憧れであり目標を失ったヒカルはアキラは
ちなみにアイちゃんは平常運転です
~side~ アイ
「ヒカルー! 塔矢くんから電話よー!」
ヒカル宛で夜遅く自宅に電話とは珍しいなぁ
ゴシップ誌に自宅ばれしたこともあり私達親子はご両親の進めで進藤家に居候している
ここに居ると家事のいっさいをお義母さんが終わらせてしまい
めちゃめちゃ甘やかされてる気がしてヤバイ・・・堕落しそう
子供達に将来ママは家事とかてんで駄目ねとか思われないように気を引き締めないと
今はリビングで一家団欒を楽しんでいる
ルビーはアクアやお義父さんとMステ見ながら「ママ!可愛い!」を連発し
ヒカルとサイは片隅で碁盤を囲んでいる二人とも目を離すとヒカルの部屋で打とうとするからダメ出しした
私とお義母さんは住宅情報誌を手に「あれはダメ」「ここはどう?」「駅から遠いのはちょっと」「いっそ広い敷地探して二世帯住宅に」と談笑していたの
受話器を取ったヒカルから動揺した声が聞こえた
「母さん!アイ!俺出かけて来る! 父さん車を出して!」
「こんな時間に何があったの? 先方にご迷惑かけない?」
「塔矢先生が倒れた! いま親しかった人達を集めてるって・・・先生の口からうわ言のように俺の名前も出たから声が掛ったんだ」
今のヒカルは迷子になって不安を隠しきれない子供のような顔だった一人で行かせちゃダメだね
「わかったヒカル! 塔矢先生にはお世話になっているから私も一緒に行くね」
~side end~
~side~ ヒカル母
外出の準備を終えアイさんとヒカルが旦那と病院へ向かった
ヒカルは携帯で改めて塔矢くんと調整している
切迫した声色は危篤を感じさせた
ヒカルが囲碁の話をするときに一番名前が出るのは塔矢くんとそのお父さん塔矢名人だ
今は名人位を辞退したらしいけど「日本って狭い枠を飛び出して中国・韓国でも名を轟かせる塔矢先生は凄い!」って話をしてくれた
ヒカルには弱い部分もあり尊敬する目標の人を亡くすと心が折れないか心配しているけどアイさんが寄り添うように同行してくれた本当にできた嫁でヒカルには勿体ない
出来ることなら塔矢先生のご快復を期待したいけれど最悪の時に備えてかける言葉を考えておこう
アイさんの番組録画をまだ見たいと駄々をこねるルビーちゃんやPCでネットキセイ?なるもので囲碁を続けるサイくんを宥めながら
三つ子ちゃんを寝かしつけるとこのまま何時もと同じ幸せな朝が来て欲しいと切実に思う
~side end~
~side~ アキラ
お父さんがまた倒れた
4年前は快復しそれから見違えるように碁も体も若返ったと言われ精力的な活動を開始していたけれど
再び倒れたその姿を見るとこの4年間は燃え尽きる蠟燭の最後の輝きだったのでは無いか?棋力を上げた代償に命を縮めたのでは無いか?と嫌な考えに陥ってしまう
緒方さんをはじめ門下の棋士に連絡を行っているとお父さんがうわ言の中でSaiと進藤の名を呼んでいた
Saiとのあの一戦はお父さんの中でやはり特別だったのかいまわの際でも囲碁の事しか考えていない碁打ちの宿業なんだろう
あの時Saiとお父さんを結び付けたのはやはり進藤なんだね
Saiは呼べないけど進藤だけでもここへ呼び会わせたい
そうして進藤の携帯にかけると聞きなれたアナウンスが流れる・・・ま・た・か!いい加減充電する習慣を身に付けろ!
いつも通りに進藤の実家へかけ直す
これからは最初から実家へかけてやる!
