仮面ライダーリバイスIF   作:BURNING

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復活した光 正義の変身

リバイとバイスがエビルから奪ったスタンプ、ブラキオバイスタンプによって変身した姿、ブラキオゲノム。

 

リバイ側は顔つきはブラキオサウルスに似せつつ、顔に時計の針が十時十分を示すように開いている。両肩は大きな肩アーマーで、胸からは長い腕時計のバンドを模した前垂れが下がっていた。

 

バイス側はコングゲノム同様にゴツい装甲を身に纏いつつ、両腕には銀とマゼンタのカラーリングを模したグローブが装着。ただ、下半身に関してはコングゲノムと変わっておらずこちらも見た目通りのパワータイプと言えるだろう。

 

「一気に……行くぜ!」

 

それから二人はバディの証のハイタッチをしてからエビルへと向かっていく。腕力がどのゲノムよりも高いコングゲノムに対して、こちらはキック力がどのゲノムよりも高くなっている。

 

「何故だぁああ!やめろぉおお!」

 

エビルは大二による内部からの抵抗でまともに戦う事ができない状況でエビルの苦手とするパワータイプの相手。思えばコングゲノムの時も最初は上手く戦えていなかったので初見かつパワー型の相手にはエビルも一苦労なのだろう。

 

「大二を返せ!」

 

リバイが連続で打撃を与える中、エビルは吹き飛ばされると地面を転がる。それからリバイはリバイスラッシャーとブラキオプロトバイスタンプをバイスへと投げ渡した。

 

「バイス、俺が動きを止める間に!」

 

「おうよ!」

 

リバイが両腕を突き出すとブラキオサウルスの首のように一気に伸びていく。そしてそれがエビルの両腕を捕まえるとそのまま拘束。エビルの弱点として、彼にはエビルブレードを使う以外に飛び道具を持たないという点だ。そして、パワーで拘束してしまえばこの拘束から逃れる手立ては無い。

 

《ブラキオ!》

 

《スタンプバイ!》

 

《リバイバイスラッシュ!》

 

バイスがリバイスラッシャーを振るとブラキオの首のように刀身が伸びてエビルへと叩きつけられる。

 

「うぐぁあ!!」

 

更にエビルを引き寄せると強烈なキックで更に壁へと打ちつけた。ブラキオゲノムの特徴として空間を揺るがす程の打撃も打つ事が可能なのだ。

 

それからリバイはエビルへと詰め寄るとその体を掴んで柱へと押し付けてから地面に叩きつける。

 

「ぐはあっ……」

 

「バイス、決めるぞ!」

 

「あいよ!」

 

それからリバイはスタンプを二回操作。するとエビルの周囲に50の文字が大量に並ぶとそれが順番に重なっていく。

 

「「はぁああ!」」

 

二人が同時に跳びあがるとキックの体勢を取った二人の前に49となったスロット型のエネルギーが出現。それを突き破り、49を50に進めると同時にリバイの右足に5が、バイスの右足に0の字が重なってピンクのエネルギーが高まるとそれをエビルへとキックとしてぶつけた。

 

《ブラキオ!スタンピングフィニッシュ!》

 

それを受けたエビルは火花を散らす。そして、耐えきれなくなると爆散した。その直後、リバイは体力の限界となってその場に倒れ込む。

 

「はぁ……はぁ……」

 

休む間もなく一輝が大二の安否を心配して振り向くとそこにはカゲロウの時の服のままであったが、紛れもない大二本人がその場に膝を付いていた。

 

「大二……」

 

「兄ちゃんが……必ず助けに来るって信じてたよ」

 

その言葉に一輝はかくれんぼの時の大二を思い出し、カゲロウを倒したのだという事を実感。一輝はようやく安心した顔つきになる。

 

「俺も信じてたよ……大二は強いな」

 

それを見ていたデモンズは一輝が大二を助けたという事実を知って安堵する。しかし、その瞬間デモンズが相手していたブラキオデッドマンが突進してきてデモンズを吹き飛ばすとデモンズはとうとう耐えきれずに変身解除してしまう。

 

「あぐぅっ……」

 

「ヒロミさん!」

 

それから光が駆け寄るとヒロミを支えると共に他のフェニックスの隊員がブラキオデッドマンを銃で牽制した。一輝もそれに対応しようとするが、もう満身創痍。動く事ができないためにフラリと大二へと倒れ込む。大二はそれを支えつつ言った。

 

「兄ちゃん、ここは俺に任せてくれ」

 

大二は兄へとそう言う。一輝はそれを聞いて笑みを浮かべると大二を信じてこう返した。

 

「任せたぞ……大二」

 

それから一輝も大二を信じて距離を取る。そして、大二はカゲロウが使っていたツーサイドライバーを出すとそれを腰にセット。ベルトが巻かれる。そして、バットバイスタンプを取り出した。

 

「……白黒付けようぜ!」

 

《バット!》

 

《Confirmed!》

 

大二がバットバイスタンプを起動するとそれをベルトに押印。するとエビルの時と同様に影から大量の蝙蝠が出てくる。それから大二はポーズを取って叫んだ。

 

「変身!」

 

それからベルトにスタンプを装填。するとエビルの時と同様の待機音が鳴り響く。

 

《Eeny, meeny, miny, moe…Eeny, meeny, miny, moe…》

 

ここまではエビルと同じだが、ここで大二がブレード側にあった棒の部分を上へと移動。これにより、今まで負のエネルギーを増幅させていたツーサイドエンジンが正のエネルギーに切り替わる。

 

