仮面ライダーリバイスIF   作:BURNING

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デッドマンズ対決 意地の対決

アギレラ、フリオ、オルテカの三人がデッドマンとなり、三人がデッドマンを呼び出すとユニコーンデッドマンがが目を光らせる。その瞬間、赤石を含めたその場の面々が強制転移。誰もいない場所へと移動した。

 

「何のつもり?」

 

「あの場所で戦うとあの部屋を破壊しかねないからね。場所を変えたわ」

 

「そう。じゃあ!」

 

それから新旧デッドマンズ対決が勃発。開幕の狼煙はクイーンビーデッドマンからのエネルギーの針の連射から始まる。それをフェーズ1のデッドマンは受け切るとそのタイミングでウルフデッドマン、ダイオウイカデッドマンが前に出た。

 

「久々の大暴れだぜ!フォーッ!」

 

「はあっ!」

 

ウルフデッドマンはベアーデッドマン、ダイオウイカデッドマンはクジラデッドマン、クイーンビーデッドマンはユニコーンデッドマンと戦闘をする。戦いは当初、フェーズが上であるクイーンビーデッドマン達の方に傾いていた。

 

「ふふっ、この程度?」

 

クイーンビーデッドマンが手から針を連射し続けて攻撃を仕掛ける。そのためにユニコーンデッドマンは中々近づけない。ユニコーンデッドマンの特徴としては突進による頭部の角での刺突がメインになる。そのため近づけなければ意味が無いのだ。

 

「があっ!」

 

しかしそれでも全く近づけないわけでは無い。当然近づける時はあるわけでその時はクイーンビーデッドマンにダメージを与えている。

 

「ふん。少しはやるわね。でも!」

 

クイーンビーデッドマンは更に手数を増やして殲滅しにかかる。それを喰らってユニコーンデッドマンは吹き飛ばされた。

 

「まだまだね」

 

「余裕なのも今のうちよ。やっちゃって」

 

ユニコーンデッドマンはすると影分身を発動。その数を増やした。するとクイーンビーデッドマンはエネルギーの針による範囲攻撃を発動。これによりあっという間にユニコーンデッドマンの分身は消滅。

 

「くっ……まだよ!」

 

南沢がユニコーンデッドマンへ指示を飛ばすがクイーンビーデッドマンは全ての面で上回るために攻撃を次々と決められる。逆にユニコーンデッドマンからの攻めは全く通用していなかった。

 

「やっぱりね。いくら強化されてると言っても所詮はフェーズ1。フェーズ3の私達には勝てないわ」

 

場面は変わってウルフデッドマンとベアーデッドマンの対面。ウルフデッドマンが射撃を使って攻め立てる中、ベアーデッドマンはそれを自慢の防御力で防ぐ。しかし、ウルフデッドマンには高い機動力がある。そのためにすかさず接近されると強烈な蹴りや格闘技が打ち込まれてはベアーデッドマンは怯む始末だ。

 

「そんなもんか!裏切り者の力はよ」

 

「裏切ったのはお前達の方だろ!」

 

本田は何とか立て直すためにベアーデッドマンを下がらせようとするが、ウルフデッドマンはそれを逃さない。それどころか突進してくると手でベアーデッドマンの顔面を掴むとそのまま叩きつける。

 

「弱い、弱すぎるぞ!」

 

それから狼が獲物を仕留めるかのように高速で次々と攻撃を叩きつけていく。こうなるとベアーデッドマンのパワーが活きる場面にならない。そのせいで一方的な蹂躙となっていた。

 

「そんな馬鹿な。もっと頑張れよ!」

 

「頑張れ?そんなのだからお前らは勝てないんだよ。そうやって見ているだけで自分の手を汚さないうちは勝てないと思え!」

 

ウルフデッドマンは更に銃を乱射。ベアーデッドマンは爆発に巻き込まれるとかなりの疲弊なのか倒れ込む。ウルフデッドマンはそれでも容赦するつもりはない。

 

更にダイオウイカデッドマン対クジラデッドマンの方ではクジラデッドマンがクジラの能力である潮吹きにより手から激流を放出。水圧で圧倒しようとする。しかし、ダイオウイカデッドマンは動じる事なく冷静にそれを回避。

 

「甘いですねぇ」

 

それから逆に吸盤型のエネルギー弾を放つとクジラデッドマンの前で爆発。クジラデッドマンはダメージを負う結果となった。

 

「結局あなた方では勝てませんねぇ」

 

「まだですよ」

 

北条が目配せするとクジラデッドマンはダイオウイカデッドマンへと突進する。マッコウクジラの能力である噛み砕きをしようとする。

 

