仮面ライダーリバイスIF   作:BURNING

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デッドマンズの仮面ライダー 進化の代償

アギレラ、フリオ、オルテカの三人はプロトタイプの仮面ライダーへと変身した。その姿は

 

アギレラは黒のアンダースーツに銀の装甲。更に両肩には蜂の巣のようなアーマーに胸には蜂の顔のようなパーツが付く。右腕には蜂の腹から針が展開したような武装が装着され、背中には蜂の羽が畳まれた状態で付いている。頭部はクイーンビーデッドマンのような蜂の頭部が合わさっているように見えた。

 

オルテカは黒のアンダースーツに緑の装甲。両肩にはダイオウイカの触手が一本ずつ展開されており、それが第三、第四の手として扱えそうである。また、背中にはダイオウイカの触手が八本、マントのように垂れ下がっており体にはダイオウイカデッドマンのようなレインコートをもした物を付けている。体の装甲はそこまで厚くは無さそうだが、所々に吸盤を模したパーツが目立つ。顔はダイオウイカの胴体のように先が違っている形で、ダイオウイカの目は胸部装甲に付いていた。

 

フリオは黒のアンダースーツに茶色い装甲。両肩には狼の顔のようなパーツが装甲として合わさる。体は全体的に茶色がメインカラーで、所々にフリオの衣装にある青を差し色として入れていた。また、両手脚には鋭い爪が伸びており、特に両腕の方の爪は長く伸びている。腰にはローブが垂れ下がり、頭部にはウエスタンハットのようなパーツに狼男のような顔が見えていた。

 

三人の仮面ライダーとしての姿を見た三人は一瞬怯むがこけおどしだとたかを括る。

 

「そんな姿になった所で!」

 

「俺達に勝てるかよ!」

 

「勝つのは我々です!」

 

三人が突撃してくるとその瞬間、三人は逆に吹き飛ばされた。その理由は単純。アギレラ、フリオ、オルテカの三人が攻撃を仕掛けたからだ。

 

「ふふっ。良いわね、この力」

 

「力が溢れてくるぜ!」

 

「さぁ、反撃の時間です」

 

仮面ライダー達はデッドマン達へと攻撃を開始。アギレラは背中の羽を展開するとユニコーンデッドマンを捕まえつつ空へと連れていく。そのままアギレラはユニコーンデッドマンを空中へと投げるとそのまま手にした針を突き出すように突撃。

 

「はあっ!」

 

アギレラはユニコーンデッドマンを何度もすれ違い様に攻撃するとそのまま踵落としで地面へと叩きつけさせる。

 

「さて、このベルトの真価、試させてもらうわ」

 

するとアギレラは別のプロトバイスタンプを取り出しつつそれのスイッチを押す。

 

《コモドドラゴン!》

 

そしてベルトに装填されたスタンプを一度倒しつつ液晶部にスタンプを押印する。

 

《ゲノミクス!コモドドラゴン!》

 

その音声が鳴り響くとアギレラの左腕にドラゴンの顔を模したエネルギーの武装が展開。それを突き出すと炎が噴射されてユニコーンデッドマンを焼いていく。

 

「ぐあああっ!?馬鹿な、デッドマンの時にはこんな力は……」

 

「ええそうよ。デッドマンのままじゃあこの力は使えないわ。けど、今は仮面ライダーよ?」

 

するとアギレラの武装が消えてしまう。どうやらゲノミクス機能はほんの一瞬だけで複数個重ねがけできないようだ。そのためにユニコーンデッドマンはチャンスと捉えて突っ込んでくる。

 

しかしアギレラは飛び上がってからそのまま脚でユニコーンデッドマンへと組み付き、身動きを封じつつ首に手の針を突きつけた。

 

「ふふっ。その程度?つまらないわね」

 

それを聞いたユニコーンデッドマンは感情が昂ると同時にアギレラへと手にした槍を突き出す。しかし、アギレラはそれを針の付いた右腕で受け止めるとそのまま後ろ回し蹴りをぶつけて怯ませる。

 

「この私こそが真の主君なのよ!」

 

