ライザのアトリエ 不思議な工房と秘密の多い錬金術師   作:もふもふたぬきねこ

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最終決戦開始です。お待たせいたしました。

今回もよろしくお願いします。


108. 87日目②  あり得た闇のカタチ

「みんな、意識はある?」

 

真っ暗闇の世界にキロさんの声が響いた。

 

 

 

作戦はこうだ。

 

アルさんがあの錬成陣で封印ごと自分を分解して、人体錬成とやらを使って身体を取り戻す。

存在しない物は錬成出来ないけど、逆も然りで()()()()()()()()()()()って事。

鎧のアルさんが動けている時点でアルさんは生きている――肉体、精神、魂は揃ってる事が確定らしいからこの手が採れたわけだ。

 

同時にキロさんが大蛇さんを召喚して、あたしたちは現在大蛇さんのとぐろの中。

 

常闇はおそらく闇属性の存在。そしてキロさんの精霊である大蛇さんは闇属性の中でも別格。

だから大蛇さんの真っ暗闇な世界なら壊される事はないって予想で作ってもらった。

ただ外への影響も大きくて、今頃外では闇の大精霊さんが影響を抑えてくれてるはず。

とは言え、キロさんの負担もあるしもちろん無制限じゃないから「なるはや」だね。

 

その時間で……加えて天文時計の残り時間で常闇をぶっ倒すなり封印し直すなりする。

 

 

 

あたしが最後に聞いたのは、錬成反応のバチバチッて音と鎧が地面に崩れた証拠の金属音。

そこからどうなったかは分からないけど……。

 

「あたしは大丈夫です!」

 

「やっぱ蛇ん中って信じられねえな」

 

「しかも、どこかに常闇がいる……んだよね?」

 

「今の所そういう気配は分からないけれど……」

 

「こちらも無事だ。天文時計も問題なく作動している」

 

「だが……それらしい気配が一切しない? まさか外に逃げ出したとでも?」

 

聞こえた声は、計7人――ここにアルさんはいない。

でも後で絶対来てくれる!

 

≪いぐじすと≫

 

「ちゃんと居るらしいよ。私達が感じ取れていないだけだね」

 

さすがは大蛇さん。あたしたちが分かんない事も分かってるらしい。

これ以上ない信頼だね。でも、一体どこに……?

 

 

 

――チガウ。

 

 

 

どこに、じゃないんだ。

 

この空間、エレメントの動きがあり得ない事になってる。

錬金釜の中がムチャクチャになってるかのような、あり得ないはずの法則。

昨日の闇の中はこんなんじゃなかった。

 

――意志を持ったエレメントに満たされた世界。

 

つまり、これは。

 

「この、真っ暗闇全部が……常闇、なの?」

 

常闇は、多分フィルフサの侵蝕の性質の大本。光の加護でやっと対抗できる超強力な闇。

だから生物なんじゃなくて、もはや現象? 概念ってやつ?

大精霊さんが言ってたのはこういう事か。おかしいにも程があるよ。

 

「……闇と光は世界を構成するエレメント、単純に存在するものじゃない、か。成程ね。でも今ならやりようがあるよライザ、貴女のおかげで」

 

キロさんが理解してくれたらしい。しかもやりようがあるんだって。

 

「どうにかできるのか? キロ」

 

「ヨルムンガンドと一緒だよ。私達には大き過ぎて感知出来ていない。単純に身体が大きいんじゃなくて、広くて薄過ぎて見えないんだね。だからこうお願いする――いいかな?」

 

≪これくしょん……にゅういっと

 

大蛇さんの声がした瞬間、あたしたちの周りを取り巻いてたおかしなエレメントがなくなった。

目に映る景色はちっとも変わってない。相変わらずあたしたちを除いて真っ暗だ。

 

 

 

だけど。

 

 

 

「……おい、ありゃあなんだ?」

 

「お出ましと考えるべきだろう。構えろレント。全神経を警戒に注ぎ込め」

 

目の良い二人がまず見えたらしい。あたしにも少しずつ見えてきた。

 

 

 

――あれは。

 

 

 

「……金色、なのかな? でもあの姿って――」

 

「人型の、フィルフサ!?」

 

クラウディアとあたしの感想をまとめると。

 

 

 

――人型の金色のフィルフサ。

 

 

 

そんな存在がポツンと、だらりと立ってた。

これが……常闇なの? これが災厄なの? こんな小さな存在が?

