御伽転生   作:らるふ

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『二話』赤ずきんに飼われてる狼

『これは英雄の本と希望の栞です。英雄の本が貴方の体験と経験を本にしてくれます。希望の栞は貴方がもし何かをどうしても欲しくなった時にこの栞に願いを込めて英雄の本に挟み込んでください。そうすれば貴方が欲しいものが手に入る筈です』

 

へえー凄そうですね…そんな凄いものを有難うございます

 

『もう時間が無いので最後に一つだけ。貴方が本を最後の一ページまで思い出で埋めた時その時が終わりであり始まりでもあります』

 

え?それはどういう事ですか?

 

『ごめんなさい。もう時間がありません。また合間を見て話しかけます。どうか気をつけて…』

 

あ…神様!「ちゃんと忘れ物を受け取って説明を受けた様じゃな…」まあ詳しくはよく分からないですけど

『まあしばらくは此処で過ごすのじゃろう?ゆっくりすると良い』有難うございます。所で名前は…

 

「ワシには名前は無いんじゃ…ワシは物語のモブ。脇役の一人じゃから。でも周りではモブ爺と呼ばれてるからそう呼んでくれ」

 

分かりました。モブ爺。

「取り敢えず村を色々歩いて見てみると良い。ワシがついていければ良いんじゃが仕事があってな…」いやそれぐらい大丈夫です。ありがとうございます見学してみようと思います

 

「キャー‼︎」そんな事を話しているとあっちの方で声がした。何だろう…『またアイツらか…』

 

声が聞こえた方へ俺は向かってみることにした。

 

「キャー!」「ギャー‼︎」

 

[久々のご馳走だ…味わって食ってやろうか]

 

「神様…助けて」

綺麗な髪色の少女が泣きながら天に向かって祈っている。

 

[ハッ…そんなに祈るのが好きなら祈ってな!俺様の胃袋の中でなぁ!]

 

デカいオオカミが大きな手で少女に()()()()()()()

だがそれは叶うことが無かった。なぜなら…

 

「大丈夫?」

一人の少年がその少女がいた場所にいたからだ。

「何だよお前!俺様の食事の邪魔をするなよ!」

 

「お前は何なんだ!何でその子を食べようとした?」

オオカミはキョトンとした顔をした。まるで何と言えば分からない。どうすれば良いか誰か助けを求めている。そんな顔をしていた。

 

「なんでそんな顔をしているんだ?」「⁉︎アッハハハハハッハッ…やっ辞め…」ゴスッ「なーんだ。つっまんねえなぁ。ったく…この駄犬が…」

 

そう言いながら狼の上から赤い頭巾を被った女の子が飛び降りてきた。口が凄い悪いしイメージと全然違うけど…

 

「もしかして‘’赤ずきんちゃん”?それにそのオオカミの代わりに喋っていたのは君だね。何でそんな事をしたの?」

「まって!赤ずきんちゃんだけを責めないで!」

 

「そうだよボク達だって悪いんだ」

「何で?遊びだよ…そう言う設定のな」そう言って笑う姿が印象的だった。それが赤ずきん達との最初の出会いだった。

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