ライザのアトリエ 不思議な工房と秘密の多い錬金術師   作:もふもふたぬきねこ

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2回目のトラベルボトルの世界へ。原理があるやらないのやら。
そしてキロの新スキルお披露目です。

誤字報告ありがとうございます。やっぱり減ってない……。

この作品と関係ない話なのですが、スマホで遊んでいるキャラの
中の人がクラウディアと一緒だと今更気付きました。
この作品は知らず知らずに影響されている?

今回もよろしくお願いします。


46. 71日目②  トラベルボトル「土造りの都市」

「……ここは」

 

「前とは完全に別の場所だね。遺跡、にしてはしっかりしているかな?」

 

「この前の平原と比べたらそれまでのボトルの世界に近いですけど……」

 

ずっと先まで見渡すことができた前の世界と比べて、今度は土壁で出来た建物だらけの世界。

どう見ても人が住んでた街だ。島よりずっと規模が大きいね。

 

土壁って言ったけど――石積みかな? それを基礎にした四角形のよく似た形の建物。

それが大通りを作るかのように並んでる。

でもあたしの知ってる城の世界とは違う。前の平原みたいに行けないところがない感じだ。

 

「見た目は全然違いますけど、この世界も行ける範囲が広そうって意味では似てますね」

 

「クーケン島の文明とは違うけどかなり発達した物に見えるね。前の世界とは全然違うのかな?」

 

「……前の世界はリゼンブールに酷似してた」

 

「なんだって……?」

 

リゼンブール。アルさんの出身地だっけ。

たしかに田舎って聞いてたけどあんな感じだったのかな?

 

「単なる平原だけじゃない。駅舎も、墓地も……貴方の家の跡もあった。ほぼ間違いないと思う。今日アルを連れてきたのはその確認の為だった」

 

「……なんで、あそこがボトルの世界に」

 

「分からない。私は錬金術については無知だし。ライザも5回目だから多分知らない」

 

「ええっと……何かあたし、やらかしちゃった感じですか?」

 

アルさんとキロさんの空気が重い。ギスギスって感じじゃないけど深刻な感じだよ……。

 

「あ~ごめんよ。ライザに非は一切ないから安心しておくれ。キロさんから聞いた話にちょっとビックリしてね」

 

「その、前のボトルの世界がアルさんの出身地に似てたって話ですか?」

 

「そう。でも聞いた限り似ているどころの話じゃないみたいだね」

 

「前回アルは一切関与していない。私の影響……?」

 

アルさんよりキロさんの方が深刻そうだ。悩み始めちゃったよ。

悩みの内容が分からないから少し整理してもらうしかないかなあ。

 

「ちなみにですけど、アルさんはこの世界に見覚えが?」

 

「石と土造りに四角形の建物。これ自体は見た事もあるけど、ここまで大きな街は見た事がないね。リオールよりも古そうな感じだなあ。ライザはどうだい?」

 

「前に入った世界は大きくて複雑なお城の一角って感じだったんですよね。パッと見た感じ、入り江の遺跡がそのまま残ってたらこんな感じだったのかなって思いましたけど」

 

規模は全然違うけどね。あんな感じの建物がたくさんあったら~って気がする。

しっかし広いなあここも。建物も石造りなのに3階を超えてるのもあるよ。

 

「取り敢えず見て回ろうか。他にも色々分かるかもしれないから」

 

「……そう、だね。アルの考えの方が正確な答えが出そう」

 

「キロさん帰ってきてくれたんですね。よかったです!」

 

「そんなに長い時間考え込んでた?」

 

時間としては数分かな? でも深刻そうに悩まれると、ね。

 

 

 

降り立った大通りを進むことにする。ちゃんと帰還地点はあるみたいで一安心。

目標地点は流星の古城よりも大きそうなあの建物だ。

 

それにしても。

 

「あっつい……」

 

キロさんのその一言に集約されてる――めっちゃ暑い!

 

カンカン照りの太陽がきつ過ぎる。真夏のクーケン島を超える日照りだよ。

火山とはまた質の違う、湿度のあるムシムシ感はないけど気温自体がおかしいよ。

 

比較的薄着のあたしと鍛冶慣れしてて暑かろうが平気そうなアルさんはともかく、どう見ても厚着のキロさんにはきつそうだ。

 

「……ダメ。フラウの加護じゃ限界があるね。このままじゃ私が溶ける……」

 

「ケープみたいなのだけでも脱いだらいいんじゃないですか?」

 

「この服、オーレン族の中じゃわりと普通の装いなんだけどね。カラーが付いているから脱ぐと精霊への言葉が伝わりにくくなっちゃう。無しでもいけなくはないけど」

 

「外すかい? ネックレスっぽくも出来るけど」

 

「止めておく。なんかアルからの贈り物みたいだから」

 

