〜挿入歌 livedevil〜
仮面ライダーリバイと仮面ライダーバイスとなった一輝とその中に巣食う悪魔。そしてその様子を見ていた大二達は驚きを隠せなかった。そして狩崎は上機嫌でその様子を見ている。
「ヘイヘーイ!仮面ライダーリバイに仮面ライダーバイスの爆誕だ!」
「おい悪魔!」
「何かね?」
「……力を貸すって言ったんだ。ちゃんと戦えよ!」
「あいよ!」
それからリバイはレックスデッドマンに向かっていくとレックスデッドマンを殴る。すると超人的なパワーによってレックスデッドマンは堪らず吹き飛ばされた。
「凄い……これなら俺も戦えるぜ!」
それから地面に落ちていた瓦礫を蹴り上げるとそのままそれをサッカーのシュートをするように蹴り飛ばし、迫ってきていたギフジュニアを殲滅する。
「ふへへ、俺っちも負けてられねーな!」
それからバイスもマンモスデッドマンと格闘戦を始めていく。二人はギフジュニアを適度に相手にしつつも、強力なデッドマンをそれぞれ一対一で戦っていく。先程までなら勝つことはおろか、まともに戦う事さえ難しかったであろうデッドマンを相手にリバイこと一輝は善戦している。
「やっぱりこの力があれば、この場を切り抜けられそうだ!」
するとマンモスデッドマンはバイスを無視してレックスデッドマン共にリバイへと集中攻撃を仕掛けようとする。
「あ!俺っちを無視するな!」
バイスはリバイを奇襲しようとしたマンモスデッドマンを背後から蹴り飛ばし、リバイを救い出す。
「何だよ、良い所あるじゃねーか」
「そりゃあ、一輝が死んだら俺っちも死んじまうしな」
「……え?」
バイスからの宣言に一輝は驚く。しかし、今はそんな事を深く聞いてられないので戦いに集中する事にした。
「はあっ!」
「うりゃっ!」
それから二人同時のキックがデッドマンに決まり、大きく吹き飛ばした所で狩崎がやってくると声をかけてくる。
「ヘイ、君!これを使ってみて!」
そう言って投げられたのは何かのスタンプであった。狩崎がスタンプを押すような動作をするとリバイはそれを掴んで掌に押す。するとそのスタンプの上部に合体するように斧型の武器が生成。
「え?何だこれ」
「うぉっ、スッゲェ!何か押して敵を倒すからオーインバスターってのはどう?」
「勝手に名前を付けるなよ!」
「良いじゃんよ!ねぇ、皆さん?」
そう言ってバイスは誰かもわからない人へと語りかける。それにリバイは疑問を抱きつつ“オーインバスター50”でギフジュニアを斬りつけた。
二人は再びギフジュニアやデッドマンを相手に戦いを続ける。リバイの方はオーインバスターを使うようになってから相手にダメージを与えやすくなっており、先程よりも戦いがスムーズになっていた。
更にバイスも負けじとスクリュー・ドライバーを決めてギフジュニアを倒していく。
「悪魔式スクリュー・ドライバー!決まったぜ!」
するとデッドマン達は再びリバイを集中攻撃し、バイスの方はギフジュニア達で拘束して足止めする。
「あ!動けないぜ!一輝、どうにかしてくれ」
「俺達を分断してきたか……」
「さっきのスタンプ部分をオーインバスターのスタンプ台に押すんだ!」
「え?えっと、こう!」
リバイがスタンプを外してそれをスタンプ台に押印すると音声が鳴り響き、エネルギーが高まった。
《スタンプバイ!》
「喰らえっ!」
《オーイングスラッシュ!》
するとエネルギーが斬撃波としてバイスの周りに纏わりつくギフジュニアの軍団を一撃で粉砕し、撃退する。そして、自由になったバイスがリバイを助けに行き、マンモスデッドマンに組み付くと投げ飛ばす。
「ふへへ、やっぱり俺っち達良いコンビだぜ」
「どこがだよ」
すると先程まで室内でギフジュニアと交戦していたが、リバイ達の登場によって救われた光が走ってくると手にマンモスのスタンプを持っていた。
「これも使って!」
投げられたスタンプをリバイがキャッチするとそれをオーインバスターに使う。
《スタンプバイ!必殺承認!》
《Here We Go!Here We Go!》
オーインバスターにマンモスの力がチャージされるとそれがマンモスの牙という形で具現化する。
《マンモス!スタンピングスラッシュ!》
リバイが放った薙ぎ払い攻撃に合わせるようにマンモスの牙も振るわれて二体のデッドマンを軽々と吹き飛ばしてしまう。
「うぉおお!ねぇねぇ、俺っちの分は?」
「生憎だけどまだそれ一つだけだ」
「えぇ!?」
バイスがガッカリする中、今度はレックスのスタンプが光り始める。リバイは一度ベルトから取り外すとそれを体に押印。その瞬間、リバイの足がレックスを模した強靭な足へと変化。
「うおっ、スタンプを体に使うとこうなるのか!」
するとレックスデッドマンが炎、マンモスデッドマンが氷を噴射してくる中、一輝はそれを大ジャンプで躱しつつそのまま地面へと思いっきり着地。その衝撃でデッドマンが打ち上げられた所をすぐに追撃して蹴り飛ばす。
「次はリミックスだ!スタンプを一回倒してからベルトのスタンプの上部を押してもう一回倒したまえ!」
「こう?」
狩崎の指示通りリバイがベルトのスタンプを倒してから上部のスイッチを押す。
