第一問
「学園長、先週行われた転入試験の結果なのですが。」
「うん?ああ、そういえばこんな中途半端な時期に申請があったね。しかも同じ地域から何人も。確か…大規模爆発事故で学校が消し飛んだとか。それで、結果はどうだったんだい。まさか誰も合格者なしかい。」
「いえ、それがですね…」
「なんだいこりゃ…全員合格水準じゃないか。特にこの遠坂という娘、この娘の点数は」
「ええ、2年A組霧島翔子、F組姫路瑞希に匹敵。文句なく学年トップクラスです。」
「それじゃあこの娘はまずAクラスへ…」
「そうしたいのですが実は彼女、Fクラスへの転入を希望していまして。」
「Fクラス?よりにもよってなんであの問題児揃いのFクラスに」
「試召戦争の件を説明したところ「越える山は高いほうが良い。」とのことで…」
「クク…なるほど、大人しそうな顔して随分と野心家じゃないか。良いじゃないか。よし、認めよう。他の子は…一長一短の子が多いねえ。高橋先生、後は任せるよ。」
「分かりました。」
そういうと高橋、と呼ばれた女性は部屋を後にする。
そうして1人になるとこの部屋の主であり、文月学園の学園長を務める藤堂カヲルは窓を開け、多くの学生が残る校庭を眺める。
「この時期の転校生なんて面倒としか思わなかったけどなかなかどうして面白そうじゃないか…」
その呟きは誰に聞かれることもなく消えていった。
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「アキくん…」
落ちつくんだ僕…!なんとかして状況を打開する手段を考えるんだ!
「な、なにかな姉さん…?僕、そろそろ学校に行かなきゃ行けないんだけど…」
一体なんでこうなった!?
「ええ、ですからおはようのチューを」
「それもおかしいけど、なんでベッドで両手首を紐つないで固定された上に上はワイシャツ1枚、下はスカートになってるのさ!?おかしいよね!?僕昨日普通にパジャマ着て寝たよね!?」
おかしい…僕はこんな女の子向けの服なんて持っていないし仮に持っていたとしてこの服を着て睡眠をとろうとはどうやっても思わない。
「いいえ、それはアキくんが昨日寝る前から来ていましたよ?」
「嘘をつかないで!今隠したのカメラだよね!?撮ったの!?それで弟のあられのない姿を撮影したんだね!?くそう…昨日ゲームのやりすぎで熟睡したせいで…」
「それではアキくん、覚悟を決めてください。」
「えっちょ、ちょっと待って…ストップ、ストップー!!!」
こうして僕、吉井明久の純潔は実の姉によって散らされた・・・
ーーーーー
「ってギリギリのところで縄抜けに成功してここまで逃げてきたって訳さ。」
「なるほど、だからこんな女装以外の何者でもない格好をしておるのじゃ
な?納得じゃ。」
そうして裸ワイシャツ+スカートという健全な男子高校生が実践するには過激すぎる格好で学校へ駆け込んだ僕の話を真剣な表情で聞いてくれているのが「木下秀吉」僕達2年F組の誇る超S級美少女であり友人の1人である。
ただ残念なのは重度の男装癖があり、それどころが自分を男だと主張し今も男子用の制服を着ている。
もっと女の子らしくすれば更に魅力倍増なのに…
「明久よ?お主また何か変なことを考えておらんか?」
「いや、なんでもないよ!ほんとにぜんぜん」
そして演劇部に所属する秀吉は人を見抜くということが非常に上手い。もはや読心術の域に入っているに違いない。
「全く…ほらよ、体操着のハーフパンツだ。少なくともスカートより はましに見えるはずだ。」
「あっ、ありがとう雄二。良かった…これで僕の男としての尊厳を守ることができるよ。」
「人間としての尊厳は現時点で0に等しいがな。」
「雄二よりはましだよ。」
「なんだと!?明久てめえ、そのハーパンやっぱり返しやがれ!!てめえにはスカートがお似合いだ!」
「ちょっ!?冗談だから!!」
