ブックゲートで移動した七人の戦士達。それぞれの行き先は剣斬がヒミコ・クリスパーの南極、バスターがレオニダス・クリスパーのシベリア、スラッシュがクフ・クリスパーのエジプト、エスパーダがエジソン・クリスパーのイースター島、そして最後の一ヶ所であるアラスカにサーベラ、デュランダル、デモンズの三人が向かう。三人が到着したタイミングでデッドマンズの三人も到着しており、アギレラ、フリオ、オルテカが顔を揃えていた。
「あら?もう来たの?」
「ここが最後の一カ所だと読んでいましたか」
「だが、俺達がいる限り押印は止められない」
三人はデッドマンズ相手でも負けるつもりはないと言わんばかりに構えを取る。
「我が命に懸けて……お前らを止める!」
「「粛清する!」」
《ウルフ!》
《ダイオウイカ!》
「じゃあ今回は私も遊ぼうかしら?」
「その必要は無いです」
「この程度の相手には我々二人で十分かと」
「じゃあよろしくね」
それからデモンズ、サーベラ、デュランダル対ウルフデッドマン、ダイオウイカデッドマンの構図となった。その頃、未来に行った面々はと言うとそこはとある研究室の中であり、中にレジスタンスと思われる多くの人間と一人の老人がいる。
「ここが……未来なのか?」
「ワォ!まさか君達がここに来てくれるとは!!」
そう言うのは歳をとって白髪まみれになった狩崎がいた。それを見たバイス達は狩崎だと気がつく。
「この人が未来の狩ちゃん?めっちゃ歳とってるじゃん!」
「シャラップ!五十年も経てばそうなるのも当然だ」
「狩崎さん、もしかして今は……」
「ああ、丁度よくここに来てくれた。今外ではデビルライダーがすぐそこにまで迫っている。
「デビルライダー?」
「この世界にも仮面ライダーがいるんですか?」
「姿形はそうだが実態はディアブロが呼び出した悪魔が姿を変えた物だ」
今現在、未来では僅かに残された人類の希望となるべくレジスタンスが悪魔に立ち向かっているものの、もうそれも限界寸前であと少しでこの研究所も破壊されてしまうだろう。
「話している時間は無さそうですね……」
それから光と輝樹が狩崎に事情を説明。狩崎が修復作業をする中、飛羽真、倫太郎、ユーリ、バイス、大二、さくらの六人がデビルライダーに立ち向かう事になる。
「僕達は……」
「光と輝樹はセンチュリーに変身するための要、君達二人はギリギリまでここで待ってもらう」
つまり、戦いには参加するなという言葉だ。それから六人が外に出ると大量のデビルライダーとギフジュニアが顔を揃えていた。
「この数……俺達だけで凌げるか?」
「でも、やるしかありませんよ……」
「ヘイ、こちらにはまだもう一つ切り札がある」
狩崎はそう言うとレジスタンスの中でも精鋭中の精鋭、六人が前に出てくる。そして、狩崎がタブレットを押すとラボの奥にあったシャッターが開いて中に大量の仮面ライダーが培養されていた。
「これは……」
「私が研究用として実験、開発を重ねたクローンライダーだ。ただ、一度しか使えないから対デビルライダー戦用の最後の切り札として残しておいた。さぁ、行け……仮面ライダー!」
そう言って狩崎は六人のライダーを召喚するとそれがレジスタンスのメンバーの前に召喚されてそれが粒子となって装着される。
《変身音!》
《変身音!》
《アークル音!》
《仮面ライド!ディケイド!》
《ジオウ!ジオウ!ジオウ!II!》
《メタルクラスタホッパー!》
こうして出てきたのは仮面ライダー一号、仮面ライダーBLACK RX、仮面ライダークウガマイティフォーム、仮面ライダーネオディケイド、仮面ライダージオウII、仮面ライダーゼロワン、メタルクラスタホッパーだ。
