仮面ライダーリバイスIF   作:BURNING

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ディアブロとの邂逅 センチュリーブレイク

突如として現れた謎の青年、彼は光の事をおじいちゃんと呼んだ。それが意味することはただ一つ。

 

「まさか……君は未来から来たのか?」

 

「そうそう!おじいちゃんやっぱり若いなぁ。多分この時代ならおばあちゃんも若いと思うけど……」

 

「……本当に光の孫……なのか?」

 

「なんかコイツ、胡散臭くね?初対面の俺っち達相手に何だか馴れ馴れしいと言うか……」

 

バイスはこの青年の事を疑っており、本当に光の孫なのかと不安であった。その青年はまだ名乗ってなかったと考えて名乗る。

 

「僕は牛島輝樹。光おじいちゃんの孫で五十年先の未来からやってきたんだ」

 

輝樹がやってきたのは何とか五十年先の未来だという。しかし、まだにわかに信じられるような内容では無いと考えた輝樹はとあるベルトを取り出す。それは、白を基調として中央に円形の発光部分の付いたベルトである。

 

「このサイクロトロンドライバーは未来の狩崎さんが開発、完成させた時空を超える事が可能となるシステムです。今の狩崎さんはまだ皆さんには見せてないとは思いますが、五十年前から研究を開始したと言ってましたので狩崎さんと会わせていただければわかると思いますよ」

 

そう言われて二人は頷いてから輝樹を連れて行こうとしたその瞬間、突如として何かが三人の近くに落下してくると煙が舞い上がる。

 

「何!?」

 

「まさか……もう来たのか!!」

 

「……もう?」

 

そこに現れたのはディアブロであった。輝樹が来た途端やってきたので、それができたのも悪魔の勘というものかもしれない。

 

「嫌な気配がしてここに来てみれば……何やら未来を変えに来た奴がいるようだな……まぁ、わざわざ未来を変えに来たという事は我の目的は達成できたらしい」

 

「くっ……」

 

「ねぇ、アイツ……何だかヤバそうじゃない?」

 

「止めるぞ、バイス!」

 

「おう!」

 

《レックス!》

 

《Come on!レ・レ・レ・レックス!》

 

「変身!」

 

《バディアップ!》

 

《オーイング!ショーニング!ローリング!ゴーイング!仮面ライダー!リバイ!バイス!リバイス!》

 

一輝とバイスは仮面ライダーに変身するとディアブロへと向かっていく。

 

「はあっ!」

 

「たあっ!」

 

二人はオーインバスターとオストデルハンマーで攻撃を仕掛けるが、全くと言って良いほどダメージを受けている様子が無い。

 

「効かないなぁ……」

 

お返しとしてディアブロが手から紫の炎のエネルギー弾を射出、二人をあっという間に吹き飛ばす。

 

「コイツ……強い」

 

「だったらゲノムチェンジやってみる?」

 

「ああ」

 

《マンモス!》

 

《バディアップ!》

 

《巨大なキバ持つ!陸のボス!マ~ンモス!はなっからクライマックスだぜ!》

 

リバイとバイスはマンモスゲノムとなると手にしたブーメランを飛ばす。しかし、ディアブロはそれを何と片手で受け止めると跳ね返してしまう。

 

「うわっ!?」

 

「弱いなぁ」

 

ディアブロが手を翳すとエネルギー弾が発射される。バイスはそれを両腕の盾で防ぐ。しかし、その威力を殺しきれずに後ろに飛ばされた。

 

「なっ!」

 

「なんか、強すぎませんか?」

 

「やはり僕達の変身するライダー……センチュリーじゃないと」

 

しかし、輝樹は不安があるようにベルトを見る。それを見た光は話しかけた。

 

「それを使えばアイツに対抗できるのか?」

 

「できるにはできる……けど、まだ変身するシステムは未完成で今変身しても多分暴走する……」

 

それを聞いて光は俯くが、それでもこのままでは確実にリバイとバイスはやられる。そう考えた光は覚悟を決めた。

 