 

「……そう、みたいだね。今は一つの形を為しているけど、その特性は変わっていないよ。さっきまでこの空間に満ちていたエレメントと同質の存在」

 

「そんな……人型のフィルフサだなんて」

 

「何故こうなったのか……進化の逆行、か? これが本来のフィルフサの姿だと?」

 

まったく予想してなかった。カマキリを超える化け物みたいなフィルフサを予想してたんだよ。

だけど、蓋を開けたら。

 

 

 

――あたしと背丈も変わらない。でも金色のフィルフサって分かる「人」。

 

 

 

こんな事って……。

 

「人型のフィルフサなだけでフィルフサの人では無い。履き違えるなよ」

 

「コイツが今までやってきた事は、他のフィルフサよか性質(タチ)がワリいんすからね!」

 

リラさんとレントが前線で構える――二人は迷わない。

 

「うん! ここで大人しくしてもらおう! 自分がやっている事を分かってもらわなきゃ!」

 

「フィルフサに僕らの常識が通じるのか分かんないけどね!」

 

クラウディアとタオが後ろで構える――二人は迷わない。

 

「歴史を考えれば我々がコイツに偶々似たに過ぎんさ。やる事は同じだ」

 

「正直姿形なんてどうでもいいからね。原因がコイツと分かっていればそれで十分だよ」

 

アンペルさんとキロさんが両翼で構える――二人は迷わない。

 

 

だから。

 

 

「なんであろうが、ぶっ飛ばすわよ!」

 

もちろんあたしも迷わない!

 

 

そう思った直後だった。

 

 

HAHZOPUVQHTHZBUUVOHKHYL

 

「喋った!?」

 

HAHZOPOHZHNHZHUHRFHPRLUHP

 

あたしの声が耳に入ったのか、だらりと立ってた常闇が動き始める。

 

真っ暗闇から二本の……剣みたいなのを取り出して。

 

 

カッ!!

 

 

虫みたいに棘が生えて来て、更には背中にあったらしい青い翼を広げて。

一本の両剣? 槍? 杖? にして、ぐるぐると右手に構えてきた。

 

途端。

 

 

ドンッ!!

 

 

一気に身体が重くなる。

 

「あ゛……っ!? なにっ、これっ!?」

 

「大精霊様が仰っていた「魔界に呑む」っていうのはこういう事か……私達のエレメントが阻害されている! いつも通りだと思わないで!」

 

「丁度、戦士の証を私が触った時がこんな感じだな!」

 

『……PFHUHRLOHP HUVOPAVDVVTVPKHZB

 

なんて言ってんのかは分かんない。でも間違いなく何かを喋ってる。

ついでにコイツから伝わる感情は。

 

ZLRHPDVRVDHZPAHHUVOPAVTPAHP FBYBZLUHP BGGHP HAHZOPUVQHTHOHZHZLUHP

 

≪べりーあんぐりー……まいばっど

 

「キレてるだってさ。エレメントは私が何とかするからそれまでお願い! 来るよ!」

 

大蛇さんは常闇の言葉も分かるらしいね――キレたいのはこっちなのよ!

開戦の狼煙、あたしたちの初手は!

 

「タオ、ぶっ放してやれ!」

 

「はい先生! こっちのエレメントをおかしくしてようが……これが避けられるかな!?」

 

 

キィィィィィィン

 

 

あたしたちの後ろから、ずっと溜めに溜めてたタオの魔力が魔法陣で形を作って。

 

「おっきい! 単純明快だね!」

 

「潰れろぉ!」

 

バカでっかいハンマーと化す――これがタオのフェイタルドライブ!!

今度からタオに虫をプレゼントするのはやめよう! これで殴られたくない。

たしかにタオのが一番単純明快だね!! クラウディアはホントにマイペースだね!!

 

 

ブオッ!

 

 

「秘術・審判の鎚!」

 

 

ガギャッ!