そう言うユニコーンデッドマンの声は狂気に包まれており、それはデッドマンとの融合のみならず、薬を無理に連続投与した事による副作用のような物も含まれていた。

 

「あなたのような首領は偽物。この私が……」

 

その瞬間、アギレラによって針の形をしたエネルギー弾を連続でまともに喰らったユニコーンデッドマンの体はもうボロボロである。それでもアギレラは容赦せずに攻撃を続けていく。

 

フリオとベアーデッドマン戦の方ではフリオは今までの超高速攻撃に上乗せする形でパワーも上がっており、それだけでなく両腕の長い爪での斬撃攻撃でベアーデッドマンを圧倒。

 

「またもや形勢逆転だな。お前ら!」

 

ベアーデッドマンはフリオ相手にパワー勝負に持ち込もうとする。確かにそれができればフリオに対して有利を取れるだろう。

 

「遅い!遅すぎるぜ!」

 

フリオからして見ればベアーデッドマンの動きなど遅すぎるのだ。そのせいでベアーデッドマンはあっという間に追い込まれていく。

 

「クソッ!卑怯だぞ!俺と同じスピードで戦え!」

 

「そんなの無理に決まってるだろ?そもそも遅いやつが悪い……が、仕方ない。一瞬だけそのスピードで相手してやるよ」

 

するとフリオもプロトバイスタンプを出すとそれをゲノミクスとしてベルトに押印する。

 

《クロコダイル!ゲノミクス!》

 

 

するとフリオの右腕に漆黒のドリルがエネルギー体として装備されると突進。ベアーデッドマンの腹を思い切り殴るとベアーデッドマンはそれをチャンスと見て受け止める。だが……

 

「ぐ!?うわあああっ!」

 

ベアーデッドマンはあまりのパワーの前に吹っ飛んで壁に激突してしまう。

 

「おいおい、わざわざサービスしてやったんだぞ?そのくらい受け止めてみろよ」

 

フリオはそう言ってベアーデッドマンを煽った。それと同時にゲノミクスが解除されて元の腕に戻る。

 

「くうっ……もう一度だ。今度こそは……」

 

「悪いがサービスは終わりだ」

 

その瞬間、再度スピードを上げてフリオはベアーデッドマンへと接近しつつ斬撃を次々とぶつけていく。

 

「オラアッ!」

 

フリオはデッドマン体の時とは違って武器に銃が無いので遠距離戦はできなくなったが、その分スピードが上がったので距離など殆ど関係ない。懐に潜ってしまえばもう止める事はできないと言える。そのため、ベアーデッドマンのような攻撃を受け切るタイプの相手でも問答無用で攻撃を命中させられるのだ。

 

「どうしたどうしたぁ!そんなもので終わりかよ!」

 

ベアーデッドマンは攻撃の軌道を読んでカウンターを仕掛けようとするが、それさえもさせてくれないほどのスピードである。ベアーデッドマンへのダメージはかさむ一方だった。

 

「どうしましたぁ?さっきまでの威勢を見せてくださいよ」

 

そして、オルテカの方でもクジラデッドマンを圧倒……と言うより、一方的な蹂躙の場と化している。と言うのも、オルテカが両肩や背中の触手を伸ばして体を絡め取っていた。そのため、クジラデッドマンは逃げる事さえできずにオルテカからタコ殴りにされていた。

 

「所詮はあなた達の力など才能が無い者達が無理をして力を引き上げているだけ。それでは我々には勝てませんよ」

 

オルテカはクジラデッドマンの体を解除するとそのまますかさず触手で貫こうとしていく。

 

「チィッ!」

 

クジラデッドマンは攻撃を何とか躱しつつ、手から激流を放って対応。しかし、オルテカは触手を地面から展開すると防御壁代わりに使用。そのまま接近してクジラデッドマンを殴る。

 

「ぐうっ………この程度、少し工夫すれば……」

 

クジラデッドマンは今度はエネルギー砲を生成しつつ放とうとする。それを見たオルテカはプロトバイスタンプを構えた。

 

《カメレオン!ゲノミクス!》

 