《Eeny, meeny, miny, moe!Eeny, meeny, miny, moe!》

 

それと同時に待機音もハイテンションな物に切り替わり、更に黒かった蝙蝠が白く変色。大二の頭上で巨大な翼付きのスタンプへと集まっていく。それから大二はバックルから銃型の武器、通称ライブガンを引き抜くとトリガーを引く。

 

《バーサスアップ!》

 

《Precious!Trust us!Justis!バット!仮面ライダーライブ!》

 

するとスタンプが大二へと下ろされると同時に翼が巻きつくように畳まれて中がライトグリーンの液体で満たされる。それをライブガンで突き破り、変身を完了。

 

それを見ていたフェニックスのスカイベースの司令室では狩崎が興奮のあまり叫びつつオセロをちゃぶ台返ししていた。

 

「裏返ったぁああ!仮面ライダーライブ!爆誕!フォウ!」

 

その姿はオレンジ色で蝙蝠の翼が開いたような見た目をした頭部。エビルの時は黒かった装甲がライブでは白に黄色のラインが入った物に変化。胸には蝙蝠の紋章があり、肩アーマーは逆三角形を模している。また、腰からは前垂れやローブが垂れ下がっていた。エビルの時とアンダースーツは変わらないが、それを補って余りある白を基調としたアーマーが大二の変化を表しているだろう。

 

〜挿入歌 livedevil〜

 

こうして誕生した大二が変身する仮面ライダーライブはブラキオデッドマンへと向かっていく。

 

「うぉおお!」

 

ライブが手にした武器、ライブガンを連射しつつブラキオデッドマンからのキャノン砲を相殺し、軌道を変えていく。そして距離を詰めてから格闘戦に入るとブラキオデッドマンからのドリルの一撃、更に繰り出されたゼロ距離キャノン砲を躱しつつブラキオデッドマンを蹴り飛ばしつつライブガンのスイッチを押す。

 

《必殺承認!》

 

それから跳び上がりつつトリガーを引いて黄色いエネルギー弾を発射する。

 

《バット!ジャスティスフィニッシュ!》

 

それがブラキオデッドマンに命中するとブラキオデッドマンはかなりのダメージなのか怯んだ。

 

「はあっ!」

 

それにライブは一気に距離を詰めてライブガンを撃つ。それに対してブラキオデッドマンはドリルによる一撃を決めようとするが、ライブはそれを最も容易くライブガンで弾く。それを受けてブラキオデッドマンはキャノン砲を向けるがそれさえもライブは受け止めた。

 

ブラキオデッドマンはパワー差を活かしてライブを投げ飛ばそうとするものの、ライブはそれさえも活かすと飛ばされつつ射撃を二度命中させた。

 

「はっ!」

 

着地後すぐにライブはブラキオデッドマンと距離を詰めると二度飛び蹴りを喰らわせてからブラキオデッドマンからの攻撃を左腕で押さえつつゼロ距離からライブガンの一撃を当てる。

 

「ちょっとアレ?大二?大二なの?ちょーカッコいいじゃん!」

 

「当たり前だろ。俺の自慢の弟だ」

 

一輝とバイスの会話の横で光と支えられたヒロミも笑みをこぼす。ようやく強い大二が戻ってきてくれたのだ。それからライブはとうとうライブガンをバックルと合体。それからスタンプのスイッチを押す。

 

《必殺承認!》

 

「大事に……決めようか!」

 

《バット!》

 

ライブがトリガーを引いてから跳びあがるとライダーキックを放つ。その瞬間、ブラキオデッドマンは三つの武器による破壊光線を放った。しかし、ライブはそれをものともせずに右足に白い蝙蝠型のエネルギーが展開するとブラキオデッドマンへと向かっていった。

 

《ジャスティスフィニッシュ!》

 

「だあっ!」

 

その一撃がブラキオデッドマンに決まるとブラキオデッドマンは火花を散らしながら倒れていき、爆散。ライブが初勝利を飾る事になった。

 

それを受けてスカイベースでは狩崎が嬉しそうにしていた。何しろ、ブラキオプロトバイスタンプの入手及び大二の帰還によって奪われていたジャッカルバイスタンプも戻るのでこれで十種類のバイスタンプが揃うからだ。

 

「これで私の求めていたバイスタンプは十種コンプリート」

 

「お前の筋書き通りだったわけか。食えないやつだな」

 

「まぁ、エビルの力が強くなればなるほどライブの力も増大する。カゲロウは大二を弱い奴扱いしていたみたいだけど、実際自分が強くなったのは強い大二君がいたからなんだよね」

 

そう言って狩崎は司令室に置いてあった振り子を動かすのであった。そしてその日の夕方、さくらがアギレラの事を考えながら一人家の外で待っている。

 

「本当の強さって……何?」

 

そこに聞き覚えのある二人の声が聞こえてくる。さくらがその姿を見ると先程の悩みが吹き飛んで笑顔が浮かんだ。

 

「大……ちゃん」

 

「さくら……心配かけてごめん。それと、ただいま」

 

その日の夜は、大二が帰ってきた祝いとして皆ですき焼きを食べる事になった。その最中、元太は嬉しさのあまり感動してさくらにドン引きされていたが。そんな中、バイスが部屋に立てかけてある写真を見るとまた前のように一輝の姿が消えてしまうのが見えた。

 

「……消えた。これは恐らく……」

 

バイスはそれを見て一輝の方を向くが、それ以上は何も言わずに置いておく事になる。

 

バイスタンプラリー

 

十話目……ブラキオバイスタンプ




また次回もお楽しみに。
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