仮面ライダーリバイスIF   作:BURNING

57 / 300
ヒロミの覚悟 己の命を懸けて

リバイ達がハヤブサデッドマンとの交戦を開始した頃、外で戦っていたライブとダイオウイカデッドマンの方ではダイオウイカデッドマンがウルフデッドマンからの言葉を聞いていた。

 

「(オルテカ、野田を逃した。加えて計画も順調。俺達は撤退するぞ)」

 

「……わかりましたよ。五十嵐大二、ここは退かせてもらう」

 

《ジュニア!》

 

その瞬間、ダイオウイカデッドマンはその場にギフジュニアを召喚して撤退。ライブはギフジュニアによって足止めを喰らう事になる。

 

「くっ、またコイツらか……だったら!」

 

するとライブはジャッカルのバイスタンプを取り出すとそれを使用した。

 

《ジャッカル!》

 

ライブがスタンプをライブガンに装填するとその瞬間、体が緑と黄色のオーラに包まれる。

 

《バーサスアップ!》

 

《Overdrive!Power dive!仮面ライダーライブ!ジャッカル!》

 

そしてライブはオーラを維持しつつその姿を変化。肩が蝙蝠の翼を模した角張ったアーマーが消えて丸い装甲になり、ラインが黄色から黄緑に変化。胸の蝙蝠の紋章がジャッカルの紋章に変わり、頭部はエビルのジャッカルゲノムが紫だったのに対してライブはピンクとなっている。

 

「はあっ!」

 

そして、エビルジャッカルゲノムにあった超スピードは勿論引き継がれてギフジュニアを超スピードで撹乱。銃撃で蹴散らしていく。

 

「だあっ!」

 

ライブバットゲノムがパワー重視の形態ならこちらは機動力が高く、弾丸の威力もそれに伴って下がる。しかし、それを補って余りあるスピードと手数が長所と言えるだろう。

 

《必殺承認!》

 

ライブはすかさず必殺技を発動させるべくスタンプのスイッチを押しつつライブガンのトリガーを引く事で技を発動。

 

《ジャッカル!ジャスティスフィニッシュ!》

 

ライブは高速で移動しつつ銃撃を放ちまくる事でギフジュニアを壊滅。撃退する事に成功した。

 

「良し……兄ちゃん達の加勢に行くぞ!」

 

それから付近一体の安全を確認してからまたバットゲノムとなるとデッドマンズベースの中に入る。

 

内部ではカメレオンデッドマンを相手にデモンズが一気に決めるべく技を発動していた。

 

《スコーピオン!》

 

《Charge!》

 

《デモンズフィニッシュ!》

 

デモンズは上段蹴りを繰り出すのと同時に蠍の尾を脚に巻き付かせると威力を増幅させて一撃をカメレオンデッドマンへと叩き込む。

 

その威力を前にカメレオンデッドマンは吹き飛ばされると再度天魔の姿となる。そして、それと同時に力尽きてしまったのかデモンズも変身解除。天魔はフェニックスの隊員によって取り押さえられる事になる。

 

「はぁ……はぁ……」

 

「ヒロミさん!大丈夫ですか!」

 

光がヒロミの身を案じて駆け寄るとヒロミはかなり疲れていたがそれでもまだまだ大丈夫な様子であった。

 

「光、心配しすぎだ。それに、まだ終わってないぞ」

 

ヒロミの目線の先にはハヤブサデッドマンと交戦するリバイ、バイス、ジャンヌの三人。更にそこに外から帰還したライブが加入して四人がかりで相手をする。

 

〜挿入歌 Go with the flo〜

 

リバイ達四人はそれぞれオーインバスター、オストデルハンマー、ライブガン、ラブコフタートルゲノムを手にハヤブサデッドマンへと連続攻撃を仕掛けていた。

 

「野田……お前は何としてでも俺達が止める!」

 

「お人好しのアンタに?無理無理。私は止められないわ」

 

「いや、できるぜ。今の俺っち達ならな!」

 

ハヤブサデッドマンは空中を飛ぶと低空飛行しなが四人へと羽を模したエネルギー弾を飛ばす。しかし、その威力はそこまで高く無い。そのため四人は難なく受け切るとジャンヌがバズーカで狙う。

 

「空を飛べてもね、ここじゃ大した事無いのよ!」

 

それもそのはず。何しろここは屋内だ。ハヤブサデッドマンの長所は空を飛ぶ事による高速機動だがここではそれもできない。高低差が無ければハヤブサの力による急降下の加速もできないのだ。

 

「せめて外にさえ出られれば……」

 