そのタイミングでエネルギー砲が放たれてオルテカのいた場所は粉砕。オルテカはやられてしまったかのように見えた。

 

「ふふっ……あははっ!やはりその程度!我々の前にひざま……」

 

その直後、クジラデッドマンの目の前にオルテカは姿を現す。カメレオンの力で姿を消していたからだ。

 

「ば、馬鹿なっ……」

 

「詰めが甘いですねぇ。だからあなたではダメなんですよ」

 

その瞬間、クジラデッドマンはオルテカの肩にある触手で両腕を縛られるとそのまま締め上げられる。

 

「ぐあああっ!」

 

更にまたオルテカからの一方的な攻撃が次々と放たれていくとクジラデッドマンは抵抗すらできずに殴られていく。

 

「さて、この不毛な戦いもそろそろ終わらせてあげましょう」

 

オルテカはイカ墨を手から射出。クジラデッドマンの顔面に命中させると視界を奪ってしまう。それから強烈な蹴りを叩き込むと触手を離し、クジラデッドマンは吹っ飛んで叩きつけられる。

 

「あ、あぐうっ……」

 

「しぶといですねぇ。だが、最早お前などこの私の敵では無い」

 

そう言ってオルテカがトドメを刺そうとした瞬間。突如としてアギレラ、フリオ、オルテカの三人の体に電流が走る。どうやら不安定なエネルギーが暴走しかけているのだ。

 

「アギレラ様」

 

「そろそろ限界か」

 

「仕方ないわ。もう少し楽しみたかったけどね!」

 

三人はドライバーに限界が来る寸前。ベルトのスタンプを二度倒す。するとスタンプからエネルギーが液晶部へと流れていくとエネルギーで満たされていく演出が出る。

 

「これで終わりよ」

 

《クイーンビー!》

 

《ウルフ!》

 

《ダイオウイカ!》

 

《デッドマンズフィニッシュ!》

 

三人は跳び上がると同時にアギレラは羽が展開。右脚に針のエネルギーが生成される。ウルフデッドマンは両脚に狼の顔のエフェクトが展開されると挟み込むようにキックを繰り出す。オルテカはキックの体勢に入ると背中から伸びた触手が脚へと集約される。

 

三人はそれぞれデッドマンを貫くとそのままデッドマンと人間が分離。デッドマンは爆散する事になった。中から南沢、本田、北条の三人が出てくる。

 

「く……そぉ……」

 

するとデッドマンズドライバーはこれ以上の負荷には耐えられないとばかりに故障。三人とも強制的に変身解除する事になった。

 

「やはり試作品ではこれが限界か。だが、十分だな」

 

赤石がそう言う中、三人の近くに落ちていたプロトバイスタンプを回収していく。

 

「これは返してもらうよ」

 

「それは私の力だ……」

 

南沢はみっともなく赤石の脚にしがみつくとそれを取り返そうとする。しかし、その瞬間体が少しずつ赤い粒子となって消え始めた。

 

「なっ!?」

 

「そんな馬鹿な……」

 

「どうして……」

 

「……そういえば言ってなかったな。あの薬を過剰投与するとデッドマンから人間に戻った瞬間に副作用で消滅する」

 

「貴様……私の命を返せ!」

 

「無理だね。そもそも悪魔と契約するとはそう言う事だ」

 

「くそっ……くそぉおお!!」

 

こうして、三人は消滅。デッドマンズドライバーも故障したために使えなくなってしまった。

 

「結局はあなたの掌の上ですか」

 

「なーんか納得いかないわ」

 

「ですが、俺達に薬を勧めなかったのは」

 

「実験台にちゃんとした効果を試してからと思っていたからだ。まぁ、あの薬もまだ未完成だとわかった。次は更なる効果を求める」

 

そう言って赤石は去っていく。そんな中、プラナリアデッドマンこと灰谷は一人胸騒ぎがしていた。

 

「(まさか、赤石長官は次に俺も切り捨てるつもりじゃ……)」

 

灰谷の疑念は深まると頭を抱える。果たして、赤石の目的とは何なのだろうか。それが明かされる時は近い。




次回からはようやく本編に戻ると思います。また次回もお楽しみに。
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