「ダイオウイカはマッコウクジラに捕食される側。それがわかりませんか?」

 

「それが?能力差でいくらでもやりようはありますがねぇ」

 

その瞬間ダイオウイカデッドマンの周囲に触手が展開されるとクジラデッドマンを縛り上げてから振り回しつつ近くへと激突させる。

 

「なっ……」

 

「あなたは有利と踏むと慢心する癖がありますね。それではダメですよ」

 

ダイオウイカデッドマンが煽る中、北条は苛立ちを露わにした。クジラデッドマンは立ち上がるとまたダイオウイカデッドマンへと突撃。今度はダイオウイカデッドマンの持つ杖を喰らってダメージを負う結果に。

 

ここはやはり年季の差なのかユニコーンデッドマン、ベアーデッドマン、クジラデッドマンは纏めてやられると地面を転がる。

 

「やっぱりこうなったわね。さて、裏切り者達をどうしようかしら?」

 

「議論の余地はない。粛清だ」

 

「そのほうが良さそうですね」

 

三人の意見が一致する中、南沢、本田、北条の三人は仕方なく奥の手を使う事になった。

 

「仕方ない。奥の手よ!」

 

「ああ」

 

「やるしかない!」

 

三人は何処からともなく悪魔を強化する薬を取り出すとそれを飲む。それを見た赤石は声を上げた。

 

「時間を置かずに過剰投与。一気にパワーを上げるためか。だが、その代償は大きいぞ」

 

「「「ぐあああああっ!」」」

 

三人は薬の拒絶反応に苦しむが、それを振り切ると手にプロトバイスタンプを手にする。

 

「これで……どうよ!」

 

更に三人は上級契約を発動。デッドマンと融合してフェーズ2へ。ユニコーンデッドマンは爬虫類型の下半身に白い馬のような皮膚。手には先端にドリルの付いた槍のような武器を持ち、体には鎧を着込むと頭部はユニコーンの頭の被り物をした人の顔のような物ができる。変身者が元々剣道をやっていたこともあり、そのような姿となったのだろう。

 

ベアーデッドマンは昆虫の下半身に筋肉質なボディ。しかし上半身には毛皮が生成されて身を守っている。また、両肩には熊の顔が存在し、頭部には人間のような顔がある。武器は特に持たずに徒手空拳で戦うのだろう。

 

クジラデッドマンは教師のようなスーツやネクタイ姿に下半身は獣型。更に両肩にクジラのヒレが付き、両腕は普通にのびている。顔はクジラの頭部が下から噛み付くようなデザインに人間としての顔が間に存在する。それはまるでクジラに飲み込まれそうになる人間を表していた。

 

「これであなた達との戦力差は逆転した」

 

「ここからは俺達の番だ!」

 

「覚悟なさい!」

 

それから再度戦闘が再開される。今度はフェーズ2というギフテクスの前段階のフェーズだからか悪魔の力が強化されているユニコーンデッドマン達が有利になっていく。

 

「あははっ、さっきまで余裕はどうしたのかしら?」

 

「相手にもならないぜ」

 

「弱すぎて笑いが出てきますね」

 

ユニコーンデッドマンは手にした槍でクイーンビーデッドマンからの射撃を防ぎつつ接近。そのまま連続で攻撃を命中させる。

 

「うぐっ!?きゃあっ!!」

 

クイーンビーデッドマンは倒れ込むとそのまま首根っこを掴まれてから近くの壁に思い切り叩きつけられた。

 

「あがあっ!?」

 

そのまま槍で滅多打ちにされてクイーンビーデッドマンは悲鳴をあげ続ける。

 

「ねぇどんな気持ちかしら?あんなに馬鹿にして罵っていた相手にこうも簡単にやられる気持ちは」

 

それからクイーンビーデッドマンは持ち直そうとするがユニコーンデッドマンは槍をドリルのように回転させると貫通力を上げた状態で叩き込む。それを喰らったクイーンビーデッドマンの姿は光と共にアギレラへと戻ってしまう。

 

「あぐうっ……はぁ……はぁ……」

 

「アギレラ様!」

 

「何処を見てやがる!」

 

ウルフデッドマンがアギレラを心配する中、ベアーデッドマンは容赦なく攻め立ててくる。

 

「このっ!」

 

ウルフデッドマンは先程同様に超スピードによる連続攻撃を仕掛けていくが今度はパワーと共に防御力まで向上しているベアーデッドマンには通用しない。それどころか体を掴まれると先程のやり返しとばかりに地面に捩じ伏せられてから馬乗りになると何度も顔面を殴られる始末だ。

