仮面ライダーリバイスIF   作:BURNING

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乗り越える運命 漆黒の翼

オルテカ、フリオの指示するギフテリアンが暴れる現場に到着した一輝。それを見たオルテカ、フリオは一輝を見据える。

 

「やっと来ましたか。五十嵐一輝」

 

「オルテカ、フリオ……とうとう本気で俺達を倒しに来たのか」

 

「ああ。ギフ様の復活を前にさっさと邪魔な奴等にはいなくなってもらおうと思ってな」

 

フリオがそう言うとウルフプロトバイスタンプを取り出す。そしてオルテカもスパイダーバイスタンプを出した。

 

「んだよ、四人がかりってか?上等だぜ」

 

「沸きまくって来たぜ!」

 

《バリッドレックス!バリバリ!》

 

《スパイダー!》

 

《ウルフ!》

 

《Deal……》

 

「「変身!」」

 

《バリバリィアップ!》

 

《Decide up!》

 

《My name is!仮面ライダー!リバ!バ!バ!バイ!リバイ!リバイ!リバ!バ!バ!バイ!リバイ!》

 

《(仮面)rider Demons!》

 

三人はそれぞれ仮面ライダーに変身し、フリオはウルフデッドマンへ変身する。そして、二人はそれぞれギフテリアンに指示を出すと四人同時にリバイとバイスへと襲いかかる。

 

「はあっ!」

 

「おらっ!」

 

リバイとバイスはそれぞれリバイスラッシャーとバリッドシールドでお互いをカバーしつつ戦いを進めていく。

 

そして、アギレラのいる方でもさくらが到着するとアギレラがさくらを見つけてニッコリと笑う。

 

「やっほー、さくらちゃん。会えて嬉しいわ」

 

「言っておくけど、あんたにばかり構うつもりは無いから」

 

《コブラ!》

 

「ふふっ。そう思うなら私達を相手に勝ってみてよ」

 

《クイーンビー!》

 

それからさくらはスタンプをベルトに装填し、アギレラはスタンプを押印する。

 

《What's Coming up!? What's Coming up!?》

 

「変身!」

 

《リベラルアップ!》

 

《Ah Going my way!仮面ライダー!蛇!蛇!蛇!ジャンヌ!》

 

「ラブ〜!」

 

「ラブちゃん。早速力を借りるよ!」

 

「ラブ!」

 

《トリケラ!リスタイル!》

 

《リバディアップ!》

 

《Ah~!トリケラ!ダダダダーン!》

 

するとジャンヌの両手にそれぞれ金や黒を基調としたカラーリングの銃剣のようなマシンガンへと変化して武装される。

 

「へぇ。新しい武装なのね」

 

「えぇ。これでサクッと倒すから覚悟してよ!」

 

それからジャンヌもアギレラ及びギフテリアンとの交戦を開始。ジャンヌはマシンガンから銃撃を放つとギフテリアンとクイーンビーデッドマンが呼び出したエネルギーの蜂を圧倒。次々と撃墜していく。

 

「流石に対応済みなのね」

 

「バッファローよりもこっちの方が相性良いみたいね!」

 

そのままジャンヌは接近しつつ銃剣部分でギフテリアンを斬りつけていった。

 

またまだ場面は変わり、エビルとライブの決闘は両者互角の戦いを繰り広げていた。エビルが斬撃を命中させれば今度はライブが至近距離から銃撃を決める。

 

二人の戦いはまるで自分が生き残るための存亡を賭けた戦いとなっていた。

 

「大二ぃ、またビビってんのかよ!」

 

「誰に、言ってるんだ!」

 

ライブとエビルの拳がクロスカウンターするとお互いにダメージを受けて後退する。そして、距離を取ればライブがすかさず銃撃を放つ。

 

「くっ!?」

 

エビルはエビルブレードでそれを弾くがそれでも全ては防げない。その代わりに接近しつつの斬撃でライブを斬りつけていく。

 

「うぐっ……」

 

「大二!今のお前で俺が倒せるとでも思ってるのかよ!」

 

「ああ、それでもお前を倒してやる!」

 

ライブはエビルの挑発にも負けずに戦いを続ける。ライブガンでの近距離攻撃に加えて大二が培ってきた格闘戦でエビルのエビルブレードに対応しているのだ。

 

「カゲロウ。お前こそ俺を倒すのに躊躇するんじゃねーぞ」

 

「あ?するわけねーだろうが!」

 