 

 

振り下ろされた風圧がこっちにも届き、常闇とぶつかった衝撃が肌を撫でる。

聞きなれない音がした。でも何が起きたかは大体分かる!

 

「いいぞタオ、足止めできた! 合わせろレント!

 

「了解っす! さあ行くぜ、ブラッドスラストォ!!

 

「インジェクト……ブレイズッ!!

 

物理火力最強のリラさんとレントが、足止めできた常闇に突っ込む。

だけど。

 

BGGHP ZHUYLUNL

 

 

バチッ! ドグオッ!!!

 

 

「うおっ!?」

 

「何っがぁ!?」

 

タオのハンマーを弾き飛ばした上に、レントとリラさんの攻撃を蹴りだけで相殺した!?

 

「……っくぅ、こいつフィルフサのくせに器用過ぎんだろうが!」

 

「しかもこれは……ブレイズが降りていない? 気をつけろ! 触れただけでバフを外されるぞ!」

 

「あたしたちのバフを侵蝕したって事!?」

 

なんつう特性!

 

「二人とも強化をかけ直します、待ってて! フェアリーズ……」

 

ZHZLUHPFV FVPFHTPOV

 

こいつっ……!

 

クラウディアごめん!

 

「えっライッきゃあぁっ!?

 

 

ゴウゥッ!!

 

 

あたしが抱えて引き倒したクラウディアがいた場所を、青い魔力砲が通過していった。

こっちが何をしようとしてるのかまで把握してくる!?

加えてあんな魔力砲、掠っただけで全身のエレメントを持ってかれそうだ。

 

「仕切り直しは出来そうにないな……手数で畳みかけるぞ! フォーキャスト!

 

「分かりました! 黒鳥の羽!

 

「溜めてるヒマねえってか……アーツでいきます!」

 

「一旦それでいい! 爪撃! ひたすら攻め続けて身体を慣らせ!

 

QHTHRBZHP HUUAHYHUPFVBOHUHPUVFV

 

 

フッ! ガキッ!! バキャッ!!!

 

 

避けられるか避けるべき攻撃は避けて、避けられないかダメージが低そうならガードしてくる。

フィルフサのくせに頭もいいってね! あたしよりいいんじゃない!?

訓練でも受けてんのかっつーの!!

 

「ライザ! ありがとう!」

 

「とーぜんの事! みんなが足止めしてる間に――いける?」

 

「やってみるよ!」

 

「おっけい! じゃああたしも足止めに参加してくるよ!」

 

いくらシーカーでもあたしの腕じゃ足止めにもなんない。こっちが本領だからね!

 

「これでも食らいなさい!」

 

 

ボウゥッ!!

 

 

『…………!!』

 

ルナーランプ! アイテムなら予備動作だけじゃ分かんないでしょ!

下手にこっちのモーションを理解してんなら織り交ぜてやるわよ!

 

「いいぞライザ! 俺達で足止めしてる間に投げまくれ!」

 

「距離がいるなら指示しろ! なんとか弾き飛ばす! 双瞬斬!!

 

「成程そういう手があるか……タオ、カバーを頼む! そら(シュトラプラジグ)

 

「了解です! 黄昏の炎!

 

ガードや避けた隙を潰すように、あたしとアンペルさんのアイテムで攻撃を加える。

アイテムが効いてなかったとしても、リラさんたちの攻撃チャンスに繋げられる……っ!?

 

GLUUIBOBAAVIHZB ZHPTHPZOPU

 

飛んで……っこれヤバ! 槍投げ!?

放とうとしてる魔力がデカすぎる! 避けようがない!

 

Flugur Percutiens ! させないよ!」

 

 

ビリビリビリビリビリビリビリビリッ!!!

 

 

『……! PJOPIHUQHTHUHUVOH FHWWHHUAHRH

 

空中からの槍の投擲……今のを食らったらあたしじゃ多分戦闘不能だった。

けど、キロさんの放った雷が投げる動作を阻んでくれた。さっすが!

ついでに身体が軽くなった気がする!