「今後はご飯抜きって意味でいいかな?」

 

キロさんが露骨にあたふた焦り始めた。胃袋を掴まれてる相手には弱いらしい。

あの服を着っぱなしだったのはそういう理由だったんだね。

アンペルさんも同じ理由……いや、あの人は多分そういう趣味だ。おそらく、絶対。

 

「もう……結構魔力を使うけど精霊そのものを召喚しよう。いけそうな気がするし」

 

「そんなことできるんですか!?」

 

「滅多に使わないけどね。喚ぶなら上位精霊にしようか。戦闘してもらうわけじゃないから魔力消費も絞れるだろうし」

 

「その用途が冷房というのはどうかと思うけどなあ」

 

アルさんの言葉を受けつつキロさんは右手をカラーに添えた。

それだけで前方に青文字の魔法陣が出てきたよ?

 

「私の命の危機だからね。Summone Fenrir!」

 

魔法陣が一気に高速で回転し始めて大きく広がり始めて。

 

 

ドオォゥン!

 

 

中心から何かが飛び出てき……。

 

マジか。

 

「な、な、な、なん……」

 

「これはまあ、また大きな」

 

「ん。ありがとうフェンリル、応じてくれて。物は試しだね、こんな高位精霊が喚べるなんて」

 

フィルフサの将軍より大きい――白銀の狼があたしたちの前に降り立った。15メートルくらい?

グルルルルって音……竜やフィルフサよりずっと怖いんですけど!? 精霊ってこんなのなの!?

その場にいるだけなのにクラウディア的な冷気が噴き出てるよ!

 

「こっこれっ! この狼大丈夫なんですか!?」

 

「ライザ落ち着いて。大丈夫じゃなかったら今頃僕達食べられてるよ」

 

「アルさんはそんな判断の仕方しないでください!」

 

「大丈夫だよライザ。私より賢いし、戦闘時の顕現の1割にも満たない魔力で出て来てくれてる。フルパワーだったら既にこの一帯が氷漬けになって天候も変わってるし、私もミイラになってるかな」

 

「キロさんもイヤな例えしないでください!」

 

今感じてる寒さはこの狼の冷気なのか、それとも単なる冷や汗か。

この2人と一緒にいるとツッコミが追い付かないよ! 誰か代わって!

 

遭遇したら100パーセント逃げると思う凶悪な見た目をしてるけど、たしかに襲っては来ないらしい。襲われても対処のしようがないけどね!

そんな狼の鼻先をキロさんが撫でてるよ……。

 

「どのくらい持ちそうだい?」

 

「このくらいの消費なら……2時間は大丈夫だね。この世界が外の世界と違う事もあるんだと思うよ。実体化に力を割かなくていいみたいだから」

 

「そ、それじゃあ、行きましょうか……怖い」

 

ひと月前、魔物に対峙してた頃のタオはこんな気分だったのかな。

今ならよくわかる――ごめんねタオ。

 

 

 

先頭をあたし、後ろをアルさん、次にキロさん、最後尾を狼が歩く。後ろから聞こえるドシッドシッって音がヤバイ。

狼の後ろでも良かったけど、そうなると2人と離れすぎて、それはそれでコワい。

狼に近いほど涼しく……というか寒くなるってのと、召喚主であるキロさんが一番近くにいるってのでこうなった。クラウディアに冷房お願いする手もあったかなあ。

 

「この狼だったら蝕みの女王にも勝てるんじゃないですか?」

 

「そうもいかないんだよ。オーリムは自然が蝕まれてるから、ここでの全開より遥かに小さい規模になるかな。ライザ達に見せた神炎もオーリムなら30倍くらい魔力を使うはずだった。それに全力を放って、倒しきれなかったら私もそこで終わりだから博打が過ぎるね。まあ、その博打を通すための詠唱であり、フェイタルドライブなのだけれど」

 

「仮に今この場に出現した場合はどうだい?」

 

「塵も残さず消滅させてあげられるんだけどね。まったく、初動が遅いのが私達の欠点だよ」

 

ニヤッと笑うキロさん。冗談じゃないんだろうなあ――消滅って。

この際だし、精霊について聞いておこっかな。

 

「リラさんが宿す火の精霊はブレイズで、キロさんの神炎は上位精霊って聞きましたけど……どのくらいいるものなんですか?」

 

「人が測れるものじゃないかな? そもそもリラの「ブレイズ」と「エクレール」は個体名じゃなくて「火」と「雷」を示す言葉。「フラウ」と「シルフィード」は氷と風の精霊の名の1つだよ。同格であっても各々扱える精霊が違うから比較は難しいね。それと各エレメントを司る存在として「大精霊」様がいるわけだけど、私達が使う精霊とはまた枠組みが別。大精霊様は各属性で一柱ずつの人型だし、私達の言葉で会話も可能だからね」

