〜挿入歌 ジオウ 時の王者〜
キングレックスゲノムとなったリバイとバイス。そしてアナザージオウフィフティズはアナザーバールクストリニティへと攻撃を仕掛ける。
「「はあっ!」」
二人からの同時攻撃はアナザーバールクスを後ろへと一気に下がらせる。その想定外の威力に驚いていた。
「何だと!?この力は……さっきまでとは違う」
「「これが俺達の進化した力だ!」」
キングレックスゲノムの特徴として普段のレックスゲノムから目立った能力の変化は無いが、その分スペックが飛び抜けて高くなっている。
「だあっ!」
「ふん。裏の王がどれだけ進化したところでアナザーライダーの力では俺を越えられな……」
その瞬間、アナザージオウからの拳はアナザーバールクスへと確かなダメージとして与えられた。
「ぐああっ!?馬鹿な……アナザーライダーの力では俺にダメージが入らないはずなのに……」
「いいや、このウォッチは通常の方法で生成されたアナザーウォッチとは違う。リバイスのライダーキックを喰らった際にその力の一部がその場に残留していた。残留した力ごと取り込んだこのウォッチは突然変異種。だからお前のアナザーライダー耐性を打ち破ったんだよ!」
「喰らえ!」
《コング!ライオン!ミックス!》
するとアナザージオウの両腕が炎を纏って巨大化。その一撃でアナザーバールクスを吹き飛ばす。
更にリバイとバイスが走り込むと同時のライダーキックを叩き込んでダメージを与えた。
「クソォッ!だったらこれでどうだ!」
《レンゲル!》
するとアナザーバールクスは手にレンゲルラウザーのような物を持つ。そして、飛び上がると刺突攻撃を放つ。
「させるか!」
《クジャク!タートル!ミックス!》
アナザージオウが攻撃を亀の装甲で受け止めてから背中にクジャクの翼を展開。そのままそれを射出して打撃を与える。
「ぐううっ……」
リバイとバイスはそのままスタンプを2回倒すと必殺のエネルギーを腕へと高めていき、二人同時のライダーパンチを繰り出す。
《レックス!キングスタンピングフィニッシュ!》
その拳がぶつけられるとアナザーバールクスは大きなダメージとなった影響か膝をつく。
「今まで散々馬鹿にしたのを後悔しろ!」
《メガロドン!イーグル!マンモス!ミックス!》
すると今度は水の斬撃波、竜巻の力が纏われたマンモスの足のエフェクトによるキックがアナザーバールクスを蹴り上げる。
これにより倒れ込んだアナザーバールクスは激昂すると声を荒げた。
「くそがぁああっ!お前らのような奴らが王である俺に楯突くだと?調子に乗るのも良い加減にしろぉお!」
アナザーバールクスは手にアナザーウォッチを持つ。それを見たアナザージオウは異変を察知した。
「それは……」
「もうお前らを許すつもりは無い。これで文字通り潰してやる!」
《J!》
その瞬間、アナザーバールクスは巨大化。一同を軽く踏み潰せるほどには大きくなった。
「お前ら、大人しく頭を下げればよかったものを。ゴミの分際で調子に乗りやがって!」
アナザーバールクスがキレ散らかすとリバイ達を完全に敵対視していた。それを受けてアナザージオウは反論する。
「いいや、そうやって思い通りにならないからって相手に当たるような奴に王は務まらない!」
「俺達は支配なんてされないからな!」
「それによ、お前良いのか?先に巨大化した方が負けるフラグだって教わらなかったのかよ」
「黙れぇえ!俺に平伏せ!!」
アナザーバールクスが片脚を上げると三人を踏み潰してしまおうとする。その瞬間!リバイとバイスはスタンプを倒すとリミックスを発動した。
《キングリミックス!キングアップ!》
《必殺!繰り出す!マックス!レックス!》
