仮面ライダーリバイスIF   作:BURNING

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カゲロウの進化 暴走する心

エビルが新たなる力を得た頃、リバイとバイスは四人同時に相手にすることによる数の不利を受けていた。しかし、バリッドレックスには足りない手数を補う手段がある。

 

「これでどうだ!」

 

リバイがスタンプを倒すと他のバイスタンプを次々と読み込ませていく。

 

《コンコン!》

 

《メガメガ!》

 

《モスモス!》

 

そして、スタンプをもう一度倒してリミックスの力を解放することになる。

 

《リボーン!コンコン!メガメガ!モスモス!バリバリスタンプフィーバー!》

 

するとリバイの前にリバイスコング、リバイスメガロドン、リバイスマンモスの三体が召喚されるとそれぞれが二体のギフテリアンとウルフデッドマンへと襲いかかる。

 

「くっ!?小癪な真似を……」

 

「でしたらこれはどうでしょう?」

 

《Add……!》

 

《モグラ!》

 

《Dominate up!》

 

《モグラ! ゲノミクス!》

 

デモンズが右手にドリルを武装するとリバイへと突き出す。しかしそれはフリーになったバイスがバリッドシールドで防ぎ、止めた。

 

「ッ!?」

 

「そう何度もやられないもんね!」

 

「バイス、伏せろ!」

 

その言葉が聞こえた瞬間にバイスがしゃがむとその真上を氷の礫が飛んでいき、デモンズへと多段ヒットする。

 

「チッ……」

 

「はあっ!」

 

デモンズが怯む間にリバイが接点すると氷を纏わせた拳を次々と命中させていく。

 

「調子に……乗るなよ!」

 

 

《Add……!》

 

《バッタ!》

 

《Dominate up!》

 

《Add……!》

 

《スコーピオン!》

 

《Dominate up!》

 

《バッタ!スコーピオン!ゲノミクス!》

 

デモンズはモグラゲノミクスを解除しつつバッタとスコーピオンの二重ゲノミクスによって高い機動力と出力を得る。

 

「そっちがそうなら!」

 

《レクレク!》

 

《プテプテ!》

 

《オーオー!》

 

《リボーン!レクレク!プテプテ!オーオー!バリバリスタンプフィーバー!》

 

今度はリバイスレックス、リバイスプテラ、リバイスブラキオが出てくると三体の姿が重なり、リバイスレックスにプテラの翼とブラキオの長いエネルギーの首が付与される。

 

「何だと!?」

 

リバイが手を振るとデモンズへと合体したリバイスレックスは突撃し、デモンズと激しくぶつかり合う。デモンズが蠍の尾による攻撃を仕掛ければリバイスレックスがそれに対応するように首を伸ばすと振り回してそれを弾く。

 

「それで私に勝てると思わないことですね!」

 

デモンズは更に跳び上がるとバッタの脚でリバイスレックスを蹴ろうとするが、それをリバイスレックスは飛んで躱すと巨大な脚で逆にデモンズを蹴り飛ばす。

 

「がっ!?」

 

そのタイミングでウルフデッドマンとギフテリアン二体がリミックス部隊によって飛ばされてくる。

 

「ぐっ……」

 

「バイス、一気に決めるぞ!」

 

「あいよ!」

 

《プテラ!スタンプバイ!》

 

《リバイバイスラッシュ!》

 

バイスがプテラバイスタンプをリバイスラッシャーに押印することによる必殺技を繰り出すと超高速でギフテリアンを連続で切り刻み、爆散させる。更にリバイはデモンズにトドメを決めるために跳び上がってスタンプを二回倒した。

 

《バリッドレックス!フィニフィニフィニッシュ!》

 

「はあっ!」

 

デモンズはリバイスレックスの対応で手一杯となってリバイからのライダーキックをまともに喰らうと吹き飛ばされて大爆発する。

 

「ぐあああ!!」

 

流石に変身解除はしなかったものの、受けたダメージが大きかったためにデモンズは一時撤退。それを見たウルフデッドマンも退却した。その頃、ジャンヌの方もクイーンビーデッドマンとギフテリアンを相手にラブコフトリケラゲノムによる銃を打ちまくる。

 

「はあっ!」

 