 

「くそおっ……」

 

「おいおい。そんなものかよ!」

 

ウルフデッドマンは何とか手にした銃を至近距離で放つ事でベアーデッドマンを怯ませて距離を空けさせた。

 

「これでも喰らえやぁ!」

 

ベアーデッドマンからの強烈な一撃を喰らうとウルフデッドマンはフリオへと戻り倒れ込む。このせいで残るはダイオウイカデッドマンのみになってしまう。そして……

 

「くっ……」

 

「あれだけ調子に乗っておいてその程度ですか。隠していた力に差がありましたね」

 

ダイオウイカデッドマンは再度触手を伸ばしてクジラデッドマンを拘束。足止めするがまるで意味が無いとばかりにそれを軽く引きちぎると先程のお返しとばかりにエネルギー弾を連射。ダイオウイカデッドマンはそのパワーの前にかなりのダメージを負って地面を転がる。

 

「これで終わりだ」

 

それから手から激流を放つとダイオウイカデッドマンはそれに吹き飛ばされて壁に激突し、オルテカへと戻った。

 

「あっはは。女王様、自慢の配下達もやられて自分も命が危ない。さて、どうするの?」

 

「このまま臣下の礼を取りますか?」

 

「それとも死ぬか!」

 

「誰がお前らなんかに」

 

「貴様等ぁあっ!そんなので俺達が屈すると思うなよ」

 

「世界を俺達の物にするまで終われないんだよ!」

 

「遺言はそこまでね。じゃあ、バイバイ」

 

そう言って三人がアギレラ達にトドメを刺そうとしたその時。突如としてエネルギー弾が飛んでくるとそこに現れたのはプラナリアデッドマンことカウンだ。

 

「誰かと思えばお前か」

 

三体のデッドマンがカウンに気を引かれたその一瞬。アギレラ達は素早く離脱してプラナリアデッドマンの元に集まる。そして、赤石もそこに行く。

 

「カウン、お前」

 

「済まないな。復活まで時間がかかったのとこれを預かってきた」

 

そう言ってカウンが取り出したのはリバイスドライバーを黒と紫で塗り替えたような物だ。大きく違う点を挙げるならリバイスドライバーに存在するオーインジェクター……つまりスタンプを押印する場所が無く、その代わりとしてデモンズドライバーにあるような液晶部分である。そして、その液晶部分とスタンプの装填部を繋ぐように線が引かれていた。

 

「これは……」

 

「ベルトなのか?」

 

「リバイスドライバーに似てますねぇ」

 

「それは狩崎博士が兼ねてより進めていたデッドマンズ専用ドライバー。通称、デッドマンズドライバー。ただし変身に使うのはバイスタンプでは無くプロトバイスタンプ。そのため変身時の力のバランスは不安定だがその分リバイスよりも高出力が出せるだろう」

 

それを聞いた三人は笑みを浮かべる。これは寧ろ好機だ。このままもう一度デッドマンになって戦った所で勝ち目はない。ならばこのベルトに賭けるのも良いと踏んだのだ。三人は横に並ぶとドライバーを装着する。

 

《デッドマンズドライバー!》

 

《ウルフ!》

 

《ダイオウイカ!》

 

《クイーンビー!》

 

三人はスタンプを起動するとそれを液晶部へと押印。その瞬間、デモンズドライバーのように発光するとプロトバイスタンプを通じて自らに宿る悪魔がドライバーへと移行する。

 

《Transfer……》

 

《グラシアス!ウルフ!》

 

《グラシアス!ダイオウイカ!》

 

《グラシアス!クイーンビー!》

 

待機音が鳴り響くと液晶部分からそれぞれクイーンビー、ウルフ、ダイオウイカが飛び出すと三人の横に並ぶ。三人はポーズを取って叫んだ。

 

「「「変身!」」」

 

三人がスタンプを装填し、横に倒すとエネルギーが線を通して液晶部分に伝達。そこにはそれぞれ生物が現れた。

 

《デッドマンズアップ!》

 

《デヴィリッシュ!デンジャラス!デッドマンズ!仮面ライダー!》

 

《フリオ!》

 

《オルテカ!》

 

《アギレラ!》

 

それぞれの生物に取り込まれる形で三人の姿が変化すると変身を完了。共通の変身音の後にライダーとしての名前がコールされる。

 

これによりアギレラは仮面ライダープロトアギレラ、フリオは仮面ライダープロトフリオ、仮面ライダープロトオルテカへと変身を遂げるのであった。




また次回もお楽しみに。
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