「輝樹、一度やってみないか?」

 

「でも……」

 

「このままだと未来が危ないんだよな?だったらやってみる価値はある」

 

「ッ……仕方ない」

 

すると輝樹はベルトを腰に装着するとベルトの両側を押し込む。その瞬間、輝樹の体が赤い粒子となって光の体に吸い込まれる。そして、彼らの背中に赤い歯車のようなエフェクトが出ると二人の体が融合。仮面ライダーへと変身した。

 

その姿は赤いマフラーをたなびかせて白をベースにしてはいるものの、脚や胸、複眼等に黒いパーツが目立ち、赤いラインも入っている。手やブーツ、バッタの触覚のようなパーツは青いものの、まるでその姿の危険さを表すような形態になっていた。

 

「センチュリー……それがお前の名か」

 

その瞬間、センチュリーはディアブロへと赤い粒子と共に接近すると拳によるパンチを叩き込む。その威力を前にディアブロは吹き飛ばされると後ろに下がる。

 

「「ぐぁああああ!」」

 

しかし、センチュリーもセンチュリーで苦しそうな声を上げている所から完全に我を失ってしまっているのがわかった。

 

「なんかアイツ強くない?てか、主役は俺っち達なんですけど!」

 

「でも、様子がおかしい……まさか、制御できてないのか!?」

 

センチュリーは更にディアブロへと接近すると連続で攻撃を叩き込む。その出力はリバイとバイスを圧倒的に上回っており、手も足も出なかったディアブロを圧倒していた。

 

「チッ、我の力が戻ってないとはいえここまで追い縋るか……」

 

ディアブロは面倒な物を見るようにセンチュリーの相手をしている。それからセンチュリーは手に赤い歯車のような武器を生成するとそれをディアブロに叩きつける……のだが、突如としてその攻撃をした途端、センチュリーは苦しみ始めた。

 

「お前も我も不完全……だが、我は力を制御できる。ならば我に負ける道理は無い!」

 

そう言ってディアブロはエネルギー弾を発射。それを見たリバイはスタンプを出すと割って入った。

 

《イーグル!》

 

「退くぞバイス!」

 

「わかった!」

 

《バディアップ!》

 

《荒ぶる!高ぶる!空駆け巡る!イーグル!(イーグル!)お前の羽を数えろ!》

 

リバイとバイスはゲノムチェンジによる無敵時間で攻撃を防ぐとすかさずリミックス。そのままリバイスイーグルとなる。

 

《リミックス!バディアップ!》

 

《必殺!ミラクル!グルグル!イーグル!》

 

リバイスイーグルは空を飛ぶと足でセンチュリーを捕まえてそのままディアブロに体当たりして怯ませるとそのまま撤退。それからある程度距離を取ったところでセンチュリーが暴れ、その影響でリミックス解除されてしまう。

 

「おー痛てて……」

 

「大丈夫ですか!?」

 

リバイがセンチュリーの心配をして駆け寄ろうとした瞬間、センチュリーは再び暴走を始めるとリバイとバイスへと攻撃を仕掛けてくる。そして、それを二人はどうにか止めようと奮闘するが、スペック差も大きい上に相手が光という事もあってリバイとバイスは苦戦を強いられた。

 

「があっ!」

 

センチュリーが手に歯車を生成するとそれを二人へと投げつけたその瞬間、突如として刀身が炎に包まれた剣が飛んでくる。

 

「え……」

 

「何あれ?」

 

二人が呆気に取られて剣が飛んできた方を振り向くと先程の青い服を着た真面目そうな男に加えて黒い服を着て帽子を被った男の二人が揃っていた。

 

「あなたは……」

 

「俺の名前は神山飛羽真。そして、又の名を……仮面ライダーセイバーだ!」

 

「すみません、剣士を辞めた飛羽真を引っ張り出してしまって……」

 

「大丈夫。それだけ大事だという事なんだろ?倫太郎」

 

