するために暴風を止めてしまう。

 

「フリオ!」

 

「ああ、任せろ!」

 

ウルフデッドマンはこの隙を逃さずに腹の紋章を押し込んでから手にした銃を最大火力にするとそれをベルドへと放つ。そのままベルドはこの攻撃をまともに喰らってしまうと地面を転がる。その瞬間こそがデモンズが待ち望んだタイミングだ。

 

「これで終わりだ!」

 

《More!》

 

デモンズが二回ベルトを押し込んで待機音が鳴り響く中、背後にタランチュラが出現そのままデモンズが跳び上がると同時にタランチュラが糸を噴出。それがベルドを絡み取る形で動きを拘束。そのままデモンズは追加でベルトを二回押し込んだ。

 

「我が命に誓って……この世界の平和と笑顔は俺が守る!」

 

《インペリアルディストピア!》

 

デモンズが背中からタランチュラの脚を展開するとそれを足先に集約しつつライダーキックを放つ。そのタイミングでベルドはタランチュラに引き寄せられる形で前へと飛ばされてしまい、これによりデモンズのライダーキックをまともに喰らってしまう。

 

「クソ……結局、世界は俺の物じゃ……無いのかよ……ぐああっ!」

 

ベルドの体にデモンズからのライダーキックが埋まっていくと赤黒い電流と共に彼は爆散。デモンズは降り立つとポーズを決める。こうして、ここでも戦いが決着する事になった。

 

〜挿入歌 Cherry-ish!〜

 

オーバーデモンズ、センチュリーの場面ではサターンが繰り出した電撃を回避するためにオーバーデモンズは右肩の羽を展開して突進。センチュリーは崖を足場にして走る。

 

「「「はあっ!」」」

 

そして、サターンに近づくと同時攻撃を当てた。しかし、サターンはまず単純に固い。この鉄壁の防御を崩せないとどうする事もできないのだ。

 

「ッ……このままじゃキリがありませんね」

 

「「ああ。だが……弱点はある」」

 

オーバーデモンズもそれに同意するように頷くとセンチュリーはオーバーデモンズへとある事を言い出した。

 

「「……光、フルゲノミクスを使え。今のお前なら少しなら耐えられるはず」」

 

「……なるほど、じゃあその時までに」

 

「「勿論、奴の弱点を露出手前まで持っていく」」

 

二人が話し合いを済ませるとオーバーデモンズがゲノミクスを使うためにベルトを両サイドから押し込む。

 

《Add…!》

 

《バッタ!》

 

《Dominate up!》

 

《バッタ!ゲノミクス!》

 

センチュリーが前に出るとオーバーデモンズはフルゲノミクスの準備を開始。ただ、やはりフルゲノミクスを使うとなると出力解放までに時間がかかるのは変わらないらしい。

 

《Add…!》

 

《コンドル!》

 

《Dominate up!》

 

《コンドル!ゲノミクス!》

 

「ッ、お前にその奥の手は使わせない!」

 

サターンも過去のデータからオーバーデモンズにフルゲノミクスをさせると自分の身が危ないとわかっているのか、先にそれを止めようと走ってきた。

 

「「そうはさせない!」」

 

そこにセンチュリーが割って入ると止めるのを必死に阻止しようとする。彼へと棍棒が振り回される中、センチュリーは高速で動きながらそれを回避しつつ連続ですれちがい様にダメージを蓄積させて行く。

 

「「行くぞ!」」

 

センチュリーがベルトのスイッチの両側を押してから左側をもう一度押す形で技を発動。跳び上がると赤と青の歯車のエネルギーが足先に出現。ライダーキックを放つ。

 

《ライダーキック!》

 

「「だぁああっ!」」

 

その一撃がサターンへと命中すると彼はかなりダメージを負ったのか、数歩下がる。すると右肩には薄らとヒビが入っていた。

 

「「良し、あと少し……」」

 

《Add…!》

 

《スコーピオン!》

 

《Dominate up!》

 

《スコーピオン!ゲノミクス!》

 

