ケンイチさんの師である岬越寺秋雨という人がつくったマシーンが届けられた
それが
「ギャァァァ!!」
「さあ、スピードを落とさない。落とせば今みたいに電撃がくるぞ」
と今、やらされているのはマグボルト君というハムスターの使う滑車のような機械に腰ベルトで繋がれて、走らされているこの機械は滑車が回ることにより発電し、足を止めればその電気が使用者を襲うという仕組みになっている。しかもしっかり最後までやり切れば残りの電力を家で使う為、エコだと説明を受けた。つまりこの機械、自分をお仕置きするためのものを自分でつくっているのである。そして今、その電力にひびきは痺れていた。
そのマグボルト君の修行も終わり、なんだかんだここ最近のトレーニングにおいて格闘の才能はずば抜けて高く、才能だけならケンイチの友人である学生時代の武田以上、フレイヤ未満といった所だろうとケンイチは言う。ひびきにはフレイヤとか武田とかはわからないが、褒められるのは悪い気がしない。そして才能からか、梁山泊支部に入門してから一月近くが経過した現在、ケンイチよりはるかに早い段階で技の修行に入っていた。
そして、各武術が1日ごと交代で2種目ずつケンイチと美羽の教える時間を2時間ずつ設けており、内訳としては、ケンイチとの基礎トレ1時間、技の修行に2時間と、美羽との修行で2時間、世間的には夏休みに入っている期間のため、こうしてまとまった時間をトレーニングにかけることが出来ている。
そして、なぜこうもひびきのやる気が続いているかと言うと・・・
「ハァぁぁぁ!!!!!!!、疲れたようやく終わった。ていうかケンイチさん、私も一応JKだぜ。何日か海とかも行きたいな。なんて・・・」
「海?、そういえば、隣県の海、今年はサメが多くいるとかで遊泳禁止じゃなかったかな。なんなら梁山泊で所有してる無人島があるんだけど、そこに行ってみない。」
「え、まじすか!、南の島でのバカンスかぁぁ、いいな!」
「行くなら、話をつけておくけど」
「あのなら友達を誘っても・・・」
「ん、ああ構わないよ。存分に楽しむといい。」
「ヤッタァぁー!!」
「そのかわり、宿題とか、しゅぎ、じゃなくてトレーニングを疎かにしない事」
「わっかりました!」
という訳でいよいよ明日がその無人島に行く日なのである。
だが知らない。ひびきは既に武術の達人とへの下り坂を順調に滑り落ちていっていることに、もはや自分の体は一般人のものとはかけ離れて来ていることに
そして翌日、夏休みも佳境に入った頃、等々ひびきは梁山泊の師匠、白浜兼一とその妻、白浜美羽の招待によりかつては彼女の祖父、風鈴寺隼人の所有していた無人島に行くため集合場所の港へと友達の上原彩也香とともにやってきていた。
「やあ、やあ、ひびきちゃん、いらっしゃい。おっとそっちにいるのが」
「あ、はい上原彩也香っす!」
「上原さんね。よろしくところで君、ボクシングか何かやってる?」
「え?、なんでそれを・・」
「いや、ぼくの友人にボクサーがいてね。彼といや、ボクサーとは何回か会う機会があってね。筋肉のつき方が男女の違いはあれど似ていてね。」
「それでケンイチさん!、船は何処?」
「ああ、あれさ!」
とそこには木製の船があった。
「あれで南の島まで?」
「どうやって?」
「そりゃあ・・・」
「人力で・・・」と船の動力室の中でペダルをこがされているひびきがいた。
「はあー、はあー、ケンイチさん。まだですか」
「んー?、そうだね。まだ港を出たところかな。」
「ええ、そんなまだそれだけ?」
「よし、それじゃこうしよう。美羽さん」と船上にいる美羽に声をかける。
「はいなんですの、ケンイチさん?」
「しばらく僕が漕ぐので操舵をしっかりお願いします。」
「わかりましたですわ。」
「はい、それじゃ。かわるよ。ひびきちゃん」とひびきとケンイチがかわる。そしてハンドルを握った瞬間、ケンイチの目から怪光線を発しながらペダルを漕ぎまくるするとまるで先程のスピードが嘘のように船のスピードが爆上がりして
たった1時間ほどで航行距離の半分近くを進んでしまった。
「やってしまった。まあ、それでもこれくらいなら昼前にはつくだろう。はい、それじゃあひびきちゃん変わってね。」とひびきを座らせる。
「それじゃ、頑張ってね。」
とそれから3時間ほど経った頃、ケンイチの予想を超えて昼を過ぎてしまったが、無事に無人島に到着した。
「ふうーっ、ようやくついたぁぁぁ」
「おつかれひびき」
「彩也香、てめえ、ちったぁ、手伝えよ。」
「はあ、お前のトレーニングだろ。それに半分以上、ケンイチさんから漕いでもらってたろ。」
「みてたのか。」
「まあ、これから楽しい3日間が始まるんだ。それに昼間はバーベキューだって言ってたし」
「そううまくいくかな。」
実際、この時の彩也香の言葉は当たっていた。
島に着いて昼を食べた後、ひびきはやはりケンイチからのきついしごきを受けていた。
「はい、それじゃ。ひびきちゃん、垂直蹴りを海に入って25メートル百往復ね。今日はこれだけでいいかな。本当なら崖からのダイブもしたかったけど流石に1発目からきついからね。」
「え、でもケンイチさん。私行く時も修行みたいなことを」
「いや、だってこの島に行くにしても安上がりにしたいし、船ならあれが1番なんだよね。・・・・死ぬほど腕と脚の鍛錬になるしね。」
「うへぇ〜」
そして、ひびきはこんな時にもケンイチによる肉体改造計画が進んでおり、ひびきの中にあるピンク筋の数が日を重ねるごとに増えてきている。
ケンイチの師匠、岬越寺秋雨の独自の理論や技術、いや、秋雨に限らず師匠達の技能を余すところなく詰め込まれた白浜兼一により日々肉体を改造されていることを土日やこの夏休み期間は梁山泊での合宿で出される美羽の料理により食事状況も改善されており、依然と食べる量は変わらないもの、彼女の体は着実に1ミリの無駄もない体へと変わりつつあるのだった。
ピンク筋はめちゃくちゃカロリーと糖分食うから沢山食わないと死ぬ為、ひびきはわりとこのケンイチからの肉体改造によってわりと理想の肉体を手に入れつつあるのだった。
ひびきの師匠追加その2
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李雷薙
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レイチェル・スタンレイ
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櫛灘美雲