「はい!あ、申し遅れました。僕は新堂倫太郎、仮面ライダーブレイズです!」

 

リバイとバイスは新たな仮面ライダーの変身者の登場に驚く。一応狩崎から他にもライダーがいることは知っていたが、それでも初めて会うと驚きも出るものである。

 

すると二人はワンダーライドブック及び、剣が刺さったドライバーを取り出すとそれを装着。ブックを開く。

 

《ブレイブドラゴン!》

 

《ライオン戦記!》

 

すると二人はそれぞれ本を一番左側のスロットと真ん中のスロットにそれぞれ装填しつつ剣の持ち手を掴んで剣を引き抜く。

 

《烈火抜刀!》

 

《流水抜刀!》

 

その瞬間、後ろから本が降りてきて中から赤い炎の龍と青い水の獅子が登場。二人の周りをそれぞれ周回する。

 

「「変身!」」

 

《ブレイブドラゴン!》

 

《ライオン戦記!》

 

二人の周りを回るドラゴンとライオンがそれぞれ纏わり付くように装甲を形成。飛羽真の方は炎と共に右肩へとブレイブドラゴンを融合させると赤を基調とした右半身、白い中央部、黒の左半身といった三色の色合いとなっており、頭部には右側に龍の装甲、そして剣を模した飾りが付いている。

 

倫太郎の方は青い獅子が水と共に纏われて中央に青い獅子の装甲が入り、両半身は黒の体をし、両足に青い獅子の足の装甲を纏っていた。また、飛羽真と同様に頭部にはおでこ当たりに獅子のタテガミの装甲に剣の飾りがある。

 

これにより、仮面ライダーセイバー、仮面ライダーブレイズが参戦する事になった。

 

「飛羽真さん、倫太郎さん、お願いします!」

 

「はい!」

 

「任せてくれ!」

 

二人は剣を構えるとリバイ、バイスと共に戦闘を開始。四人がかりでセンチュリーを抑えようとする。しかし、センチュリーのパワーは強大でこれでも抑え込むのがやっとだ。

 

「だったら!」

 

「僕も!」

 

二人は本を取り外すと剣に読み込ませる。

 

《ブレイブドラゴン!ふむふむ……》

 

《ライオン戦記!ふむふむ……》

 

《習得一閃!》

 

二人は同時に炎と水を纏わせた斬撃波をセンチュリーへと放つ。これを受けてセンチュリーはダメージにより隙を見せた。

 

「がうう……」

 

「今だ!」

 

すかさずリバイはスタンプを二回倒して必殺技を発動。跳び上がるとライダーキックの体勢に入る。

 

《レックス!スタンピングフィニッシュ!》

 

二人による同時のキックはセンチュリーへと向かっていく。しかし、センチュリーは歯車型のエネルギーで防御するとそれを跳ね返してしまう。

 

「くっ……これでもダメか」

 

「俺っち達の技が効かないって……聞いて無いんですけど!」

 

四人がかりでも勝てない、そう思われたその瞬間。突如としてセンチュリーがまた苦しむとベルトから火花が散り始めて変身が強制解除。そして、サイクロトロンドライバーは機能を停止してしまう。

 

「なっ!?」

 

「た、助かったぁ……」

 

「……はぁ、はぁ……一輝さん、すみません」

 

光がリバイへと謝る中、輝樹は悔しそうに顔を背けていた。それと同時に四人も変身解除。バイスは霊体へと戻る。

 

「そのベルト……一体何なんだ」

 

「そもそも、どうしていきなり暴走を……」

 

「このベルト、サイクロトロンドライバーは血の繋がった二人を融合させて超パワーを引き出す戦士なのですが、実際に変身したのはこれが初めてで……未来の狩崎さんでも試しても無いことを調整するのは無理なんです」

 

輝樹の説明に四人は納得する。それから一度四人はスカイベースに行って事情説明をする事になるのであった。




また次回もお楽しみに。
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