《リミックス!》
「一気に……行くぜ!」
それからもう一回スタンプを倒すとリバイが跳び上がり、バイスの膝の上に乗るとそのまま組体操のサボテンのような格好となる。
《バディアップ!》
「シャキーン!」
《必殺!繰り出す!マックス!レックス!》
リバイが両腕を顔の前で合わせると背中からレックスの上顎を模したアーマーが展開。更にリバイとバイスの体からレックスの腕や足を模したパーツが出てきてバイスの尻尾がマフラーと重なり巨大な尻尾を構成するとリバイスレックスが誕生するのだった。
「って、俺っちこっちかよ!」
ちなみにバイスの今の顔の位置はリバイの尻に当たる部分になる。しかもバイスがリバイを支える側なので本人としては渋っていた。
「はぁあっ!」
リバイスレックスが走っていくとマンモスデッドマンが氷のエネルギー弾を発射してくる。しかし、リバイスレックスになった事で耐久性も大幅に向上していた。そのためマンモスデッドマンはリバイスレックスに噛みつかれるとそのまま投げ飛ばされる。
「「たあっ!」」
二人は咆哮を上げてから息を合わせて跳びあがるとそのまま空中で回転し、キックを繰り出した。
《レックス!スタンピングフィニッシュ!》
リバイスレックスによるキックがマンモスデッドマンに炸裂するとマンモスデッドマンを踏み潰し、爆散させる。
「まず一体!」
「ねぇ、一輝、もう一体の方も決めちゃわない?」
「そうだな!」
それからリバイスレックスは分離し、リバイとバイスになるとリバイがスタンプを二回倒して必殺技を発動しつつ決めにかかった。
「やるぞ」
「おうよ」
二人は同時にジャンプするとレックスデッドマンへと狙いをつけて二人同時に跳びあがる。するとレックスバイスタンプの形をしたエネルギーが二人の足の裏に合体。そのまま放つ二人のライダーキック……。
《レックス!スタンピングフィニッシュ!》
その一撃がレックスデッドマンを貫くと二人は着地し、火花を散らす。するとバイスが何かをやり始めた。
「それでは皆さんご一緒に!
バイスがそう言い終わるのと同時にレックスデッドマンも爆散し、デッドマンは完全に倒される事になった。するとその時、狩崎が拍手をしながらこの場へと現れる。
「ブラボー!仮面ライダーリバイに仮面ライダーバイス!二人合わせて仮面ライダーリバイスだ!」
狩崎が興奮しつつリバイとバイスと呼ぶとバイスは自分の名前を呼ばれた事に嬉しそうにしていた。
「バイス……おぉー、スッゲェ!それ俺っちの名前?イカすぜ!バイス!」
バイスが喜んでいるとリバイが変身を解き、一輝の姿に戻るとバイスも幽霊体の状態に戻り、そのまま一輝の方に吸い込まれてしまう。
「あれ?体が戻って……うわぁ!!」
「俺が……仮面ライダー?」
一輝は仮面ライダーとしてデッドマンを倒した事にまだ実感が湧かずにいた。思わぬ形で自分の新たな力を手に入れた彼だが、そのベルトを狩崎へと返す事にした。
「……ワッツ?これ、もう君ので良いんだけど」
「いえ、俺にこんな物は要りません。俺には銭湯を守るという使命がありますから」
一輝は爽やかな笑顔でそう言い、その場から離れていく。そんな中、遠くから見ていた光は不満そうな顔つきになっていた。
「何で……折角の力なのに何でそれをわざわざ手放して……」
光はまだ何も力を持たない自分に悔しさを滲ませると共に自ら戦う力を手放した一輝への苛立ちを高めていく。
その頃、デッドマンズベースではアギレラが一人ギフの棺を前に一人寂しそうにしていた。
「ギフ様……早く会いたいなぁ……そのためにもフリオ達には頑張ってもらわないと」
そう言ってアギレラが振り返るとそこには数多くのバイスタンプが並べられている。そして、新たに登場した仮面ライダーへの警戒感も上げていくのだった。
場面は再び変わり、渓谷総合病院では先程のデッドマンズの襲撃で重傷を負った幸実が入院しており、目を覚さない彼女を一輝、大二、さくら、元太らが取り囲んで心配そうに見つめている。すると幸実が目をゆっくりと開け、それを見た四人は詰め寄る。
「ママさん!?」
「ママ!」
「……銭湯をサボったら……怒るよ」
と言ったら幸実の調子はいつも通りであり、それを見た四人は安堵の表情を浮かべていく。
「ママさぁん!」
そう言って飛びつく元太を一輝と大二はダメだとばかりに元太を引き留め、それから一輝が幸実へと語りかける。
「大丈夫……銭湯は俺が守るから!」
一輝の言葉に幸実は安心したのか笑顔になり、それを受けて五十嵐一家はひとまず幸実が無事に生きているという実感を味わうのであった。そんな様子を一人見ていた一輝の悪魔ことバイスは一人笑みを浮かべていく。
「へへっ、これは面白くなりそうだなぁ……ふへへへ……ふははは!!」
こうして、五十嵐一家にとって記念すべき戦いの日々への第一歩が踏み出される事になるのであった。
バイスタンプラリー
一話目……レックスバイスタンプ
今回の話の最後に出てきたスタンプラリーはその話までで原作の何話目かを表しているので小説としては3話目ですが1〜3話で原作でいう所の1話を表しているという考えでいてください。また次回もお楽しみに。