その瞬間、リバイとバイスはいつものようにリバイスレックスへと変化するとその姿は上半身が黄金の鎧に、下半身が黒と白のツートンカラーのキングリバイスレックスに。そして、その姿は一気に巨大化するとアナザーバールクスと互角ぐらいにになった。
「これで互角だぜ!」
「ハルト、乗れ!」
するとアナザージオウがリバイスレックスに乗ると未来視で支援。アナザーバールクスの動きをことごとく読むとリバイスレックスはアナザーバールクスを圧倒していく。
「何故だ!何故俺は、俺はぁあああ!!」
「ハルト!」
《バッタ!レックス!ミックス!》
するとアナザージオウはバッタの脚力で跳び上がりつつレックスの重さの蹴りをぶつけるとアナザーバールクスはよろけ、そこにリバイスレックスが突進して激突する。
「ぐううっ……」
アナザーバールクスはその威力に後ろへと倒れると頭の中にある光景が浮かび上がった。それは、アナザーオーマジオウに自らの世界を滅ぼされる前の事である。
(回想)
「お前に王としての器は無い。その傲慢な性格を直さなければいつか身を滅ぼす」
「そんな……父上!私は……私は……」
「今の性格が直せないようならば家督は弟に継がせる」
(現在)
クロックに告げられた王としての器が無いという宣告。それは、クロックにとって屈辱以外の何物でも無かった。それから程なくして自分の世界はアナザーオーマジオウによって滅ぼされる事になる。
「俺は、俺は王になるんだ……王となって俺が世界を……」
「いや、お前に王としての資格は無い!」
「俺っち達を」
「この世界を」
「「みくびるな!!」」
〜挿入歌 liveDevil〜
アナザーバールクスはそれを聞いて怒り立つと起き上がり、身に纏ったエネルギーを最大限まで高めるとエネルギー砲を生成する。
「俺が、お前らに、お前らみたいな奴らに……負けるかぁあああ!」
「一気に……」
「いける気がする!」
リバイスレックスは高く跳び上がるとキングリミックスを解除。そのまま三人はライダーキックを放つために脚を突き出す。
《アナザーフィニッシュタイム!》
そして、それぞれがベルトを操作するとリバイとバイスには黄金のエネルギーが、アナザージオウには50の文字が脚の裏に刻まれる。
《レックス!キングスタンピングフィニッシュ!》
《アナザーフィフティタイムブレイク!》
「消えろぉおおお!」
アナザーバールクスがエネルギー砲を放つ中、三人はそのまま突っ込んでいき、エネルギーを突き破りながら進んでいく。
「なっ!?」
「「「はぁああああああ!!」」」
そして、三人の攻撃が命中するとアナザーバールクスの体にヒビが入っていく。そのままアナザーバールクスは貫かれると三人は地上に降り立つ。
「はい!3!2!1!……ゼロ!」
「ちくしょおおおお!!」
これにより、アナザーバールクスは爆散しクロックは消滅。そして、彼に取り込まれていたアナザーウォッチは全てアナザージオウの元に戻っていく事になる。更に、アナザーバールクス、アナザーザモナス、アナザーゾンジスの力もウォッチとしたアナザージオウへと集っていった。
「終わったな、ハルト」
「はい!」
変身解除した二人はリバイスのハイタッチを交わし、勝利を噛み締める事になる。
「あー!それ俺っちの奴じゃん!」
「えー?良いだろ別に」
「あー、もう!俺っちが霊体なのを良い事に!」
バイスは一輝へと文句を言ったがそれでも二人の顔は笑顔であり、ハルトはそれを見てこのリバイスのコンビは最強だと思い知るのだった。
「一輝兄!」
「兄ちゃん!」
「ハルト!」
「我が魔王」
「一輝さん!」
そこに一同が集う中、一人その様子を高台から見る者がいた。それは先程一輝達を助けたデモンズである。
「……目的は達成。五十嵐一輝達が世界を救いました」
『それで良い。ギフ様の支配のためにはあの者達は邪魔だからね』
