あれぇ? カミキじゃないんだ!   作:rapas

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IFルート ヒカルですらないを細々と始めます

これも終わりが見えておらず別ルートへの導入に使える部分まで書けたら終わる予定


IFルート ヒカルですらない その1 GS編1~2
迎え


~side~ アイ

 

あぁ・・・これはだめなやつだ

刃を上にして刺されたナイフは抜かれて私のお腹から赤い命が噴き出してくる

傷口を本能的に押さえるけれど冷静な私は我が子を守るために凶刃を向けた犯人に語り掛ける

犯人はファンなのだろう・・・こんな状態でも嘘の私は彼の望む言葉をつむぎ誘導する・・・本当に嫌でろくでもない女ね

だから罰があたったのかなぁ

 

そんな中で扉が開く音が聞こえる

それは玄関ではなく内側のリビングと玄関を隔てるもので

まずいと思う間もなく開いたそこから宝物の片割れが顔を覗かせた

 

そこからは自分が何を言っているかも覚えていない何を言われたかも覚えていない

刺激しないようにと立ち回り気付いたら彼は消えていた

去り際に何か言っていたような気もするけどもう興味もない

もうそんな贅沢な時間は残されていない

 

必死に傷を押さえつける愛しい我が子の頭を撫でる体温を手のひらに感じ心が暖かくなる

じんわりと胸から手足の先まで広がるような言い様もない喜びの感情

 

私の鮮血で汚れるのも意に介さず聡明なこの子は私がもう助からないことを理解しているであろうに心が張り裂けそうな絶望の表情を浮かべながら必死に続ける動作にじんわりとした思いが高まり思わず顔が綻ぶ

 

残された時間で出来ることを少しでも伝えたくてアクアを力の限り抱きしめ語り掛ける

次にルビー・・・もう扉を開ける力も無いや ごめんね

 

アクアの制止も振り切ってほんの片言でも多くこの胸の思いを伝えるの

最後にこれだけは言わなきゃ今まで嘘になるのが怖くてずっと言えなかった言葉

「ルビー・・アクア・・・愛してる」

「これは絶対・・・嘘じゃない」

そういえば7年前に助けてくれたお兄さん今回は現れなかったなぁ・・・

そして私の視界は真っ暗になりアクアを感じられなくなった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

転送

 

 

 

 

 

 

 

転送・・・

 

 

 

 

 

 

 

転送・・・・・・・

 

 

 

同期処理完了

 

目の前いっぱいに怪異蠢く戦場で私は叫んでいた

「ヤバイ!ヤバイ!ヤバイ!本体が死んだぁーーーー

しかも幼い子供の目の前ってか抱きながらとか絶対トラウマもんだーーーー

いつもと異なる大量の霊力と情報を受け取ったと思ったらこれだよ(オコ)

早く子供達の心のケアしないとヤヴァイ!

ここ4年は死神にでも狙われてるんですか?ってぐらい大量のデストラップをフォローしてきたけど放置すると世界ごと滅んじゃうこんな時になんで引っかかるかな?

ドアチェーンぐらいしろよーーーーー!」

ここはイタリアはローマが地下空間

各国選りすぐりのエクソシスト達が悪魔の巣窟の奥深くで現世と地獄を直結するための術式妨害のためダンジョン攻略を行っていた

「マスターーーー!私ちょっと野暮用で今すぐ日本に帰りたい!!」

「奇遇だな! 帰れるもんなら俺も帰りてーよ! こんちくしょーー」

マスターは周辺の悪霊怪異を翠に輝く剣で打ち払いながら答えるッチィ余裕なさそうバックレたらダメかな?

