仮面ライダーリバイスIF   作:BURNING

38 / 300
フェニックス危機一髪!?デッドマン進撃

デッドマンズと仮面ライダーが交戦を開始した頃、スカイベースでも異変が起きていた。

 

「脱走者が出たぞ!」

 

「確保して連れ戻すんだ!」

 

フェニックスでは元々デッドマンズに唆されてバイスタンプを使用して犯罪を犯した人間を更生するために収容している。今現在、収容していた中の一人である工藤が脱走したために追っているのだ。

 

「あっちに居たぞ!」

 

「追うんだ!」

 

それから隊員達が工藤を追いかけていく中、突如として彼の姿を見かけなくなってしまう。

 

「どこだ……」

 

「クソッ、まだ内部にいるはずだ。探せ!」

 

隊員達が慌てて船内を捜索するが、どこにも見当たらない。すると突如としてスカイベース内にギフジュニア達が雪崩れ込んできた。隊員達は慌てて交戦を開始するものの、元々のスペックはギフジュニアの方が上だ。このままでは押し切られてしまう。

 

「クソッ、こんなのどうすれば……うぐっ!」

 

その瞬間、突如として一人の隊員が手刀で気絶させられるとそのまま連れていかれてカメラの無い部屋で彼を気絶させた人間が彼からカードキーを抜き取った。そしてそれをギフジュニア突入によって生じたどさくさに紛れて入ってきた灰谷へと手渡す。

 

「流石は我々デッドマンズの準幹部ですねぇ」

 

「ふん、お前もさっさと仕事をしろ」

 

「わかってますよ」

 

それからフェニックスの隊員は突如としてその姿をある人物へと変化させた。そして、その人物と灰谷は別れるとそれぞれが行動を開始する。

 

そして、灰谷が公正施設へと到着するとまず工藤が捕まっている部屋の前に到着した。

 

「……どうやら、思わぬ客人が来たようだな」

 

それから灰谷が鍵を開けると二人は対面する。灰谷がデッドマンズに戻れる事を言うと工藤はニヤリと笑みを浮かべた。するとドンドンという音と共に近くから叫び声が聞こえる。

 

「うるさいですね。誰ですか」

 

そう言って灰谷が場合によってはその人物の処分も考えてその部屋の小窓から中を覗くとそこには狂ったような目をした一人の囚人がいた。

 

「あなたは……どうやら、ここでもう一つの目的も達成できそうですね」

 

灰谷は不敵な笑みを浮かべるとその人物も鍵を使って解放する事になる。

 

その頃、外ではリバイとバイスがタートルデッドマン相手に戦っていたが、その装甲の硬さに一苦労していた。

 

「どうやったらあの装甲を……」

 

「ブラキオちゃんで行っちゃわない?」

 

「そうか、パワーであの固さを打ち破るのか!」

 

《ブラキオ!》

 

《バディアップ!》

 

《最大!最長!最古で最強!ブラキオー!祝え!長き王の誕生を!》

 

二人はブラキオゲノムにチェンジするとタートルデッドマンへと攻撃を再開。今度はブラキオゲノムのパワーが勝っているのか、タートルデッドマンは押し込まれていく。

 

「これなら、行ける!」

 

二人が走り込んでの同時のパンチが決まり、タートルデッドマンは地面を転がった。しかし、次の瞬間、タートルデッドマンは口からエネルギー砲を発射。二人はゲノムの耐久力で耐え切ったものの、そう何度も防げるような威力では無い。

 

「痛てて……」

 

「ブラキオちゃんだとスピードが足りないですなぁ……」

 

「でも、コングでもあんまり変わらないし……プテラだと火力不足、ジャッカルはそもそも大二が持ってるし……」

 

リバイとバイスの二人はそれなら次の一撃が放たれる前に決着を付けるという結論に至ると接近しつつラッシュを叩き込んでいくのであった。

 

その頃、ギフテクスと交戦するライブ、ジャンヌであったが、少しずつ押され始めており、戦況は不利になっている。

 

