今回はリバイス要素はゼロです。
富・名声・力。かつて、この世の全てを手に入れた男──〝海賊王〟ゴールド・ロジャー。
彼の死に際に放った一言は、全世界の人々を海へ駆り立てた。
──“新世界”、“ワノ国”。
その国は現在、新世界の4人の皇帝の一人として数えられている大海賊──“百獣のカイドウ”率いる“百獣海賊団”に支配されていた。
そしてここはその百獣海賊団の本拠地とされる“鬼ヶ島”。名前の通り鬼の形をした島には意匠を凝らした建造物が並び、それはまさに皇帝の城と呼ぶに相応しい物であった。
「…また、そうなったの?」
「あぁ。心配させてすまない……今日こそは殺れると思ったのに、あのクソ親父…!まだあちこち痛い……ッ!」
そんな鬼ヶ島で、二人の男女の影があった。
一人は、外ハネした触覚のようなアホ毛がある青い髪に、鮮やかな青い制服を着込み、左耳に羽の耳飾りをした小柄な少年だ。
もう一人は、3m近い長身の美女だ。毛先に向かうに従って銀髪からエメラルドグリーン、水色へと変わっていく珍しい髪をしており、衣服は和装で、両胸に紋所が施された上着と袴、仁王襷のような帯を腰に巻いている。また、両手首には鎖の途切れた枷を嵌めている。
そして何よりも特徴的なのが、こめかみから生える二本の赤い角だった。
たがその美女の服はボロボロで、肌は傷だらけで頭から血を流しており、みるからに重傷であった。
青い髪の少年──【鈴木入間】は長身の美女──【ヤマト】の額に、中指に黄金の指輪が嵌められた右手を当てると、黄金の指輪から青い光が溢れてヤマトを包み込むとあら不思議、ヤマトの傷がみるみると消えていったのだ。
「…これで治ったと思うよ。体の調子はどう?」
「あ、うん…大丈夫だ。ありがとう」
入間の問いかけに、ヤマトはすこし戸惑いながらも返事をした。
彼と出会ってからもう三ヶ月もするが、未だに入間の扱う“魔術”という未知の力にヤマトは驚いてしまう。
「それにしてもさ、こんなになる位なら協力するよ?」
「…気持ちだけ受け取っておくよ。こうして治療してもらったりしてくれるだけで十分だから……」
「……」
入間の言葉に、ヤマトはきっぱりと断り、入間は口を閉じてヤマトの顔を見つめた。
もう何度もやっている
カイドウが率いる百獣海賊団に歯向かえば、死ぬことすら許されないのだとヤマトは知っている。何度もカイドウを殺そうとしているヤマトが無事でいるのは、ヤマトがカイドウの
入間はしばらくヤマトの目を見ていたが、やがて深いため息を吐くと、指を鳴らすとあら不思議、虚空からポンッ!と煙を立てて、色々な食材をいれた袋が現れたのだ。
「…“花の都”でお寿司買ってきたんだ。一緒に食べる?」
「え?あ、うん!」
先程までの神妙な表情が嘘のように感じる笑顔に、ヤマトは少しだけ戸惑いながらも笑顔を見せた。
続く……かもしれません。
キャラがこれであっているのか分からない…。