 

「じゃあ大精霊は比較的僕ら寄りの存在なのか」

 

「見た目は人の女性だけど、思考は人間と違うね。人類の存続なんて二の次三の次だから」

 

段階とかに分けちゃうのは、あたしたちが理解しやすいようにしただけってことね。

たしかにインゴット一つにしたって5種類はあるんだし。

しかしまあ、下手したら蝕みの女王よりも怖いことこの上ない。

 

「じゃあ氷の精霊もこの狼……フェンリルよりも上がいるんですか?」

 

「いるはずだね。精霊の枠組みより更に上位の存在もいるみたいだから。でもその召喚は命懸けだよ――馴染んでないと身体が持たない。氷の場合は、影響範囲の全てが空間を含めて完全に凍り付いていたかな? その地域に入れるようになるまで随分かかったよ」

 

「とんでもないものだね。そこまでの力を世界に降ろすなんて」

 

「キロさんは……最期の力、なんてことしないでくださいね」

 

「私からお願いしたい事だよ。そうむざむざと命を捨てるつもりはないから」

 

そうだよね。あたしたちが頑張ればそんな状況に出来ずに済ませられるかも、だよ。

そもそもアルさんの口説き文句であちらから来てもらったんだから、みんなで覆さなきゃ。

 

いつの間にか目指してた建物がもう間近だね。ここの周りだけ高い石壁に囲われてるんだ。

 

「見た感じは宮殿ってところかな。前の世界の雷球はどこで手に入れたんだい?」

 

「……火事の跡からだよ」

 

「それはまた……意味深な所から見つかったもんだね。一先ずここを探索しようか」

 

「そうですね。それにしても素材がないなあ」

 

ある意味アタリで、ある意味ハズレ。魔物が居なくて壁もないけどエレメントもない。

雷球を入手する分にはいいんだけど、採取地調合って意味合いでは大問題だ。

アンペルさんとも話して仕組みを考えてみないとね。

 

 

 

宮殿……王様が住むお城でいいんだっけ。

このボトルの世界に王様がいるのか知らないけど、おっきいなあ。

 

「クリント王国とは違う文明だね、建築様式が別物だ。でもかなり高度な文明なのは同じかな」

 

「アルさんの世界の文明と比べるとどうなんですか?」

 

「う~ん。どこかで見たような事があるようなないような……」

 

「少なくともオーリムにあるものじゃなさそう」

 

宮殿の中を3人と1匹で進む――匹でいいよね? 体かな。

ロテスヴァッサの王都にあるのは宮殿のはず。それと比較してどうなんだろう。

 

石の階段とか柱とかはすごく綺麗に作られてる。全然デコボコしてないよ。

実際にあった世界なんだとしたら、この世界の石工職人さんは凄い腕前だ。

部屋もたくさんある。中身は空っぽなんだけど。

 

「ライザ。この世界の物も調合に使えそうなのはない? エレメントが無いのは分かるけど」

 

「そうですね……ホントにただの石材です。違和感がすごいですね」

 

すぐ目の前なのに物がある気がしない。蜃気楼でも見てる気分だ。

 

「この世界の物でエレメントが宿らないなんてあり得るのかい? ……いやまあ、僕がそうみたいだけど」

 

「原則存在しないはず。極めて少ないという事はあるだろうけど……私達の世界の自然には全てエレメントが含まれている。ならそこから生まれた生物や物体もエレメントを宿していないとおかしい。アルのように全く別の世界を由来としない限り――いや、じゃあここは?」

 

「ジェムにエレメントがあるかどうかは分からないですけど……元の素材であるフェアリーピースは4属性のエレメントを含む素材でしたから、このボトルの世界にも含まれているとは思います」

 

「ん~原則無視の世界、か。何故なんだろ……ここは?」

 

アルさんが部屋の中を覗いてる。

ここは2枚の大きな扉になってるね。部屋自体もとても広そう。

この宮殿の1割くらいの大きさはない? 島の人が全員入れそうだ。

 

「入ってみようか」

 

「そうだね。ここだけ少し変わっているみたいだし」

 

「ここに雷球がないとなると……いや、なんかあるかな?」

 

宮殿の構造が分かんないからどれが何のための部屋なのか判別のしようがないんだよね。

こんな特徴があるような部屋じゃないと、あとは最奥とかだけになっちゃうなあ。

 

でも、何かありそうな感じがする。

 

アルさんは左、キロさんとフェンリルは右、あたしは正面へ直進。

ホントにだだっぴろいわね。何人くらい入れるのかな。

 

……ん? なんだか、魔力の気配。ここに来てからは初めてだ。

あれは……お、あった! 雷球! 2人にも知らせよう!