「俺達も共に戦うぞ」
レジスタンスのメンバーも仮面ライダーとして共に戦ってくれるようだ。
「皆さん、僕達も行きましょう」
「無敵の私の力、見せてあげる!」
《レックス!》
《バット!》
《コブラ!》
《プリミティブドラゴン!》
《キングライオン大戦記!》
《エックスソードマン!》
《Confirmed!》
《ブレイブドラゴン!ゲット!》
六人はそれぞれスタンプとブックを装填すると聖剣を抜刀し、それぞれ構えを取る。
《Come on!レ・レ・レ・レックス!》
「「「「「「変身!」」」」」」
《烈火抜刀!》
《流水抜刀!》
《最光発光!》
《バイスアップ!》
《バーサスアップ!》
《リベラルアップ!》
その瞬間、飛羽真の後ろの本から出てきた水色のカラーリングをした骨の龍が飛羽真に抱きつくように装甲に変化。倫太郎の方は本から出てきた機械仕掛けの砲門を背負った獅子が纏われる。更にユーリは一度光の粒子となって剣に吸い込まれてから地面より出てきた影が人間の姿となり、本から召喚された漫画のコマのような物が装甲として付与。そして大二とさくらはいつも通りスタンプが被せられ、バイスは地面から湧き出てきたインクのような物に包まれるとその姿を変えた。
《プリミティブドラゴン!》
《キングライオン大戦記!それすなわち、砲撃の戦士!》
《エックスソードマン!》
《オーイング!ショーニング!ローリング!ゴーイング!仮面ライダー!バイス!リバイス!》
《仮面ライダーライブ!》
《仮面ライダー!蛇!蛇!蛇!ジャンヌ!》
その姿はセイバーが骨の龍の装甲を纏った戦士で水色を基調としたいかにも凶暴そうな見た目であった。ブレイズは両肩にニ門の砲台を備え、藍色を基調としたメカニカルな獅子がモチーフの装甲を纏う。ユーリは仮面ライダー最光に変身し、それはまるで全身にカラフルな色合いの鎧を着ているようだ。
一方でリバイス組の三人はいつも通りの姿をしており、バイスの方は変身音が変化したものの何も変わらないレックスゲノムのままに見えた。
「あれ?あれれ?狩ちゃん、特別なレックスゲノムって言ってたはずなのに……何も変わってないんですけど!?」
「文句の多い悪魔だねぇ、やっぱり君は変わらないよ」
「バイス、文句なら戻ってから言ってくれ……」
「しょうがないな!」
「ひとまず……やるぞ!」
レジスタンスのライダー及び、セイバー達六人は目の前に迫るデビルライダー達を相手に戦いを始める事になる。そして、それと同時に未来の狩崎によるドライバーの修復が始まった。
「はあっ!」
セイバーはプリミティブドラゴンの特性である骨の腕を伸ばすと悪魔達を纏めて薙ぎ払う。更に、RXがリボルケインを振るい、攻撃を加えていく。続けてブレイズとディケイドが砲撃とライドブッカーによる射撃で悪魔を蹴散らした。
「ふへへ、ギフジュニアだけなら楽勝楽勝!」
しかし、相手の中にはダークライダーの姿をした強力な個体も多数存在する。
《ユニコーン!マキシマムドライブ!》
《アドベント!》
すると仮面ライダーエターナルと仮面ライダー王蛇を模した悪魔は武器のエターナルエッジにユニコーンのドリルのエネルギーを付与した攻撃を発動。それと同時に巨大な紫のコブラ、ベノスネーカーによる毒攻撃が仮面ライダーを襲う。
「くっ!」
それをゼロワンと最光がクラスターセルと光のバリアで防御しつつ、更にライブがライブガンで反撃。
《クロックアップ!》
しかしこれはダークカブトのクロックアップの前に躱されてしまうとそのままライブは攻撃を受けてしまう。
「ちょっと、アイツ速すぎない?どうやって対抗するんだよ!」
