仮面ライダーリバイスIF   作:BURNING

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ギフテリアンの進化 安藤の本音

街に現れたギフテリアンの出現に大二が現場へと到着するとそこでは既にデモンズトルーパーが交戦するが、力に差があるのか押されていた。ツーサイドライバーを装着。バットバイスタンプを出す。

 

「白黒付けようぜ」

 

《バット!》

 

《Confirmed!》

 

「変身!」

 

《バーサスアップ!仮面ライダーライブ!》

 

大二がライブに変身すると目の前にいるギフテリアンと戦闘を開始。しかし、ギフテリアンから繰り出された一撃目の重さに驚愕する。

 

「ッ!?コイツ、こんなにパワーアップしているのか!?」

 

それは前までのギフテリアンとはまるで力の源が違うかのように強かった。そこにフリオがやってくるとライブへと声を上げる。

 

「そいつの名前はギフテリアンTRUE。お前達がいつも戦っているギフテリアンは人間から悪魔を解放しているんだがコイツはギフ様が直接生み出しているという差異がある。勿論人間を素体にしない分こっちの方が格上だ」

 

「まさか、こっちが本来のギフテリアンとでも言うのか」

 

「ああ、そう言う事で間違いは無い」

 

《ウルフ!》

 

するとフリオもウルフデッドマンに変化するとライブとの戦闘を開始。二対一でライブは不利になるかと思われた。

 

「おい大二。こっちも二人で……」

 

「いや、ここは!」

 

《ホーリーウィング!》

 

《ウィングアップ!ホーリーアップ!》

 

《ホーリーライブ!》

 

ライブはエビルとの二人がかりよりもホーリーライブで各個撃破した方が早いと読むとホーリーライブへ。翼を展開すると空に飛び上がる。ウルフデッドマンは手にした銃を連射するが、ホーリーライブはそれを躱しつつ逆に射撃で牽制。そのままギフテリアンへと突っ込んでダメージを与える。

 

「はあっ!」

 

更に急降下しつつ手にしたライブガンに付いた翼部分で二人を切り裂く。

 

「大事に決めようか!」

 

《ウィンドチャージ!フライングアップ!》

 

《ウィニングジャスティスフィナーレ!》

 

ライブから放たれた特大のエネルギービームがギフテリアンに命中するとその体をエネルギーフィールドが包み込み、そのままエネルギーが充満すると体を粉砕。撃破する。

 

「ッ……やはり強化されてもギフテリアンではこれが限界か。だが、俺の力をみくびるなよ」

 

するとその瞬間、突如としてフリオからエネルギーが溢れ出ていく。その圧力にライブは一瞬怯む。

 

「くっ……」

 

「大二、ビビってんのか?だとしたら俺が代わりに」

 

「引っ込め!力を借りる時は俺から言う!」

 

ライブはそのままウルフデッドマンとの機動戦に突入。空中から射撃を仕掛けるライブに対してウルフデッドマンは自慢のスピードで躱しつつ建物の壁を走りながらライブへと飛びかかる機会を狙う。

 

「オラアッ!」

 

ウルフデッドマンはタイミングを見計らい、ライブへと飛びつくとライブは捕まってそのまま地上にまで引き摺り下ろされる。ライブはすぐに態勢を立て直すがウルフデッドマンの追撃に対応するので手一杯となってしまう。

 

「クソッ……このままじゃ……」

 

二人はその後も戦いを続けているとオルテカも姿を現す。それを見たウルフデッドマンは一度離れた。

 

「オルテカ……」

 

「フリオ、ここは私にもやらせてもらいましょう。この世界は……俺達の物ですからね」

 

《スパイダー!》

 

《Deal……》

 

《Decide up!》

 

「変身」

 

《Deep.(深く) Drop.(落ちる) Danger……(危機)(仮面)rider Demons!》

 

オルテカはデモンズに変身するとすかさずウルフデッドマンと共にライブへと襲いかかる。

 

「「はあっ!」」

 

「だあっ!」

 