「はあっ!」

 

ダイオウイカデッドマンが触手を伸ばして二人を滅多打ちにした後にウルフデッドマンが銃撃を浴びせて更にダメージを加速させる。

 

「くっ……やはり手強い」

 

「だから何だって言うの!」

 

ジャンヌは負けじと突撃して連続で拳を叩き込む。しかし、それはウルフデッドマンに全て受け流されてしまう。

 

「マジ?」

 

「お前の空手による攻撃パターンは見切ってるからな」

 

ウルフデッドマンはフリオとして潜入した際にさくらの空手をしっかりと頭の中に叩き込んでおり、その攻撃の手は全て読み切ってしまっていたのだ。

 

「だったらこれはどうだ!」

 

ライブが射撃を放ち、ダイオウイカデッドマンの触手を穿つ。だがすかさず再生されてしまうとカウンターの攻撃をまともに受けてしまう。

 

「うわっ!」

 

「だったら!」

 

ジャンヌが跳び上がるとそのまま飛び蹴りを放ちウルフデッドマンを怯ませてからその勢いを利用してダイオウイカデッドマンへと回し蹴りをぶつける。

 

「ぐっ……少しはやりますねぇ。だが、その程度ではまだまだ我々には敵わない」

 

その様子を遠くの物陰から見ていたラブコフだったが、突如としてラブコフはギフジュニアに囲まれてしまう。

 

「ラブ!?ラブ……やだ、コブコブゥ……」

 

ラブコフは非力のために誰かが守らなければならないのだが今は守れる人もいないため絶対絶命かに思えた。しかし、その瞬間ヒロミが後ろからギフジュニアを掻き分けるように蹴り飛ばすとラブコフの前に立つ。

 

「ラブ!!」

 

「我が命に懸けて……この子は俺が守る!」

 

ヒロミはデモンズドライバーを没収されている影響で変身できないのだが、それでもラブコフを守るために出張ってくると戦いに率先して参加しているのだ。

 

「はあっ!」

 

そして場面は戻りギフテクス二人とライブ、ジャンヌの戦いの方はギフテクスが本来の実力を出し始めてきており、戦況は更に悪くなっていた。

 

「フォオオオウ!」

 

ウルフデッドマンが雄叫びを上げながら射撃を連発。二人の周囲にそれは着弾すると大爆発を起こす。

 

二人はそれに何とか耐えるものの、今度はダイオウイカデッドマンによるエネルギーの爆弾攻撃だ。

 

「「ぐあああ!」」

 

ライブとジャンヌは二人共吹き飛ばされると地面を転がり、ダメージを負う。

 

「そろそろ目的が果たされる頃でしょうねぇ」

 

「くっ……スカイベースにギフジュニアが侵入している今の状況では……」

 

ライブはこの二人及びタートルデッドマンは陽動だとわかっていた。それでも今は対応するしか無い。例え本部の守りが手薄になってもだ。こんな時にデモンズがいればと考えるライブだが今それを言っても仕方のない状況にはなっている。

 

「さくら、確実に一人ずつ倒す……どっちか片方を抑え込めるか?」

 

「……わかった!」

 

それからジャンヌはウルフデッドマンに突撃するとウルフデッドマンからは銃撃が放たれるが、ジャンヌはそれを全て躱す。それからジャンヌがウルフデッドマンの背後に回り込むとウルフデッドマンを後ろから拘束、動きを止めさせる。

 

「何!?」

 

「今だ!」

 

その瞬間をライブは狙っていた。ライブがダイオウイカデッドマンを掴んで無理矢理投げて退かすとそのままライブガンをベルトに装填して跳び上がる。

 

《必殺承認!》

 

《バット!ジャスティスフィニッシュ!》

 

ライブはライダーキックでウルフデッドマンを倒そうと考えた。しかし、その瞬間ライブの真後ろから無数の触手が突き刺さる。それを伸ばしたのはダイオウイカデッドマンだ。

 

「あぐっ!?」

 