デモンズが通信する相手は当然赤石である。するとデモンズは変身解除するとその姿を露わにした。
「……五十嵐一輝、それに五十嵐大二、五十嵐さくら。……我が命を懸けて、お前らを潰す」
《カブト!》
その男はデッドマンズベース攻撃時に行方不明になっていたはずの門田ヒロミである。ヒロミはカブトプロトバイスタンプを押印するとローブのデッドマンへと姿を変えるのであった。
それから一同は幸せ湯に戻ると一輝達三兄弟は元太や幸実からハグをされた。今回も無事に戻って来れた証である。
「あ、そうだ。ハルト。まだこれから帰るまでに時間があるなら風呂、入って良いよ」
「え!?ホントですか!!ありがとうございます!!」
「ウォズさんも!」
「いや、私は……」
「いやいや、遠慮せずに!」
それからハルト、一輝、ウォズ、大二、光、元太で男湯に、さくら、幸実、キャロルは女湯に浸かり、今回の戦いの疲れを癒すのであった。
「はい、コーヒー牛乳!サービスだよ!」
「わぁ……何なら何までありがとうございます!」
一輝からの手厚いサービスにハルトが感激する中、そこに狩崎も来るとウォズに詰め寄った。
「へーい、ウォズ君。君が取ったセンチュリーのデータ、共有したまえ」
「な、何故私がそんなことを……」
「テクノロジーの泥棒は良く無いなぁ。対価は払ってもらうよ」
「我が魔王助け……」
ウォズはハルトに助けを求めるが、ハルトは一輝との会話に夢中で気が付かない。
「さぁ、観念してもらおうか!」
結局ウォズはデータを共有せざるを得ない状態になり、共有したのだった。そして、さくらはキャロルへとウォッチを返す事に。
「あ、そうだ。キャロルちゃん。これ。忘れないうちに返しておくね」
そう言ってさくらはラビットバイスタンプをキャロルに渡すとそれが再びアナザーウォッチへと戻る。それと同時にさくらから何かの光が薄らとハルトの持つブランクライドウォッチに宿ったのには誰も気が付かなかった。
「今回僕はほぼ空気だったなぁ」
「仕方ないさ。でも、またいつかチャンスは来るよ」
「今はそれを祈るしか無いな」
大二と光はそんな会話を躱す。それから数日間という間を置いて、旅立ちの時は来た。
「もう帰っちゃうのか?」
「ああ。最終的には俺の元いた世界に帰らないとだし」
「寂しくなるな」
「一輝さん、今回は手伝っていただきありがとうございました」
「こちらこそ、力を貸してくれてありがとう。ハルト」
二人は手を出すと固く握手を交わす。そして、それと同時にウォズとフェニックス組、キャロルとさくらが短く別れの挨拶をしてからハルトは戻ってきたアナザーディケイドウォッチでオーロラカーテンを開く。
「またいつか。会えるよな?」
「勿論です……あ。でも一輝さんその時まで覚えてるかな……」
「……え?」
一輝は疑問を抱くがハルトはそれを何でも無いと誤魔化す。そして三人はオーロラカーテンを通過するとリバイスの世界を後にするのだった。
「そういや、さっきの覚えてるかなってどういう意味だろ?」
「さぁ……」
「一輝兄の記憶力って並だからそんなに忘れないと思うけどなぁ」
そんな事を言いつつ戻っていく一輝達。そんな中、幸せ湯にはハルト達と撮った写真が飾られる事になる。だが、その隣にあった写真からまた一輝の姿が消えていくのであった。
その日の夜、狩崎のラボではある計画が進行していた。そこに書いてあったのはProject Chimeraという文字と新たなるドライバーの設計図である。
今回でコラボ編が終わります。今回コラボしていただいたカグ槌さん、ありがとうございました。そして次回からですが、本編には戻らずに今回ほぼ事件にノータッチだったデッドマンズ及びウィークエンドのオリジナルストーリーを入れようと思います。また次回もお楽しみに。