ジャンヌは一定の距離を保ちつつ弾幕によって二人を寄せ付けない。クイーンビーデッドマンは配下の働き蜂を飛ばして弾丸を防いでいるが、ギフテリアンはそうもいかない。剣で防御こそしていたが、次第にダメージを負っていく。

 

「なかなかやるわね、さくらちゃん。そうこなくっちゃ!」

 

するとクイーンビーデッドマンが手を翳すと蜂の針を模したエネルギーが連続で飛んでいき、ジャンヌの弾丸を相殺していく。

 

「ッ!?マジ?」

 

クイーンビーデッドマンが接近していくと手に蜂の針の形をしたエネルギーでジャンヌを攻撃しようとしてくる。ジャンヌはラブコフトリケラゲノムの銃剣部分で防御しつつ対処。

 

「があっ!」

 

そこに背後からギフテリアンからの剣による斬撃が迫り来る。ジャンヌはすかさず跳び上がって回避しつつ空中で銃を撃ちまくった。

 

「これで終わりにするよ!」

 

《必殺承認!》

 

《トリケラ!リベラルスマッシュ!》

 

ジャンヌが銃口にエネルギーを高めると水色のエネルギービームを放ち、それがトリケラの頭を模すとギフテリアンに命中。爆散させた。

 

「うーん、ギフテリアンがやられちゃったみたいね」

 

「次はアンタよ、アギレラ」

 

「ふうーん。さくらちゃんはやる気満々だね。でも、私はもう十分かな」

 

そう言うアギレラにジャンヌは逃すまいと更に必殺技を発動させる。

 

「逃さないよ。アンタもここで倒す!」

 

ジャンヌはラブコフを手放すと再びコブラのスタンプを装填。その瞬間、ラブコフが実体化するとジャンヌは走り始める。

 

《必殺承認!》

 

「ラブちゃん……ごめん!」

 

「コブ!?」

 

ジャンヌは助走をつけつつラブコフの頭を踏み台にして加速し、ライダーキックを放つ。

 

《コブラ!リベラルスマッシュ!》

 

ジャンヌからのライダーキックが放たれるとその一撃がクイーンビーデッドマンへと向かっていく。しかし、クイーンビーデッドマンは冷静に大量のエネルギーの蜂をぶつけて煙幕代わりにすると撤退。ジャンヌが着地する頃にはその姿が見えなくなってしまう。

 

「ああもう!このパターン嫌い!」

 

ジャンヌはそう叫ぶが逃げられたものは仕方ない。それから他の場所の援護に向かうのであった。

 

そして、場面は再びイーヴィルエビルに覚醒したエビル達の元へ。イーヴィルエビルのその姿は紅桔梗色のアンダースーツに黒の装甲を纏っている。脚の装甲の形はエビルの頃からほぼ変わらないが色が黒に変わり、胸や肩にはカラスが翼を閉じて装甲として覆い被せたような形になっていた。また、腕は袖を折り返したような形をして中の黒い布地が見えるような形となっており、その上に黒い装甲が重なっている。頭部はカラスの顔のようなパーツが前面にあるものの、その横にカラスが翼を畳んだような形をした複眼に。複眼の色は浅紫で首回りは襟が大きく広がっている。

 

「力が溢れ出てきやがるぜ」

 

「くっ、そんなのこけおどしだ!」

 

プラナリアデッドマンがそう言って杖を振り翳して攻撃しようとするが、それを見たエビルは手にエビルブレードを構えるとその瞬間、その姿を消した。

 

「なっ!?」

 

「どこ行った!?」

 

それを見ていたプラナリアデッドマンやサーベルタイガーデッドマンはエビルがどこに消えたかわからずに混乱する。その瞬間、エビルはサーベルタイガーデッドマンの影から出てくるとサーベルタイガーデッドマンを斬りつけた。

 

「ぐあっ!?」

 

「馬鹿な……影の中にいただと!?」

 

イーヴィルエビルの特徴。それは、制限時間有りだが影の中に潜めるという点だ。これにより、相手からの攻撃を比較的回避しやすくなる上にエビル得意の不意打ちを決めやすくなる。

 

「おいおい。まだまだ俺の力はこんなものじゃねーよ!」

 

するとエビルは背中にあった黒い翼を広げると空へと飛び上がった。プラナリアデッドマンやギフテリアンはエネルギー弾や斬撃波で撃ち落とそうとするものの、そのスピードはとてつもなく速い。そのために攻撃はことごとく躱されると逆に斬撃を喰らってしまう。