そんな中でオーバーデモンズは三つ目のゲノミクスを発動。そのタイミングでサターンは何とか立ち上がると電撃を纏わせた棍棒をセンチュリーへと振るう。そんな中、センチュリーは無理には攻めずに歯車を盾代わりに使いつつ攻撃を受け流していく。

 

「クソが、調子に乗るなぁっ!」

 

《Add…!》

 

《アノマロカリス!》

 

《Dominate up!》

 

《アノマロカリス!ゲノミクス!》

 

そのタイミングでオーバーデモンズは四つ目のゲノミクスをとうとう発動。その影響で両脚がバッタ、背中にコンドル、尻からはスコーピオン、両腕にアノマロカリスを模した武装を展開。

 

「お二人共、お待たせしました!」

 

センチュリーはそれを見て入れ替わるように離れるとそのタイミングでオーバーデモンズが前に出ると両腕の武装で連続の拳をサターンに命中させるとそのタイミングで離れるが、腰の尻尾を使ってサターンの右肩に攻撃が命中。

 

「うぐっ!?」

 

その瞬間、ようやく右肩が集中攻撃を受けていると自覚するものの、もう遅い。

 

《……Overmore!》

 

《バッタ!コンドル!スコーピオン!アノマロカリス!オーバーデモンズレクイエム!》

 

オーバーデモンズがフルゲノミクス状態での必殺技を発動。そのまま背中のコンドルの翼から紫の射撃が発動。それによりサターンは体を滅多差しにされるとすかさずバッタの脚力で接近してからの右腕によるストレートパンチが右肩に命中。

 

これにより、とうとう耐えきれなくなった体の装甲が一部壊れると明確なダメージが入った。

 

「があっ!?」

 

「良し、やっぱり塵が積もって山となったな。このまま決めさせてもらう!」

 

オーバーデモンズとセンチュリーはこうなる事をわかっていて攻撃を集中させた。こうすればいずれは限界値となった装甲の耐久が壊れるとわかっていたからである。

 

「「これで終わりにします!」」

 

センチュリーがベルトを両側から押し込むとその体に青白いエネルギーが高まる。そのまま再度ベルトの両側を押すとそのまま新幹線のエネルギーと共に突撃。その加速力を利用して跳び蹴りの形で低空飛行しながらライダーキックを放った。

 

《サイクロトロンフィニッシュ!》

 

「「だああっ!」」

 

センチュリーからのライダーキックが命中するとサターンは体から火花を散らす。

 

「このクズどもが……お前ら如きが調子に乗りやがって……」

 

「……僕の誇りを懸けて、あなたを終わらせる」

 

《ギラファ!》

 

《Overcharge!Overmore!》

 

オーバーデモンズはスタンプを押印してからベルトを二度両側から押し込む。そのままゆっくり歩きながら近づいていく。

 

「クソ……このままやられてたまるか!」

 

サターンはオーバーデモンズをどうにか迎え撃つために最大火力を棍棒に集める中、そのままそれを突き出す。

 

「うおおおおっ!」

 

サターンが必殺の一撃を棍棒に高める中、オーバーデモンズもこのまま引き下がるわけにはいかない。自らもベルトを押し込むと自身の背後にギラファのエネルギー体が出現する。

 

《ゲットオーバー!デモンズレクイエム!》

 

オーバーデモンズはギラファと重なると必殺のキックを放つ。それに対してサターンはどうにか受け切ろうとするが、オーバーデモンズのパワーに押し切られるとギラファの大顎に挟まれる形でまともにライダーキックが命中。火花を散らした。

 

「お前らなんぞにこの俺がぁあ……。頭に来るぜ……うわぁああっ!」

 

そのままサターンも倒され、爆散。残す敵はあと三体にまで減る事になる。そんな中、とある場所では一人の男がダメージを引きずりながら手にある物を持って歩いてくる。

 

「くっ……五十嵐家の力を見誤っていたようだねぇ……。でも、この力さえ使えれば奴等がどんな力を隠していたとしても潰せる。……覚悟するんだよ」

 

そして、彼が手に持っていたのはネオギフバイスタンプであった。そのスタンプは七大罪悪魔がやられる度により一層強く輝きを纏う事になる。




また次回もお楽しみに。
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