ライブは何とかそれに対応するが、流石に幹部二人がかりでは手間取ってしまう。加えて、デッドマンズの古株の二人だ。連携力の面でも申し分無い。

 

「おいおいどうしたぁ?」

 

「このまま押し切ってしまいますよ!」

 

「まだまだぁ!」

 

ライブが二人相手に奮起する中、別の地点では安藤が一人プロトバイスタンプを手に街を襲おうとしていた。そこにさくらがやってくる。

 

「安藤さん!」

 

「……君は五十嵐さくらか」

 

「どうして……どうしてこんなことをするんですか!?デッドマンズはあなたの親友を利用したんですよ!」

 

さくらは素朴な疑問をぶつけた。そもそも、安藤の親友である工藤が命を落としたのは工藤の心を利用し、ギフの生贄の器としたアギレラ達。それなのに矛先が真逆を向いてしまっているのだ。

 

「……五十嵐一輝は俺の親友を助けてくれるって約束してくれた。でも彼はそれを果たせなかったんだ」

 

「だからって怒りの矛先を一輝兄に向けるのは……」

 

「わかってる……」

 

「え?」

 

そう言うと安藤の顔つきは罪悪感でいっぱいになったようだった。それを見たさくらは目を見開く。

 

「まさか、人質にされている間に洗脳された……?」

 

「俺だってこんな事をするのは間違っているなんてわかってる。だが、デッドマンに逆らえば何をされるのかわからない。だから俺は……」

 

「だったら、尚更私達がそれを止めて見せます。……私達があなたの呪縛を解いて見せます!」

 

「すまない……仮面ライダー。俺は間違って……とでも言えば良いのかな?」

 

「……え?」

 

その瞬間、突如としてさくらの後ろからギフジュニアが出現するとさくらの身柄を拘束。そのまま身動きを取れなくしてしまった。

 

「ッ!?何するのよ!」

 

「ククク……こうもアッサリと騙されてくれるとは本当にお笑いだな」

 

その時だった。安藤の目が今までの助けを求める目から犯罪者としての目に変わったのは。

 

「……安藤さん。どうして……」

 

「わからないか?俺の目的は……工藤の奴に復讐する事だ」

 

「はぁ!?」

 

さくらはそれを聞いて困惑する。今の今まで工藤を助けて欲しい助けて欲しいとうるさかった彼が一転。真逆の言葉を言い出したのだ。

 

「確かに俺は工藤と同期で友達だった。だが、決して親友と言えるような関係じゃなかった。むしろ!俺が勝手に友達面をしているのを工藤の奴は迷惑に思っていたらしいな」

 

安藤の目は狂気に狂っており、それは間違いなく工藤に対する恨みが募っている様子だった。

 

「折角ボッチのアイツに付き合ってやったのにアイツと来たら……俺なんて眼中にも無かった。俺を人質にしたのが良い証拠なんだよ。そして何より、俺が弁護士として取ろうとした案件を奴は片っ端から奪って行った。そんな奴を今更擁護する訳ないだろ」

 

「だったらどうして!どうしてアンタは工藤を助けてなんて言ったの?」

 

「……それは奴がデッドマンだからだ。生身の俺がデッドマンに直接危害を加えることはできない。だから俺は工藤を救って欲しいと言ったんだ。奴に復讐するために」

 

「なら尚更一輝兄を恨むのはお門違いでしょ!」

 

さくらは安藤に対して文句を口走る。確かに復讐目的だったとしても復讐相手を失わせたのはデッドマンズ。一輝が恨まれる道理は無い。

 

「いいや。逆だ。むしろ復讐という目的を失った俺は今度は他人を貶めたいと思った。だから表向きは五十嵐一輝を恨むことにした。こうすればデッドマンズも俺の悪性に惹かれて自分をデッドマンにしてくれるってな」

 

「ッ……」

 

さくらは怒りに拳を握り締める。そんな事に自分の兄は利用されたのかと。これでは一輝が瀕死の重傷を負った意味がまるで皆無だ。一輝は安藤を助けるために尽力したのにそれを全て無駄にさせられた。その思いがさくらの怒りのボルテージを上げていく。