「させない!」

 

ライブが銃撃でハヤブサデッドマンの移動を一瞬止めるとその間にジャンヌが砲撃を撃ち込んで地面へと叩き落とさせる。

 

「バイス!」

 

「おうよ!」

 

《カマキリ!》

 

《スタンプバイ!必殺承認!》

 

《コング!》

 

《レッツイタダキ!》

 

二人は必殺のエネルギーを高めるとハヤブサデッドマンへと同時攻撃を放つ。

 

《カマキリ!スタンピングスラッシュ!》

 

《オストデルクラッシュ!》

 

二人同時の一撃が決まるとハヤブサデッドマンは吹き飛ばされて叩きつけられる。

 

「このっ……こんな奴ら如きにこの私が……」

 

「バイス、大二、さくら、一気に行くぜ!」

 

「大事に決めようか!」

 

「サクッと倒すよ!」

 

《必殺承認!》

 

リバイがスタンプを二回倒し、ライブがライブガンをバックルと合体してスイッチを押してトリガーを引く。ジャンヌがベルトを起こしてスイッチを押しつつベルトを倒すと四人同時に跳び上がる。

 

《レックス!スタンピングフィニッシュ!》

 

《バット!ジャスティスフィニッシュ!》

 

《コブラ!リベラルスマッシュ!》

 

四人同時のライダーキックに対してハヤブサデッドマンは突撃するが、四人の攻撃に勝てるはずもなくあっさりと粉砕されると爆散。四人が着地する際に複眼が光り、四人は勝利する事になる。だが、その瞬間ハヤブサデッドマンに異変が起きていた。突如としてハヤブサデッドマンの姿が赤い粒子となると素体の人間ごと消えてしまったのだ。

 

「なっ!?」

 

「どうして……」

 

「まさか、フェーズ3は分離できないのか!?」

 

四人が驚く中、赤い粒子となったハヤブサデッドマンはギフの棺に吸い込まれるといきなり地響きが鳴り響く。

 

「何だ!?」

 

先程倒されたデッドマンのエネルギーを吸収したギフが一時的に活動を開始。その影響でデッドマンズベースが動き出してしまったのだ。

 

「……ここは危険だ!大二、さくらや他の皆を連れて逃げるんだ!」

 

「でも……」

 

「大二、さくらを頼むぞ」

 

「わかった!」

 

リバイの言葉にジャンヌは躊躇する。だが、リバイの決意は固く、ジャンヌは最終的に頷く事になった。そして、フェニックスの隊員及び捕らえられていた天魔、その場にいた狩崎もデッドマンズベースから逃げる。その直前、狩崎はリバイへと何かを投げた。

 

「一輝!これを使って!」

 

「これは……」

 

「あ、これはこの前ディアブロとの戦いで使った……」

 

そう、それは狩崎が完全に調整を完了させたネオバッタバイスタンプである。

 

「良し、バイス。一緒に行くぜ!」

 

「おうよ!俺っちの最高の見せ場。ここで魅せないとどこで魅せるってんだよ!」

 

それからリバイとバイス以外の面々が逃げた直後、デッドマンズベースは空へと飛行を開始。そのまま地上に出ると触手を展開し、暴走を始める。ライブ達はそれを外から見ていたが、その暴れようは街をも滅ぼさんとする程だった。

 

「……マジ?」

 

「兄ちゃん……」

 

《ネオバッタ!》

 

その頃、デッドマンズベースから外に出たリバイはネオバッタバイスタンプを起動し、使用する。

 

《Come on! ネ・ネ・ネオバッタ!》

 

《バディアップ!》

 

《飛躍を誓った!希望となった!ネオバッタ!リバイスじゃ~ないと!》

 

リバイとバイスはネオバッタゲノムとなるとすかさずリミックスを発動。

 

《リミックス!バディアップ!》

 

《必殺!変わった!また!ネオバッタ!》

 

その瞬間、リバイスネオバッタはその体を巨大化。その後分裂させて触手を破壊しつつデッドマンズベースを抑え込む。

 

「「うぉおおお!」」

 

それから触手を破壊されて動きが弱まったデッドマンズベースへと一気に決めるために再合体してデッドマンズベースを見据える。

 

「「一緒に……行くぜ!」」

 

《ネオバッタ!スタンピングフィニッシュ!》

 

そのままリバイスネオバッタは黄色いエネルギーを纏いながら突進。デッドマンズベースへと激突するとそのままデッドマンズベースを粉砕するのであった。

 

「やった!」

 

「良し……」

 

「ワーオ!アメイジング!」

 