 

「キロさんありがとう!」

 

「礼は後! ヨルムンガンドの魔力を空間に混ぜて中和したから、少しは軽くなったはずだよ! 私も戦闘に参加するね!」

 

「舞を放ちます! みなさん下がってください!」

 

キロさんの顔がこれまでになく厳しい。戦士の顔だ。

今朝もパンケーキを山のように食べてた人だと思えない。

クラウディアの舞で空気が凍り、身体が凍る。アトリエがああならなくてよかったよ。

 

「助かるぞキロ、クラウディア! 続けて電撃を食らえ、エクレールサージ!

 

「はっせいっとおりゃぁ! おらおらおらぁ!

 

JOPRHYHDHGHUHYHKVBAVKLTV TVUKHPOH

 

身体が軽くなってリラさんとレントの火力と手数が増す。

にもかかわらず、常闇は2人の攻撃を捌き続けてはキロさんとクラウディアの魔法を避け……こっちを確認している気がする。

 

「我々はしっかり警戒されているな。ライザ、動きながら狙えるか?」

 

「やった事ないけど、やってみるだけだよ!」

 

「それでこそライザだ! 私達は距離を空けるぞ、極寒の舞踏(クライトレヘルン)

 

「巻き込まれないようにね、氷の竜巻にしてやる! 大嵐の旗印(バニッシジーゲル)!! タオはアンペルさんをお願い!

 

「任せておくれよ! 邪竜の尾!

 

前線はリラさんとレント、左側はアンペルさんとタオ、右側はあたしとクラウディア、キロさんは中央部で遊撃――的を絞らせちゃいけない!

 

『……BAAVZOPDHUL

 

ええい、広範囲攻撃からも綺麗に範囲外に退きおってからに!

相変わらず何言ってんのか分かんな……えっ!?

 

PALTAALUVOH RVBAZBRHBUVFV

 

 

うそでしょ!?

 

 

「アイテム!?」

 

何だアレは!? ……相殺する! 全員防御か大きく下がれ!! 天啓の書(賢人の宝典)よ!

 

「後ろに飛んで伏せなさい! Protego Maxima !!! Venti Impetus !!!」

 

 

常闇が投げてきたのは……灰色の、壊れた地球儀?

 

 

ZLRHPUVBYHTPAALFHAZBDV HQPDHPUHZHP

 

 

 

カッ!!

 

ドォオオオン!! ドォオオオン!!! ドォオオオオオオン!!!!

 

 

 

アンペルさんの使った光る本で、それなりに相殺されたはず。

キロさんの防御魔法、それから風の壁も張ってもらったはず。

 

それなのに、すさまじい衝撃が身体を貫通する。

 

全身が揺さぶられ、頭がグラグラして、身体が思い通りに動かなくなる――一撃でブレイクした。

 

っげっほ!? あ゛っ……かっ、から、だが……」

 

信じられない規模の爆発。あたしが作ったエターンセルフィアを多分ずっと超えてる。

みんなが無事なのか……確認しようにも身体に命令を送れない。全身に腹パンされた気分だ。

あたしたちが作るアイテムとホントに同じ物なの? こんなのを連発されちゃあ……。

 

Resurrectio ! アンペル、アレを使いなさい! Glacies Virgo !」

 

「助かった! ……まさかもう全て切り札を使う羽目になるとはな! 回生の薬効!

 

キロさんが常闇に突っ込んで、アンペルさんが何かアイテムを使って――身体が一気に軽くなる。

これは……エリキシル剤か。すごい効果だ。

 

「っち、後れを取った! キロ、援護に入る!」

 

「お前ら無事か!? 俺じゃアレに混じれねえな……前の戦い方だ! 俺を盾にしながらお前らは攻めろ! さっきのもギリギリ何とかなってっからよ!」

 

「薬のおかげでね! 鍛えた筋肉は伊達じゃないわけね、了解! 一先ずは……シエルライト(理の光)!」

 

「それじゃあ前は任せるよ! 遠距離で狙うなら……「桎梏の罠」!

 

「そして私も続くよ! チューニング!

 

エクステンション! ライザはまだアイテムを使えるか!? 私は一度コンバート(チャージ変換)せねばならん!」

 

「まだ二発いける! アンペルさんは魔法でお願い!」

 

丈夫な身体で助かるわね! 筋肉は裏切らないって!? その通りだわ!