バイスは何か打開策が無いかベルトを弄っているとスタンプのスイッチを偶々二回押す。
《レックス!メガロドン!》
「え?」
それからバイスがスタンプを二回倒すとそのまま必殺技が発動した。
《メガロドン!スタンピングフィニッシュ!》
するとバイスの両足にメガロドンの歯のようなエネルギーが出てくると跳び上がり、両足で噛み砕くように攻撃を命中させる。
「おぉ!これならゲノムチェンジできなくても他のゲノムの力が使えるって訳か!」
「バイス強っ……」
「ラブ〜!」
ジャンヌはそう言いつつ、目の前にいるショッカーライダーとシャドームーンを殴り、蹴っていく。
「だあっ!」
ジャンヌがショッカーライダーを怯ませているとその横からクウガがマイティキックでショッカーライダーを撃破。粉砕する。
「これでどうですか!」
《流水咆哮!キングライオン!大チェンジ!》
すると今度はブレイズがその体を変化させるとライオンモードへと変形。そのまま突進し、蹴散らしていく。
「このまま行けば倒せる!」
しかし、デビルライダーもそう簡単には勝たせるつもりは無いのか本気を出し始めていた。
《エボルテックフィニッシュ!チャオ!》
《ロックオン!レモンエナジー!》
《ファイナルベント!》
《フィニッシュタイム!バールクスタイムブレイク!》
《ファイナルストライク!》
ダークライダー達は次々と必殺技を繰り出すと十二人のライダー達へと猛攻撃を仕掛けていく。これにより、レジスタンスライダーが変身解除してしまう。
「皆さん!」
「やっぱり急造の戦力である分、レジスタンスライダーの方が耐久力に難があるのか……」
六人はレジスタンスの面々を庇いつつ戦いを続けるが、人数が半分に減った事もあってまたもや押され気味になる。
「どうにかして凌がないと!」
「クソッ……どうすれば……」
レジスタンスの面々は邪魔になるため再度変身のために一旦下がっていく。しかし、戦線は今にも崩壊してしまいそうだ。
その様子を映像として見た輝樹は狩崎へと進言する。
「狩崎さん、やはり僕にもクローンライダーの力を下さい!」
「ダメだ、今君が消耗すればセンチュリーの負荷に耐えられなくなる」
「でも、このままじゃ……」
輝樹が焦る中光は輝樹の手を握ると優しく、力強く輝樹へと話しかける。
「信じるんだ……大二を……皆を!」
「おじいちゃん……」
「センチュリーへの変身機構はもうすぐ復活する。それまで耐え忍んでもらうしか無い」
するとレジスタンスの面々が到着。狩崎からタブレットを受け取るとそれぞれライダーを選択し、また出撃していくのだった。
その頃、2021年ではその時代の狩崎が一人考えを巡らせている。
「……おかしい。ディアブロがどこにもいないだと?……奴はどこにいる?」
「狩崎さん、どうかしたんですか?」
「いや、ディアブロが見当たらないのが気になってね」
「ディアブロ達の作戦の中心って一体何なんだろう……」
そう言う芽衣、それを聞いた狩崎は目を見開く。そして、ある事実に思い至った。
「ガッデム!そういう事か!私としたことが、完全に裏をかかれた!」
「狩崎さん、落ち着いてください。どうしたんですか?」
一輝の質問に狩崎は今浮かんだ仮説を二人へと話すことになる。
「……逆五芒星は単なる過程……奴等の真の狙いはその中心……そこにディアブロがいる!」
「まさか奴がいるのは……」
「ああ、日本一の山……富士山だ!」
それから狩崎達は大急ぎで富士山の元へとスカイベースを飛ばす。しかし、このままでは時間がかかるだろう。そのため、一輝は芽衣からブックゲートを借りると一足先に富士山へと向かうことになるのであった。
また次回もお楽しみに。