そのままリバイとバイスは大二達の近くに着地すると変身解除。デッドマンズベースを破壊する事に成功するのだった。

 

「これでデッドマンズは活動拠点を失う……」

 

「後はギフの棺だな」

 

フェニックスの隊員が事後処理に動こうとしたその瞬間だった。天魔はニヤリと笑う。

 

「……ッ!?天魔から離れろ!」

 

その瞬間、天魔は衝撃波を放つと周囲にいた人々を纏めて吹き飛ばす。当然中には一輝達も含まれるために一輝達も倒れてしまった。

 

「ククク……この時を待っていた。……これより俺は一分後、強制的に自爆する!」

 

その宣言と共に天魔はカメレオンデッドマンとなると体を赤く光らせ始める。

 

「な、何だと!?」

 

「まさか、デッドマンズベースが壊されるのも……」

 

「そう、全て計算通りだ。お前らにはこれを防ぐ手段は無い。ここで無惨に消え去れ!」

 

このままではフェニックスの隊員は壊滅的な被害を受けてしまう。加えて、下手をすれば仮面ライダーになれる四人もタダでは済まない。かと言って爆発の規模がわからないためにどこまで逃げれば済むのかもわからないのだ。何より、今からこの人数を避難させるには一分ではあまりにも短すぎる。

 

「あははは!ここで俺は死ぬが俺の意志は他のデッドマンズの仲間が継ぐ!だがお前らはここで全てを失うんだ!」

 

 

勝ち誇ったように笑う天魔。だが、ヒロミは一人天魔の前に立った。

 

「……どうやら、もうこうするしか手は残されてないようだな」

 

「ヒロミさん……?」

 

「何を言って……」

 

そう言ってヒロミはデモンズドライバーを出すとそれを装填。その瞬間、悪魔が声を上げた。

 

「フハハハ!ヘンシンダ、ヒロミ。オマエノイノチヲマタモラウゾ」

 

「ダメだ!ヒロミさん!」

 

「……済まないな。俺の最期の仕事を全うさせてくれ」

 

その言葉に一輝、大二、さくら、光はヒロミを止めようとするが、先程の衝撃波のダメージが抜け切れていないためにすぐには動けない。

 

「……五十嵐三兄弟、光……後は頼んだぞ。……我が命を懸けて……天魔、お前を潰す!」

 

《スパイダー!》

 

《Deal……》

 

するとカメレオンデッドマンがヒロミが何をするのかを理解するとエネルギー弾でそれを妨害しようとする。だがそれはスパイダーバイスタンプから伸びた蜘蛛の糸が防御した。

 

「変身!」

 

《Decide up!》

 

《Deep.(深く) Drop.(落ちる) Danger……(危機)(仮面)rider Demons!》

 

ヒロミはデモンズへと変身するとその体に電流を走らせる。朱美の言った変身回数の限界を超えた影響だろう。

 

「デモンズドライバー……冥土の土産だ。俺の命、くれてやる!」

 

《Add……!》

 

《コンドル!》

 

《Dominate up!》

 

《コンドル!ゲノミクス!》

 

デモンズはコンドルゲノミクスを発動すると背中に翼を生やしてカメレオンデッドマンへと突撃。そのまま彼に組み付くとそのまま先程デッドマンズベースが開けた穴を使い空高く飛び上がる。

 

「馬鹿な!?そんな事をすればお前も……ッ!?」

 

カメレオンデッドマンがそう言う中、仮面の下にいたヒロミの顔を見たような気がした。その顔は決死の覚悟をした者の顔である。

 

「俺は千草や竜彦、多くの隊員に生かされた。今がその命の使い時だ!」

 

「やめろ!!ヒロミぃい!!」

 

「天魔、お前との腐れ縁もこれで終わりだ!」

 

それからデモンズはカメレオンデッドマンを思い切り投げるとそのまま技を発動。

 

《コンドル!》

 

《Charge!》

 

《デモンズフィニッシュ!》

 

「はぁあああ!!」

 

「ちくしょおおお!!」

 

デモンズから放たれたライダーキックを喰らうとカメレオンデッドマンは強い衝撃を受けた事で空中で大爆発を起こす。そしてそれは地上にいた一輝達からも見えるわけで……。

 

「ヒロミさぁあああああああん!!」

 

その場には光の叫び声がこだますと共に一輝達もヒロミの最期を見届ける事になるのであった。

 

バイスタンプラリー

 

十六話目……ネオバッタバイスタンプ




この話で原作で言うところの年末までの話が全て終わる事になります。それではまた次回もお楽しみに。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。