 

「ぐうっ……」

 

「調子に乗ってるんじゃねぇぞこのガキが!」

 

サーベルタイガーデッドマンはエビルを叩き落とすために超スピードで動くとエビルを背後から攻撃しようとする。しかし、エビルはその瞬間影分身するとその様子を見ていたギフテリアン二体をあっという間に切り刻んで爆散させた。

 

「「なっ!?」」

 

ギフテリアンの力はそれなりに強い。何ならただのエビルやライブ、ジャンヌ相手なら互角以上には戦える。それにも関わらずこんなにも簡単に瞬殺されるという事はそれだけの強さをイーヴィルエビルは持っているという事に他ならない。

 

「大二ぃ、これ気持ち良いなぁ」

 

「ったく、調子に乗ってる暇があったらさっさとアイツらを倒してくれ」

 

「わかってんよ。指図すんな」

 

そう二人が軽口を言い合いながらも普通に戦えている時点で二人の中に余裕ができ始めている証拠である。

 

「舐めるなよ!」

 

「はあっ!」

 

するとプラナリアデッドマンが手を翳すとプラナリアの頭を模したエネルギー弾を連射する。エビルを影分身ごと撃墜しようとしてきた。

 

「させるかよ!」

 

エビルはその瞬間、近くにあった影の中に突っ込むとそのままプラナリアデッドマンの影から飛び出す。

 

「ッ!?」

 

そして、エビルがすれ違い様にプラナリアデッドマンを斬り刻むとプラナリアデッドマンは分裂能力を使う間もなく爆散。カウンの姿に戻るとカウンは倒れ込む。

 

「うぐうっ……」

 

「チッ。この!」

 

サーベルタイガーデッドマンが影から出た直後ならまた影に潜られる事はないと踏んで攻撃を仕掛けたのだ。

 

「……そんなものかよ」

 

エビルはサーベルタイガーデッドマンからの攻撃をまともに喰らったが、まるで意に返さないとばかりにサーベルタイガーデッドマンの胸ぐらを掴むと頭突きをかましてから蹴り飛ばす。

 

「終わりにしてやんよ」

 

エビルがエビルブレードをバックルに合体させるとそのままスタンプ上部のスイッチを押す。

 

《必殺承認!》

 

するとその瞬間暗黒の雰囲気を感じさせるような待機音が鳴り響く。

 

《Wing to fly!Wing to fly!》

 

そして、エビルが飛び上がるとそのままライダーキックの体勢になり、脚にエネルギーを集約した。そのままエビルがエビルブレードのトリガーを引く。

 

《イーヴィルダークネスフィニッシュ!》

 

エビルの脚に高められた漆黒のエネルギーによるライダーキックがサーベルタイガーデッドマンに炸裂するとサーベルタイガーデッドマンは火花を垂らしながら爆散。しかし、完全に倒すまでには至らなかったのか、ライヤは無事に生き残っていた。

 

「お前……覚えておけよ」

 

「楽勝だと思ったのに……クソッ!」

 

ライヤとカウンは苛立ちながらもその場から撤退。それを見届けたエビルは胸の中にいる大二に語りかけた。

 

「大二……」

 

「どうした?カゲロウ」

 

「……これからはお前と俺、二人でやろうぜ」

 

「ああ。当たり前だろ?」

 

それからエビルが変身解除しようとベルトに手を伸ばしたその瞬間。突如として火花が散り始めるとイーヴィルウィングバイスタンプから漆黒のエネルギーが溢れ出るとそれが自らを包んでいく。

 

「うぐうっ!?な、何だこれは……」

 

「俺にもわからない」

 

「ぐっ……頭が……思考が奪われて……がぁああ!」

 

「カゲロウ!?カゲロ……うわぁあああ!」

 

二人の体が闇に包み込まれるとイーヴィルエビルは見境なく暴れ始めてしまう。そこに変身解除した一輝が到着するとその様子に困惑した。

 

「大二?カゲロウ?な、何だよこれ……」

 

そんな一輝を見たエビルは突如として一輝の方を向くと手にエビルブレードを待って攻撃を仕掛ける。そして、それに対応するために一輝もスタンプを取り出すのであった。

 

バイスタンプラリー

 

二十一話目……イーヴィルウィングバイス




また次回もお楽しみに。
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