二人は組み合うとそのまま地面を転がる。そして、ライブがライブガンによる銃撃を当てるとエビルもエビルブレードによる刺突でライブを吹き飛ばす。

 

「ぐっ……」

 

「はぁ……はぁ……」

 

するとライブはライブガンを投げ捨てると接近しての殴り合いを始める。エビルもそれに乗り、受けて立つ。

 

ここからはノーガードによる取っ組み合いだ。二人の生き残りを賭けた戦いはお互いが激しく消耗し、泥沼の戦いに発展。

 

「俺はお前を超えて見せる!」

 

「だからよ、お前にそんな事はできねーんだ」

 

だが、少しずつだがライブがエビルに有効打を多く入れるようになっていく。

 

「アレだけ俺を脅しておいてそんなものかよ!」

 

「んなわけあるかよ。まだまだ俺の力はこんなものじゃねーよ!」

 

エビルも奮起してライブへと頭突きをかましてから回し蹴りを決める。だが、その一撃は少しずつ軽くなっていった。

 

「うぉおお!」

 

ライブはエビルの拳を受け流すとそのままエビルを投げ飛ばして倒れさせる。そして拳を振り下ろそうとした。

 

「……大二」

 

それを聞いてライブは攻撃の手を一度止める。するとエビルは大二へと小さく声をかけた。

 

「大二、お前……強くなったじゃねーか」

 

「……お前は……弱くなったな……カゲロウ」

 

その言葉にカゲロウは仮面の下でニヤリと笑うと頷く。それは自分が弱くなった事を認めたことでもある。

 

「ああ。確かに俺はお前の優しさのおかげで弱くなった。……折角ギフの野郎が新たに力をくれたってのによ。やってられねーぜ」

 

エビルは次の瞬間、ライブへと不意打ちで拳を繰り出すとライブをどかして立ち上がる。

 

「悪魔に遠慮すんなよ大二。お前が強くなったのは俺の非情さを受けたからだ。半分は俺のおかげなんだよ」

 

「……だったらお前が俺達と馴染めたのは俺の優しさを移したからだ。だからこれでおあいこなんだよ!」

 

二人はそれからまた殴り合う。それを光は一人見ていた。彼の心境は複雑である。

 

「何でだろうな……大二に残って欲しいはずなのに……何でカゲロウにも消えて欲しく無いんだろ……」

 

光はもう既にカゲロウも大二の半分として受け入れていたのだ。光だけでは無い。一輝達もフェニックスの上層部もカゲロウを受け入れている。この決着はどちらが勝ってもきっと悲しいのだ。それでも彼等は決着を付けるべく殴り合う。でなければ生き残る事はできないのだから。

 

「これで終わりだ大二!」

 

「ああ……白黒付けよう!」

 

二人は落ちていたエビルブレードとライブガンを拾うとバックルと合体。それからスタンプのスイッチを押してからトリガーを引く。

 

《必殺承認!》

 

「「はぁあああああ!」」

 

二人は跳び上がるとそれぞれ黒と白の蝙蝠のエネルギーを纏ってキックを放つ。

 

《バット!》

 

《ダークネスフィニッシュ!》

 

《ジャスティスフィニッシュ!》

 

二人のキックがぶつかると大爆発。それから二人が落下するとお互いに変身解除して倒れ込んだ。

 

「ッ!!」

 

それを見た光は相打ちだと考える。すると二人共立ち上がるとそのまま歩み寄っていく。このまま生身での殴り合いになるかに思えたが次の瞬間にはカゲロウが倒れ込んだ。

 

「あははは!俺の負けか……大二」

 

「……ああ。勝ったぞ。カゲロウ」

 

光と闇の対決は光であるライブの、大二の勝利に終わったのだ。カゲロウは潔く滅びを受け入れようとしたその瞬間だった。

 

突如として響き渡る拍手と四人分の足音。そこに現れたのはギフテリアンをそれぞれ連れたライヤとカウンである。

 

「どうやらくだらない内輪揉めは終わったようだな」

 

「助かったよ。これで二人纏めて始末できる」

 

そう言う二人に光はガンデフォンを構えるが二人は全く臆しなかった。

 

「まさかお前ら……」

 

「ああ。二人が消耗するのを待ってたんだよ」

 

「これでお前らは仲良く地獄行きだな」

 

《サーベルタイガー!》

 

《プラナリア!》

 

その瞬間、ライヤとカウンはその姿をデッドマンへと変身し、二人を仕留めようと歩き始める。

 