 

「さぁ、目的を果たした今はもう猫を被る理由も無い。ここからは堂々と卑怯な手を使わせてもらおう。お前ら、その女からベルトを奪え」

 

その直後、ギフジュニアはさくらを拘束したまま彼女の持つベルトを探すためにさくらの服やバッグを漁ろうとした。

 

「はあっ!」

 

だがそのタイミングで光が走ってくるとギフジュニアへと思い切り蹴りを喰らわせて何体かを弾き飛ばす。そして、体の自由が効くようになったさくらは残りを殴って手を離させた。

 

「レディの体を狙うのはルール違反だと思うんですけど」

 

「ホントそれ!マジであり得ない」

 

光とさくらが口々にそう言う中、安藤はニヤニヤと笑った顔つきでスタンプを取り出す。

 

「まぁ良い。フェーズ3になった今俺を止められる奴はいない。それに、もうこんな俺を救いたいとも思わないだろ?」

 

《アノマロカリス!》

 

そう言って安藤はスタンプを自らに押印。その姿をアノマロカリスデッドマンへと変化させる。

 

「ククク。さぁ、お前らをぶっ潰して組織での俺の地位を上げるとしようか」

 

「光さん、下がってて……安藤。手加減できないけど……良い?」

 

《コブラ!》

 

《What's Coming up!? What's Coming up!?》

 

「変身!」

 

《リベラルアップ!》

 

《仮面ライダー!蛇!蛇!蛇!ジャンヌ!ハシビロコウ!》

 

さくらはジャンヌに変身するとラブコフをハシビロコウゲノムへ。そのまま戦闘を開始。

 

同時刻、病院では安藤のカミングアウトをガンデフォン越しに聞いた一輝が一人悩んでいた。そんな様子を見かねたバイスが声を上げる。

 

「なぁ、一輝。大丈夫か?」

 

「……バイス。俺は……どうすれば良いんだ」

 

一輝は安藤を助けるためにあれだけの事をした。それなのにやっていた事は犯罪者を助けるような事であり、結局正しい事では無かったのだ。

 

「……俺はいつからか、自分に興味を持てなくなってしまって……それで誰かを助ける事を頑張れば自分を見てもらえる。そう思って今までお節介をやってきた」

 

しかし、一輝がそれをすると言うことはその相棒であるバイスも必然的にそれに付き合う事になる。一輝はそれに対して罪悪感を覚えるようになったのだ。

 

「……一輝、自分に興味が無いと言ったその言葉……多分それは間違ってる」

 

「どうしてだよ」

 

「一輝、俺っちにはちゃんと興味があるじゃないか」

 

「え……」

 

「だって俺は……お前から生まれた悪魔。元々一つの存在なんだよ。だからそんな単純な事で悩むなよ」

 

それを聞いた一輝は微笑む。そして、レックスバイスタンプを出した。

 

「バイス。俺のやりたい事……わかるな?」

 

「ああ」

 

「……今度は俺の命の保証はできないぞ」

 

「わかってるさ」

 

一輝はバイスの覚悟を聞くと笑い、手にレックスバイスタンプを持つ。そしてそれを自らに押印した。

 

それから一輝はバイスに肩を貸してもらいつつ病院を抜け出す。その最中に他の患者達にバイスの姿を驚かれたり怖がられたが今はそんな事は考えていられない。一輝とバイスは狩崎の元に行くとそこには若林もいた。

 

「……次にボルケーノになって生きてる保証はできないよ?」

 

「それでも俺は……戦い抜いて見せます」

 

狩崎は一輝の覚悟を聞き、若林の方を向くと若林もそれを見届けて頷く。これはつまり、若林も戦って良いと言う許可を出したということだ。

 

「五十嵐一輝。……失敗した時の責任は私が取る。だから思い切り人助けをして来い」

 

「はい!」

 

一輝は狩崎からボルケーノバイスタンプを手にするとバイスと共に現場へと向かっていくのであった。




また次回もお楽しみに。
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