 

~side end~

 

 

~side~ アクア

 

あれから数日経った

アイは救急車で運ばれその後の病院で死亡が確認された間もおかずアイドルが刺されて死亡するというセンセーショナルな事件は報道されネットには様々な憶測が書き込まれた中には的を得ているものもあってルビーは激昂していた

それから色々あって哀しみしか無いあの部屋は引き払い俺たちは社長夫妻に引き取られることになった

アイの遺体は丁寧に清められこれから火葬のために運ばれる

俺たちは車の中から力なくその光景を見ているだけだった

結局この転生になんの意味があったのか分からないまま俺たちは幸福な家庭を最愛の母を失っただけだ

そんな中でもルビーは立ち直りつつあるこのまま前を向いて歩きだせるだろう

俺には前世の雨宮吾郎と同じ何も残らない人生になりそうだ・・・・

まてよ・・・犯人は俺を殺した奴と同じ人物で何のスキルも無い学生だなぜアイの住所が判ったんだ?

アイの交友関係は狭い友人が居るなど見たこともない

事務所の関係者?社長達は無い自社の看板を危険に晒すわけがない

B小町のメンバー?いや互いに連絡を取り合うほど親しくもない

だとするとアイから漏れた・・・アイが出産の情報を渡す人物・・・新居の住所を教える可能性があるのは一人

「黒幕は俺たちの父親だ・・・見つけたぞ俺のやるべきことを」

 

「そんな顔しちゃダメだよ アクア」

車のドアも開いていないのに突然誰かに抱きしめられた

そこにはもう見れないと思っていた人の心配する顔そんな頭の上に浮かぶ輪と体温を感じさせない感触に混乱しながら俺は「化けて出てくるの早いなぁ」って現実逃避した

 

~side end~

 

 

~side~ ルビー

 

葬儀場で出発を待つ車の中から霊柩車を眺める

今日はママとの最後のお別れ前世と違いキラキラ輝いていた生活は終わり哀しさが涙になって溢れ出してくる

社長は生気が抜けたみたいになってアクアはあの日から性格が変わったように暗い

今もブツブツと暗く呟いていたの

そんな中で聴けるはずが無い声と居るはずの無い気配が突然現れて急いで振り返る

「はぇ? ママ・・・?」

「そうだよルビー 大丈夫? 寂しくなかった?」

寂しい処じゃなかったけどママの頭の上に輪があるのを見てなぜか納得しちゃった

「あっ! と・・・このままじゃ身体を焼かれちゃうからこっそり確保してくるね♪ また後で♡」

そう言ってママの姿が消えた

「ねぇ・・おにいちゃん・・・ママ天国から戻って来ちゃったね」

「そうだな・・・よっぽどルビーが心配だったんだろ」

「おにいちゃんだってそうだよ・・・でも遺体確保してどうするんだろ? ゾンビはちょっと嫌かな(汗)」

その後に霊柩車からママの遺体が消えたことで社長が激怒して大暴れした

うーんまぁどうでもいっか♪

 

~fin~




あとがき

シリアス鬱展開は無理!
分霊ちゃんは肉体を持っていないので性格が本体と異なってます

もしも星野家夏祭り書いた場合は御神体は誰が良い?選ばれた人でお話の時期が決まります

  • アイ(32・ルビー(16・マライア(1
  • アイ(32・ルビー(16・フリル(16
  • アイ(33・ルビー(17・かな(18
  • アイ(33・ルビー(17・アクア(17
  • アイ(34・マライア(17・フリル(18
  • アイ(34・マライア(17・かな(19
  • アイ(34・かな(19・フリル(18
  • マライア(17・かな(19・フリル(18
  • ルビー19・マライア18・かな20
  • ルビー19・マライア18・フリル19
  • ルビー20・フリル20・アイオラ13
  • ルビー22・マライア21・アイオラ15
  • ルビー27・マライア26・アゲート13
  • ルビー27・アイオラ18・アゲート13
  • ルビー27・フリル27・アゲート13
  • フリル27・アイオラ18・アゲート13
  • マライア26・アイオラ18・アゲート13
  • アイ41・アイオラ18・アゲート13
  • アイ46・フリル30・未設定孫(13
  • アイ47・ルビー31・決まって無い子13
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