~side end~
~side~ アイ
病院に到着すると私達は挨拶もそこそこに塔矢先生の元に通される
途中には塔矢一門をはじめプロ棋士の先生方が沈痛な面持ちで控えていた
酸素マスクのおかげでかろうじて息をしている塔矢先生にヒカルはもう一度立ち上がって欲しいとその強さを見せつけて欲しいと言葉をかけている
塔矢先生の奥さんや塔矢くん塔矢一門の方々が見守る中で病院の先生が慌ただしく動くけど
もうダメなんだろうねだって枕元にまるでみんなにお別れを告げるように普段の和服を着た塔矢先生の姿が見えるもの
私と和服姿の塔矢先生の目が合ったちょうどその時に病院の先生から「ご臨終です・・・」と伝えられた
~side end~
~side~ ヒカル
塔矢から連絡を受けた時は信じたく無かった
だってもう少しなんだきっと後2年もあれば佐為は世に出れる
越智が院生やってた時より佐為なら早く上がってくるはずだ
こうしてベッドに力なく横たわる塔矢先生を目にしても何か奇跡に縋りたくなる
これから塔矢先生が望んでいた佐為も望んだ現実での大勝負のやっと道筋が見えたのに今度は塔矢先生が居なくなっちゃいけない
碁は一人では打てないんだもっともっとオレに俺たちに素晴らしい碁を見せて欲しいだ
塔矢先生!目を開けてくれよ!またその強さを見せてくれよ!オレや塔矢じゃまだ届かないんだ佐為の相手には
未熟な俺たちを見捨てないでくれ
~side end~
~side~ アイ
あとはご家族の方でとうながされたこともあり病室を出てお義父さんとの待ち合わせ場所へ向かう
落ち込んでいるヒカルをベンチへ座らせてから「ちょっとお化粧直しに席を外すね」と断って一度離れた
お手洗いに他の人達がいないことを確かめてから改めて憑いてきた人に向き直る
「お手洗いまで入ってくるのはセクハラですよ~塔矢先生♪」
「それは申し訳ない・・・アイ君は随分落ち着いているようだが普段から幽霊が見えているのかな? 私はなぜか君に引っ張られるようでね? 失礼だが私は君に憑りつくほど執着していたつもりは無いのだが・・・どうしたら良いのだろう?」
真剣に考えこまれてしまった・・・興味ないって言われたのはアイドルの沽券にかかわるけど負けないもん
たぶんこれは二度目なんだね
ママが経験者として色々説明してあげるよ
・・・・知り合いの50過ぎのおじさんに対してナチュラルにママって自覚が始まってる・・・これ私の性癖とかじゃないよね?違うよね?母の愛だよ(自己暗示)
「塔矢先生は今ココに居るはずです」私は自分の下腹部に手を当てて語った
「ほぅ・・・そうか しかしなぜわかるのかね?」
「サイが・・・塔矢先生のおにいちゃんがそうだったんだよ」
「Sai?・・・まさかネットのSai? アイ君がSaiや進藤君と出会ったのは先月では無いのかね!?」
「実は数年前に出会ったの(てへ)サイはそろそろ4歳だよ」
「そうだったのか!ハハハハハ!ではアイ君の家に戻ればSaiと打てるのか!」
「アイ君じゃなくてママだよ~それとサイはもう寝る時間なのでダメだよ!」
「私的にはママ呼びは辛いのだが・・Saiとの勝負は明日の朝に持ち越しか・・・」
「慣れてね♡ 明日の朝もサイは幼稚園で私も仕事だから無理ね」
「せめて母上とかにならんかね? あと早碁を打つから時間は取らせんよ」
「可愛く無いから却下ね♪ それと女の子の朝も母の朝も身だしなみやお弁当作りとか忙しいんだよ」
「それなら母さんに負からんかね? なんとしても一局お願いしたい!」
私と塔矢先生のバトルはヒカルが「アイ?誰かいるの?」と心配して探しに来るまで続いた
塔矢先生と語ってるとサイがお胎に居た頃を思い出すなぁ囲碁!囲碁!囲碁!ってそっくり♡
~fin~
「塔矢先生 ダイヤモンド・エメラルド・トパーズとどれがいい?」
「それはなんなのかね?」
「塔矢先生にはアクアマリンっておにいちゃんとルビーっておねぇちゃんが居ます♡」
「行洋で・・・」
「私の一押しは固そうなイメージでダイヤモンドね」
「行洋だ 私は一度口に出したことを覆すつもりは無い」
「ダイヤにはまだ口が無いから撤回ね それに我が子の命名はママの権利だよ♪」
「進藤君・・・助けてくれ」
もしも星野家夏祭り書いた場合は御神体は誰が良い?選ばれた人でお話の時期が決まります
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アイ(32・ルビー(16・マライア(1
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アイ(32・ルビー(16・フリル(16
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アイ(33・ルビー(17・かな(18
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アイ(33・ルビー(17・アクア(17
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アイ(34・マライア(17・フリル(18
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アイ(34・マライア(17・かな(19
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アイ(34・かな(19・フリル(18
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マライア(17・かな(19・フリル(18
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ルビー19・マライア18・かな20
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ルビー19・マライア18・フリル19
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ルビー20・フリル20・アイオラ13
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ルビー22・マライア21・アイオラ15
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ルビー27・マライア26・アゲート13
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ルビー27・アイオラ18・アゲート13
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ルビー27・フリル27・アゲート13
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フリル27・アイオラ18・アゲート13
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マライア26・アイオラ18・アゲート13
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アイ41・アイオラ18・アゲート13
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アイ46・フリル30・未設定孫(13
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アイ47・ルビー31・決まって無い子13