「この私を甘く見過ぎですねぇ」

 

「大ちゃん!!」

 

ジャンヌがライブを心配する中、ジャンヌもウルフデッドマンのパワーの前に拘束が解けてしまい投げられる。

 

「ううっ……」

 

そして、最後にライブもジャンヌの反対側にまで吹き飛ばされると変身解除してしまう。

 

「そんな……大ちゃん!」

 

ジャンヌが駆け寄ろうとした瞬間、突如としてジャンヌは違和感を感じると歩みを止める。大二だと思ったその人物の雰囲気が変わっているのがわかったからだ。

 

「久々のシャバの空気は旨いねぇ……」

 

「まさか……カゲロウなの!?」

 

そう。先程のダイオウイカデッドマンからの一撃によって大二は気を失ってしまい、それと入れ替わるようにカゲロウが姿を現したのだ。

 

「良い反応だ……そんなに俺に会いたかったか?」

 

「ナイスタイミング」

 

カゲロウはベルトに付いていたライブガンの銃身をブレードにチェンジ。

 

《ブレード!》

 

そのままエビルブレードを引き抜くとトリガーを引く。その瞬間黒い蝙蝠が集まってきた。

 

《バーサスアップ!》

 

「変身!」

 

《バット!仮面ライダーエビル!》

 

カゲロウはそのまま集まってきた蝙蝠を纏いつつスタンプに包まれてその姿を仮面ライダーエビルへと変化。ジャンヌはギフテクス二人に加えてエビルを相手にする事になり、形勢は一気にデッドマンズ側に傾いてしまう。

 

同時刻、フェニックス司令室では一人の男が狩崎の前にやってきていた。それはラブコフを守っていたはずのヒロミである。守るべきラブコフを放棄したのか、彼は乱雑に扉を開けると狩崎の元に詰め寄った。

 

「デモンズドライバーを返してくれ」

 

「ワッツ?君はドライバーを没収されて療養するように言われているはずだ」

 

「今は緊急事態だろう。このままでは取り返しの付かないことになるぞ!」

 

ヒロミからの必死の説得に狩崎は一瞬だけモニターをチラリと見るとその映像を確認してからドライバーを差し出した。

 

「すまない、狩崎」

 

「司令には私から言っておくよ。ただ、無断でベルトを持ち出した処分は下るだろうから覚悟しておきたまえ」

 

「わかっている」

 

それからデモンズドライバーを腰に装着するとスパイダーのバイスタンプを取り出す。

 

「我が命を懸けて……この窮地を救う!」

 

《スパイダー!》

 

《Deal……》

 

「変身!」

 

《Decide up!》

 

《Deep.(深く) Drop.(落ちる) Danger……(危機)(仮面)rider Demons!》

 

デモンズに変身したヒロミは部屋を飛び出すとまずはスカイベースにいるギフジュニアを倒すべく戦闘を始めるのであった。

 

場面は戻り、リバイとバイスの交戦するタートルデッドマン戦。二人は何とか二発目の砲撃が来る前にダメージを稼いではいたが、もうそろそろチャージが終わってしまう。

 

「バイス、そろそろ決めるぞ!」

 

「おう!」

 

リバイがスタンプを二回倒して必殺技を発動しようとしたその瞬間、タートルデッドマンのエネルギーチャージが完了。そのままエネルギー砲が放たれると二人が跳ぶよりも早く二人に命中。そのまま二人は吹き飛ばされてレックスゲノムに戻ってしまう。

 

「あ……ぐぅ……」

 

「くぅーっ、あと少しだったのに!」

 

タートルデッドマンは勝ち誇ったかのようにゆっくりと二人へとトドメを刺そうと歩いてくる。このままでは負けるかと思われたその時。光が走ってきていた。

 

「一輝さん!これを使ってください!」

 

「ありがとう光!」

 

光から投げられたのはカンガルーバイスタンプ。リバイはそれを受け取るとスイッチを押すのであった。




また次回もお楽しみに。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。