ぶっきらぼうにハーフパンツを投げてきたガタイがよく赤い短髪が目立つこの男子生徒は「坂本雄二」 なんというか1年の頃からの悪友である。中学時代は名前の知れたヤンキーであるがその前は「神童」と呼ばれていたらしい。
僕達Fクラスの代表でもあり、そのズル賢さは素直に驚嘆する。
「ったく!全く。今日は転入生が来るってのにそんなんじゃ初っぱなから変人扱いされんぞ?」
「ん?転入生?こんな時期に?今はまだ6月だよ?」
おいかけっこをひとしきり終えようやくズボンをはいたところで珍しい単語が雄二から発せられる。
転入生なんて随分と珍しい。今は6月、学校が始まって2ヶ月と中途半端な時だ。
「ああ、それも同じとこから一気に何人も来るらしい。そのうちのいくつかはうちにも来るんじゃないかって噂だ。」
「へぇ~、珍しいね。なにか事情でもあるのかな。」
しかも集団転校だなんてまた珍しい。こんなの聞いたことがない。
「それはですね」
うーんと考えていると後ろから聞くだけで頭が蕩けそうな柔らかい声が掛けられる。
「姫路さん!、それに美波も!おはよう!」
「おはようございます。明久君。」
振り向くとF組の数少ない女子生徒二人が立っていた。
僕に声を掛けてきたのが「姫路瑞希」さん、ふんわりとしたピンクの髪と。彼女の温厚で内気な性格とは対称的にとても激しい自己主張をしているとある部位が特徴のF組の清涼剤にして癒し。おまけに天使のような笑顔と、アクシデントさえなければ間違いなくAクラス入りの頭のよさも合わせもつ美少女のなかの美少女
「おはよ!アキ!」
そしてポニーテールとスラッと長い手足が目立つのが「島田美波」こちらは姫路さんとは対称的に勝ち気な表情が魅力的な活発な女の子だ 。
惜しむらくはとある女性特有の部位も姫路さんとは対称的に控えめすぎるのが…僕の関節はそこにはない!!!
「いだだだた!!!美波!なにもしてないのにどうしてっ!」
「女の勘よー!!!!」
「いててて…また僕の身体が無駄な柔軟性をゲットするところだったよ。」
「ふん!自業自得よ!」
やっぱりこういうのは理不尽だと思う。
「それでは出席を取る!早く席につけ!! 」
「っげ!?鉄人だ!明久、痛いのは分かるが今は後だ。とにかく席にいけ。」
「りょーかい…」
痛む身体を引きずりながら座席である卓袱台へと向かう。
いつの間にか始業時間になってしまったようだ。
一気に場の気温が数度上昇したかのような暑苦しさを感じる。
鉄人…人間なのかゴリラなのか分からない超絶肉体派体罰教師。
彼の前では自衛隊の特殊部隊も形無しなんじゃないかと思わせる化け物だ。戦士者を更に死地に追い込む鬼の補修は悪夢の一言。
「それではホームルームを始める!だがその前に今日は皆に伝えておく知らせがある。このクラスに転入生がくる。皆仲良くするように!」
『転校生だと!?』
『女子か男子か、それが重要だ!』
『金髪美少女こいやあ!!!』
『黒髪、ニーソ、ツインテ、ツンデレ…フヒヒ』
『落ち着け須川!!それは二次元の産物だ!!現実を見ろ!』
転入生の情報に騒ぎ始めるクラスメイト。
騒ぐのはしょうがないが内容は下心丸出しのゲス以外のなんでもない。
須川君の妄想に至っては完全にぶっ壊れてるし…そんな属性の掛け算、マンガでもお目にかかれない。
「ええい!喧しいわ貴様ら!それでは3人とも入りなさい。」
その日、僕は運命に出会った。
テスト終わったんで思い付きで書いた。Fatehollowとバカテスコラボとかなんでこんなの思い付いたんだか・・・題名がしっくり来たのと最後の文書きたかっただけだな。うん。
この作品は皆さんの反応次第で没か続行か決めるつもりなんで興味あったら感想とかくれると嬉しいです!(好感触なら多分ノリノリで書きます笑)原作崩壊とはFate組の入ってくる時期云々とかがどうしてもあわないからで、ストーリーは基本バカテスから離すつもりはいまのとこないです。
あ、今まで書いてたイリヤのとパワプロのも夏休み入ったら更新するんでそっち見てくれてる方はご安心ください。
それではまた次があればー