Crowned Clown   作:飛翔するシカバネ

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11月6日(日)

 

 

天国のようなシャドウの中を突き進む。

 

「この先に大きい反応!けど、これは……」

 

最奥の大きな扉前まで来た。

りせが何か気になることを言っている。

 

だが、今は気持ちが先行する。行かなければ。

 

扉を開ける。

そこには運送業の服に身を包んだ生田目の姿がある。

 

しかし、それ以上に驚く光景が目の前にある。

 

 

「放せ!その子は俺が救うんだ!!!放せー!!!」

 

生田目が殴り、蹴り、攻撃をしている。

そしてその攻撃がうかう先には……

 

「高木会長……」

 

前年度生徒会会長の高木明が受けていた。

高木は菜々子の体に覆い被さり、生田目から守っている。

 

「何やってんだてめえ!!!」

 

完二が向かっていくと、こちらに気付いたのか距離を取る。

 

「なっなんだ!?っ!!はあ、お前らか!」

 

「僕たちを知っている……やはりこいつは」

 

「俺が救った奴らだ。この子も救うんだ……」

 

「訳のわからねえごたく吐いてんじゃねえ!その足をどけろや!」

 

「近づくな!!!」

 

そう言って足をさらに強く踏み付ける。

 

「みんな落ち着いて!ここは冷静に話をしましょう!そして情報を引き出すんです……」

 

 

いくつか情報を聞く。

暴走気味でこちらと一応意思疎通はできているが、やはり要領を得ない。

しかし、話には一貫性があるように感じる。

 

そんな中踏まれていた高木が足を払いのける。

それによって生田目はバランスを崩す。

 

「受け取れ!」

 

高木は抱えていた菜々子をこちらへと投げる。

自分はそれをキャッチする。

 

「ナイスキャッチだ……」

 

菜々子には口元にハンカチが当てられており、なるべく霧を吸わないようにしていたらしい。

それでも呼吸が早い。

早くこの場所から連れ出さないといけない……!

 

「何をしているんだ!」

 

生田目が後ろから高木の首を掴み上げる。

 

「やはり俺からあの子を連れ出そうとしたな!お前だ。お前が真由美を!!!」

 

「何言っているかわからねえよ……」

 

苦しい声を上げながら、反論している。

しかし、その態度が気に入らなかったのか。地面に転がされ、胸を踏みつけられている。

 

「がはっ」

 

「謝罪しろ!この悪魔め!死んで詫びろ!!!」

 

生田目は高木を殺す気だ。

 

「やめろ!!!」

 

その後、高木を助け出すと生田目が暴走し、クニノサギリとなり、戦闘になった。

クニノサギリを倒し、元の姿に戻った生田目と菜々子、高木を連れてこの世界へと出る。

 

 

生田目を含む3人は病院へと搬送された。

菜々子は外傷も無いが意識不明、高木も意識不明だ。しかし、全身の打撲が酷く。全身がボロボロになっている。

おじさんも同じ病院に入院している。

意識はあるものの未だベッドから立ち上がれない。

 

 

 

その後回復するのを待つことしかできずに、帰ることになった。

 

みんなは帰ったが、おじさんの部屋に行った。

ちょうど意識があったのか、菜々子を無事助け出したことを伝えた。

 

そこへ足立もやってくる。

 

そして先に帰るように促される。

自分では気づかなかったが、ひどい顔をしていたようだ。

 

ようやく家へと帰り、眠りについた。

 

 

 

 

 

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