「大二、カゲロウ!ここは俺が引き受けるから話をつけてこい!」

 

そう言って光が立ち向かうがデッドマン相手に勝てるはずもなく一撃で吹き飛ばされてしまう。

 

「ぐあっ!?」

 

「光!」

 

「……大二……」

 

「カゲロウ!?」

 

「お前、まだ力残ってるよな?」

 

「……え?」

 

「俺達の大事な時間を邪魔しやがったアイツらを潰すぞ」

 

「だがカゲロウ、お前のそのダメージじゃ……」

 

「ああ。長くは戦えない。だから最後に俺達二人でやろうぜ」

 

そう言ってカゲロウはフラフラと立ち上がる。それを見た大二はカゲロウの覚悟を知ると頷く。そして、再度ベルトを装着してスタンプを構えた。

 

《バット!》

 

《Confirmed!》

 

「「変身!」」

 

《バーサスアップ!》

 

《仮面ライダーエビル!》

 

《仮面ライダーライブ!》

 

ライブとエビルは満身創痍だったが、四人相手に戦闘を開始。だが、決闘で消耗した二人にこれ以上の戦闘はほぼ不可能に等しい。サーベルタイガーデッドマンの牙とプラナリアデッドマンの杖、そしてギフテリアンからの攻撃を受けて纏めて吹き飛ばされてしまうと近くの壁にそれぞれ叩きつけられた。

 

「「ぐあっ!!」」

 

「おいおい、こんなのじゃあまともな相手にもなんねーぞ」

 

「ま、さっさと倒して手柄をあげようぜ」

 

二人は二人にトドメを刺そうと杖と牙を振り上げる。それが振り下ろされたその時。突如としてライブが前に出るとエビルを庇ってダメージを受けたのだ。

 

「うぐあっ!」

 

「なっ……」

 

エビルはライブの行動に驚いた。まさか死にかけの自分を庇うなんて事をするとは思わないからである。

 

「何でだよ……おい大二ぃ!何やってるんだ!」

 

「……俺とお前は一つだ……」

 

「あ?」

 

「……バラバラなんかじゃない。俺達はどちらが欠けてもいけないんだ」

 

ライブの言葉にエビルは苛立つ。だがそれはエビルもカゲロウ自身もよくわかっていた。

 

「……そうだよ。俺は影だ……影は光が無ければ影でいられない……最初からわかってた……」

 

「……だったら俺達はどちらも消えない。二人揃って……この試練を乗り越えよう」

 

するとライブはエビルブレードからバットバイスタンプを引き抜くと自らに押印してその姿をバットバイスタンプの中に入れる。

 

「大二……まさかお前の優しさに俺が救われる日が来るなんてな……」

 

それからエビルはバットバイスタンプを手にすると自らに押印。その瞬間、持っていたクロウバイスタンプが闇に染まると共にそのカラーリングを変化させる。

 

《イーヴィルウィング!》

 

それはクロウバイスタンプの色合いが漆黒に変化したものでスタンプの黒とターコイズのカラーは変わらずに白い鳥の部分が紫に染まる。そして、白い翼は黒くなった。

 

「……大二、俺達二人で行くぞ」

 

《Confirmed!》

 

するとカゲロウから影が伸びると共にそこから大量の漆黒の羽が舞い散る。そしてカゲロウはポーズを取って叫んだ。

 

「変身!」

 

《Wing to fly!Wing to fly!》

 

それからカゲロウがスタンプの激鉄を倒すとスタンプの翼が降りて展開。

 

《ウィングアップ!》

 

そしてエビルブレードのトリガーを引き、その姿を変化させる。

 

《イーヴィルアップ!》

 

その瞬間、背中に漆黒の翼が広がるとそれがカゲロウに覆い被さり、その姿は今までのエビルを遥かに凌駕する程の力を得る。

 

《Wrath!Wicked!Warning!イーヴィル!イーヴィル!イーヴィル!イーヴィル!イーヴィルエビル!》

 

その瞬間、サーベルタイガーデッドマンが超高速で攻撃を仕掛けるがその瞬間、エビルの姿が消えるといきなりサーベルタイガーデッドマンの背後に現れて裏拳をかました。

 

「ぐあっ!?」

 

「……さぁ。始めよう。漆黒のパーティを」

 

大二とカゲロウの二人の力を束ねてエビルは新たなる進化を遂げた。その名も仮面ライダーイーヴィルエビル。まさに生誕の瞬間である。




また次回もお楽しみに。
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