常闇が投げてきたアイテムも気になるけど考えるのは後だ。攻撃には違いないんだし!

あたしがコンバート無しで使えるのはひとまず二発。シエルライトの効果もそのくらい。

その後は一旦隙だらけだ。

 

タオのハンマーとクラウディアのフルートが、ブーメランのように両脇から常闇の元へ飛ぶ。

 

VALOVU RBNHRV

 

 

ガキッ!

 

ブォン!

 

 

ハンマーとフルートを弾いた上に――槍をブーメランに!?

仕返し!? 嫌がらせか! それとも遊んでんのか!!

 

「……狙いは後方だよ! Ignis Hastam!」

 

「っアンペル! そっちで避けろ!」

 

前線にいるキロさんとリラさんから声が飛ぶ。狙いはあたしたちらしい。

 

「避けるのは無理だな、ディストーション……!? そっちに行くぞライザ!

 

射線上にいたアンペルさんが軌道を曲げようとした途端、槍が向きを変えた。

なんとしてもあたしら狙いってわけ!?

 

ならば、やる事は一つ! お家芸だ!

 

「レント!」

 

「おう!」

 

「タオ君!」

 

「了解だよ!」

 

蝕みの女王の時と同じ――レントをみんなで支えて槍を弾く!

 

 

ガッキャッ!!

 

 

衝撃は走ったけど、前ほどじゃない! あの経験を無駄になんてしない!

剣も丈夫で助かった!

 

「凌いだ!」

 

「ナイス盾! あたしらも攻めよう!」

 

「クラウディア、これ(フルート)! ……近接は無理だよね、黄昏の炎!!」

 

「ありがとうタオ君! 少しでも効いて、フラジオレット!」

 

KVRRHKLTPAHOBZLNPRHAHKHDH

 

「コイツっ……器用にも程があるでしょう!? まるで手の内を知られている気分だよ!」

 

「なら知っていようがその上から潰してやるだけだ! シルフィードペイン!

 

幸いというか、身体の大きさがあたしと変わんないからかパワー自体は幾分マシらしい。

あの器用さと手数にバカでかいカマキリのパワーじゃやってらんないけどね!

 

とは言っても……。

 

「またあのアイテムを使われたら」

 

「ああ、今は次の回復もままならん……コンバートする! ライザは時間を稼げるか!?」

 

常闇の手数が多すぎる。生き物の枠を超えて、もう絡繰りの領域かもしんない。

あれだけ器用に槍みたいなのを振り回しながら、魔法は避け、物理攻撃は相殺し、支援魔法を優先して邪魔してくる。

 

加えてあの謎のアイテム。他にもあんなの持ってたら持久戦も何もない。

こっちはなんとしてもアルさんが来るまで戦線を維持しないと!

 

なら、守るより攻めるしかない! ダメージ入るか知んないけどね!

 

「分かった! 急いでよろしく!!」

 

今の前衛はキロさんとリラさん。そこへ突っ込むレント。

遊撃に近いのがタオ。あたしの傍で支援メインなのがクラウディア。

あたしの近くでコンバート作業を進めるアンペルさん。

 

前衛の三人を縫うような攻撃なんてできない。一時的に離れてもらわなきゃいけない。

離れてもらった上で時間稼ぎしようと思うなら。

 

「うおらぁ! アクセルダイブ!」

 

「攻撃行動を取らせるな、グレイシャルフラウ!!

 

Intendo ! あのバカは何時になったら来るの!?」

 

GLUPUQHTHFV OHQPUZLU TVPWWHAZB

 

何とか攻め続けられてる……このまま押し続けなきゃ!

アイテムばっかじゃあたしもチャージが尽きる。

 

なら、アイテムを構えられる前に広範囲に絶え間なく攻撃を降らせる!

 

 

「みんな下がって! ――シャイニートレイル(輝く流星群)!!

 

 

理由は分かんないけど。

 

この判断は――大変よろしくなかったらしい。




常闇が放っている音ですが、勿論単なる文字の羅列ではないです。
ですが「わけ分かんねえ文字打ち込んでんな?」でも問題ありません!

さて、ライザが魔法を使った結果……?

次回も楽しんでいただけたら嬉しいです。
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