 

「アルっ」

 

呼ぼうとして見上げた壁、これは……。

 

「アルさんキロさん! こっち来てもらえますか!」

 

意味は分からないけど、どこか見覚えのあるコレは。

 

「どうしたんだいライ……これは、まさか」

 

「壁画だけど……アルの使う錬成陣に似てる?」

 

そう――錬成陣に見える。

 

ただアルさんの描く錬成陣が記号のように見えるのに対して、これは絵だね。

三重の円に真ん中にはトカゲの様な絵、内側の円には五角形と……太陽かな?

真ん中の円にも月っぽいものが5つ。一番外周の円は丸が2つあるだけだね。

 

上から飛び掛かってるような生き物っぽいのはなんだろう?

あとはそこかしこに文字が書いてあるけど、読める気がしないや。

 

「どうですかアルさん。何かわかります?」

 

「太陽は魂を、月は精神を、壁画を成す石は肉体を。5点は火・風・水・土、そして第五実体」

 

「アル?」

 

アルさんが食い入るように、思い出すかのように壁画を見ながらつぶやいてる。

水と土属性ってなんだろう。あとは「だいごじったい」?

 

 

 

「……それはまだ分かる。じゃあこの竜と獅子はなんだ? 二重螺旋を模る竜――強力な生命体。ウロボロスに近いが……これは永劫の昇華か? 目指すのはあの記号……神の反転……失墜。そして魂を喰らう獣の王。成程、こんな最低の考えから始まったのか」

 

「ええと……アルさん?」

 

「アル。そろそろ帰ってきて」

 

なんだかこの光景、少し前に見た気がするね。

その時とは度が違うけど。20分くらいこのモードから帰ってこないよ……。

どうしたものかな。

 

「はぁ……フェンリル」

 

『ウォウ!』

 

賢くお座りをしてたフェンリルは、キロさんの一声で。

アルさんの上半身を咥えた――頭から。

 

「ちょお!?」

 

『うわっ!?』

 

「舐めまわしてあげて」

 

フェンリルの口の中からベチャベチャと水音がする。大変なことになってそうだ。

一方のフェンリルも……狼のはずなのに「すっごい不味い」って表情が伝わってくる。

 

『ストップ! ゴメン、ホントに勘弁して!』

 

「フェンリル。ペッして」

 

『ぺっ……おえぇぇ……』

 

涎まみれになったアルさんがフェンリルの口から放り出される――うわあ。

フェンリルとしてもやっぱり美味しくなかったらしい……むせてるよ。

アルさん生きてるよね?

 

「……大丈夫ですか? アルさん」

 

「……いくら何でも酷くないかい?」

 

「30分近く乙女を2人棒立ちにさせたんだよ? ケガしてないだけ有情と思って」

 

「まあレンチで頭殴られるよりマシかもしれないけど」

 

「そんな経験あったんですか!?」

 

「兄さんがね」

 

あの奥さんか……。

 

「やれやれ、服がベチャベチャだよ。加えて生臭いし……」

 

「外に出れば服はすぐ乾くよ。とにかく頭は正常に戻った?」

 

「おかげさまでね」

 

「さすがに臭いはどうにもなりそうにないですね……」

 

「世話が焼けるなあ。Recuperet.」

 

なんの詠唱か分かんないけど、アルさんの服が乾いて臭いも消えた。万能!

 

「どうも」

 

「代金は今日のお昼と晩ご飯のおかず追加だよ」

 

ネックレスの件の意趣返しかな?

 

「何故か毎日作っている気がするのは気のせいかな?」

 

「一応、昨日の晩ご飯は違いましたよ?」

 

「そこは真面目に返さなくていいよ、ライザ」

 

「世界を飲み込んだなんて言われる狼の口から無傷で出てこれたのはアルが初めてじゃない?」

 

「キロさんも思い切ったことしますね……」

 

このフェンリル、そんな逸話まであるのね……。

その当人(当犬?)は暇そうに……だけどアルさんが相当不味かったのかいまだに不機嫌そうな顔だ。

 

「で、何か分かったの?」

 

「ああうん。結論から言うと――ここは僕の世界にあった国、それを模した物だろうね」

 

「ええっ!?」

 

「こんな国、あったっけ?」

 

ここがアルさんの国の複製品みたいな世界ってこと?

でも……アルさんは街中を見てもそれが分かっていなかったんだから、この壁画がきっかけってことよね。

 

「順々にね。ここはクセルクセス。僕のいた世界、僕のいた時代から500年前に栄え……滅んだ国だよ」




なんとなく召喚獣として使いやすいワンちゃんです。
実際の神話の経歴は凄まじいんですがゲームとかだと……う~ん。
主にVPのせいです。

壁画を調べるために何巻も見直す事に……。

次はボトルの世界後編です。
次回も楽しんでいただけたら嬉しいです。
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